小説8050(新潮文庫)

小説8050(新潮文庫)

935円 (税込)

4pt

このままでは、我が子を手にかけ、自分も死ぬしかない。歯科医の大澤正樹とその妻、節子は悩んでいた。長男の翔太は中学で不登校に、以後七年間引きこもり続けている。一方、一流企業に勤める姉の由依は、弟のせいで結婚できないと両親に訴える。ついに息子と向き合う決心をした正樹が知った恐ろしい真実とは――。引きこもり、家庭内暴力、不登校、いじめ……現代日本を抉(えぐ)る社会派エンタメ長編。(解説・三浦友和)

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小説8050(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いじめを誰にもいえずに引きこもっていた我が子。このままでは、80代の親が50代の引きこもりの子どもの面倒をみなければならない8050問題が現実になってしまう。この状況を打開するために父親はいじめた人間を相手に裁判で争うことを決心する。
    裁判の準備を進めていく中で、子供が受けたいじめの内容を知り、子供

    0
    2025年04月07日

    Posted by ブクログ

    本のタイトルの8050から、中高年の引きこもりの話かと思っていましたが、青年期の引きこもりから、家族の苦悩と葛藤、当事者との関わりかたに焦点を当てて書かれた内容でした。一気に読むことができました。

    0
    2025年03月15日

    Posted by ブクログ

    『8050』(はちまる、ごーまる)問題とは、80代の親が50代のひきこもりの子を養うこと。世帯の困窮と孤立で、現代社会の問題となっています。

    物語は現実に『8050』というわけではなく、中学時代に壮絶なイジメにあいずっと引きこもり生活を続けている息子を何とかしようと父親が奮闘する。このままでは『8

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    面白くて一気読みしてしまった。
    身近にも中学~高校で不登校になる子どもが複数いるが、この本のようにいじめなど必ずしも明白な原因がある訳ではない。
    どのように向き合い再生するか、小説といえど勇気付けられる良著だった

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    引きこもりをテーマとした作品ということもあり、全体的に暗い雰囲気でした。
    その中でも、重くのしかかる現実と正面から向き合おうとする登場人物の姿に心を打たれました。
    誰にでも起きる問題として捉え、今後の生活を過ごしていきたい。

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    母ちゃんにも父ちゃんにも姉ちゃんにもほんまにイライラさせられるけど、これがまたリアリティがあって一気読みだった
    イジメって絶対に無くならないけど、した事の責任は絶対に取らせて欲しい

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    いちど読み始めたら止まらなくなった。何より主人公の歯科医師の父親の決心と覚悟、同じく子供を持つ親としてその行動力に驚き、私は子供のためにここまで自分に出来るかと自問しながら読み進めた。親の気概が息子へ伝わり、希望が見えた終わりには、色々と考えさせられた一冊。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    こんな感じで引きこもりの人たちが救われたらどんなにいいだろう。完璧なめでたしめでたしではなく、主人公たちのこれからの人生を考えるといいことばかりではないだろうなと思いつつ、それでもなんだかうらやましい。
    臭いものにフタをし続けると引きこもりになってしまうのかも。自らを鼓舞しつつ。。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    ラストの展開は気持ちが救われる話になっていてるが、とても身につまされる内容だった。他人は「なぜ深刻になる前にもっと早く子供を家から追い出さない」というかもしれないが、実際は動けなくなっている子供(成人でも)を追い出すことなんてできないのが現実だと想像できた。私には3歳下の妹がいて、おそらく小さいころ

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい文章だった。
    自分の心に傷を負うと元の状態に戻るには時間がかかるし、実際にこのような思いをしている人はたくさんいるはず。
    向き合い続けることも、見捨てずに見守ることも大切だと思った。

    0
    2025年04月20日

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