あらすじ
銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
若かりし頃、英国風のブラックジョークが今ひとつ楽しめず、挫折していたけれど、「イーロン・マスクの人生に影響を与えた一冊」という触れ込みをみて再読。おかげですっかり私の頭の中のゼイフォードが、イーロン・マスクとイーロン・マスク。
時を経て再読したからか、すっかり英国風ブラックジョークにも慣れ、むしろ、そうそう、それでこそイギリス、このひねくれっぷり、と、楽しく読め(大人になった)、生命と宇宙とすべての答えもわかって大満足!
悩ましいのは続きの4冊を読むべきか。次の巻、中古で1800円…
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面白かったな〜!
まずあらすじが良い。宇宙でヒッチハイクしながら旅するなんてワクワクする。ただ、ヒッチハイクする場面は最初だけで、ヒッチハイクしながら次々と…といった感じではなかった。
でもシュールでブラックで途方もなくバカバカしい、との触れ込みより全然良いちゃんとしたSF冒険譚な気がした。
銀河バイパスを通すために突然知らない宇宙人から地球を消滅させられるなんて何か現実世界でもいずれありそうな予感がしちゃう。地球で起こることは宇宙規模でも同じようなこと起きちゃうんじゃない?みたいな。
フォード君めっちゃいいヤツ。アーサーも地球人代表としてなんか愛おしい。キャラクターがとても良い。
言い回しも好きだなぁ、私も「ここをどいて欲しいなら条件があって、私の代わりに通せんぼしておいて欲しい」みたいなこと言って混乱させてみたい。
過去にあった哲学者2人の掛け合いもコントみたいで好き。
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地球も宇宙も生命も全部バカにしてるかのようなあっけらかんとしたバカバカしさとセンスあるナンセンスの合わせ技で読んでいて気持ちのいい笑いが出てくる。
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高校生の時ヴィレッジヴァンガードで購入してから十数年、読み進められなくて断念していたのに3日で読み切った。
読めなかった理由もはっきりわかる。
意味のない言葉が多すぎる。
そして意味がないことが素晴らしいと今の自分だからこそよくわかる。
誰よりも芸術の力を信じている宇宙物理学者と、皮肉屋でバカバカしいことしかしない小学生がお互いの言い分を通そうとする漫才のような、奇跡のバランス。
何か困難が生じた時、人は「何か理由があるのではないか」と自問する。
原因を自分や社会に求める。
でもそもそも宇宙全体が大いなる意味のない偶然に支配されているのだから、その偶然の意味なさをつぶさに観察してみよう。
そして意味のない偶然に意味のない悪態をついて偶然生き延びたやつらの珍道中について行ってみよう。
なんて皮肉っぽくも真摯な人間讃歌。
「自分の生活は無意味だ」と考えている人にオススメ。本当に無意味です。
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サンリオSF文庫のような表紙に心惹かれて手に取ってみたが、果たして本書はSFであった。しかも世界中探しても同類の作品は見当たらないであろう珍品だった。
大森望が「バカSFの歴史に燦然と光り輝く超弩級の大傑作」と評価した本作だが、紛れもなくバカSFである。ただ、薬漬けかそもそも底抜けのアホな奴が吹っ切れて自由奔放に書いたような荒唐無稽さはなく、『空飛ぶモンティパイソン』のような知的なアホさが随所に散りばめられていて、読み進めていくごとに深みが増してくるのである。気づけばこう呟いているだろう、「これを書いた男は只者じゃないな...」と。
パイパス建設のために主人公の家が潰されたと思ったら、更に大きな勢力によって地球ごとバイパス建設によって消されるというシンプルなギャグから始まり、「事実上」不可能ということは限りがあるのだ、と如何に不可能かを確率に当てはめることで実質起こりうることにしてしまうというトンデモジレンマを利用してトンデモ装置を作り出すなんて数学的なシュールギャグまで披露してみせる。愚鈍で人生に楽しみも見出さずただ言われたことだけを行ったり怒鳴ったりすることを快感とする種族を出して現実の官僚を最大限皮肉って見せたりするのはお手のもので、本当にあげればきりがない程に珠玉のギャグが巧妙に配置されているのだ。
中でも面白いなと思ったのが、無限分の1ほどの確率で宇宙空間に飛ばされてきた鯨についてのギャグだ。クジラは海の中から宇宙空間に放り出されたことでそれまでの生き方を変えなければならなくなり、アイデンティティを喪失する。自己の存在のあり方を失った彼は自分を再定義するために、自らの体に改めて名前をつけ始めるのだ。けれどもそこは宇宙空間で、程なくして鯨は爆烈して死ぬことになる。この間たった10秒ほどだ。自己の喪失と再定義という哲学的な題材をユーモラスに消化し、ほんっとくだらねえなと思わせるレベルまで落としていながらエスプリを効かせることは忘れない。こんな高等テクニックをやってのけるとは恐れ入る。惚れ惚れするような文章力である。
「生物はなぜ生まれ、死んでいくのか」といった究極の疑問を解決するために、超高性能コンピューターを作って計算させようとしたら、「俺たちの仕事がなくなるだろ!」と哲学者が猛抗議してくるといった微笑ましいネタも仕込まれていたりと、本当にページをめくるたびに笑ってしまう。本当にここでは紹介しきれないし、結末に至る展開は直接目で追わないと最大限楽しめないと思う。是非手に取って読んでみてほしい。
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宇宙スケールなのにずっと馬鹿馬鹿しいのが爽快で面白い!
宇宙の大統領とかいう凄い人物が出てきたと思ったらなんか子供っぽいし、万能ロボットみたいなのが出てきたと思ったらずっと落ち込んでるしw
宇宙人らしさもあって人間っぽさもあって、こんなに親近感のある宇宙なら『銀河ヒッチハイクガイド』とタオルを持って宇宙旅行に行くのもアリかもね
Posted by ブクログ
かなり人を選ぶ作風だとは思います。科学に基づいた重厚なSFを読みたい人には向かないけれど、刺さる人は始まりから最後までかなりの熱量で楽しめる。
良くも悪くもおバカなのがこの作品の持ち味。そしてとてもブリティッシュ。ところどころ出てくるオリジナルの用語も肩の力を抜いてぼんやりイメージするくらいが丁度良い。
ハチャメチャなコメディを求めている人には是非ともお薦めしたい作品です。映画版もぜひ!
Posted by ブクログ
最近まで未読で知っていたのは「答は42」という事ぐらいだったのだが、どっかのAIが「答は42」という回答を出してこの本が売れているというニュースを聞いてちゃんと読んでみようという気になった。
ちょうど家の近所でなんだか分からない工事をやっていて、しかもその業者の誠意を欠く対応に激怒していたから冒頭で家をぶっ壊される主人公にいたく同情した。
まぁ作中では家どころか地球そのものまでぶっ壊されるのだが、そんなとんでもない事態でさえ作中においては微震に過ぎない。
ところで「答は42」の件だが、答え云々よりも質問の仕方がそもそも悪いと思う。
生命の、宇宙の、その他あらゆる事象に対する究極的回答…だったかな?
ハッキリとは覚えていないのだがそんな漠然として抽象的でどうとでも答えられそうな質問に対して「42」という深いんだか浅いんだか考えれば考えるほど分からない答を用意した作者のセンスも流石だと思う。
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かなり好きでした。
イーロンマスクが影響を受けたということで読んだのですが、リアルと突飛が程よいバランスで『あるかも!?』と思わせてくれる設定でした。
現代のCG技術で映画化してほしい!!
