作品一覧

  • 真実の眠る川
    4.2
    1巻3,410円 (税込)
    「ミステリが読みたい!」第1位に選ばれた『ありふれた祈り』著者の傑作ミステリ 50年代、アメリカの田舎町。地主の死体が川中で発見され、第二次大戦帰還兵の保安官ブロディの捜査で、日本人の妻を持つノアが容疑者として浮かぶ。弁護士チャーリーは住人たちの過去を調べるが……。エドガー賞ほか四冠に輝いた『ありふれた祈り』著者の新作
  • このやさしき大地
    4.3
    1巻3,300円 (税込)
    1932年、ミネソタ。教護院に暮らすオディは、ある日、暴力を振るう職員を殺してしまう。彼はおばに会うため、兄や親友、竜巻で母親を失ったばかりのエミーと施設から逃げ出し、一路カヌーでミシシッピ川を目指すが――。少年たちのひと夏の冒険と成長の物語。
  • ありふれた祈り
    4.1
    1巻1,166円 (税込)
    〈アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞/バリー賞/マカヴィティ賞/アンソニー賞受賞作〉1961年、ミネソタ州の田舎町で家族とともに暮らす13歳の少年フランク。そのごく平凡だった日々は、思いがけない悲劇によって一転する。少年の人生を変えた忘れがたいひと夏を描く、切なさとほろ苦さに満ちた傑作ミステリ

ユーザーレビュー

  • このやさしき大地

    Posted by ブクログ

    物語には決して破ってはならない掟があると思っている

    ロシアの劇作家アントン・チェーホフはかつてこう言った
    「物語に銃が登場したら、それは発砲されなければならない」

    ならば私は古き賢人に倣ってこう言おう
    「物語に黒い魔女が登場したら、それは倒されなければならない」

    その物語がチャールズ・ディケンズとマーク・トウェインの魂を受け継いだ物語とあればなおのことである

    力強い巨人、賢い魔法使い、心優しいお姫さま、そして音楽と物語を愛する小鬼の旅はあるべき結末に向かって川をくだる

    ”このやさしき大地”が教えてくれるのは、人はいつだって「ひとりじゃない」こと、そして隣にいる人を大切にすることで誰も

    0
    2026年05月03日
  • 真実の眠る川

    Posted by ブクログ

    プロローグ

    第二次世界大戦の勝利によって好景気に沸いた50年代のアメリカは、アメ車に代表されるデコラティブに装飾されたデザインやミッドセンチュリーモダンと言われるアールデコをアメリカ流にアレンジした贅の限りを尽くした建物や家具などを数多く輩出した正に栄光の時代である 

    そんな、時代にあっても片田舎のアメリカではまだまだ偏狭的なしきたりや風習、風土など、都会と比べると一昔前のアメリカの町というものが多く存在したのである


    この物語は、そんな好景気に沸くアメリカとは縁もゆかりも無い、取り残された町が舞台となっている珠玉のミステリー小説である




    本章
    『真実の眠る川』
    何故か哀愁と郷愁を

    0
    2026年04月07日
  • 真実の眠る川

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやぁ、圧倒的な物語の紡ぎ手。

    1958年、ミネソタの田舎町ジュウェル。
    戦没将兵追悼記念の日にこの町を抱くアラバスター川の淵でウナギに食い荒らされた死体が発見される。
    その男、ジミー・クインは町の農地を牛耳る者としてこれでもかと富と権力を振りかざして生きるような男で、反感を買う先も数多。死を心から偲ぶ者がいるような人物ではなかった。
    そうは言ってもの中、この町の保安官ブロディは、前保安官のコニーに手助けを仰ぎながら事件の調査に向かうが。。。

    不審死を伴う事件が起き、もちろんそれの解決を巡る動きが牽引する展開ではあるのだが、それはただの舞台でしかなく、登場人物達の織りなす人間関係だったり、

    0
    2026年03月29日
  • 真実の眠る川

    Posted by ブクログ

    「ありふれた祈り」のウィリアム・ケント・クルーガー作。

    アメリカ、ミネソタ州の架空の町、ジュウェル。
    町を流れるアラバスター川や美しい自然の描写は
    そこで暮らす人々が持つ偏見や差別の醜さと対比され、より輝きを増す。

    いや〜、よかった!
    ミステリーのカテゴリを超え、人間ドラマにどっぷりと浸れる良作。
    出てくる人物すべてに物語がある。
    良い人も悪い奴も、何かしら過去の苦悩を背負って生きていて、最後までその一人一人の行く末が気になる展開だった。
    語られる言葉も胸に響き、気づけば付箋がいっぱい。
    わたしの中では「ありふれた…」を超え
    星5つ!

    0
    2026年03月05日
  • 真実の眠る川

    Posted by ブクログ

    1958年、ミネソタの田舎町を流れる川で地主の死体が発見された。
    容疑者として元使用人ノアが捕まるが、ノアは多くを語らず彼の妻・キョウコも何かを隠している様子だった。

    時代を感じるのは、保安官・ブロディが第二次世界大戦への従軍経験で被った心の傷であり、スコットの母で戦争未亡人・アンジーの秘められた過去やノアの妻・キョウコの生い立ちもまた深い傷を負っている。


    二部構成になっていて、二部からはミステリ色が濃くなっていくので目が離せなかった。

    真実に驚愕するのだが、登場人物の個性もあっていろんな面を見せてくれるなかで、弁護士・シャーロットの言動の的確さや凄さが際立っていたと思う。


    0
    2026年02月10日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET