あらすじ
会社への不満を抱えるすべての人へ捧ぐ!
\こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!/
精魂込めて作り上げた新規事業が、親会社に潰された。理由はリスク回避。
「なんであんたたちの意味わかんない論理で、あたしのアイデアが潰されなきゃなんないのよ!」
怒りを爆発させた三年目の社員・高宮麻綾は、社内外を駆けずり回り、“リスク”の調査に乗り出す。
私は私の仕事をモノにしてみせる――
だってそういうたまらない瞬間のために生きているんだもの。
忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い!
今日の味方は明日の敵――めくるめく令和のサラリーマン小説が爆誕。
\松本清張賞選考会で話題沸騰/
完成度が高いエンターテインメント作品。構成の密度、キャラクター設定ともによく練られていて、著者はエンタメの世界で即戦力の持ち主だと感じた。――辻村深月(作家・松本清張賞選考委員)
勢いに引っ張り込まれた。非常に良くできた作品で、私などは見事に感情をコントロールされたクチである。私はこの作品を一推しした。――森絵都(作家・松本清張賞選考委員)
\各界から絶賛の声/
仕事が好きな人、仕事の理不尽を知る人にとって間違いなく、心にぶっ刺さる物語。――瀧井朝世(ライター)
仕事ってむかつくけど面白いよな!!!そんな感情を思い出させてくれた痛快・最高・天才の仕事小説です!全員読んでくれ!――三宅香帆(文芸評論家)
引き継がれるのは事業への想い。読むと仕事のやる気が湧いてくる。エナジードリンクみたいなお仕事小説です。――新川帆立(作家)
ただ面白いから仕事を続けてきた。それでも良かったんだと胸を張れました。――安島隆(ディレクター)
会社が憎い。だから今日も働く。会社員の屈折した魂の輝きの全て。――メン獄(『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
こんな会社辞めてやる!と思ったことのある人にオススメのお仕事系小説。
そう思って読んでいたが、実際には、過去の事件について、いくつもの謎があり、ミステリーとしても楽しめる良作でした♪
仕事は1人でするものではない。
仕事はみんなでするものだ。
このことを思い出させてくれる1冊です。
「事業が死ぬのはいつだと思う?」
「その事業を誰も気にかけなくなった時だ」
「お前の事業を守れるのはお前だけだ」
上記の恩賀の話した言葉が、高宮がメーグルのために動く原動力になっていたと思う。
どんなに困難な状況に陥っても、事業に対する熱い思いを捨てずに、前を向き、行動し続ける高宮を尊敬する。
最後に急に退職した恩賀さんが出てきて驚いた!
今後の話に、どう恩賀さんが絡んでくるかも楽しみ!
今後の展開が楽しみなので、続編の『高宮麻綾の退職願』も是非読みたい!
Posted by ブクログ
ビジネス╳痛快ミステリー!
読み終えて帯を見直し、その通り!楽しませてもらいました!
著者が商社勤務と聞いて、どのくらいが実体験なのか勝手に想像しながらにやにやしてしまいました…!
Posted by ブクログ
現役商社社員が書いたとのことで、めちゃくちゃリアリティのある内容が(やや身内ネタ感もあるが)楽しめた。商社の仕事を丸々反映しているとは言い切れないものの、「こんな感じで進めていくんだ」も分かり、就活生にも良いかもしれない。
Posted by ブクログ
明朗快活で負けず嫌いな主人公が自分のやりたいこと、欲しいものに純粋に向かう姿に惚れ惚れしながら読んでいました。自分が内向的な性格なので、見習うべき点は多いなと。現代の会社員的な小説を探して蔦屋を練り歩いていたところ、商社の話だという理解で購入したのですが、思いの外結構ミステリーとしてもしっかり楽しめました。嫌なことがあって落ち込んだりヤケになったりしても、最終的には腐らず新たな目標に向けて気がついたら走り出している。そんな主人公みたいな性格になりたいものです。おすすめできます。
Posted by ブクログ
面白い!
所々に置かれている伏線らしきものに気づきつつ、全ての真相には辿り着けなかった!悔しい、でもめっちゃ楽しい読書体験でした!