Posted by ブクログ
ギャグは、時代が違いすぎて笑えない(笑いのツボがわからぬ)のですが、発想がすごいなぁ、と。
答えが分からないから、より適切な問いを探すって、生成AI時代の予言か、とか感じました。
Posted by ブクログ
意味不明に近い文章をこれでもかと真面目にできる限り理解しようと思いながら読むとなぜかクスクス笑える、と言うような本
ブルドーザーが作業できないようにその前に人が寝っ転がってるシーンを思い浮かべるだけで面白さがわかると思う
でも、後半にはもう頭がおかしくなって読むのが大変だった
42…真理の答えは42なんだよな
Posted by ブクログ
「え?銀河バイパス建設のために地球をぶっ壊します?じゃあ宇宙船ヒッチハイクすっか!」なんだこれ。なんだこれもう好きすぎる。頭から爪先までトンチキSFとブリティッシュジョークがミチミチで最高。文体も軽いからスナック感覚で読める。サクサク。読み出したら止まりません。しかも、ストーリーもちゃんと起承転転転転結で最後までお楽しみと皮肉たっぷり。大好きです。こんなもの読ませられたら宇宙の果てのレストランも読むしかない。
Posted by ブクログ
SFという大枠でボケまくるドタバタ会話劇。ニュアンスや言い回しで笑えたが、わからん人は全くわからんだろうな。特有のドライブ感に乗れたら、さながら銀河ヒッチハイク
Posted by ブクログ
・イーロンマスク氏が影響を受けたという『銀河ヒッチハイクガイド』を漸く読むことが出来た
・バイパス建設計画で家が取り壊されることに抵抗する主人公アーサー→銀河バイパス建設によって一瞬で地球が消滅→友人フォードと共に宇宙に放り出される→ヴォゴン人の宇宙船に拾われるが再び放り出される→空間を一瞬で繋ぐ不可能性ドライブ搭載の宇宙船に拾われる→ネガティブ思考のアンドロイドと行動を共にする→人工星マグラシアに到着する→地球誕生の真実を知る→・・・確かにヒッチハイクしてるよね
・といった、どこまで本気か分からない予測不能のストーリーで、くすくす笑いながらすぐに読み終えてしまった
・それなりに危機的事態に常に見舞われているのに、登場人物が一貫してポジティブなのが印象的
・ロジックや物語で理解しようとしてしまう自分の頭をからかうかの様で、作者の壮大な皮肉に巻き込まれた間隔
・ちょうど2026年のダボス会議でマスク氏が「楽観主義者として間違えるか、悲観主義者として正解するか、前者の方が人生の幸福度が高い」と言ったそうで、その根底にあるものを少し感じられた気がする
・不測の事態や正しくないと思われることも楽観的に向き合えば楽しく乗り越えることが出来、間違いを恐れながら正解し続けることが必ずしも幸福には繋がらない
匿名
究極のご都合主義コメディ
本書では"都合がよすぎる"と思えるシーンが多々あるものの、それを上手く飲み込んで読むことができ、とても面白い。
また、架空の理論に対しても妙な説得力があり納得させられてしまう。本当に世界は本書の通りなのではないかと思えてしまうほどには面白い。
Posted by ブクログ
イギリス人が書いたって納得できるなって思うくらい、皮肉っぽくて好きだった。
鬱病のロボットはずっと仲良くはしたくないね…って感じのキャラクターだったけど、それはそれで良かった。
深淵なる疑問の答えが42だっていうのも好き。意味がない数字だと後書きに書いてあって、もっと好きになった。最後の方の、複雑な因果の相互関係を研究してる人たちが、防ぎ得ないことに対して「世の中そんなもんだよ」って言ってるのも、良かったな。
重いメッセージみたいなものもなくて、本当にエンタメ小説って感じで好きです。
後書きの物価は反映させるのに、実際の地球のサイズの間違いとかそういうのは修正しないのが謎、みたいなやつ、この地球とは全く別の地球っていうことだったのかな?と思った。
それはそれでなんで物価反映はあるの??って感じだけど、まあ大衆小説とするのなら、マニアが気になる数字の差異よりも、一般人が気になるところを修正させるかなっていうのはあるけども
Posted by ブクログ
「生命、宇宙、そして万物についての…」の元ネタが知りたかったのと、名作とのことでシリーズを購入しました。
のっけから理不尽な緊急事態でドタバタ、
「なんだそれ」の連続でおもしろいのですが
言い回しにひと癖あるというか、読んでるうちに
こちらがパニクりそうになりました。
これは読み終えたけど、次作以降なかなか手が伸びないなぁ。
Posted by ブクログ
地球が創られる過程が楽しい
斉藤壮馬おすすめ本
いままで読んだSF長編小説で一番好きかも。
星新一のSSの身近さを感じた一冊。
現実感がないのにすんなりその世界観に入れて、
俯瞰できる作品だった。
主人公らしき人はいるけど、
心情の描写がいろんな人視点だからかな?
