あらすじ
ティービング邸で暗号解読の末、彼らが辿り着いたのは、ダ・ヴィンチが英知の限りを尽くしてメッセージを描き込んだ〈最後の晩餐〉だった。そしてついに、幾世紀も絵の中に秘され続けてきた驚愕の事実が、全貌を現した! 祖父の秘密とその真実をようやく理解したソフィーは、二人と共に、最後の鍵を解くため、イギリスへ飛ぶ──。キリスト教の根幹を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた世紀の大問題作!
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Posted by ブクログ
司教が生き残るならシラスも生き残ってほしかった
映画と違ってソフィーがハッピーそうな終わりで良かったけどラングトンとソフィーは恋愛関係ないバディーでいてほしかったな
Posted by ブクログ
ダ・ヴィンチ・コードの下巻。
ついに真の黒幕”導師”の正体と”聖杯”の真実がわかる解決編。
一気に押し寄せる真相と感動と衝撃で読む手が止まりませんでした。歴史(ついていくのが大変だったが)に詳しくなったような感覚もあり、とても勉強になりました。ミステリーとしては伏線の回収とどんでん返しが衝撃でした。犯人の正体も意外でとても驚かされ、そして暗号の謎は逆転に次ぐ逆転で、最後の余韻と謎を残すところがロマンを感じられました。登場人物たちが全員、人間臭くて最高に好きになりました。生きている人だけでも、ほかの作品で登場してほしいなぁと思いました。
ほかの作品も出版されているようなのでそちらも読んでいきたいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
ロバート・ラングトン:諏訪部順一
ソフィー・ヌヴー:佐倉綾音
ジャック・ソニエール:大塚芳忠
アンドレ・ヴェルネ:内田夕夜
リー・ティービング:東地宏樹
レミー・ルガリュデ:チョー
マヌエル・アリンガローサ:大塚明夫
シラス:津田健次郎
ベズ・ファーシュ:堀内賢雄
ジェローム・コレ:飛田展男
マリー・ショーヴェル:磯部万紗子
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最近読んだ本の中でもかなり面白かった!映画を見た時は難解すぎて全くついていけなかったけど、こんな話だったとは。また映画も見返したい。キリスト教の歴史をもっと知りたくなった。
Posted by ブクログ
上・中も読んで。
ルーブル美術館の館長の謎の死を発端に
その孫娘とアメリカ人の研究者が「聖杯」の謎を追う。
誰が味方で誰が敵か。
めまぐるしく変わる状況。複雑な暗号。
どんでん返しの繰り返し。
前書きにあるように、これがほぼ事実に基づいているのなら凄まじい内容。
Posted by ブクログ
衝撃のクライマックスが明らかになる下巻。
黒幕の正体は何度読んでも驚きで、誰もが騙されると思う。
キリスト教の歴史から、現在に至るまでの流れがよく分かる。本作で触れられているマグダラのマリアとイエスにおける物語は、最近になって語られている陰謀論らしい。
この本を読むと、最もらしいと思ってしまうけど、ネットで調べるとあくまでも陰謀論の域を出なく、ほとんどの歴史家からは否定されているらしい。
Posted by ブクログ
下巻。
最後まで勉強になるなぁという本だった。
キリスト教や美術や秘密結社についてもっと知りたくなったし、普段触れることのない分野なのでこの本によって触れることが出来てよかった。
これは確かに、特にキリスト教信者にとって色々な意味で物議を醸すものだろうなと思った。信者でなくても、暗号とか隠され続けた重大なものとか、好奇心が止まらない人類共通のロマンがあるミステリー。
まさか影の首謀者がティービングだとは見抜けなかった。
ルーブル美術館に行く際には是非逆さピラミッドとその下の小さなピラミッドを見たい。
訳者付記に掲載されていた「この作品をより楽しむための参考資料」をメモとして下に記録。
【キリスト教全般について】
・「知って役立つキリスト教大研究」八木谷涼子
・「旧約聖書を知っていますか」「新約聖書を知っていますか」阿刀田高
【聖杯や騎士団にまつわる諸説について】
・「レックス・ムンディ」荒俣宏
・「レンヌ=ル=シャトーの謎ーイエスの血脈と聖杯伝説」マイケル・ベイジェント他
・「マグダラとヨハネのミステリーー2つの顔を持ったイエス」リン・ピクネット他
・「ジュール・ヴェルヌの暗号ーレンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社」ミシェル・ラミ
・「イエスの墓」リチャード・アンドルーズ他
【図像解釈学について】
・「イメージを読むー美術史入門」若桑みどり