主人公の真綾が仕事モーレツ人間かと思いきや、現代の若者感覚で自分を俯瞰して見てるとこが好き。
Posted by ブクログ
主人公の女性社員が練りに練った新規事業の企画を出したが、なぜか親会社に却下されたことで憤慨し、何とか企画を通そうと奔走する物語。会社の理不尽さや出世競争、親会社と子会社の関係性、人の裏表などに巻き込まれながら、時には周囲と軋轢を生み、時には仲間に助けられ、主人公が成長しながら真実にたどりつくところに引き込まれます。おススメの一冊です。
Posted by ブクログ
個性的なキャラが多く、話がどんどん展開していくので、先が気になりあっという間に読めました。
麻綾が全てにイラつきすぎなのが気になったので、星4つです。
Posted by ブクログ
典型的なお仕事小説。自分のアイデアを実現すべく突っ走る主人公のエネルギーに周りが振り回されながらも味方を増やし敵も作りながら邁進する姿はあっぱれ!ミステリー風な所もあって面白かった。
Posted by ブクログ
怒りをエネルギーに転化できる主人公高宮が、台風のような暴風域に周りを巻き込んで、謎を解きながら自分も成長しプロジェクトをモノにしていく痛快オフィスミステリ。
スピード感は半端なく、ほぼ一気読み。
あのコテコテ大阪弁社長が事件の後一言も出てこなかった。これは続編を期待しても良い?
Posted by ブクログ
お仕事小説かと思っていたらまぁまぁミステリで、でも大半はお仕事小説で、一粒で二度美味しいみたいなやつでした。
こういう猪突猛進型女子は好きです。
恩賀は、、、待ちくたびれました。
Posted by ブクログ
こんな子が自分のチームにいたら正直胃が痛くなりそうですが(笑)、同時に、昔の自分の「周りが見えていないからこそ突っ走れた」時代を思い出させてくれる作品でした。
まさに「お仕事青春小説」という感じ。続編も出るようなので楽しみです。
Posted by ブクログ
えらく尖った主人公のお仕事小説。
オーディオブックで聴いたのだけど、関西弁が…。上手なんだけどネイティブじゃなく、ちょっと気持ちの悪いところがあったのが残念。
Posted by ブクログ
一気に読んだ。
ミステリーとしてはちょっと都合が良すぎる展開もあるが、最後の展開は面白かった。
ビジネス物としても著者が現役のためかリアリティがあって面白いと思う。
Posted by ブクログ
高宮麻綾のバイタリティは、ほんとにすごいなぁと尊敬する。会社の上層部や同期の足の引っ張り合いがある中で突き進む力は、自分にはない。てか、新卒3年目で色んな人に足引っ張られるって相当優秀なんだろうな。
その辺の中規模専門商社で自分なりに一生懸命仕事してるけど、周りはいい人だから足の引っ張り合いが起こる環境がほんとにあるのかと思う。
もっと仕事をできるようになってきたら色々あるんだろうな。
自分ももっと一生懸命仕事しよとおもた。
気になった部分としては、若干セリフの言い回しがクサかった。
Posted by ブクログ
城戸川りょうさんの作品、初読みです。2025年初作家50人目です。
半年くらい積読してましたが、やっと読めました。
お仕事小説好きなのですが、麻綾の性格が苦手でちょっと読んでは敬遠してました(^^;;
頑張るし、手段を選ばないところも別にいいんです。
仕事は大変だし、理不尽なこともあるから、イライラしても仕方ないし、不機嫌になるのも仕方ないとは思うんですが、周りにそれをぶつけるのはいただけないかなぁと思っちゃうんですよね。
まぁ、謎もありそれなりに面白くは読めました。
次の作品も出ているので読んでみたいです。
Posted by ブクログ
都合が良すぎるなーという部分がちらほらあったけど、勢いがあって良かったかな。
会社に対してとか上司に対してとか、いろいろなことにイライラする気持ちはすごくわかる。このイライラは業種関係なくあるものなんだなぁと妙な納得をしました。
Posted by ブクログ
業種は違えど、仕事を通したミステリーということで読みやすかった。
ただお仕事小説の要素もあるからこそ、主人公が社会人としては破天荒過ぎて違う意味でハラハラしてしまった…若干周りの人の気持ちになってしまう。
でもそうじゃないと物語も動かないか。
Posted by ブクログ
中々入り込めずに途中で読むのやめちゃってたけど、再開して読み切った。
入り込めなかった要因としては、主人公の荒々しい言動が大きかったかも。
他にも小さなことだけど、職場での一人称が「あたし」なことに対する違和感とか。
終盤一気におもしろくなって、楽しかったです。
Posted by ブクログ
謎解き要素を盛り込んだ、熱いお仕事小説です。
会話のテンポが良いのに、状況説明が難しくて頭に入らなかったのは、私が商社向きではないからかもしれません。
とは言え、最後はなかなか驚きの展開でした!!