あとなぜかストーリーテラー的な人が途中出てくる。
地球がもうすぐ滅びるというところから物語は始まり、
地球が破壊され滅びる。
最初に出てきた地球人アーサーも死んだと思いきや、
地球に来ていた異星人フォードに助けられて宇宙にいる…
というところから始まる話。
地球はどのようにして造られたか、
地球を造ったのは誰か、その部分はトンチ(?)が効いててとても好き。
SFならではのスケール感なのになぜか微笑ましい。
ところどころに伏線が張られてて、
それも良かったな。
宇宙でベストセラーになった、
『銀河ヒッチハイク・ガイド』がところどころに引用されてそれも伏線になっているのがいい。
これはシリーズの一作目らしいので、
続編もぜひ読んでみたいな。
Posted by ブクログ
面白い…のか?
感想聞かれたら困る本w
でも面白い瞬間もある。てか地球滅びるのあっさりしてたな
なんか分からないままなんとなく読み進めて、どうやって終わらせるんだ?と思いながら気が付いたら終わってた。
めっっっちゃ軽いSF。
SFって出てくる単語がオリジナルすぎていつも読み飛ばしちゃうんだよなあ〜…………
Posted by ブクログ
読後、くらっと 宇宙船酔いをしたかのような感覚になる。
まず地球があっさり滅ぶところから物語が始まり、続いて起承転結の転が転転転転…という感じで降りかかってくる。
中学でゼログラビティを観てから、ほんのり恐怖心のあった宇宙だけど、夜の側から朝の側へ代わる場面、暗黒の宇宙からの燃える夜明け、その光景は見てみたい。
過去の読書記録に
ビール6パイントで一杯飲りながらこのガイドを肴に語らいたい。いずれ二十歳になったら。
と書いてあって、飲めるじゃないか、もう!とびびっている今。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ洋画ノリ(しかも低予算)で脳内の映像が展開される 1979年に書かれたとは思えない
「いまごろ大騒ぎしてなんになる。設計図も破壊命令も、最寄りの土木建設課出張所に貼り出してあっただろう。アルファ・ケンタウリの主張所に地球年にして五十年も前から出てたんだから、正式に不服申立をする時間はいくらでもあったはずだ。」p.48
Posted by ブクログ
古めのSFにしては割と読みやすかったし面白かった
語り口が軽快だし、主要登場人物のキャラが立ってて好き
ただ、ストーリー展開がやや分かりづらいのと、オチが弱いのが個人的にやや合わなかったかも
いまいち話に乗り切れなかった感覚がある
Posted by ブクログ
文章量も少なめで、展開も早いので読みやすいと思う。
多くの謎単語が出てくる➕何言ってるかよくわからない設定によって、何ともいえない近未来感が出ている。
感動、インスピレーションなどはない。
あるのは奇想天外な発想だけだ。
Posted by ブクログ
ようわからん。ようわからんけど、面白き。
知的な皮肉が散りばめられているし、世界や人生、仕事についての虚無的な諦めが多く出てくる。しかし説明しすぎないから、ようわからん、でもだから読みやすい。
この感想を読んでも仕方ないので、暇すぎて無駄な時間を満喫したい人は読んでみてください
Posted by ブクログ
表紙とタイトルからわかる通り、SFと言ってもかなりポップなトンチキ作品
英語圏の小説に特有の情景が見えるような長い言い回し、日本のそれと違うユーモアなど好き嫌いがはっきりわかれる作品だと思う。嫌いな人はまず買わないと思うが。
こういうのが普通なのか、終盤駆け足気味で終わるのが消化不良感があって少し……と思ったら続編があると聞きなるほどこれに続編?いる?
