【感想・ネタバレ】スイート・マイホームのレビュー

あらすじ

冬は雪で覆われる長野で、妻と娘と3人で暮らしていたスポーツインストラクターの賢治は、「まほうの家」に心を奪われる。
なんと、たった1台のエアコンで家中を暖めることができるらしい。

今住んでいる家は、寒い。意を決して家を購入するも、引っ越し直後から次々に奇妙なことが起こり始める。

新居に招いた友人の子供は何かに怯えて二度と来てくれることはなくなり、赤ん坊の瞳には何やら人影が映る。
さらに、エアコンがある地下室に入り込んだ娘は何かに捕まり泣き叫ぶ。
そこに、恐怖を上乗せするかのように、関係者の一人が不審死を遂げる。

この家には、何かがいる――。

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購入済み

こわかった、、、このじわじわと近づいてくる感じ。やましいことはするもんじゃないね。家を買うまでは希望や期待に胸を膨らませていただろうに、こんなラストになってしまって悲しい。でもストーリーはおもしろくて、あっという間に全部読んだ。

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2024年10月29日

Posted by ブクログ

これは怖すぎ…でも今まで読んだ小説の中でもかなり好きな方。
ずっと不気味でソワソワするような感覚。
最後の1ページのどんでん返しがほんッッッとうに怖いので、
読む人は夜に読まないことをおすすめします。
マジで怖すぎて寝れません。

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2024年08月26日

Posted by ブクログ

理想の家を建てた家族だが、そこに潜む何者かによって日常が壊されていく話。
ラストはかなり後味が悪いので注意。

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2024年04月08日

Posted by ブクログ

2軸で進むホラー!!

幽霊系の恐怖の1軸
もう1つの恐怖の2軸で進む新感覚ホラー

とても描写がシンプルでわかりやすく
読むのに没頭出来た


結局生身の人間と記憶の錯誤が1番怖い!

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

これは怖かった!でも読まずにはいられないという感覚は、久しぶり?いや、初めて?とにかく先が気になって仕方ない。でも怖い、怖い!怖い!笑
こんな家があったら、とても怖くて住めないよ!

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

イヤミスを超えたオゾミスの誕生という帯文句に興味をそそられ手に取った1冊。

読み終わった後は『これがオゾミス…』の一言。

最後の最後まで読者を安心させることがない結末に心を奪われました。

久しぶりにゾクゾクさせられる作品に出会いました。

イヤミスを超えたオゾミスを他の人にも体験してほしいです

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

めっちゃ好みの部類。積読本消化中で、これも以前から気になっていたホラーミステリ。神津凛子さん初読み。帯の煽りが「怖い!怖すぎる!」「まさにオゾミス!」と。あとひとこと感想を書いてる作家さんたちも「狂気に迫りおおせた作品」とか「最期の1ページ、ここまでやるか」等々読欲を掻き立ててくる。

東京から夫の実家のある長野に移り住んだ夫婦。授乳の度に寒さを感じていた妻。長野の寒い冬を乗り越えるため、住宅展示場を回る。そこで素敵な担当さんが対応してくれた、あたたかい家を購入することに。床下のスペースに全室に効果がある暖房があり、冬でもT シャツ短パンで過ごせるような通称”まほうの家”。

夫の実家には統合失調症の兄と母が2人で暮らしている。兄は以前、家で暴れたこともある。離婚した父は行方不明に。

犯人はすぐに分かるものの、紆余曲折、ミスリードもありながら、ラストは…闇しかなかった。これがオゾミスってやつか。そして神津さんのデビュー作とは。映画化されてるみたい。主演、窪田正孝で兄が窪塚洋介と。

話は変わるが、昨日、窪塚洋介と三木道山ことDOZAN11を黄檗萬福寺で見た。窪塚洋介は朗読、三木道山は陽気なレゲエのバイブスで楽しませてくれた。ハッピーでした。

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

まさに「オゾミス」と呼ぶに相応しい、ジメジメとして陰鬱な恐怖…。あまりにも辛く、しばらく引きずりそうです…。どうか精神的に余裕がある時に読んで、たっぷりと苦しんでみてくださいね。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

怖かった……家に自分の知らない何かがいるかもって考えるとめっちゃ怖い…
続きが気になって一気に読み進めて最後の1ページを読んで読んだ事を後悔した作品でした(それほどおぞましい…)