Posted by ブクログ
商社の人ってやっぱりこんなに熱いんだー笑わたしには無理だったなーやっぱり。
仕事で1番大切なのは思いである、意志。その事業のことを誰も考えなくなったときに事業が、死ぬ。
人に引き継がれていくところも商社ぽい。私費で出張とか笑
小説としてはそんなにおもしろくはなかったかな。
今田美桜とかでドラマ化したら面白いかな。
ちょっと読みにくいかも。
主人公が3年目だけど、3年目ってこんなに仕事できるんだっけ?発言権あるんだっけ?
ブランチかなんかで、仕事は面白い、ということを書きたかった、みたいなインタビュー見て読もうと思ったけど、そのメッセージはあんまり響かなかったかなー
Posted by ブクログ
んー
評判良さげだったので読んだけど。
自分的には主人公の魅力がイマイチ伝わらなかった。
仕事上でのゴタゴタなので、中学生向きではないと思う。
表現や描写的には問題ないけどね。
Posted by ブクログ
お仕事小説と言いつつ、主人公の本業の範囲ではおさまらない、
一種の半沢直樹的なお話でした。
カンコーの話がやや遠く感じられて、
スケール感が微妙にも感じました。
Posted by ブクログ
結構期待して読んだが、流石にストーリーに無理がある部分が多くて、あまり感情移入できなかったかも?
桑守、恩賀、梅村、、、いろんなキャラクターがいて、ネタ的には面白いのに、イマイチ、有効活用出来てない、勿体ない感じでした。
Posted by ブクログ
食品商社「TSフードサービス株式会社」入社三年目の高宮麻綾は、歯に衣着せぬ物言いで周囲とトラブルを起こすこともしばしばあるが、やりたいことは猪突猛進で貫き通す営業ウーマン。新規事業を提案するビジネスコンテストで優勝するも、親会社「鶴丸食品」の意向で事業化は白紙に。かつて「鶴丸食品」が出資していた食品酵素会社が死者を出す事故を起こしたのがその理由という。納得いかない高宮だったが、調査する中でその事故は事件だったことを示唆する資料が出てきて…
松本清張賞の受賞を逃したものの、編集部の推しによって出版される運びとなったビジネスミステリ。(ちなみに受賞作は井上先斗「イッツ・ダ・ボム」)
令和版半沢直樹!?高宮麻綾のパワフルなキャラクターが魅力。上司だろうが親会社だろうがお構い無しの、歯に衣着せぬ物言い。こんな風に言えたらさぞや気持ちよかろう。無鉄砲な行動にも見えるが、その裏には意志の強さとひたむきな姿勢があるからこそ。上位下達に従って鬱屈した日々を送るビジネスパーソンは、共感してスカッとするかもしれない。私はその危なっかしさにちょっとやきもきしたけど。脇を固める面々も個性派が揃っているし、いずれテレビドラマで実写化されるんだろうなあ。
「会社員だって面白いんだぞ」ということを伝えたかったという作者。会社員生活に面白さを見出せない(特に若手社員)人は、手に取ってみてはいかがだろうか?
Posted by ブクログ
「あの本読みました?」で紹介されていた。テンポよく痛快ではあるが、主人公のキャラが強烈で少し現実離れしている感じと軽さが私にはあまり合わなかった。