感情タグBEST3
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「今夜、世界からこの恋が消えても」のスピンオフ作品。
「今夜、世界からこの恋が消えても」の終わり方も、悲しさはあれど、進んでいる感じで良かったが、今作も終わり方がハッピーエンドな感じで良かった。
今度は泉が主人となっていて、複雑な心境を吐露しながらも物語が進んでいく。
途中、泉の両親の関係性についての描写があるが、その部分を読むと、今の泉の関わり方がはっきりイメージできるようになった。
無理に記憶を消そうとしなくていいよ、というメッセージは、個人的に印象に残った。
生きている限り、いいこともそうじゃないことも色々覚えていくことになるが、それも含めて、自分を形成していると思うと、必要な思い出だなぁと思った。
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愛は一番美しくて、なおかつ、1番歪んでいる。
人にはあまり言わないけど、自分の中で忘れたくないと思う感情って、誰しもが持っていると思う。それを無理して棄てようとするのではなくて、受け入れた上でそのままでいいと思えると未来の自分が辛い想いをしなくて済むのかなと感じた。
時間は良くも悪くも過去を置き去りにして過ぎ去っていってしまうから、つなぎ止めておきたい大切な感情を、生涯大事にしていく生き方を私はしたい。
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映画を見たあとに“今夜、世界からこの恋が消えても”の方を読み、この本を読んだ。
透に思いを寄せていた綿矢がとても切なく思えた。タイトルの意味が理解出来た瞬間の感動が凄かった。
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映画公開をきっかけに
今夜世界からこの恋が消えてもを読みました。
秘密を守りながらも大切な人のためになら
何でもしたいと思えることに憧れます。
今回は綿矢泉の視点から描かれてるんだけど
あの出来事の裏でこんな事があったんだ
見えてなかった事実があったんだ
と発見の連続でした。
好きな人に振り向いてもらうために
何も持たない自分を変えるために
覚悟を決めて夢に挑む透に感動。
私も一般論や周りの意見に囚われず
夢や目標に挑戦する覚悟を決めます。
今の仕事との折り合いや必要な人への説明
夢に挑戦するための勉強など
やらないといけないことや課題は山積みだけど
一つずつ確実にクリアして夢に近づけるように
努力して努力して頑張ります。
それに登場人物の心情が細かく描かれてて
想像を膨らませながら読む私にとって
とても読みやすかったし
一条岬さんの物語が好きになりました。
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前作を読んでから読むことをオススメする。
前作のこのシーンで、泉はこんな気持ちで2人を見ていたんだ。と改めて切なくなった。
前作も改めて読み直し、違った目線、気持ちを感じたいと思う。
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セカコイのスピンオフ続編って事で、あまり期待してなかったが、素晴らしかった。
忘れられないない人のことをどうしたら忘れられるのか、その答えを泉は透の姉や成瀬くんから与えられる。
泣けます
読み終わって 今の一瞬一瞬を大切に生きようと思いました。哀しい話でしたが 心が温かくなりましたし 前向きに 今を大切に生きようと思えて とてもよかったです。
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愛が詰まった話だった。
これは泉ちゃんが時間をかけて前を向いたお話だけれど、セカコイでやはりどこか透の死に向き合いきれず消化不良でいたかもしれない私たち読者へのメッセージであるようにも感じた。
あとがきから伺える著者一条岬さんのお人柄の良さが、物語にも滲み出ているように感じた。文章は同じでも、感謝の念は新しいです。読者ひとりひとりに向けた感謝の意が丁寧に記されており、感動した。そんな言葉が紡げる人に、私もなりたいし、そんな生き方をできるように努力したいと思った。
こちらも実写化観たいです…
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セカコイのスピンオフ作品。とにかく素晴らしい作品でした。中盤あたりからずっと大号泣でとても感動しました。セカコイとあわせて何度も何度も読み直したくなる小説。私の人生を変えてくれた小説。出会えて良かった小説。
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この物語はひと言であらわすならば前作のスピンオフです。前作では彼女なりに秘密や悩みを抱えつつも、一番傍観者的立場だった綿矢泉が主人公です。
まず綺麗に完結した前作のラストからその後のエピソードが書ける事自体が驚きです。しかもちゃんと面白い。個人的には今回の方が好きです。思えば人生や恋を器用に生きられない綿矢泉に一番感情移入していたのかも知れません。
もし前作からその後の物語がいっさいなく誰にも話せない気持を抱えながら生きていかねばならないとしたらそれはあまりにも不憫です。きっと作者の方もきっと同じ思いで作品を上梓してくださったのでしょう。キャラに対する愛情をとても感じます。
最後にキスのエピソードと成瀬君が最初名字しか登場しない点にはやられましたね。キスの話は途中まで読み進めてやっぱりねと思いつつ、最後におおっと!名前の件は重要な情報を意図的にさりげなく伏せておけるのは小説ならではだな〜と思いました。
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『今夜、世界からこの恋が消えても』の映画を観て、この人の作品を読みたいと思ったところ、登場人物の1人である綿矢泉さんの物語があるという事で読みました。
いやぁ、面白かったです。作品の中で人が変わっていく、成長していく姿を見ることが出来て良かったです。
※以下は小説と関係なく私が残しておきたいと思ったので、書いているだけです。
