アムリタ (下)
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アムリタ (下)

543円 (税込)

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「せっかく生まれてきたんだから、いろんなことをしよう。おかしいことも、恐ろしい事も、ひとを殺すほどの憎しみも、いつか」。バイブレーターを母親として育ったさせ子との出会い、妹の恋人だった竜一郎との恋、鋭敏な感性に戸惑う弟への愛が、朔美の運命を彩っていく。孤独と変化を恐れない朔美の姿は、慈雨のように私たちの体と心に染み込み、癒してくれる。時にくだらなく思えてしまう日常の景色が180度変わる、普遍的な名作の誕生。

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アムリタ のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • アムリタ (上)
    512円 (税込)
    甘い笑顔を持つ美しい妹が心を病み、死んだ。姉の私は頭を打ち28年間の記憶を失ってしまう。さらに弟が未来の一部を予知できるようになって……。“半分死んだ”ようになった私と“チャネリング小僧”になった弟は、高知やサイパンへの旅の中で、生命の輝きを取り戻していく。無力感にとらわれ、心が闇に近づく時、支えてくれる日常の確かな手触りと輝きを描ききった。人類を救う永遠の傑作。
  • アムリタ (下)
    543円 (税込)
    「せっかく生まれてきたんだから、いろんなことをしよう。おかしいことも、恐ろしい事も、ひとを殺すほどの憎しみも、いつか」。バイブレーターを母親として育ったさせ子との出会い、妹の恋人だった竜一郎との恋、鋭敏な感性に戸惑う弟への愛が、朔美の運命を彩っていく。孤独と変化を恐れない朔美の姿は、慈雨のように私たちの体と心に染み込み、癒してくれる。時にくだらなく思えてしまう日常の景色が180度変わる、普遍的な名作の誕生。

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アムリタ (下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月03日

    タイトルのアムリタ。
    本棚にもう一冊ありました。野崎まどさんのアムリタ。
    これも結構好きでした。
    アムリタの何たるや、ですが。読み進めて、昔利尻岳登山をした時を思い出しました。麓に日本最北の甘露水があります。

    あとがきまで読んで。
    ばななさんは当時いろいろとあったのでしょう。
    そこで生まれた本書な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月08日

    些細な表現が美しすぎて
    ゆっくり丁寧に読んでしまいました。

    日常をこんな風に受け取れたら
    なんて素敵なことなんだろう。

    この本を読んだ後はいつもよりすこしだけ世界の輪郭がはっきりとする。
    優しい世界に体が包まれる。

    心身のチューニング本。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月11日

    ぶっ飛んだ設定なのに大仰な感じが全くせず、むしろ日常がより一層の日常感を持って丁寧に穏やかに、美しく流れていくの
    大人になればなるほど良さがわかるもののような気がする
    吉本ばなな、好きだな

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月14日

    上に続き、下ももちろん何度も読んだ
    変わっていく弟とか、妹とか妹の彼とか、その関係とか、小説の世界にどっぷり使ってたー


    時を経て、また読もう

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    Posted by ブクログ 2020年05月10日

    吉本ばななさんをこれまでもいくつか読んできたが、長編(?)作品はこれが初めて。これまで吉本さんから感じ考へてきたことのすべてがこの中にちりばめられてゐる。
    もう魂はかうでしかないと知つてしまつた時、時間の水平線から垂直に立ち上がつてしまつた時、それでも、生ある限り、再び流れに身を任せるしかできない。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月21日


    「神様が飲む甘い水」 「運命の中を泳ぐような水のようにサラサラ流れるようは生き方を、美しいものを手放して美しいもので満たされる人生の仕組みの美しさ、愛とは存在そのもの、生きるとは切望、混沌・矛盾・不完全さが最高」 と教えてもらった 世界の描写の仕方がほんとうに好きだな思った。
    優しい人しか出てこな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月08日

    上巻に続く下巻。
    もう過ぎ去ってしまって戻らない日々、懐かしい人たち、思い出、綺麗な景色。
    この世界のあらゆるものは結局は一瞬だけの輝きであって、ずっと留めておけるものではない。だからこそ美しく、愛おしい。
    思い出が増える度傷付く朔美だけど、その分世界を愛してもいるから、きっとこの先も生きていけるだ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月13日

    「魂」みたいな、
    変わってゆく私の中の底の底にある
    変わらないものについて
    立ち止まって考えさせてくれる作品。

    冬の終わりの珍しく晴れた日に外に出て、その風の匂いで
    もう春がすぐそこまできている事を知った、みたいな感覚でした。

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月13日

    頭を打ったときに抜けていた記憶が戻ってきた。
    日常ってこんなに出来事が詰まっていて、そこには懐かしさや愛おしさがあることに気がつく。
    懐かしく、温かい気持ちになれる本。

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月27日

    心が疲れてしまったとき、日常の圧倒的な力に押しつぶされて息苦しくなってしまったとき、わたしはいつもこの本を開く。そして、ここに生きていること、その儚さと美しさを思いだす。毎日は決してすばらしいことばかりではないし、面倒なことの方が多いのだけれど、それでも生きていこう、生きていきたい、そう素直に思える...続きを読む

    0

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