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2024年10月11日

Posted by ブクログ

とにかく怖かった…
犯人の生育歴はさらっとしか描かれなかったけれど、過酷で(誰にも気づいてもらえなかったの?とか)、精神に異常をきたしてしまうのも仕方がないかと思った。
犯人含め、子どもが傷つけられるのは本当に辛くて、最後のシーンも、こうなる前になんとか止めてあげたかったと感じた。

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2024年10月03日

Posted by ブクログ

怖くて家を建てられない。

理想の家が恐怖の館になってましたね。
読み進めていけば犯人は分かってきます。
分かったとしても、、ゾッとする怖さがあります。

日本にはあまり無いかもだけど
アメリカとかでは結構聞くから、笑えないよね(笑)
犯人が理想に近づけていく為に犯行を繰り返す様は
ページを捲る度にゾクゾクしてきます。

あと終盤にかけて盛り込みすぎですよ(笑)
「やべぇな」という独り言ちを呟きながら
読み進めてました。
そしてラストね、、、そこまでしますか⁉
賢二には帰る場所は無かったのかもしれないですね。
あそこまで追い込まれると、壊れます(笑)

とても恐怖を味わえる作品だったと思います。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

 2018年に「小説現代長編新人賞」を獲得したデビュー作。
 新人にしてはよく書けていて文章も悪くない。面白くてずっと楽しんで読めた。
 身につまされる部分があった。というのは、本作の主人公賢二の兄が統合失調症なのだが、2006年にガンで死んだ私の姉も重度の統合失調症だったからだ。たぶん作者はちょっと文献を参考にして書いただけだろうが、重い統合失調症患者の家族の思いがリアルに、よく書けていると思った。
 これを原作にした映画「スイート・マイホーム」も見てみたが、やはり映画はあっさりとしていて、本書ほどの重さはなかったと思う。
 なかなか良いエンタメ小説だった。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

読み進めていくうちにどんどん不安になってきて怖かった。
ラストもなんとなく想像はしていたがショックな展開。
映画化もされましたが断然本の方が怖い。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怪しい人物が数人出てきて、あいつのここが怪しい、いやこいつかも…と考えながら読めて面白かったです。
犯人は予想通りでした。ただ怖い怪奇を表現する時怖いより想像しにくい家の構造だったので、そこだけ分かりにくい描写でした。
オチも結果通りハッピーエンドで無かったので好きです。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

澤村さん読んだ勢いで手をつけたら、こっちもやめられなくて半日で一気読みだった。著者のデビュー作ということで、リーダビリティーのある作家をまた見つけたかもしれないです。

関東圏をほぼ出たことない自分からすると長野などの雪国の寒さはとうてい想像がつかないのだが、長野在住の作者だけあって序盤のアパートでの描写など凍えるような感じは伝わってくる。妻ひとみの希望もあって家中が暖かい「まほうの家」を新築することにした賢二。一見妻子思いの夫だが、じつは職場の同僚の友梨恵と不倫している。ただ友梨恵も婚約者がいて結婚する予定で、お互い割り切った付き合いだった。
まほうの家に越したのを機に二人目の娘も生まれた賢二とひとみ。結婚して東京へ行った友梨恵と久々に連絡を取ると彼女は謎の脅迫者に婚前の男性関係をバラされて夫と離婚危機だった。頻繁にかかる無言電話に代わりに出た賢二が耳にしたのは遠くから聞こえる赤子の泣き声で……って流れだと正直賢二にも友梨恵にも自業自得というか感情移入出来ないのだが、それ以外にも「家族を大切にしないと後悔する」と警告する住宅メーカーの職員甘利や統合失調症の兄がいる実家との関係など不穏な要素が横糸を連ねる。しかも新築の自宅でもひとみの友人の子や賢二の同僚、そしてひとみまで何かを見たと言い出して……

家に得体の知れないものがいるという心霊ものかと思いきや、現実の恐怖(スリラー)だった。ただ、賢二と犯人の対峙場面は恐ろしいより、やや滑稽に感じてしまった(だってあんな狭い場所でまるでGのように素早く動ける犯人が凄すぎて)。その際、賢二は過去の実家での出来事を思い出し、同時に病になるほど追い込まれた兄の苦悩に気づくのだけど、その前に起こった悲劇も含めてお兄さん絡みの話は悲しいながらもとても良かった。それだけに、あのラストはな〜。いただけない。あそこまで不幸にしなくても良くない?

途中から犯人や実家のこともなんとなく予想はついてしまったが、それでもハラハラして読むのをやめられなかったのは確か。これは作者の力量なんだろうなあ。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

初めての作家さんの作品ですが古本屋さんのお勧め棚にあった為購入しました。
長野の冬が寒い地域に住む主人公清沢賢二視点で物語は進んで行きます。
清沢賢二は妻と生まれたての子供を含む3人家族で寒い借家に住んでいます。
住宅展示場の冬でも暖かい家というチラシを起に住宅の購入に至るのですが、、、
この作品には精神的疾患を持つ登場人物が何人も何人も登場し、不倫や殺人など盛りだくさんの内容です。
家の購入時、先入観に飲み込まれた主人公。
見た目もイケてなくて言動がキモイという理由で全く清沢に相手にされなかった甘利という男性。
登場してる時間は少なかったですが、私はこの甘利さんがこの作品の登場人物でただ1人の良心だったのではないか?と思いました。

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤の幸せな家庭がどんどん崩れていく展開、悍ましいミステリー「オゾミス」。なんとなく感じる違和感が、不安要素となって、恐怖心を煽り続ける文章。唯一人間味を感じた主人公の兄、病を抱えながらも家族思いな一面と勇敢な姿に涙してしまった。そして最後の1ページ、鳥肌が立った。ハッピーエンドで終わるより、バッドエンドでこれから続く不幸を想像しながら読み終えるのはゾクゾクしてたまらない(フィクションに限る)。

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2023年12月29日

Posted by ブクログ

あとがき(伊藤潤二先生!)にも記載ありますが初の作品だそうで。そうとは感じない構成力、プロットで一気読みできました。
望月峯太郎先生の「座敷女」を思い出させる一級のホラー作品です。オススメ!

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2023年12月19日

Posted by ブクログ

日本のホラーが苦手なので読み始めは少し後悔していましたが、ちゃんとミステリーでした。
トリックや動悸なども想像しながら読み進めましたが、想像よりも気持ち悪くて(褒め言葉です)ぞわぞわしました。
この人が一番かわいそうだなーと思う人はいましたが、その人はその人でちょっとなと思うところがあったので、綺麗な人間が描かれていない、リアルな人間ばかりなのでとてもよかったです。
まほうの家こわい、、

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2023年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画化されるとのことで、気になり原作を購入。
中盤までは霊的なもので、その原因がわかっていくのかなと思っていたら、最終的には異常な人間の話だった。

読みやすく、最後まで飽きずに読めた。
最終的にはバッドエンドでしたが、主人公のこれまでの行動の結果でもあるのかなと。事件が解決した後も油断はできない。

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2023年10月17日

Posted by ブクログ

ホラー?ミステリー?先程から布団の中で読み始め、怖いもの見たさ感もあり、、やめられない。途中で寝ようと思ったのに、キリのいいところまで、、のはずが、次から次へと起こる問題、、、で一気読みしてしまった。
もう夜中の3時、、、いやいや、怖くて寝られそうにないぞ〜

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

1日で一気に読んでしまった。ミステリーホラーというよりもうサイコパスホラー。
最後は盛り込み過ぎて現実感が薄れてしまった感じ。どの登場人物もみんな一癖ある。
貴志祐介の「黒い家」に通じるものがある。ゾゾゾゾゾ。

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2023年10月12日

Posted by ブクログ

家の中なのに油断できない。。
ページをめくる手が止まらない!ジャパニーズ・ホラーミステリー。

夏なので怖いものが見たい。
ジャパニーズホラーの映画なんて、ゾクゾクして最高だろうな〜。
でも映像では怖くて観れない!なので文字で楽しみます。
そんな人にオススメしたい(笑)

前半はミステリー要素が強め
家建てるにあたって訪れる住宅展示場では一人社員が不穏な空気醸してるし、やたら担当者は自然な空気で絡んで来る。
ホラー要素薄くない?と思ってたら、あれよあれよとホラーな展開に。。
まさにジャパニーズホラーな不気味さと後味の悪さを感じる読後。

