あらすじ
企みを胸に秘めた美人双子新婦、プランナーを困らせるクレーマー夫妻、新婦に重大な事実を告げられないまま、結婚式当日を迎えた新郎……。人気結婚式場の一日を舞台に人生の悲喜こもごもをすくい取る。
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Posted by ブクログ
最初は登場人物たち謎めいていて
何を考えているのかわからなかったし
せっかくのハレの日に…って思っていたけれど
物語が進むにつれて、みーんな
そんなこと考えていたんだね
こんなことになるとら…みたいなことばかりで
とっても面白かった。
物語の最初が後半への伏線になっていて
回収したり戻って確認したりするのも良きだった。
結婚式だけの物語を読むのは今回が初めてで、
自分も挙げたからこそ驚きと共感が混じって
読んでよかったな〜と思った
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「傲慢と善良」で、どうなるの?どうなるの?って分厚い文庫本をあっという間に読んでしまった辻村深月さん。
それ以来読んでなかったのが嘘みたいなんだけど、辻村さんの2冊目は「本日は大安なり」。
やっぱりこの人すごい!
傲慢と善良の時と同じで、続きが気になって気になって、一気に読んでしまう。
そして最後はほっこり終わる。
読みやすいし、話の展開の仕方もわくわくして、好き!!
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面白くて続きが気になって、一気に読みました。オーディブルの聞く読書なので、たまに、ながら聞きして、聞き逃して?とおもって、前に戻ったりしながらも、とても楽しめました。
責任転嫁して、延々と文句や、不満や、不安を述べる登場人物の感情の流れの表現が、すごいなあと、いつも思います。共感できなくても、「なるほど〜そういう流れでそんな考え方になるのか」と、納得しながら。だから、私にとって、辻村深月さんの小説は、面白いのかも。
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大安。当日はホテル・アールマティで4組の結婚式が予定されている。
すったもんだがありつつ、その日のスケジュールは進んでゆく。
ハッピーエンド、大団円。終わり方がとても好きでした。
映画で観てみたいなぁと思って調べたら、ドラマ化はされているんですね。ドラマ版は結構改変されてそうだけど、どうなんだろう?
Posted by ブクログ
いつも通りあっという間に読み終わった辻村さん作品。
人生をめちゃくちゃにされた過去があるにも関わらず、最後は玲奈の幸せを願った山井さんは人格者だ。
双子というそうじゃない自分にはわからない関係性。顔は似ているけど別の人間。互いに大事に思ってはいても、他人から比較されて自らも比較してしまい嫌な気持ちにもさせられる存在。兄弟姉妹とはまた違う双子にしかわからない世界をのぞかせてもらった気持ちになりました。
火を放とうとした浮気男が痛い目を見切らず良かったような許せないようななんとも言えない気持ちになりましたが、「世界一憎い相手であっても、きちんとその時がくれば祝福できるから」の言葉にあるように、どんな相手であれその人の人生・結婚生活が幸せであってほしいと願うウェディングプランナーの信念を表したストーリーとして終わらせたのかなと思いました。
とっても楽しく読めました。
辻村さんの作品を制覇したいと思います。
Posted by ブクログ
2025年5月5日
大安吉日の結婚式4組のそれぞれ。
双子のややこしい心理がありえない、勘弁してと思った。
とんでもないトラブル続きの4組、でもどれも身近にありそうなエピソード。いつだって大なり小なり問題を孕んでるはず、現実も。
人間的にどうしようもない4人だったが、ふたを開けると…
読後感爽やか。
性善質。
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結婚式にまつわるお話。
11月22日の大安。
人気のあるホテルの結婚式場で式を挙げる4組。
プランナーの多香子は過去に苦い経験を持つが、この仕事に誇りを持っている。
ただ、担当している新婦のわがままには辟易している。
いろんな意味で何度も担当替えを頼んだが、叶わなかった。
そして、双子の姉妹の複雑な思いからくる、とんでもない企み。
大好きな叔母が結婚する相手に危険なものを感じる男の子。
結婚式をどうにかして中止にしたい新郎。
とにかく、どのカップルの話も興味深くて面白い。
2025.5.1
Posted by ブクログ
ある結婚式場での1日の出来事のお話。不穏な雰囲気を経て最後にはあったか〜い幸せな気持ちになれるのが辻村深月ワールドでめちゃくちゃ大好きだった!
