あらすじ
「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」
家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。それに反発する湖山の孫娘・千瑛は、一年後「湖山賞」で霜介と勝負すると宣言。まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。第59回メフィスト賞受賞作。
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この本を読むと、これまで水墨画に興味が無かった人もきっと水墨画を見に行きたくなる、描いてみたくなる、そんな作品だった。
湖山先生の言葉の一つ一つが心に刺さり、出来るかどうかは関係ない、とにかくやってみようという気持ちになれるから、水墨画に関係なく、何かに挑戦しようとする人に勧めたい本。
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「自らの命や、森羅万象の命そのものに触れようとする想いが絵に換わったもの、それが水墨画だ。」
「描くこと」の本質に迫る素晴らしい話だった。
多くの人がモチーフの形をとることや技法に目が行きがちだけど、それだけでは人の心に残るような作品にはならない。水墨画は心を描く絵画、命を描く絵画なのだ。主人公が水墨画を通じて自分の心に触れ、外との繋がりを見出す姿や、森羅万象において自分もまた命の一つなのだと気づく境地には心が震えた。
千英の生き方を表すような水墨画も好き!強くて繊細だが、奥底には勇気がある。
この境地に至るには、眺めているだけではわからない。実際に手を動かして、つまずいてみないとわからない。青山くんが、スランプに陥った時にあえて描かずに花を観察し、問いかけていた姿が印象に残った。
きっと何事もそうで、自分も、夢中になれるものに向き合い続けたい。それを通じて得た経験はきっと人生を満たしてくれる。
この作品を読んでいる際、筆ペンで自分の名前を描く機会があり、一本の線がとても重要なのだと実感した。少しでも気が緩んだり、心が乱れると全部線に出る。母に、「今適当な気持ちで書いたでしょ」と言われた時は、自分が自覚していない心を読まれたようでびっくりした。心の様子がそのまま線に表れるというのは本当だと思う。
この作品でも、「線を引くこと」が究極の技法であることや、絵師の心の様子が線に表れている様子を述べており、日常でついこの本を思い出した。
読者は文字を通して文中の水墨画を想像するしかないが、生き生きと伝わってする文章力が素晴らしかった。文章からこんなに鮮明で瑞々しい水墨画を想像できるなんて思わなかった。
実際の水墨画を見たくなった。
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両親を亡くした青山くんが水墨画を通して、自分の思いと向き合っていく。
まず、水墨画という地味なイメージのジャンルに、はじめてこんなに惹かれました!
ちあきちゃんと仲良くなっていく過程もよかった。でも恋愛まで発展しない感じもよかった。
花や絵を書くことには、人を回復させる力があるなぁと思いました。
久しぶりに墨汁の香りを思い出した
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お題が飲み込めず、おしまいにすんなり入って来てなるほどと思う。水墨画も技術も才能も難しい ゴッホなんかとは違うんだなぁ。湖山先生も翠湖先生も仙人みたいで凄すぎて圧倒される。白い部屋の話をする湖山って驚いた 何も知らないのに受け入れて 育てる訳じゃなくって懐の深さかな、花に教えをこえと言ったが、それ以外にも一つ一つの意味が深くて、でもついて行けたかなとも思う。まだ続くので文庫本楽しみにしよう 湖山先生長生きしてください
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映画を観ていたので、当然読み終わっているものだと思っていたのですが、読めば読むほど読んだことがないことに気づきました。
先に映画を観てしまったので読むことを後回しにしたまま、今日に至る。
という感じ。
^芸術に関する作品なので、映画を観ずに読むと難しいかも知れません。
水墨画のことが度々出て来ますが、それなりにイメージしながら読み進むことができました。
主人公や周りの人の悩みも本の方がちゃんと理解できて良かった。
個人的にはお勧めの一冊です。
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想像以上に良かった。美しかった。夢中で読んだ。両親を亡くしてからの心が読んでいて苦しかった。
水墨画は全く知らなかったけれど、どんなものななか、興味が湧いた。実物を近くで見てみたい。
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心の洗われる物語で、満足度が高かったです。
青山君と千瑛の心の交流がとても丁寧できれいでした。
水墨画は全くなじみがなかったのですが、すごく繊細な芸術だなと感じました。登場人物がみんな素敵な人たちで、使われている言葉も上品で心地良かったです。
実写映画も気になるので見てみます。
