あらすじ
親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸け戦地に飛び立つ運命だった――。のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。涙なくしては読めない、怒濤のラストは圧巻!
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Posted by ブクログ
今まで何百冊(ほとんど入ってません)も
読んできたけど、1番感動しましたし、
めっちゃ泣きました(T ^ T)
特に最後の百合が現代に戻り、
彰の手紙✉️を読んだところが1番
泣きました(泣)
何度も読み直しても泣いて泣いて、
ずっとこう思ってました、
「彰、良かったね百合が手紙読んでるよ」と
本ってこんなに泣けるし感動も出来るんだ、
と改めて思いました(*´-`)
せつない恋の物語
ちょうどこの本を読んでいる時、知覧飛行場から出撃する特攻隊員に「特攻の母」と慕われていた富屋食堂のトメさんの話が新聞に載っていた。おそらくはこれがモデルになっていたんだろう。作中では鶴屋食堂のツルさん。そこへ現代の反抗期真っ盛りの女子中学生がタイムスリップ。戦時中ではどんなわがままも通用しない。明日をも知れぬ中で、日々を懸命に生きる人々。死ぬとわかっていても人を愛することの尊さ。ケータイ小説という文体の軽さはあるが、鹿児島出身の作家さんだけに、特攻隊員たちのセリフにものすごい熱量を感じる。
Posted by ブクログ
面白かったかな、戦争が絡んでくる小説とか何かと重くなったりするからあまり見ないけどこれはあっさりとして良かったです。続編もあるみたいなので読んで見たいです
#汐見夏衛
#本好きと繋がりたい
Posted by ブクログ
私は映画より小説の方が好きだなぁ
てか小説先に読んでて良かった。映画先に見てしまうと、登場人物の顔や表情を想像しにくくなるからね
キュンキュンしたなぁ、特攻隊についても深く学ぶことできたし興味が湧いた。もう一度読もう
Posted by ブクログ
今、自分の身の回りのもの・人・環境を大切にしようと改めて実感させてくれる本だった。自分に素直になれない時、辛いことが起こった時に読みたい本。きっと前向きになれるのではないか。
内容では、百合と彰のそれぞれの思いに大号泣。百合は主人公で、本を読んでいると百合の気持ちを知ることができる。彰の気持ちも本の最後にまとめられていてすごく良かった。
Posted by ブクログ
タイトルは知ってて、映像化もされてるという事だが、何かが引っ掛かり手が出なかった作品。
素晴らしかった。
フィクションではあるが、今や語る事のできる人も数えるぐらいしか居なくなった戦争の不条理さ、特攻隊の理不尽さをタイムスリップした反抗期の中学生目線でリアルに表現されている。
難しい言葉や専門用語なども極力少なくしており読みやすく、読書初心者にもお勧めしたい作品である。
教訓。読まず嫌いは良くない。
Posted by ブクログ
とても切なくて美しい。それと共に戦争について考えさせられる本。
長いタイトルだなーと思っていたが、最後まで読むとタイトルの良さがよくわかった。
自分と同世代の子たちは戦争について考えることから敬遠してるように感じるので、こういう本は良いきっかけを与えてくれるだろう。
一生をかけて守りたい、生まれ変わっても一緒に居たい子と出会えたら幸せだろうな。それでもこの2人は離れ離れになってしまったからとても悲しいが。
Posted by ブクログ
戦争の残酷さと、やっては行けないことだって言うことがほんとに分かった。戦争の為に死にに行くなんてほんとに辛い。行く、本人がほんとに辛いと思う。特攻隊に選ばれたら、死にに行くって言うことと同じ。っていう言葉に心打たれた。
最初は、ただ戦争に興味のないちょっと問題児な女の子って思ってたら、タイムリープして女の子はほんとに成長したと思う、。
最初のお母さんとの喧嘩もなにかを意味してるのかな。
Posted by ブクログ
★★★★★星5 わかってはいましたが何度も何度もウルウルときました。全て読み終わってから、百合という名前とタイトルがまたグッときました。とても読みやすい文章だったのでぜひ若い年代の人に読んでもらいたいです。百合14歳、彰20歳。戦争、特攻隊員。続き?もあるみたいなので読んでみます!