匿名
最後はスッキリ
読み進めるにつれて、どんどんひきこまれていきました。
信じられない考えの登場人物たちに少しあきれて読んでいましたが、最後はすっきりする終わり方でよかったです。
面白かった
一気に読んでしまった。えっ?っという驚きがたくさんあってワクワクドキドキしながら最後まで進んだ。もう一度最初から確認しながら読みたくなる。さすが辻村先生だなと思った。また違う作品もたくさん読んでみたい。
Posted by ブクログ
これすごく好きだった。仕掛けとハッピーエンド的な感じ?まあ、不穏がたくさんではあったけど笑
でもなんかよく考えたらあんま覚えてないかも
また見てみよー
Posted by ブクログ
久々の辻村深月。この方の作品はやはり裏切らない。とあるホテルで大安の日に行われる4組の結婚式、どの組も色々なことを抱えていて先が読めないドタバタ展開が面白かった。ちょっとミステリー仕立てだったのが良かったかな。特に双子の結婚式の話が好きでした。
自分の結婚式の時はどんな風に準備したっけなあとか思い出したり、最近結婚式に参列してないし久々雰囲気味わいたいなあとか思ったりしながら読んだ作品でした。
Posted by ブクログ
さらっと読めて面白かったです。ドタバタでしたが、最後はほっこり良い話でした。真空君のお話が良かったな。一番本当にありそうなお話で幸せな気分になりました。
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400Pくらいあったけど面白くて一気に1日で読んだ!
正直うまく行きすぎ感というか、そこ幸せになっていいのか、、!?みたいなのはあるんだけど
まあ物語だしね、、て感じだった笑
Posted by ブクログ
なかなかページ数はありますが、テンポ感よく読むほうが楽しい小説だと思うので、一気読みすることをおすすめします。登場人物と場面の切り替わりが多いので、はじめにある図解が助かりました。
ややこしいひとという表現が作中に出てきましたが、4組の新郎新婦みんなややこしいです。さらに結婚式という一世一代の大舞台だからこそ、事件が目白押しです。お仕事小説の側面もあり、その視点では常にこの難局をどう乗り切るのかと楽しめます。
最後まで展開が読み切れず、おもしろかったです。
Posted by ブクログ
働く女性の物語りは好きだなぁ。
ページ数は普通だけど1ページ毎の文字数が多くてかなり日数かかった。
お盆休みに入り一気に読めた〜。
かなりこじらせた人達の話しだけどウェディングプランナーの裏側も知れてかなりおもしろかった。
Posted by ブクログ
章ごとに登場人物が変わるため最初は世界観に入り込めず序盤は結構苦痛だったが、章の終わりに少しずつ出てくるそれぞれの【事情】が気になって途中からはもう一気読み。
最後の方は展開が読めてきたしちょっとうまくいきすぎじゃない⁇と思うところも多々あるけど、このくらい分かりやすいハッピーエンドな本が読みたいときもある。
Posted by ブクログ
登場人物が多いので一気に読むことをオススメします!
自分は時間をかけて呼んでしまったので、ちょっとこの人誰だっけとなってしまった
辻村さんの本は初読みでした
身内に双子がいたりで比べられて育つところを見てきたこと、親戚が連れてきた結婚相手が頼りなくて家族会議になったこと等わりと自分が近い立場で見てきたものが同じような目線で書かれていて共感しながら読めた
ただ、これだけの濃いキャラクターをよくまとめきったなというのが読み終わった感想でした
また時間があれば、次回は一気に読んでみたいと思いました
Posted by ブクログ
辻村深月作品を順番に読むチャレンジ実施中。
もう何冊目だろう。
思いがけず、自分の中でスマッシュヒット。
群像劇が好きなのだろうか。
めんどくさい人だらけの結婚式場。
なりすましの双子や、放火や、物隠し小学生。
子供はしょうがないとして、双子の拗らせが凄まじい。
一番好きなのは、東くんだな。
コミュ障が似ていることもあるけど、火事のときの一言がかっこいい。
鈴木はクズすぎるけど、最後に救われるのはほっとした。というか、家族が救われたことになるのか。
出版社をまたいで、ほかの辻村作品の登場人物が出てきたのは嬉しい。
講談社だけかと思っていたのに。
今後も期待してしまう。
Posted by ブクログ
Audibleで。
テンポよく、大安吉日の1日が描かれていて、先に先にと進む物語でした。
私は双子の姉妹の下りがむちゃはまりました。
入れかわった花嫁。
両親でさえ気が付かないのに、旦那になるであろう人は気づくのか気がつかないのか。聴きながら(笑)これ気づいてるよねって、読者には解る(笑)
「かんべんしてよ」って呟く旦那さん(笑)
ウェディングプランナーは過酷だが、やりがいがあると。どのカップルにもそれぞれに歴史があり、家族があり、思い入れがあり決して一つではない。だからこそ面白い