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恩田陸の「蜜蜂と遠雷」が音楽を読む小説なら、著者の作品は絵を読む小説だなといった印象でした。
文字で絵を表現するのは難しいと思うのですが、想像力を掻き立てられる作品でした。
ストーリーも主人公の心の変化がよく描かれているし、楽しめました。
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2度目になるが今回も非常に楽しめた。
主役が成長していく姿がいいのか?心情が多いのが好みなのか、優しい内容が好きなのか…
面白い事は事実だ。
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両親を事故で失い、心の中の硝子の箱に閉じこもった孤独な青年青山霜介が、水墨画の巨匠篠田湖山に見出され、水墨画を通して命と向き合っていく話。両親を失った孤独な青年を主人公に、湖山の孫の気の強い美少女千瑛と切磋琢磨し、大学の友人と学園祭で展覧会をし、なんというかありきたりな恋や死や青春や大団円の匂いもするんだけど、水墨画という芸術がテーマであるために全体が深いものになっていて、安直なハッピーエンド、に終わらない感じがよかった。家族を失い、なぜ生きるのかの意義も見失う青年に、水墨を通して世界や自分の心や生きることそのものを教えていく湖山先生もとてもよい。
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心に残った本中の言葉。
水墨を描くと言う事は、自然とのつながりを見つめ学び、その中に分かちがたく結びついている自分を感じていくことだ
水墨というのは森羅万象を描く絵画だ。森羅万象と言うのは宇宙のことだ。現象とは外側にしかないものなのか、心の内側に宇宙はないのか?
現象が先だってあって、空間が生まれる
「どうして、こんなに美しいものが創れるの?」
「美しいものを創ろうとは思っていなかったから」
僕は満たされている。
自分自身の幸福で満たされているからじゃない。
誰かの幸福や思いが窓から差し込む光のように、僕自身の中に移り込んでいるからこそ、僕は幸福なのだと思った。
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水墨画という一般的にあまり馴染みがない芸術を題材にしているものの、言葉選びが自然でとても読みやすい。
突っかからず、スっと入ってくるから映画を見てる感覚でずっと頭で映像が流れていた。
早朝のように空気が澄んでて、夏休み初めの爽やかさを感じる。
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水墨画を体験した。
そう感じさせるような"美"の表現に惹きこまれた。
ただ形の、技術の美しいを探求するのではなく、水墨画における真髄を追求、模索してゆく姿にただただ憧れた。
自分は青山君のように懸命に挑んだことがあるだろうか。
心のうちを表現する事が苦手だ、何事にも希望を持てないなど何処か共感を誘われるような青山君を通して自分を改めて捉えなおしてみようと感じた。
これからの青山君の姿を見る事は叶わないが目に浮かぶように成長していく姿が想像できた。
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へのあこがれを持つ自分がいることを気づかされた。水墨に携わる作者による作品だけにより、迫るものがあった。白い世界、死でなくてもだれもが持つものなのか。私にもある。だから救われる作品であった
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小説は文字のみの表現であり、そこには読者に想像の余地が残されている。誰もが、自分の中で登場人物のイメージを作り、その世界を楽しむ。しかし、その想像を超え、自分の知らないはずの感覚が生まれ、心酔してしまう作品がごく稀にある。まさにこの作品がそうだ。水墨画を知らないはずなのに、青山君の心を通して、頭に浮かぶ絵に感動した。一種の絵画療法的な面もあるが、青山君の純粋さが水墨画に取り組むことで、周りの人の温かさを吸収していく。小説の文学要素というより芸術性を感じさせられた。
水墨画が好きになりそう
読みやすく、進行もスムースで、肩も凝りません。
作者の筆力は、すばらしいです。
水墨画は、ただ、美術館などで観るだけでした。
描くのも難しそうだと思っていましたが、
その何も知らない主人公が、その世界に入っていく、
その様子が、水墨画とは何かと、教えられます。
水墨画の世界というか、筆遣いや、考え方が良くわかりました。
「水墨画の最大の評価は、絵を楽しんでいるかどうかだ」という、
作中の先生の言葉が見事です。
この本がまるで水墨画の教科書のような気がして、
水墨画に馴染みたくなります。
水墨画を観る目も変わってきたような気がします。
この作者の続きの本も出版されているようで、読みたくなります。
水墨画に興味のある方に、ぜひ薦めたい本です。
というよりも、
読めば、水墨画が好きになり、描きたくなります。
映画からはいりました
原作は映画よりももっと深かった
決して映画が浅いとかではなく。
題材としても、新しく
お話しとしても素晴らしかったです。
そして誰もイヤな配役の登場人物がいない
苦言があるとしたら、2人の約束の会食の場面が
描かれてなかったことくらいでしょうか?
