フェイスウォッシュ・ネクロマンシー

フェイスウォッシュ・ネクロマンシー

小説・文芸
1,716円 (税込)

8pt

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息子の不登校に悩むパート主婦の「私」。洗顔料を使ったら、祖母が降霊してしまった。掃除道具と洗顔料と生家の思い出を携え、越冬する。第41回太宰治賞受賞。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • タイトル
    :
    フェイスウォッシュ・ネクロマンシー
  • タイトルID
    :
    2138571
  • 電子版発売日
    :
    2026年01月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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フェイスウォッシュ・ネクロマンシー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ダイスキな作品です♡
    面白かったです♡

     ネクロマンシーというのは降霊術のことのようで、フェイスウォッシュをテストするために手につけて洗い、白く綺麗になった手を見て「おばあちゃん!」と叫んでしまったことから、あることが始まります。
     白くて綺麗な手をしていた祖母を思い出して、「おばあちゃんの手みたい」と言いたかっただけなのに、感動してつい大きな声でおばあちゃんを呼ぶように言ってしまったことがキッカケになりました。

     主人公は、後々、降霊術について本で調べます。そして、それが起こる条件が身の廻りにあったことに気付くのでした。
     他にもいろいろなことがいろいろと附合する(分かりにくいですよね、スミマセン)ことが主人公目線で語られます。

     作者の栗原知子さんは詩人でもあるそうで、お話の組み立て方や出来事を切り取る切り口の感性、比喩を含めた言葉の用い方が、とても詩人らしい(のかな?)と思いました。
     淡々と語られる佇まいもわたし好みでした♡
     
     太宰治賞の受賞作品だということですが、芥川賞にもノミネートされたら良いなと思いました。(対象期間に合うかどうかは分かりませんが)

     主人公や登場人物(おばあちゃん含む)が愛おしくなる作品でした。
     みのりんオススメの作品です♡


    〔作品紹介〕
    第41回太宰治賞受賞作
    息子の不登校に悩む四十代の「私」。美容品を扱う店でテスターを使用したその日から、祖母の霊を降ろせるようになってしまった。掃除に打ち込む「私」の傍らで、もの言わぬ祖母は何をどう感覚しているのか。重曹と洗顔料と生家の思い出を携えて、パート主婦が越冬する。

    人生の踊り場で来し方を振り返り、自分なりのやり方で自らの生を肯定する第41回太宰治賞受賞作と、書き下ろし「森と百式――みっちゃん(43)の場合」を収録。

    「当人にとっては切実な体験が、少しのおかしみとペーソスを伴って描出される。そのいちいちの言葉の選び方に、ものを書く人らしい丁寧さを感じて、わたしはこの作品を推した。」 ――中島京子

    0
    2026年04月02日

    Posted by ブクログ

    フェイスウォッシュ・ネクロマンシー
    不思議な、うまく意味をつかめない物語だけど、そういう小説は結構好み
    一生懸命理解しようとするけど、ほぼ間違いなく理解できない
    トラック走でいうと、いつも2周遅れくらいで追いかけている感じ

    それでもハロー・グッドバイのエンディングとともに上っていく祖母のところは、この小説のためにこの歌が存在していたと思えるくらいとてもいい感じだった


    森と百式
    10周遅れかな

    0
    2026年03月10日

    Posted by ブクログ

    母親って、よく「誰々ちゃんのママ」なんて呼ばれちゃうけど、そんな事はなくて、一人の人格を持った人なんですよね。

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    これは!と思った。
    いつもはこういう本は読まないのだけれど、タイトルがイカしてるでしょ?こんなのどんな話か気になる。
    それで、読んで見ると何か劇的なことが起こるわけではないけど、日常って生きてるだけで大変なことあるよねという感じ。そして、意外と身近な人のことを知らなかったり。辛いことがあってもどうにもならなかったり。
    たまにこういう話を読むと日々の生活や自分に向き合ってみようかなと思う。

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    主婦の日頃の鬱憤と手洗いが、祖母を降霊させてしまう物語。淡々としているが、ラストまで読ませる力が凄い。座敷中央に布団、取り囲む観葉植物、天井からぶら下がった瓢箪やゴーヤ、開け放たれた窓からは山々が…開放感ある装画に、懐かしさを覚えた。

    0
    2026年06月09日

    Posted by ブクログ

    第41回太宰治賞受賞作品

    呪文のようなタイトルが気になって読み始めました。ネクロマンシー(降霊術)の話といっても胡散臭い話ではなく、むしろ共感できる感じでした。

    お店で勧められたフェイスウォッシュで手を洗うと、亡くなった祖母が······。まさしく「フェイスウォッシュ・ネクロマンシー」が頻繁に起こっていきました。祖母が漂う感じは全然怖くなくて、それでいて意味があるようでした。

    不登校の息子のこと、なんとなく鈍い夫。そしてひたすら掃除したり、磨いたり、整頓したりする気持ち。主婦の気持ちのなかで消化できないことが引き起こしたことなのかも、と思いました。彼女が息子の一つ一つの行動で逡巡する気持ちはよく分かり、この不思議な出来事が起こるなかで、息子の変化と祖母への思いともに消化できた感じでした。

    自分のなかで消化しきれないことは誰にでもあると思い、不思議とほっとできた小説でした。読者の私はこの作品、好きです。

    〈目次〉
    フェイスウォッシュ・ネクロマンシー

    森と百武
    ―みっちゃん(43)の場合―

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    前知識は殆どないまま、タイトルに惹かれて手に取りました。読み始めると、これってエッセイと思える位に主人公である私が自然に語られていることに気づきました。筆者の、文章の紡ぎ方が上手いのでしょうね。時折コミカルな出来事を織り交ぜななら、私の日常が淡々と語られて行きます。筆者の次作はどういう境地を切り開くのか、注目したいと思います。

    0
    2026年04月11日

    Posted by ブクログ

    表題作も共感できる内容だったが、森と百式の方により共感した。主人公が小学生の頃に娘に諭して返ってきた言葉が胸に刺さる。
    人は皆違うし孤独なのだと‥当たり前ながらに思う。
    しかしこうも感じる、大層な神もちっぽけな神も許容される、そんなことを考える余地がある日常生活を送れる日本はまだまだいい国なんだなと。

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    パート主婦が主人公の話。面白かった。
    よくある普通の日常。
    ひょんなことから祖母の霊が見えるようになる。
    なのに日常は変わらない。家族との関係は表面上は良好。いろいろ思うことがあるが、かといってドラマチックな何かが起こるわけではない。子供が不登校。気にはなるがそれにとらわれる訳でもなく放ったらかしでもない。毎日をやり過ごし生活していく感じがさらりとかかれている。

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    数年後、こうなる未来が待っているかもしれない。と、地続きに感じた話。

    静かに、家族で、母をしている私。

    0
    2026年05月02日

フェイスウォッシュ・ネクロマンシー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • タイトル
    :
    フェイスウォッシュ・ネクロマンシー
  • タイトルID
    :
    2138571
  • 電子版発売日
    :
    2026年01月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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