読書について 他二篇

読書について 他二篇

前記『付録と補遺』の中から『思索』『著作と文体』『読書について』の三篇を収録。「読者とは他人にものを考えてもらうことである。一日を多読に費す勤勉な人間は次第に自分でものを考える力を失ってゆく。」――鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、山なす出版物に取り囲まれた現代のわれわれにとって驚くほど新鮮である。

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読書について 他二篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ショウペンハウエルは一流の文章家で鋭い皮肉や心を打つアフォリズムが至る所に散りばめられていて、気づいた時には文章に誘い込まれていた。

    才能のある著者・良書の見極め方、文学との向き合い方の本質が書いてあり面白かった。古典こそ正義。


    【メモ】
    読書は他人の頭で考えること。自分の頭で考えることがベス

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    春日まほろさんの本棚より選書

    とても良い本に巡り会えた。思索、著作と文体、読書について、の三篇からなる本書はどれをとっても「知」にたいする凄まじいまでのこだわりを感じた。

    天才ゆえの思想なのだが、学者や著述家、出版者や評論家を次々に腐す言葉の数が圧倒的量にのぼり、読み始めは少し不快に感じた。人の

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    本書はドイツの哲学者ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』の「付録と補遺」から、読書と思考に関する三篇を収録したものです。

    「思索」「読書について」はそれぞれおよそ20ページずつくらいしかなく、前提知識も必要ないため非常に読みやすいです。一方、「著作と文体」については100ページ程度あり、前

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    「読書そのものより、読んだ内容を自分の頭で“再構築”できるかが知の価値を決める」という点に尽きる。他人の思考を追体験するだけでは本質的な理解にはならず、異なる知識同士を結びつけ、自分の文脈で問い直して初めて“自分の知”になる。権威や引用に頼る姿勢は、理解力の放棄にすぎないという指摘も鋭く、普通の語で

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    大昔の本なのに、現代の私たちに深く刺さるような内容だった。特に、匿名批評のあたりなんかは口コミ文化へのクリティカルな批判になると思う。

    0
    2025年07月23日

    Posted by ブクログ

    文章を書く者が心に留めておくべきこと。良書を読む秘訣は、悪書を読まないこと等、ショウペンハウエルの厳しい言葉が心に響く。

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    160P

    ショーペンハウエル
    1788〜1860
    ドイツの哲学者
    ベルリン大学でフィヒテの講義をきいて失望。ヴァイマルでゲーテと交わる。1820年ベルリン大学講師となったが,ヘーゲルの名声の影響で聴講者がなかったため翌年辞任し,以来,在野の学者として過ごした。彼の哲学は,カントの認識論に出発し,プ

    0
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    本書は、「思索」、「著作と文体」、「読書について」の3つの小篇で構成されており、これらはショーペンハウアーの主著「意志と表象としての世界」の『付録と補遺』に収められている作品である。
    読み始めて数ページで、「読書は思索の代用品に過ぎない」、「読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることで

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

     私は、残された人生における限られた時間になるべく多くの本を読もうと思ってそれを実践してきたのだが、どうやらそれは間違いであった。どうもそうではないかと惧れていたのですが、やはり間違いであった。
     ショウペンハウエルが言うように、読書とは他人にものを考えてもらうことであり、ほとんど丸一日を読書に費や

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    博覧強記の愛書家は、この人はこう言った、あの人はこういう意見だ、それに対して他の人がこう反論した、などと報告する。議論の余地ある問題に権威ある説を引用して、躍起になって性急に決着をつけようとする人々は、自分の理解力や洞察の代わりに、他人のものを動員できるとなると、心底よろこぶ。博覧強記の愛書家は、な

    0
    2025年11月20日

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