しきみ彰の作品一覧

後宮モノが好きなので読んでみました。
すごくパワフルというか、スピード感のある小説です。
今まで後宮の検屍女官や後宮の烏などの所謂後宮モノを読んできましたが、その中でも特にライトな感じがしました。
ただ、だからといって満足度が低いかと言われるとそうではありません。
これはこれですごく面白かったです！
夫婦で後宮の無理難題を解決していくストーリーは斬新ですし、面白い設定だと思います。
ただ、私はまだイマイチ夫のキャラが掴めていない感もあり…それは巻数を経てわかってくるのかな。
初めて後宮モノ読む人や、サクサク読める小説をご所望の方にはぴったりな作品です。

乙女たちの幸せ

すっきりと読めるアンソロジーが大好きです。
今回どのお話も、なんだか過去に現実にあったのかもしれないと思うようなものもありました。
どのお話も、虐げた相手の没落までが描かれていてすっきりとさせてくれます。
因果応報ですよね。

一話目が目的

この原作者の話がとても好き。
絵柄も美麗で話にあっています。
この話の後日談というか続編の話「夢の終わりに雨を待つ。」という作品も、とても余韻があって良いです。
こっちはコミカライズには向かないかな……小説か朗読のモノローグか……
一話目を読んで気に入ったら小説投稿サイトで探して読んでみてください。

大逆転

皇帝の違った側面を知ってもらおうとしたお茶会は大失敗。
しかし慶木の一言から新たな作成を決行、大成功。
賢妃と皇帝の仲は修復できましたが、事情を知った賢妃が激怒、傍若無人なあの皇帝が正座して謝罪。見ものです。
それにしても優蘭と皓月は夫婦なのになかなか進展しませんね。
そちらも気になります。

新たな展開

徳妃との争い(?)が終わって、四夫人最後の賢妃ですが、なんと離縁希望。
これまでと趣が異なり、優蘭は静かに心の問題に向き合うと思われましたが、
皇帝に切れてしまうとか相変わらず派手ですね。
画もきれいで、その場で笑い出す慶木とか各登場人物がいい味出しています。