Posted by ブクログ
中学時代に友人から借りたことがきっかけで何度も何度も読み返した本。
小説が好きになった原点はこの本にあると思う。
涙がボロボロ出てくる本。
無性に泣きたい時におすすめ。
映画化されて観たけれど、よくある小説との想像の乖離もなく、どちらもおすすめ。
映画化されて読もうと思った作品。
もう涙が止まりません。
こんな泣いた小説は初めてでした。
現実の幸せを噛み締めて生きようと思えました。
素敵な作品に出会えて幸せです。
大号泣
小説を読んで号泣したのはこの作品が初めてです。
「死にたくないんじゃない、生きたいんだ」という言葉がとても強く印象に残りました。当たり前に生きることすら許されなかった戦争の時代を決して忘れず、今ある生活や環境に感謝しながらこれから生きていきたいと心から思いました。また、私も鹿児島の人間なので小学生のときに知覧の特攻平和会館に行ったことがあります。その当時は「怖い」という印象しかなかったので、大人になってこの作品を読んだ今、もう一度特攻平和会館に足を運んでみようと思いました。
本当に素晴らしい作品です。昔のことだからとあまり真剣に考えていなかった戦争の話をメインに書かれたこの本を見てほんとに感動しました。戦争が起きた時恋人が旅立つ時家族が旅立つ時色々な場面で傷つき悲しい想いをもった人が戦争の時にはいたんだと感じられる作品でした。最初は堅苦しい話だとイメージしていました。けれども中身をしっかり見ると百合の気持ちが本当に理解出来ました。愛する人に行って欲しくない気持ち結果が分かっているからこそ死なせたくないという気持ちが伝わりました。戦争の結果を知りながら愛する人を旅立たせるというのは苦しいものだと思いました。この本を読んで戦争が起きた時代がどれだけ辛いものか今当たり前に過ごせるのはその時代の人の努力があったからこそだと改めて気付かせてくれる作品です。彰の本当の想いとか他の特攻隊員の人たちの気持ち、戦争に行った人々の気持ち本当は怖いはずだし行きたくないと思ってる人が沢山いると思います。けれどもこの本では戦争に行った人々がどのような気持ちでのぞんで行ったのかがわかる本当に素晴らしい作品です。百合は突然来て分からない気持ちを抱えながらも特攻隊員の人たちのことを想いながら必死に止めようとした気持ち百合の色々な感情が理解出来ました。本当に百合の言葉には共感出来るところが多すぎました。今でも続いている戦争、まだ差別が存在する世の中そんな世界を変えて行けたらいいなと思いました。ぜひこの作品は全人類の人々に読んで欲しいです。読んで戦争の気持ち、旅立った人々の気持ち色々な感情が書かれていて今戦争のことを気にしてない人やどうでもいいと思ってる人々もこのような素晴らしい作品を見たら少しでも感情が動くと思います。ぜひ読んでください。
泣きすぎた。
tiktokでこの小説おすすめと言われ読みました。
冗談抜きでここ数年で1番泣きました笑
読み終わって鼻水や涙だらけのティッシュの数を数えたら19枚でした。
最後らへん彰が回想で出てくる度涙が止まらなくなって嗚咽が出て両鼻が詰まって息が出来なくなりました。
多分戦争とか特攻についてあまり知らない人でも
泣けるんでマジでおすすめ。
Posted by ブクログ
人生で1番好きな本です。
TikTokのおすすめから気になり読みましたが、多くのコメント通り私も号泣しました。
第一章読んで眠る予定だったのですが、すらすら読めて結局そのまま最後まで読んじゃいました。
戦争だから重すぎるという事はなく、しかしそういう知識に疎い私に刺激を与えるには十分な本でした。
2時間半ほどあれば読み終えれるかと思います。
まだ気になってる方、是非読んでみて下さい。
Posted by ブクログ
戦争と恋愛。
最後は震えた。読み進めて行った先のもやっとした思いがスカッとしたような。
主人公がまだまだ若いからこそ、伝えてくる想いに感動したし、それを受ける大和魂の彰。
純粋な恋愛作品としても、日本人が忘れてはいけない戦争の悲惨さをダブルで脳を刺激してくる良い作品でした。
たまたま今日金曜ロードショーで時をかける少女がやってた。時空を超える恋愛は良い。
終わりが始まりになってるから。
Posted by ブクログ
✶印象に残った言葉↓
「溶けそうに暑い夏だった。悪夢のような世界で、私は初めての恋をした。強くて優しい瞳のあなたに、死を覚悟したあなたに、全身全霊をかけて、精いっぱいの恋をした。」
「彰といると、どうしてこんなに満ち足りた気持ちになるんだろう。どうしてこんなに幸せな気持ちになるんだろう。でも私は、それを考えるのが怖かった。答えを見つけるのが怖かった。だから、私は自分の気持ちに蓋をして、目を逸らしていたのだ。」