・「絵画を読むーイコノロジー入門」若桑みどり
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ラングドンシリーズの中でこの作品がお気に入り。芸術について触れるきっかけを作ってくれた作品。再読だけどハラハラドキドキ感が楽しめたし、良い所で物語が展開していくので続きが気になって夢中で読んだ。映画もスクリーンで見ているが、断然原作が好き。ただ宗教が絡んでくるのでおすすめです!とは言い難い所が難点。
Posted by ブクログ
シリーズ前作「天使と悪魔」と比べれば、私の苦手な残酷なシーンは少なく、純粋に楽しめた。
これなら映像化作品を見られるかも。
”信仰”というものにとんと縁がなく、物語の背景となるキリスト教の歴史に触れられたのは良いご縁だった。
シリーズ続編も読むこととしよう。
Posted by ブクログ
宗教学や美術に造詣があればより理解できたかと思いましたが、知識のない自分でも知的なミステリーとして、とても楽しめる作品でした。
映画の方はストーリーが駆け足で登場人物の言動にある背景がよくわからず、少し置いて行かれたような気持ちになりましたが、美術館や教会などの周辺状況を視覚的に見てイメージしやすかったので、原作の魅力を理解する上で観ておいてよかったと感じました。
難しいテーマであるけれど、登場人物が少ない上に書き分けがしっかりされているために読み進めやすく、スピード感があるため一気読みしてしまいます。評判通り多くの人に読まれ愛される作品であると実感しました。
Posted by ブクログ
いやあ面白かった。中学か高校の時に映画を見たはずですが、思い出すのは小難しい印象ばかりで、こんな深いストーリーだとは間違いなく理解してなかったな笑。普通にミステリーとして面白いだけでなく、事実に基づいてるってのがすごい。普通に勉強になった。巻末の解説でも書いてありましたが、キリスト教を信仰してなかったからこそ、イメージしてたキリスト教と全く違う歴史的側面に触れることができて新鮮でした。続編の天使と悪魔もいつか読もうっと。
Posted by ブクログ
いやいや…
まさかまさかの黒幕でしたね…
というかそりゃ、そうだわ!
なんだけどね…(笑)
キリスト教に関する諸々は、想像力をかきたてられるね〜
数年後にはまた新たな発見もあるかもしれない
日本の歴史上の人物も、どんどん評価は変わってきているしね…
上中下と最後まで飽きずに楽しめる作品でした!
これは映画もチェックしないと…
Posted by ブクログ
想像していなかったことばかり起きるから何度も驚かされた!一本どころじゃない、下巻だけで何本取られたんだ...という感じ。
真実はどう頑張っても当事者たちしか分からない。現代人が追い続けるのはロマンなんだろな、と思ったり。巧妙なトリックと暗号で最後の最後までとっても楽しめた。原作も読んだことだし次は映画も見たい。
Posted by ブクログ
苦手意識のあった翻訳された欧米小説、ミステリーもの、だったのですが、おもしろいから絶対読んで!!と勧められて読んでみたら、すごくおもしろかった!
スリルある展開や暗号の謎解きも飽きることなく、読むのが止まらなかったです。
勧めてくれた友人たちも私もカトリックのミッションスクール育ち、修道院や聖堂のある学校に通っていたのでキリスト教に関わるこのストーリーはとても興味深く読みました。
どんな歴史も、後世の人が書くのだろうし、都合が悪いことは隠したり改竄したりするだろうし、今伝わっていることが本当の姿とは違うかもしれない。
宗教も同じで、真実がどこかに隠されているのかもしれないって思うだけでワクワクするし、おもしろいなと思いました。
Posted by ブクログ
下巻はラストスパートでクライマックスに駆け上がります。
聖杯を手に入れるべく、そして誘拐されたティービングを助けるべく、ラングドン教授が活躍します。
そして、オプス・デイのシラスとアリンガローサ司教はある悪人にコントロールされていただけだったのが明らかに。同時に、この裏に潜む悪人「導師」が誰であるかが徐々に分かってきます。
最後はソフィーの出自とその家族の歴史がつまびらかにされ、そしてラングドン教授も聖杯の意味合いを理解します。
・・・
読み終えて、ふぉー、となりませんか。
中編の読後の思いましたが、これはキリスト教の背景をある程度勉強した方には絶対面白い作品。
本作、引き続きお勧めです。
Posted by ブクログ
これはフィクションですが、個人的に好きなどんでん返しミステリーだったので、面白かったです。
ただ、主人公とソフィの恋愛要素だけは蛇足感があり、特にいらなかったかなと思いました。
Posted by ブクログ
ノンフィクション!
