あらすじ
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ある日この町に、ツノのある子が来た。
小さな体いっぱいにさみしさを背負って、
その子はにぎやかなグラウンドを見ていた。
オニくんが一歩踏み出すごとに、世界は温かくまわりだす。
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ある日突然、ツノの生えた鬼の子供が町内に現れた――。
どうやらワケありでこの町に来たオニくんと、彼がいっしょに過ごすことになった福田家の日常に、少しずつ新しい風が吹き込まれます。
隠したいコンプレックス、
素直に謝れなかった苦しさ、
身近な人を傷つけてしまった後悔――
オニくんの健気な視線を通じて、封じ込めていた切ない痛みが、柔らかな色彩の絵で胸に蘇ります。
世間が決めた「ふつう」の枠からはみ出る存在である鬼の子が、
自分の居場所を懸命に見つけていく切実さが胸に迫る
WEBメディア「cakes」にて連載時より大人気の作品。
人気沸騰中の著者による待望の初長篇が、全2巻のフルカラーでついに刊行。
――「ひとりじゃできないこと、ぼく、そういうのをやりたいです」(本文より)
(2020年12月発行作品)
※この作品はカラーです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
野球選手の父親が失踪した、野球少年中学生みのる。
どこから来たのかがよく分からない鬼の子オニくんが、みのるの家に居候する事に。
オニくんのクラスメイト、例えば、みどりちゃん。母親が再婚相手で、なかなか自分を出せない。だったり、単調なストーリーかと思ったら、案外こどもの心は複雑。
でも、オニくんの笑顔はホッコリする。
お母さんがゆるい絵なのに色っぽさが伝わる。
Posted by ブクログ
おにくんがかわいい。
みのるのお母さんも、大事なことがちゃんと見えている人。
みのるは難しい年頃のわりに素直でいい子。
書けそうで書けない優しい絵。クレヨンで書いたみたいな夜空が好き。
紙の本を買ってよかった。絵をじーっと見れる。
ながしまさんに似顔絵をかいてもらったときに買った記念の本。