Posted by ブクログ
河出文庫×斉藤壮馬のときに買ったから7年越しに読んだ、なんかスポンジボブみたいだな〜と思った、長い片仮名の名前が多いし3分の1くらいまではずっとなんだ…………?と思いながら読んでた、そのまま進んでいった
Posted by ブクログ
◼️ ダグラス・アダムズ
「銀河ヒッチハイク・ガイド」
ハチャメチャなSFコメディ。思い切って飛ぶ先行きにお笑いと文芸的期待をする。
もはや古典ともいえる1979年の作品で、シリーズもあるとのこと。いやー寡聞にして存じませんでした。ズバン、と展開が早い。
地元ラジオ局で働いている青年、アーサー・デントは友人で地球人に身をやつしているベテルギウス系惑星人のフォード・プリーフェクトに連れられ、地球から宇宙へと脱出する。還るべき地球はヴォゴン星人の手によりほとんど瞬時に消滅させられてしまったー。
最初、アーサーはバイパス道路建設のため、住んでいる家をブルドーザーで撤去しようとする役所に対抗して家の前に座り込む。役所曰く、計画書は9カ月も前から閲覧できるでしょ、とのことだった。ボォゴン星人もスケールの違いこそあれ同様のリクツで強弁する。で、容赦なく地球を消す。いやはやこれがギャグでなくてなんだろう。
ストーリー進行はまさにヒッチハイク。絶望と希望、偶然。間に挟まれるバカバカしくくすっと笑ってしまう展開。地球人アーサーとベテルギウス系惑星人のフォードはもと銀河帝国大統領のゼイフォードらとオリオン座の馬頭星雲の中を彷徨う。もうこうなると何が基準なのか分からなくなる。
イギリスものにして、関西の直接的なお笑いと、関東のシチュエーション的な笑いとをミックスさせたような、訳も大変そうだけれども、日本人にもよく分かりそうな、壮大なコメディ。危機感を盛り上げることもなく、すげなく地球をなくし、復活するのか?を絶妙な感じでチラつかせ、結局どこへ向かうのか、うまく全体をコントロールしている感がある。
海外のSFといえば世界共通にワクワク、ゾワゾワしたり、中間的哲学的な描き方が肌に合うこともあればちょっと敬遠かもと思ったりする。名作の一。こんなのもあるんだね。
Posted by ブクログ
人生、宇宙、万物の究極の答えとは何なのか? この本はそうした人間の根源的な苦悩を笑い飛ばす。といっても、単に茶化しているだけではないのかも。終始続くナンセンスな文章を禅問答と捉えれば、その先にあるものは悟り、である。宇宙の真理とはナンセンスの極みなのかもしれない。
この話の元は1978年のイギリスのラジオドラマだそうで、当時は荒唐無稽な SF だったのだろうが、昨今の現実社会で AI を妄信している人たちを見ていると、妙なリアリティを感じてしまう。社会風刺としても現役だ。
難をいえば、文章がふざけ過ぎか。日本人が翻訳で読んだのでは、ブリティッシュ・ジョークは理解できないのかもしれないが…。2005年には映画化もされているらしいので、文章が合わない人そちらを観てもよいかもしれない。