江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(「石榴(ざくろ)」)。絶世の美女に心奪われた兄の想像を絶す る“運命”(「押絵と旅する男」)。謎に満ちた探偵作家・大江春泥(しゅんでい)に脅迫される実業家夫人、彼女を恋する私は春泥の影を追跡する――後世に 語り継がれるミステリ「陰獣」。他に「目羅博士」「人でなしの恋」「白昼夢」「踊る一寸法師」を収録。大乱歩の魔力を存分に味わえる厳選全7編。(編者解説・日下三蔵)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

江戸川乱歩名作選(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人でなしの恋が好きだったと記憶していたのだが、どんな話だったのか朧気でした。人間の記憶あてにならん。久しぶりに読んでみて、やっぱり好きだと思った。なんとも言えない危うい雰囲気が魅力的。
    色々な話が収録されていて満足な一冊。陰獣が面白かった。

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    語り手が過去の出来事を振り返るかたちで、自身の経験談や懺悔を語るように物語が進む形式が多い。聞き手に自分を重ね、不思議な話に半信半疑ながら引き込まれていくことで、もしかしたら実際の出来事なのかもしれないという気持ちになるのが楽しい。「陰獣」は初期の短編集の集大成のような作品なので、同社の傑作選を読ん

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    傑作選に続き、こちら名作選も読みました。

    サスペンスでミステリーなんだけど、それだけではなくて人間の闇の部分がなんとも厭らしくて、それでいて淫らで、陰鬱で…。
    時代設定を意識しながら、読むとそこがより際立つ。





    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    恐怖の対象は異形の怪物や呪われし霊魂ではない。ここに登場する屈折した愛情や憎悪、その果てにある世間との乖離が事件を引き起こす。もしや私たちにもその気があるかも知れぬが理性で萌芽しないままであって、加害者としての登場人物に至極惹き込まれていく理由が江戸川乱歩の筆致に潜んでいる。セルフパロディを加味した

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    冒頭で読者を惹きつけられるのは素晴らしい作家だと思うけれど、江戸川乱歩は読者を作品世界に引き摺り込む天才だと思った。「石榴」から「陰獣」まで余す所なく本当に面白かった。これらが発表された時代を思うと、時代をこれだけ経ても面白かったと舌を巻かせる作品に脱帽。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

     顔のない死体が魅力的な『柘榴』、とある汽車で絵を持ち歩く老人の奇妙な話を聞く『押絵と旅する男』、意外な真相が明かされる『陰獣』などミステリー、ホラー、怪奇幻想小説など様々なジャンルの傑作短編が七編収録されていて大満足だった。

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

     久しぶりに読み返したけど、やっぱり気持ち悪い(褒め言葉)。探偵小説家としておもしろいのはもちろん、怪奇作品が好きすぎる。

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    江戸川乱歩を久々に手に取って読んでみたが、やっぱり表現に古さはあれど面白さは色褪せない。
    真夏に悪夢を見てじっとりと汗をかいて起きる感覚、文章だけで気持ち悪いことを表現する天才だ。
    読んでいる時の不快感や異世界感が江戸川乱歩でしか書きえない表現の仕方で、本当に後味が悪い。
    短編とは思えない重圧感ある

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    昔の日本というだけで、すでに妖しい雰囲気を醸し出す。反面、ストーリーは斬新で読みやすい。
    扱っている内容がきわどすぎて、ビックリ!
    エロ、グロ、ホラー、ジェンダー、障がい、不倫、SM、変態…と、書き切れない。
    攻めすぎだわ。江戸川乱歩先生。
    よく発禁にならなかったなぁ。
    昔の方が案外、自由があったの

    0
    2023年09月02日

    Posted by ブクログ

    今作品集は『押絵と旅する男』『踊る一寸法師』の2作が乱歩の推理小説以外の魅力を最大限引き出してくれているのではないだろうか。
    鮮明にそして反対にミステリアスにも描かれるグロテスクな描写、現実では考えられないような空想の出来事を現実に起きたことのようにリアルに不気味に描くことができる文才。
    傑作選とは

    0
    2025年11月07日

江戸川乱歩名作選(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

江戸川乱歩 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す