読書について 他二篇

読書について 他二篇

作者名 :
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作品内容

前記『付録と補遺』の中から『思索』『著作と文体』『読書について』の三篇を収録。「読者とは他人にものを考えてもらうことである。一日を多読に費す勤勉な人間は次第に自分でものを考える力を失ってゆく。」――鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、山なす出版物に取り囲まれた現代のわれわれにとって驚くほど新鮮である。

ジャンル
出版社
岩波書店
掲載誌・レーベル
岩波文庫
ページ数
159ページ
電子版発売日
2016年11月04日
コンテンツ形式
XMDF

Posted by ブクログ 2018年02月24日

歴史の時間の中で、たくさんのひとが生れ、そして死んでいく。考えるといふこともまた、生れてはまた消えてゆく。
しかし、消えたはずなのに、生きて死んでいくそのことの本質を考へてゐるといふ、ひとつの精神のバトンに出会つてしまふ。
生きて死んでいくのはこの自分より他ない。そして、生きてゐる以上、ひとは考へる...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年12月11日

痛烈な三文文筆家への批判に読んでいるこっちまでショーペンハウエルに怒られているような気分になる。
これほどまでに自国の言語に愛着を持てるのが羨ましい。

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Posted by ブクログ 2017年08月15日

読書好きに対する一番的確な批判を述べている。読書家と思想家は全く別のものであるということを痛烈な言葉で批判している。
比較的読書をするが現実に対する考察がそれほど深いと思えない自分にとっては非常に耳が痛い言葉ばかりである。自分のことを活字中毒とか表現している人間に対して嫌悪感も抱くのも同様の理由であ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年08月16日

多読は慎め、本を読みすぎると自分の頭で物事を考えなくなる、とある。

が、これは必ずしも本を読むな、という意味ではない。この本はなぜか、前編に「著作と文体」で、後編に「読書について」があるが、読み進めるうちに、この順番で書いた理由がよくわかった。

悪書は読むな、良書を読め、とある。良書を読むために...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年07月13日

自身の思索の無さを読書でフォローしようとしている私には耳が痛い言葉ばかりでした。
書かれたのは19世紀なのに現代にも通用する言葉の数々は、これこそが時代の篩にかけられても残る名著であるといえ、思索の上にたどり着いた真理は色あせない事を証明していると言えます。

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