あらすじ
あなたの「忘れられない贈り物」はなんですか?
読むと、誰かを思い出す。
うれしさ、心温まる記憶、懐かしい風景、かすかな痛み、複雑な思い。
作家・詩人・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、大切な記憶を持ち寄る、書き下ろしエッセイ集。
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【目次】
・「キャサリンという贈り物」川内有緒
・「受け取る深さ」斎藤真理子
・「流氷のかんづめ」山崎ナオコーラ
・「白いもらいもの」名久井直子
・「贈り物は難しい。」後藤正文
・「鯛焼き」渡辺尚子
・「娑婆は桜」武塙麻衣子
・「バウムクーヘンと熱意」武田砂鉄
・「母と蝶」青木奈緖
・「要らない部分がある子供服」こだま
・「ヤクザと贈り物」鈴木智彦
・「しわっとしたお札」佐藤ジュンコ
・「今夜、すべてのバーで」村井理子
・「祖母の着物、祖母の記憶」安達茉莉子
・「うなぎで釣竿を釣る」美村里江
・「別れのダンス」金井真紀
・「戻ってきた文庫本」青山ゆみこ
・「生まれてはじめての贈り物」西淑
・「祖母としての私に贈られた万年筆」頭木弘樹
・「お返し」浅生鴨
・「それはもう愛」植本一子
・「ずっしりと、重く」古田徹也
・「緑の靴」近藤聡乃
・「宛名のない場所」白川密成
・「祖母の長財布」高橋久美子
・「プレゼントロイヤルストレートフラッシュ」サンキュータツオ
・「ポカリ遺跡」藤岡みなみ
・「ホンダCD125-T」吉村萬壱
・「差し入れ」日野剛広
・「不器用を、自信を持って贈ります」古賀及子
・「猫たち」田尻久子
・「贈ったり贈られたり」辻山良雄
・「贈られた小説」有松遼一
・「持っていき」牟田都子
・「夜明け前の戦いを贈ります。」和合亮一
・「見えない贈り物」若松英輔
・「はるちゃんの動画」くどうれいん
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
37人の方が執筆された、贈り物にまつわるエッセイ集。
名前、物、思い出など、様々な贈り物を通して、贈った想い、贈り物として受け取った想いが語られる、素敵な本でした。
私は、執筆者方の事を全く知らないため、一人ずつ著作を鑑賞し、改めてこの本に帰ってみたい。
Posted by ブクログ
青木奈緒の子供のころになくした財布の話。私も落とし物、なくし物をしても、拾った誰かへの贈り物だと思うようにします。
ちぃばあちゃんの話が切ない。
Posted by ブクログ
校正者である牟田都子さん編の「贈り物をテーマにしたアンソロジー集」。
私の好きな創作者が多く、バラエティに富んでいて楽しい。ひとつひとつを大切にゆっくり読みたい素敵な本。
Posted by ブクログ
人と人をつなぎ、心に消えない灯りをともすもの。読むと、大切な誰かの思い出がよみがえる-。「贈り物」をテーマに、作家・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、忘れられない記憶を綴った書き下ろしエッセイ集。
贈り物って言ってもいろんな意味があるのだな。私にとっての忘れられない贈り物って何だろうか…。
Posted by ブクログ
色々な人の贈り物についてのエッセイ。
読んだ子のない人も多く、それぞれの良さがあるなと思った。
どれもサラッと読めるので、空いた時間にパッと1篇読めるのがいい。
Posted by ブクログ
心を込めて、贈りものをしようと思った。
モノだけでなく、言葉も贈りもの。借りものではなく、自分が心を込めて選んだものを、贈れる人になりたいと思った。
Posted by ブクログ
牟田都子さん経由で好きになった作家さんが、本書には次から次へと登場しているんだけど、私はやっぱりその方々の書く文章が好きだし、初めましての作家さんも読んでみたくなる人ばかり。さすが牟田さんの人選でした!
それにしても贈り物。“贈る側”の苦労も、“贈られる側”の喜びも、どちら側の立場もわかるなぁ。
ひとりひとり短めのエッセイに、素敵な装丁も大人っぽくてそのまま持ち歩きたい。
Posted by ブクログ
くどうれいん【はるちゃんの動画】が心に残った。自分のためにトロンボーンを演奏し送ってくれる、その行為も時間も自分だけのため、どんなに嬉しいだろう。贈り物の本、というタイトルなのでモノを想像していたが残らないモノが多かった印象。巻末の著者紹介はご自分で書かれたのか人となりを感じられた。
Posted by ブクログ
みんな贈り物にはさまざまな思い出と共に一家言あるのね〜
中でもくどうれいんの”はるちゃんの動画”
何年かに一回会う年下の友だち。
誕生日当日、著者が人生の暗中模索にはまっている時、深夜のコンビニの駐車した車の中で通知がきてつたないトロンボーンのはっぴばぁすでいー、とぅー、ゆーの演奏。
もう何よりの贈り物で心に刺さっただろうね。
このプレゼントは一生忘れないと思うわ。
Posted by ブクログ
37人の作家さん他色んな業種の人たちの贈り物に関わるエッセイ。今現在というより思い出の中の贈り物から浮かび上がる出来事や人物。それぞれ切り口が見事で短いながら読み応えがありました。
Posted by ブクログ
牟田都子さんによる編纂の、贈り物についてのアンソロジー集。物品だったり、優しさだったり、思い出だったり、内容は十人十色。
寄稿されている方々のうち知っているのは数名のみだったこともあり、とても新鮮な気持ちになった。
白川密成さん(住職)、高橋久美子さん(作家・作詞家・農家)、サンキュータツオさん(学者芸人)のエッセイが心に残ったので、機会があれば他の著書も読んでみようと思う。
私も贈り物をするのは好きだけど苦手で、「適切なものを」と考えれば考えるほどどつぼにはまり、疲れ、結局おもしろみのない無難なものを選んでしまうということがよく起こる。
このあいだは友人の誕生日プレゼントに意気揚々とブラシをあげたけど、その子がすでに持ってる物だったり。(圧倒的リサーチ不足)
お土産を買ってきたのに、渡しそびれたまま賞味期限が過ぎてしまったり。(賞味期限は長ければ長いほどいいと今一度学んだ)
と、そんな失敗もありつつ、自分が貰う側としては何でも嬉しい。
きっと私のことを想像して、私に合うと思って選んでくれたんだろうなって気持ちは伝わってくるものだ。
そういうセンスが抜群な人って、こちらに気を遣わせることもなく思いがけないタイミングでプレゼントしてくれるし、本当すごいスキル。見習いたい。
贈り物の先には、つねに相手がいる。自分は何を手渡したいのかを忘れずに、きっとこれからも悩み倒していくのだろう。
Posted by ブクログ
素敵なアンソロジー。贈り物はモノなのか、気持ちなのか、込められた想いに気づくのはずっと後かもしれない。損得勘定で悩むときも、無償の愛も、こじらせないための場当たりも、贈り贈られてきたのだなと実感。それぞれを忘れないように私も心に留めておきたい。