さぁ、2作目も拝読致しましょう。
サクッと読めて、充足感◎
恩田陸の『蜜蜂と遠雷』が好きな人は、多分好きだと思う。
読むだけで、実物を鑑賞していなくても、ここまで芸術の美しさで心が満たされるとは。なんなら、芸術が分かる人の視点だからこそ、より高度な悦びにひたれるまである。
少年が悩みながらも己の感性に導かれて自分の意思を超えて突っ走っていく姿は、疾走感があってぐいぐい引き込まれる。
とにかく面白かった!
映画を見て
映画を見てから読んだのですが、どちらも悲しさがあり、でもそれを乗り越えていく強さがあり、これからの自分にも参考になるかと思います。
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水墨画という、あまり馴染みのなかった分野だが、墨のみの筆致や濃淡で森羅万象を表現するために、自然そして自らの心の内側の宇宙に向き合うというその深みに、気づいたら魅了されていた。芸術を文章にするというだけでも難しいところだが、水墨画家自らの著で細かなニュアンスなどが表現されたことで、自分もその世界に入ったかのような感覚になった。すっきりと心が洗われるような読後感だった。
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映画観てからの本読みました。
短い予告編しか観ないで行ったので、水墨画の話なんだろうしか思っていませんでした。どんな話か分かっていくのもいいと思い今回はあえて知らないで観に行ったら、感動しました。泣きました。
本は、映画を観て内容は知ってましたが、映画の時にこう感じたと思いながら読み進めました。
水墨画を知らなくても、水墨画のことを教えてくれていたので、魅力的に感じました。
1人1人ストーリーあったおかげでなんで?などの疑問に思わずに読み進められたので良かったです。
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「水墨とは森羅万象を描く絵画」「森羅万象=宇宙=現象=今のこの世界の現実」
「現象とは外側でしか起こらないものなのか。心の内側に宇宙はないのか」
自分の心にグサッとくる言葉です。読みやすくて面白かったです。水墨画とは何の縁もなかった大学生が水墨画にはまっていく話で、主人公は高校生の時に両親を交通事故で亡くして独りぼっちだったのに、よく水墨画のトップレベルまで来れたなって自分でもこの主人公のことを自然と応援してました。
日本の伝統を極めたい後継者がいなくなっている現在のこの世の中で、この小説は改めて存在感を感じています。
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水墨の技法など結構知らない言葉が多かったけど、全体的に読みやすかった。
学祭とか同い年のライバルとかコンクールとか、王道でわかりやすい要素が多かったからだと思う(あとがきに書かれてたからそう思ったのかも)。
ひとの作品とかそこら辺の草木から人間性とか生命力とか感じ取ってて、主人公の感受性の高さ(?)に驚いた。
読み終わった日にちょうど紅葉を見に行ったので普段より注意して見てみたが、本当に感じ取れるものがほぼ無かった。
自分じゃわからない感覚を言葉で知ることが出来た良い機会だった。
せっかくなので富山に水墨画の美術館があるらしいので行ってみたい。
重たいテーマも少しあったけど、若者の可能性、周りの大人の温かさ、自然の尊さ、未来への明るさなどを感じる爽やかな本だった。
あと、ちょっとしかご飯食べてないのに5キロの米担いで帰ってて驚いた。
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『日日是好日』を読んだ時のような清々しさと静けさに包まれる、気持ちの良い時間を過ごせた。自分としっかり向き合う時間を捻出するのは忙しい現代人にはなかなか難しいが、わずかでも設けたい。綺麗すぎるストーリーに反発を覚える人も少なくないと思うが、そこは二の次でただただ未知の水墨画の世界とその世界観に浸ることが心地良い。霜介のように没頭できることに出逢えることが奇跡だが、気軽に何かを始めるフットワークの軽さを持たねば。映画も観てみたい。
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砥上裕將さんの作品を初めて読みました。これまで私とは全く接点のなかった水墨画が題材になっています。
