【感想・ネタバレ】虎の道 龍の門 (上) 新装版のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年05月30日

今野敏『虎の道 龍の門 (上) 新装版』中公文庫。

二人の格闘家を主人公にした長編格闘小説の上巻。2006年に中公文庫から上中下巻の三分冊で刊行された同名作品を上下巻にまとめ、再刊。

格闘技ファンにはたまらないくらい面白い。この時代に総合格闘技の世界を描いた作品としては、もはや誰が主人公か解らぬ...続きを読むままダラダラと未だに続いている夢枕獏の『餓狼伝』が有名だが、本作はきっちりと決着を付けたところに意味があるのだろう。

一攫千金を夢見ながら騙され、シベリアの極寒の地で過酷な肉体労働に明け暮れていた南雲凱は元プロレスラーの沼田伸之が主宰する新格闘技団体に入門する。一方、裕福な環境で伝統派の空手道場に通う大学生の麻生英治郎は流派への疑問を感じ、真の空手道を求め、フルコンタクト空手の師範・黒沢輝義らと自らの空手道場を立ち上げる。南雲と麻生。対照的な二人の格闘家はどこで相見えるのか……

本体価格760円
★★★★★

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