もうすぐ映画が公開されるということで、口コミお待ちしてます。。笑

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2023年08月24日

Posted by ブクログ

じわじわと迫ってくるような、いや〜な汗が出てくるようなホラー。
どんでん返しみたいな展開はないが身近に潜む人の怖さみたいなものを感じたい人にはおすすめ

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

幸せな家族が新居を建てた後から、奇妙な出来事が続きジワジワと追い込まれて行くホラー作品。
途中で展開が読めるのだが、そこからがちょっと冗長に感じた。もっと一気に恐怖をたたき込んで欲しいかなと感じたが、イヤ〜な感じは一級品。ラストはキツイ。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新築若しくは築数年しか経ってない家に行ったのって自分は小学生の時の友達の家とかが最後だと思うんだけど、新築の家って綺麗で作りも現代的で羨ましいなぁと思う反面生活感とか粗が無くて何となくほんとに人が住んでるのか?って現実味がなくてかりそめっぽい気もするんだよね。その気持ちが賢二たちの建てた家にも最初からずっとあって、少しずつおかしな所が出てくる度にゾワゾワして安心するはずの家が帰りたくない家になってくのが面白かった。古い家でおこる心霊現象とかよりも、新築だからこそ違った怖さがある。
あと、統合失調症のお兄さん。精神疾患について、例え表面だとしても勉強してる身として精神疾患に対する理解はあるつもりだけど、実際自分の身近に症状が出てる人がいたらかなりきついんだろうなと思いつつ(本人が一番しんどいのは承知の上で)…お兄さんの症状が目立つほど、賢二がまともに見えたってのが凄かった。ミスリードじゃないけど、賢二自身のやばさに気づけなかった。ラストも、結局地獄が繰り返されていく絶望で終わったのが後味は悪いけどこの本らしいなって思った。

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2024年10月09日

Posted by ブクログ

エアコン1台で家中があったかい、「まほうの家」そんなキャッチフレーズに惹かれたのがきっかけで新居をかまえることになった家族が追い詰められていくホラー小説。
ミステリー要素もあるので読みやすかった。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

少し気分転換がてらに、ずっと積読であった本作を手に取りました。ホラー小説ということで、どういう展開が待っているのか少し期待していた部分がありましたが、割と展開的には普通だったような気がします。

本作は、長野に住む夫婦が、一年中温かいという「魔法の家」を購入するところから物語が始まります。その家は、地下室にエアコンが組み込まれており、家自体を温める方式の家であった。そんな家での生活に不自由はないものの、訪れた友人たちは口を揃って家の気味悪さを訴える。そんなある日、この家族に関わった人物が不慮の死をとげるというストーリー。

本作の感想としては、家自体の構造と家を建てた土地に上手く焦点を当てつつ、上手くオチをつけたストーリー構成になっているように感じました。ホラー要素というよりもどちらかというと、ミステリー要素があって、家の真相に関しては想像がつきやすかった感じはありました。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

地下のエアコン1台でどこにいても温かく過ごせる「まほうの家」を買ったのに…
不穏な出来事が相次ぎ、遊びに来た男の子も「お化けがいる」と…

最後の最後までもうずっと怖い作品。

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2024年04月21日

購入済み

なんかもの足りない

ストーリーはいいんだけど、結末がこの程度なのかと、映像化されて期待値が上がっていた分ガッカリ感があります。映像化で結末を変えているのかもしれないが、私は観る気にはならない。

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2023年12月20日

購入済み

摑みは抜群、後味最悪

好きな俳優さんが主演する映画の原作と知り、購入しました。
冬でも暖かく過ごせる「まほうの家」の描写部分はワクワクする気持ちで読み進められたのですが、中盤に差し掛かると一気に昭和のサスペンスドラマのような展開に堕ちてしまい、そのままのテイストがダラダラと続きます。
最後の犠牲者については、やり過ぎとしか言いようがありません。後味最悪です。
本当は星一つか二つぐらいの評価なのですが、著者のデビュー作というので仕方ないかあという気持ちで星三つにしました。

#怖い #ドロドロ #ダーク

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

試写で映画見た後に鑑賞。
原作の方が面白い!謎の正体の裏側を知れる、恐ろしい。
ラストは微妙ではある。

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

途中までホラーなのかミステリーなのかよく分からないまま読み進めた。
本当に怖いのは幽霊なんかじゃなく人間であると思う。

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2023年09月05日

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