感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
せつない恋の物語
ちょうどこの本を読んでいる時、知覧飛行場から出撃する特攻隊員に「特攻の母」と慕われていた富屋食堂のトメさんの話が新聞に載っていた。おそらくはこれがモデルになっていたんだろう。作中では鶴屋食堂のツルさん。そこへ現代の反抗期真っ盛りの女子中学生がタイムスリップ。戦時中ではどんなわがままも通用しない。明日をも知れぬ中で、日々を懸命に生きる人々。死ぬとわかっていても人を愛することの尊さ。ケータイ小説という文体の軽さはあるが、鹿児島出身の作家さんだけに、特攻隊員たちのセリフにものすごい熱量を感じる。
Posted by ブクログ
タイトルからある程度はこんなふうに流れていくのかなと想像はしていたけど、読んでいく中で吸い込まれるかのように読み進めることができ、自分もその状況に入る感覚で読むことができた。
特に主人公の考えに共感しながら、特に女性目線での戦争や世の中の風潮を捉えていて、またヒロインがいろんな人を通して、特にある男性の影響を受け経験をして現実に向き合いながら成長していく過程にとてもジーンとくるものがある。
映画化されていることもあり、また映画を見て泣きたいとも思える作品でした。
個人的にはかき氷の話とラストが好きでした。
サイトのみではあるが続編もあり、これから読んでいきたい。
Posted by ブクログ
戦時中の特攻の男と女の子の物語。
映画も評判。
とにかく泣ける。
私の祖父も戦争で亡くなっている。（atフィリピン）
つい数か月前に息子（私の父０歳当時）に宛てた遺書を始めてフィリピンの墓の前で読ませてもらい、天皇陛下を守り立派に育ってくれというような内容が本書と被り、ぐっと来た。
日本の戦争の実態を後世に語り継ぐ良書。
最近になって、第二次大戦に関する良書が出てきてますね。「この世界の片隅に」とか。
若者に読んで欲しい。
Posted by ブクログ
現代を生きているから百合の戦争に対する気持ちはすごく共感できたけど、彰やツルさんの国に対する真っ直ぐな気持ちは百合みたいに違和感を感じるというより凄いなという驚きの方が大きかった。
百合の目の前でおじいさんが亡くなってしまうシーンは描写がすごくはっきり想像できて、戦争って本当に怖いものなんだなと百合に感情移入できた。
最後彰から百合への手紙を読んで百合が特攻隊を見送りに行って気持ちを通じ合えたのが、あの時代の中ではお互いにとって1番幸せだと思える別れになれたのかなと思った。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かったです！
漫画化や映画化されましたが正直私は原作が一番いいと思います。
百合の気持ちや性格、どんな人物像か、彰の優しさや本当の思いなど、小説でしかわかんない事や小説だからこその良さが本当に良いです！
私はこの本を小学六年生の時に読んでこの本がきっかけで本が大好きになりました。小学六年生で感じた戦争に対する思いと当時の人々が感じたであろう苦しみと悲しさが今でも忘れられません。
それを読んでから自分が今この時代にこうして本を読めて、スマホを触って好きな事ができるってことは本当に本当に有難くて幸せな事だって事がすごく感じて、自分も彰みたいに精一杯生きたいなと思いました。
最後の彰の百合への思いや敵に突っ込む時の感情は涙腺崩壊です。百合の最初と最後の心情の変化も素晴らしかったです。
今ある生活や戦争について深く考えられる小説でした！
皆読むべき！！
大号泣
小説を読んで号泣したのはこの作品が初めてです。
｢死にたくないんじゃない、生きたいんだ｣という言葉がとても強く印象に残りました。当たり前に生きることすら許されなかった戦争の時代を決して忘れず、今ある生活や環境に感謝しながらこれから生きていきたいと心から思いました。また、私も鹿児島の人間なので小学生のときに知覧の特攻平和会館に行ったことがあります。その当時は｢怖い｣という印象しかなかったので、大人になってこの作品を読んだ今、もう一度特攻平和会館に足を運んでみようと思いました。
泣きすぎた。
tiktokでこの小説おすすめと言われ読みました。
冗談抜きでここ数年で1番泣きました笑
読み終わって鼻水や涙だらけのティッシュの数を数えたら19枚でした。
最後らへん彰が回想で出てくる度涙が止まらなくなって嗚咽が出て両鼻が詰まって息が出来なくなりました。
多分戦争とか特攻についてあまり知らない人でも
泣けるんでマジでおすすめ。
Posted by ブクログ
史実ものというよりは、ファンタジーの切ない恋愛ものとして自分には捉えられた作品だった。
久しく読書から離れてしまっていたので、活字を読むという習慣を取り戻すにはぴったりの読みやすいお話だった。
「百合を怖がらせるものはなにもなくなる。そのためなら命は惜しくない。」という台詞は、どんな時代でだって好きな人を守りたい男の子の心のうちで、腹の底の底はきっとお国のためなんかじゃないんだと思えて、印象に残った。
Posted by ブクログ
話題の本なので読みました。
よくある感じのストーリー、映像なら入り込めるのでしょうが、細かい設定が気になって…。
最後の手紙が出てきたところ、家族にそれぞれ送られているはずの手紙が全部出てきた時点で食堂のおばあちゃんの安否が気になって、泣けるはずの部分なのに一歩ひいてしまいました。
知覧の特攻館を知っているだけにちょっと残念な気持ちにも。そこにある手紙は文章に出てくるようなものはありません。
読後、微妙な気持ちになりました。
周りの人を大切に
描写が美しく、すらすら読めてしまいました。戦争と現代２つの時代背景を描くことで、自分の周りにいる人の大切さを改めて考えさせられる物語でした。
ただ、戦争に関する情報・知識がやや薄く、感情移入まではいきませんでした。(また、個人的に表紙の女の子像では、どうみても反抗期を迎えて母親と仲違いしている子には見えなかった点がやや残念でした。)
特に伏線やひねり等はなく、皆さんが思い描いているストーリーそっくりそのままだと思います。
結論、「号泣案件」は言い過ぎかと思われます。
ん~どうやんやろ？
知覧特攻平和会館も､行った事があります
暇つぶしに見ていたTik Tokで
この本の事知りました!!
日本人一人一人が､絶対
特攻で征かれた方達の事を､絶対忘れては
いけないし､今の生きてる世界が
当たり前じゃない事を､伝えたい気持ちは
分かりますが………
無理矢理すぎるストーリー設定
過去にいった時､現代に戻って来た時や
あと､校外学習の特攻資料館など
せっかく気持ちが入って読み込んでるのに
そんなアホな!!や､「えっ？」って思ってしまい
最後の最後で､興醒めしてしまった!!
伝えたい事は､分かるのに………
