エリザベス・アセヴェドの作品一覧
「エリザベス・アセヴェド」の「詩人になりたいわたしX」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「エリザベス・アセヴェド」の「詩人になりたいわたしX」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
二次性徴を迎えたシオノラにかけられる言葉やプレッシャー、清くありなさいなんて枠にはまらない。
体の中でグラグラ感情が煮立っていく。
その熱を苛立ちを悲しみを怒りを詩が形にしていく。
表現するということがシオノラを救う。
ノートを燃やされた時は読んでいて絶望しそうになったけど、母親に精一杯詩をぶつけるシオノラは悲しくて強かった。
「私の中にある」
私だったらマミを許せそうになかっただろう。
いや、シオノラは許してないかもしれない。
それでも絡み合ったネックレスを解くように家族と向き合った。
これは怒りと悲しみについて書かれた本かもしれない。
でも希望でもある。
是非中高生に読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
これはガツンとくる。
マミがあまりにも強権的で、信仰っていったいなんなのと思うけど、「宗教」をたとえば「受験」とか「就職」に変えたら、同じようにそれが「あなたのため」と信じこんで子どもを抑圧する親はたくさんいそうだ。
シオマラはそれでもぐれたりせず、戸惑いや自信喪失、反抗心などをすべて詩の形でノートに書きつけることによって、かろうじて自分を保っている。それだけに終盤のマミとの対決は、まさに燃えあがる激しさ。よくぞ戦った!と感動する。
詩のスラム(競技会)。ラップバトルとも似ているところがありそう。語りの文化が若い人たちにもこれだけ浸透してるってすごいな。読み途中の『オンザカムアップ』(こ