水墨の世界に入っていくきっかけに少し無理があるようにも感じましたが、美しい文章でその場面を想像しながら読み進めました。
とにかくやってみる、観察して、真似をして、繰り返し練習する、いろいろなことに通じるなと思いました。
自分の全く知らなかった水墨画という新しい世界を少しだけ知ることができました。技術技巧だけでなく命を描く、シンプルなだけに逆に奥が深いのだろうと感じました。
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絵を描くことが好きなので、初めて知る水墨画の世界に魅了されました。
白黒の濃淡の世界に見出す「生命の美しさ」
水墨画に没頭し、人と関わる中で自分の中の喪失感に折り合いをつけていく主人公。
見出してくれた先生との、病院でのシーンはとても良かった。
どんな菊を描いたのか、とても見たくなりました。
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「ともかく描くことだ。そして常に問い、立ち止まり、顧みて、また描く、その連続だよ」
本作を読んで、湖山先生の言葉一つ一つが僕に突き刺さった。この作品のモチーフは水墨画であり、言葉で表現することは至難の業であるが、砥上さんの表現力によって、すんなりと読むことができた。
殻に閉じこもっている主人公を救い出した芸術は、水墨画だけでなく絵画や音楽にも当てはまると思う。
ギターをやっている身からして、1番上に書いた文に深く共感した。正解のない世界で、ひたすら考える主人公に感情移入した。
水墨画がやってみたくなる作品でした。
しみじみと感動する物語
映画化されたことで興味を持ち読んでみました。
初めは映像を頭の中に描いて
中盤からは私の想像力を超え 文字の中に墨絵を思い浮かべ ゆっくりと物語の中に沈んでゆく感じでした。
素敵なお話です。
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両親を失い、空虚な心を抱えた主人公が、だからこそ、鋭く繊細な心と眼をもって水墨画に向き合う。主人公が、水墨画を学んでいく中で、仲間に心を開き、自分の心も見つめ直して、再生していく物語。文書から水墨画の美しさと魅力が伝わってくる。映画も観たくなった。
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砥上裕將、初読み。
続編『一線の弧』が気になり、『僕は、線を引く』へ。
交通事故で両親を亡くした青山霜介。
アルバイト先で水墨画が巨匠・篠田湖山に出会い、内弟子となる…
そして、水墨画に魅せられていく。
水墨画が魅せられ、少しずつ、両親を失った喪失感から、自分自身を取り戻していく霜介。
『白と黒』の世界を通して、自分の色を取り戻していくように。
繊細な水墨画の世界が伝わってきて、よかったな。
水墨画は技術だけではなく、その人の心を描くんだろう…
霜介の存在が、千瑛の水墨画を高めたように。
水墨画はまるで人生を表しているかのようだった…
おもしろくなくもないんだけど、なんとなくできすぎ感が…
なんとなくモヤモヤも残る…
なんだろうか…
霜介の2年間の引きこもりがよく見えないからなのか…
Posted by ブクログ
登場人物一人一人を大切に描いていた。
水墨画を通して主人公の心情の変化する様子が丁寧に描かれていた。
水墨画に少し触れてみようと思うきっかけにもなった。
ただし、水墨画についての説明は文字のみなので、少し理解しにくい部分があった。
全体を通してこの本に対する印象は、「静寂な美」
であった。
Posted by ブクログ
芸術を文章であらわすのはすごいと思う。透明感のある作品。
生きるを線で表す技術もそれを感じとれる感覚も芸術センスがある人は見方が違ったりするのかな。
Posted by ブクログ
芸術 絵画や彫刻、イラストに小説、写真に音楽、もちろん水墨画にしても、あらゆる芸術作品には余白が大事だと思います。余白の中にある空気感が美しさだと思います。物理的な余白であったり、ストーリー的な余白、描きすぎない余白があることで、私たち見る側の感性や想いが入る余地が出てくるのだと思います。その余白には作品を見た感動と共に私たちが生きて経験した中から選び抜かれた感情が注ぎ込まれるのではないでしょうか。そんなことを感じさせてくれる作品でした。