【感想・ネタバレ】作家で食っていく方法のレビュー

あらすじ

林真理子さん推薦「もう、ほかの作家も食べさせてる!」

ここまで書くか!
アニメ化も始動したデビュー以来の人気シリーズ『羽州ぼろ鳶組』
直木賞を受賞し転機となった『塞王の楯』
Netflixで実写化された圧倒的活劇『イクサガミ』 etc.
いま話題の直木賞作家が、小説家稼業の裏側を大公開。
作家の仕事の理想と現実。
そして、人気作家であり続けるために考え、実践していることとは?

こんな人におすすめです。
・小説家になりたい人
・小説家の頭の中やライフスタイルを知りたい人
・どんなことでも、夢を叶えたいと思っている人
・仕事に心が折れそうになっている人
・好きを仕事にしたはいいものの、思うように稼げず困っている人

全てを書き終えた時に思ったのは、これは小説家以外の職業を志す人にも、当て嵌まる部分が多いのではないかということ。小説家で食っていこうとする人はもちろんのこと、志した何かで食べていこうとする全ての人に、何かしらの手掛かりになることを強く願っている。――「はじめに」より

※カバー画像が異なる場合があります。

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Posted by ブクログ

仕事論史上、最も潔く、深く、男らしく、大胆な断言が豊作な一冊。ガバっと掴まれ、元気が出る。

異業種である私にも通じる具体策のオンパレード。業界業種を超えて、「何かを作って、お客様に届ける」すべての客商売に適用できる。
個人的には、改造万年筆でサイン書き自体にも効率化のメスをいれだすシーン。「あー、この人は信頼できる」と、心から感嘆した。

「よい作家とは何か?」の定義問題が、哲学的な拡散の中で、結局曖昧なアドバイスに陥りがちな中、「食っていく」つまり「持続的に作品提出し続ける構造づくり」にフォーカスされていることで、ここまで鮮やかに、そして恐ろしいまでに現実的に、努力の方法を示してしまっている。
ここまで明かされてしまったら、もうやるしかない。そういう意味で、作家志望者にとっては、もう逃げられなくなる、恐ろしい一冊でもある。

私のような職能からすると、イクサガミの、もはやズルいとすら言えるエンタメ詰め込み幕の内企画力はもちろんのことだが、むしろ今村さんのホンミライの活動に、ワクワクがとまらなかった。
一人の本好きとして、「秘境の文筆家プロジェクト」の大成功は全力応援だし、その他の動きについても、何かしらご一緒できる機会ないかしらと妄想したくなった。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

松岡圭佑にならぶ億り人だ
 おもろい。ですます体なのに熱々の本である。
 今村氏の小説には、学者から時代考証の瑕疵がつっこまれてゐるが、これを読むと売れるためには年3冊、とかく短いスパンで本を書かねばやっていけないとあり、そりゃ粗雑にもなるわなと納得したのであった。

 ほとんど今村氏のYouTubeを見れば、この本の内容はわかるが、文章には文章にしかないグルーヴがあると感じた。「イクサガミ」は始めからNetflixに取りあげてもらふことを企図したのださうで、少年マンガ的導入、ジャンプ的熱さを兼ねそなへて、計算づくの売れ方をしてゐるといっていい。

 作家の精神、作家の心がまへ、それはすなはちコミュニケーションだといふことが随時文章のあひまに飛びだして、会話できない作家像といふものが「売れる」ことからかけ離れてゐる證明かのやうに、今村氏はコミュニケーションと縁こそが今の時代を生きるために必須なのだと説いてゐる。それが印象的だった。

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2026年01月09日

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