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11月22日(いい夫婦の日)で大安吉日の休日という日にあるホテルで結婚式披露宴を行う4組のカップルとウェディングプランナーをめぐる物語。
同時進行で進む物語が時には少し交錯したり、辻村深月の他作品の登場人物が出てきたり。
どの新郎新婦も幸せな様で、裏ではいつ爆発して結婚が台無しになる様な爆弾を抱えている。
結婚式というハレの日だからこそ抱えてしまう問題だったり、そんな日そんな場だからこそ色々と考えてしまったり。
主役である新郎新婦はもちろんの事、ウェディングプランナーってのも大変なんだな。
双子の話が気に入りました。
狐塚君、恭司君お久しぶりです。二人とも変わっていない様で懐かしかった。月ちゃんは名前だけ少し。
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かなり面白かったです。
双子の話と薬剤師の話は特に感動しました。
浮気野郎が最後まであまり痛い目を見なかったのはすごく残念でしたが、暖かい気持ちになれるカップルが多かったように思います。
結婚式をテーマにした4人のカップルとウェディングプランナーのお話でしたが、辻村深月らしい展開で、驚きと感動、ハラハラするところもあってすごく良かったです。
結婚式ってこんな感じなんだなぁとしみじみ思いました。
Posted by ブクログ
文庫本で再読。初読のときは辻村さんの本として初めて読む本だったので気づかなかったが、今回、孤塚、恭司が出てきたこと、更には月ちゃんの名前まで出てきてほっこり。ウェディングプランナーと結婚式、披露宴に問題を抱えながら参加する人たちの目線で「大安」の一日ついて語られる。最後にはすべてが丸く収まるところがよい。
Posted by ブクログ
おもしろかった!登場人物の視点が次々に変わるグランドオペラ式の小説はともすると話のスジが見えなくなったりするのですが、色々なことが有機的に繋がり、そして最後はやっぱりホロリとくる、いいお話でした。
登場人物がみんな個性的でそりゃないだろ、と思うこともありますが、それでもまとまるところにはまとまる、と。
Posted by ブクログ
舞台はホテルアールマティの結婚式場
大安吉日のある日、その式場で結婚式を挙げる
4組の訳ありカップルと出席者、ウエディングプランナーがおりなすドラマ。
それぞれのの思惑が絡み合い、結婚式に暗雲が立ち込める!
トリック、謎解き、ミステリー、お仕事小説といろいろな要素で楽しめました。
一番の目玉は、やはり双子の美人姉妹。
双子の姉妹が晴れの大舞台で一世一代の賭けを行う場面はドキドキです。
なぜこの賭けをしようと思ったか、子供の頃から遡って現在に至るまでの気持ちの揺れが複雑でややこしいのも面白い。
なんたって新郎の映一君!素晴らしい。
一枚も二枚も上手。
「結婚式は花嫁のためのものだから何をやったっていいと思った。」
どこまで心が広いんだー
ホント「勘弁してよ」って感じですよね!
辻村さんの斜術的トリックも良かった、途中までまんまと騙されました。
あと、プランナーの山井さんと新婦の玲奈の話。
山井さんと玲奈の因縁、運命のいたずら?
仕事とはいえ、相手の幸せを心から願えないなぁ。ホント嫌な奴っと思ったけど、最後に大どんでん返し!
結婚式を通して、山井さんの丁寧な対応が玲奈を変え、また自身も2枚も3枚も皮が向けた感じ。
サプライズも、あんなことされたらもう感動ですよね!
この本読んで、山井さんのようにウエディングプランナーになりたいと思った人たくさんいるんじゃないかな?
大変そうだけど、プランナーの魅力がたくさん描かれていて、自分も若かったらなぁ
なんて思ってしまった。それくらい楽しそうだった。
これはダメだね。最後の陸雄 しかりグズ雄
どこまでも他力本願で、中身カラッポ。
ストッパーばかり当てにして。
貴和子も高校生の時に見抜いていたのに人生し失敗したね。
あすかも可哀想、トラウマになるよね。
こんなドタバタだらけの結婚式、自分がプランナーだったら嫌だけど、物語として最高!
映一さん的に言うと、辻村さん
「ホント 勘弁してよ」ですかね。
Posted by ブクログ
双子で入れ替わりをする新婦や、結婚式場に灯油を持ち込む新郎、因縁の相手を接待するウエディングプランナーなどエンタメ豊富で、あっという間に読めた。
結婚式は、生涯でその日一日限りの巡り合わせで、縁起という願いの真摯さがとても好きだと思った。
それと、結婚相手に関する質問が印象に残った。
まず、あなたが結婚相手に求める条件を3つ考える。その条件と全く同じ相手が2人現れる。そして、どちらか一方を選ぶとする。その決断に至った決め手は?
この決め手で思いついた事が本当に求める物。
1.ポジティブ
2.一緒にいて楽しい
3.一定の収入がある
決め手 妻件母親みたいに優しく支えてくれて、愛してくれる人
一人じゃ楽しく生きていける気がしない。根がネガティブだし、自我が少ないので、自分を引っ張ってくれる包容力のある人と余生を過ごしたいんだと気付けた。
そんな人と運命を共にしたい。それができずとも、後悔なく幸せな人生だったと思いたい。