「新しい世界。そうだ。私は、この世界で生きていくんだ。たくさんの苦しみと悲しみと犠牲の上に築かれたこの新しい世界で、私たちは、これからも生きていく。この世界をつないでくれた、数え切れない人たちの命と愛を、全身に感じながら。」
Posted by ブクログ
よくあるタイムスリップもので、目新しさはないんだけど、めちゃくちゃ泣きました。
小説だから都合良い展開だし、主人公に対してまわりが理解ありすぎってツッコミ入れどころ沢山あるのに、惹き込まれてしまう。
歴史が積み重なった上に今がある。
多くの人たちが守ってきてくれたから、今の日本がある。
物価が高いとか給料が安いとか老後が心配とか、色んな不満や不安がある現代だけど、自分たちが毎日平和に人間らしく生活できていることを当たり前と思っちゃダメなんだなって感じました。
転生ものはあんまり好きじゃないので、ラストは個人的にはちょっと微妙。
Posted by ブクログ
ラブストーリーと、戦時中のリアルな情景が面白かった。
戦時中、日本が国民の生活、命を懸けて戦争に臨んでいた様子が伝わってきた。不自由な生活が強いられ、命を捨てることを命令される社会で、それを良しとする文化もあった。
その不条理が世界ではまだ起こっていて、無くしていかなくてはならない。相手を殺すことを良しとする考えがあっていいわけがないと思った。
最終的に、彰が敵戦艦に突っ込まなかったのも驚いたが、彰の性格を考えると納得だった。
Posted by ブクログ
映画化されてタイトルを知っていたことから、手に取った本。映画は見ていない。
タイムリープするお話と言うのはよくあるけれども、読みやすいお話の中で、戦争や特攻隊について要所要所でわかりやすく書かれており、戦争を知らない世代が戦争を知るためのきっかけとなる教科書にもなる本だったと思う。私も読んで良かったし、子供にも戦争を知る1つの手段として勧めたいと思った。恋愛の要素が強く、10代にも読みやすいと思う。百合の花の丘でのシーンが印象的。読み返すとしたら、特攻に行くなと引き留めるところ。
九州にこのお話のもとになった特攻隊の資料館があることを初めて知った。近くへ行く機会があれば尋ねてみたいと思った。
改めて、平和を祈るきっかけになる本。8月など戦争を振り返る時期に読みたい。
Posted by ブクログ
主人公の百合が70年前の過去へタイムリープしてしまう事により、そこで出会う人たちから学ぶ戦争の厳しさ、世の中のありとあらゆる不条理さ。
なぜ彼らはこんなにも笑っていられるのか?
百合にとっては全ての発言に疑問が生まれていた。現代を生きる人たちと、戦時中の人たちに生じる倫理観のズレ。
読み進めていく程に死ぬことを恐れてもなお、全てを背負って彼ら特攻隊の人たちの覚悟に読んでいて圧倒された。
そして物語はフィクションであっても、戦争自体はノンフィクションである。実際にあった出来事だからこそ、物語を通して主人公たちのように、懸命に生きた人たちもいたことを、絶対に風化させてはいけないと思いました。
Posted by ブクログ
続編を購入したので再読。
今の平和な世の中は、当時の若者達の苦しみと悲しみと犠牲の上に築かれたものなのだと改めて感じます。自分の意志とは無関係に死ぬことを強要された若者達がいたとゆう事実を風化させないとゆう思いが込められたこの小説は素晴らしい。続編は現代の話になると思うけど楽しみです。
Posted by ブクログ
初めてこんなに泣きました。
周りの友達がおすすめしてくれて読みました。本当に泣けました。泣きすぎたくらいです。寝る前に読むのは間違いでしたね、笑
元々涙脆いですが今回は呼吸がままならないほど泣きました。映画も見に行って声が出そうになるくらい泣きました。本当に傑作だと思います。
Posted by ブクログ
戦争を体験をしていない百合はその時代に行き、
戦争の怖さを肌で感じ、自分自身が変わっていく。夢を持っても諦めたり、国のため、自分の意志と違う、死ぬ事を強要され、不条理な時代。
大切な人に出会えても叶わない。
戦争について今一度考えるきっかけになりました。
戦中、戦後の苦労して諦めずに来たからこそ、今があるのだと思う。自分達はその恩恵を受けている事を決して忘れてはいけない。
今ある幸せを大切に。自分に何が出来るか、この事実を受け継がれていく事が大切と感じた作品でした。
匿名
特攻隊はどういうものか学校でさらっと習ったけれど、実際にどんな人達がどんな思いで生きていたのかを百合を通してより身近に感じることができました。読んでいてすごく切なくて悲しかったけど、この人達のお陰で今の私達があるんだと思い、今を大切に生きないといけないなと思いました。続編もぜひ読みたいと思います。