キリスト教の中世からの歴史を、読み手にも丁寧に描写してくれるため、キリスト教にまったく馴染みのない私でもとても楽しめました
何より実話に基づく小説とのことで、こんなにロマン溢れた秘密があるなんて…事実は小説よりも奇なりですね
Posted by ブクログ
すべての暗号と暗喩が解かれた終着点には、ソニエールの祖父としての愛情が溢れていた。
聖杯伝説の新しい物語は、王家の血族を守り抜く歴史と組織も明らかにしていく。
なかなか、宗教は苦手で手が出ないけれど、キリスト教の組織の対立した思想、秘密結社的な活動や、絵画や教会に散りばめられたメッセージを興味深く読みました。
Posted by ブクログ
ヨーロッパを舞台にした聖杯をめぐる サスペンス。ハラハラドキドキ。危機一髪の連続。
徐々に明らかになっていく聖杯の行方。キリスト教の歴史にそこまで詳しくない私には、どこまでがフィクションでどこまでがリアルなのかが分からない。
本当にそこに聖杯が眠っているような気がする…。
読後そんなふうに思ってると、いろいろと想像がふくらんできて、ヨーロッパへ行きたくなった。
Posted by ブクログ
妹が実家に残して行った小説。
確か高校生の頃に天使と悪魔が映画化されて、ダヴィンチコード→天使と悪魔の順で発行されたと思いきや、読み出すと前作があるっぽい書きっぷり。
なんと、映画化と発行の順番は違っていた。順番通りに読めば良かったなぁと思いつつ、上の半分を過ぎたあたりから面白すぎることに気付きそんなことを忘れて4日間で上中下を完走!
面白かった……!!!!!
沢山ある蘊蓄で満たされる知識欲。
キリスト教、西洋史、美術史を詳しく知らずともスラスラ読めた。暗号の解説も分かりやすかった。これは翻訳してくださった方の手腕が良かったんだろうななぁ。
ずっとあの人が悪者やと思っていたのでまんまと騙されてしまった!!!笑
シラスが可哀想だったけど、最後には救われたのかな。信仰心を持つことで人生が救われる人は沢山いるのに、それを揺るがす事実を発表することは必要ないもんね。
私は仏教徒だし(一応)、やっぱりヨーロッパは少し遠いから、この異説が真実だったとしても二週間ほど興奮して終わると思う。けど、信仰している人からすると大事件よね。想像できることは、現実になる可能性を秘めているから、聖杯、いつか見つかるかなぁ
Posted by ブクログ
面白かったけど、中が一番盛り上がったように感じた。導師の匂わせが二人の知ってる人物という感じで、それに当てはまる人ならその人しかいないよねと驚きはなかった。ソフィーはキリストの子孫だとは思ってたけど、まさか祖母と兄弟が生き残っているとは思わなかった。最後は頭がごちゃごちゃしてきた、宗教って難しい。最後の恋愛の流れは入り込めなかった。ラングドンってソフィーとかなり離れているように感じたけど、、。象徴学の話や暗号は面白かった。機会があれば映画も観たい。
Posted by ブクログ
三部作の中盤は逃亡劇に。謎を解き明かしていく劇場型な感じ、爽快でおもしろいです。余計で込み入っている心理描写やプロットはなく、明快な文章だった。
Posted by ブクログ
真実とキリストの史実に基づいたノンフィクション小説。話の展開や疾走感が心地よく面白かった。最後の結末には清々しささえ感じる清涼感にも包まれる読後感であった。
Posted by ブクログ
文庫サイズにして3冊、展開があまりに面白くてあっという間に読んでしまった。
イエスと娼婦マグダラのマリアは実は夫婦であったことなど、教会が圧力で葬り去ったキリスト教に関する闇の事実を暗に伝えるレオナルド・ダ・ヴィンチのことをもっと知りたくなった。