Posted by ブクログ
映画化で作品を知って、でもまだ映画は観てない状況で先に原作を読む。
定番の展開に近くてストーリーが分かりやすくていい。
あれだけ反抗してた百合が過去に行った途端にやけに素直だったり物分かりが良いとことか、現代で勉強してなさそうなのに戦時下の歴史的状況に詳しそうなのが違和感あるけど。
自分にとって涙腺緩みかけたのは現代に戻ってからの知覧特攻平和会館からの場面。学生時代の一人旅でこの場所の前知識なく訪れて、残された手紙などから当時の厳しい状況を知ったので、実体験を伴って作品を読んだ
Posted by ブクログ
“生まれてはじめて私が愛した人は、特攻隊員だった。”
戦時中の日本を主な舞台としているので、恋愛小説とはいえ「戦争の悲惨さ」「理不尽な爆撃や銃撃」「愛する者の喪失感」「素直に生きたいと願う心」「愛国心」などが鮮明に記述されており心を痛めました。
平和な時代から悲惨な戦時中にタイムスリップし、当時の人々と百合の価値観が一致するはずもなく葛藤する場面には共感しました。
(天皇や国・家族の為に命を落として国を救うことを誇りだと思う又は思わなければならない時代の人々に戦争の結末を知っている百合が「特攻など無駄死にと同じ」「特攻なんかしても負ける」と説く場面には憤りを感じましたが…)
自分が当たり前だと思っている日常の尊さ、そしてそれが先祖の尽力であることも改めて感じられました。
時代と共に忘れられてしまう戦争の歴史に興味を持ち風化させない為の一冊として心に留めておきます。
Posted by ブクログ
タイムスリップ系ですね。
戦争中の時代にタイムスリップしてしまった少女にお話。
淡い恋心もありです。
この映画も見ましたが、断然こちらの小説を読んだほうが面白かったなぁ個人的には。
Posted by ブクログ
現代に生きる学生の主人公が 、
現代から戦時にタイムリープしてしまう話。
映画化もされているが、映画は主人公設定を変更したなという印象。
そもそも未来に価値を見出せない、当たり前の幸せを実感できない、そんな現代に生きる主人公がいきなり戦争真っ只中の時代へ。そこで特攻隊員の青年と出会い想いはふくらみ…とティーン目線で描かれており若い世代に興味関心をひかせるのでは。
Posted by ブクログ
前評判がかなり良すぎたために私的にはファンタジー色が強い設定であまり感動できなかったが、戦争を知るきっかけとしていい作品だと思った。
現代人の主人公がぶつける感情は中学生の頃の私が抱いた感情と同じで、主人公が現代の価値を悪気なく、歴史を知っている者の正論として押し付けようとするからこそ浮き彫りになる戦争のやるせなさを感じた。
憲法9条の問題を抱えていたり、世界では戦争が起きている中で戦後80年を迎える今年、きちんと戦争について・日本や世界の今後のあり方について考えたい。
周りの人を大切に
描写が美しく、すらすら読めてしまいました。戦争と現代2つの時代背景を描くことで、自分の周りにいる人の大切さを改めて考えさせられる物語でした。
ただ、戦争に関する情報・知識がやや薄く、感情移入まではいきませんでした。(また、個人的に表紙の女の子像では、どうみても反抗期を迎えて母親と仲違いしている子には見えなかった点がやや残念でした。)
特に伏線やひねり等はなく、皆さんが思い描いているストーリーそっくりそのままだと思います。
結論、「号泣案件」は言い過ぎかと思われます。
(未読の方向け)
友達が何人か読んでいて、とても泣けると聞いたので書店で購入してみました。
普段本をよく読む人にとっては物足りない内容かもしれませんが、本をあまり読まない人にとっては読みやすくて良い本だと思います。
文章が拙く、情景を上手くイメージしづらいのが個人的に残念だったポイントなのですが、逆に言えば余計なことを考えすにすいすい読み進められるという長所でもあります。読了後の満足感や重みを求めている人にとってはおすすめできません。最初から「感動して泣ける小説」として読むよりも、さくっと読める短めの文庫本というイメージで読めば結構面白い小説です。
ん~どうやんやろ?
知覧特攻平和会館も、行った事があります
暇つぶしに見ていたTik Tokで
この本の事知りました!!
日本人一人一人が、絶対
特攻で征かれた方達の事を、絶対忘れては
いけないし、今の生きてる世界が
当たり前じゃない事を、伝えたい気持ちは
分かりますが………
無理矢理すぎるストーリー設定
過去にいった時、現代に戻って来た時や
あと、校外学習の特攻資料館など
せっかく気持ちが入って読み込んでるのに
そんなアホな!!や、「えっ?」って思ってしまい
最後の最後で、興醒めしてしまった!!
伝えたい事は、分かるのに………