人が変わっていく、成長していく過程には心の変化があると私は思っています。心の変化というのは、日常生活では自分以外の人の心は見ることが出来ませんが、小説ではそれが文章となり心情として読み取ることができるので、面白いですよね。
自分が感じているものは自分だけのものであり、それを何か形として残すっていうのはすごい素敵だなぁと感じました。
泉ちゃんが見つけられたもの
今夜、世界からこの恋が消えてもの泉ちゃん視点で物語は進んでいくけど、その中で成瀬くんや真織の視点も入っていて、この時この人はこんなことを考えていたんだって発見があって凄く入り込めて読めました。
透くんを本当に好きだった気持ち、いけないと思い諦めようと思ってた気持ち、忘れようと思ってた気持ち、忘れたくないと思った気持ち、真織ちゃんに対しての気持ちそれぞれが丁寧に描かれていて凄く尊い気持ちになりました。最後泉ちゃんの中でこの気持ちを自分の中で見つけることが出来て本当に良かったと思いました。
今夜、世界からこの恋が消えてもを初めて読んだ時真織ちゃんや透くんに凄く感情移入して泣いたけど、その中で泉ちゃんの立場が1番キツかったのではないかと思っていたので、そんな中泉ちゃん視点の物語も出ていることを知り嬉しく思いました。
素敵な作品に出会えて良かったです。ありがとうございました。
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オーディブルで聞きました。
40歳半ばのおじさんでも、とても切なくなりました。
純愛な若者と命の儚さ。
これも現実なんだと。
大切な人への感謝の気持ちと今を生きれている幸せを大切に
生きていきたいと思いました。
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過去も未来も大切だけど、何より今この瞬間が一番大切だと感じさせられる作品だった。
当たり前に健康に過ごせている時間や、一緒に過ごせる人は明日なくなってしまうかもしれない。
そんな瞬間の切なさと尊さを感じた。
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『今夜、世界からこの恋が消えても』のスピンオフ。主人公は綿矢泉。大学の後輩・成瀬透と付き合うが、すぐに別れる。神谷透への想いがつのるばかりで、悲しいエンディングを予想したが、自分にとっては意外な結末に。スピンオフの方が良かった。
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去年(2022年)の7月末に公開された映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の原作の続編であり、かつスピンオフ。泉の視線から過去が語られ、そして未来が描かれる。実は間違ってこれを先に読もうとしたんだけど、やはり後に読むべき。後回しにして良かった。映画はテレビで放送されたら見るかな
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前作のスピンオフ。こちらは泉が主人公。
回想シーンで登場する真織と透に、前作の感動が蘇ってウルウルきてしまった。
今作の泉と成瀬君の関係も、負けず劣らず素敵!
2冊とも読んで初めて、この物語が完結した気がする。
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辛い時こそ笑ってってすごい大事で、
無理矢理にでも口角上げると幸せな感情がしてくる事を信じてる
記憶障害の辛さって安易に想像出来ないけど
努力家の真織にとってそれはとんでもなくきついだろうなーって思う〜
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優しすぎる世界、好きな人を思い好きな人より長生きする。こんな世界を当たり前だと思わず、こんな世界が目の前にあることに、家族に感謝しかないです。
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泉ちゃん視点の話だけど、神谷透くん本当にいい子だなと思った。いい子という表現は正しくない気もする。やはり泉ちゃんが言うように"優しく温かく、美しく生きていた子"がぴったりなのだろうか。こんな子、いくら親友の恋人でも好きになっちゃう。
あなたは美しく生きていたと。
あなたは優しく温かく、誰よりも美しく生きていたと、あなたにそう伝えたい。
自分がいなくなった時、そんな風に思ってもらえる人間になりたい、生き方をしたいと思った。
すごく神谷透くんに会いたくなる物語。
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前作『今夜、世界からこの恋が消えても』から少し時間が進んだ時間軸のスピンオフ小説です。
今作の主人公は、前作主人公の一人、日野真織の親友として描かれた綿矢泉を想う年下の大学生。前作で描かれた真織の『彼氏くん』へ残した想いが忘れられない綿矢と、自分は何も持っていないと思い込んで今一歩が踏み出せない成瀬は、『本気で好きにならないこと』を条件に付き合うことにしてみるも上手くいかず、思わぬ方向に転がっていく。
自分の好きな人が、それも自分の恋人ではなく、親友の恋人で、告白をすることもなく失恋していて、けれどずっと好きだと思っていた人が突然この世からいなくなってしまったら、その気持ちはどうやって消化したらいいのか。こじらせていることはわかっているけれど、自分ではどうにもできない。忘れたい。忘れたくない。忘れなきゃいけない。忘れられない。そんな矛盾した苦しみの中にいる大学生の綿矢泉と、そんな彼女に想いを寄せる年下の男子大学生。どこか頼りないけれど、素直で一途で、どことなくわんこ味を感じる彼が、恋を知って、愛で変わっていく。その様が時に微笑ましく、また覚悟を決めるというのはこういうことなのかと思わされました。
前作を読んでいない人でも読めるようにということなのか、前作の回想にそこそこ重量があった気がします。私は前作から間をおいて読んだのですが、もう少し触れるのも軽めでよかったように思ったので、前作・今作と連続で読むと冗長に感じるかもしれません。
前作同様ダブル主人公の目線で話が進むのですが、途中で前作主人公の日野真織の視点も混ざります。綿矢泉も日野真織も一人称が『私』のため、ある程度読み進めないと誰の目線か分からずに混乱するところがあったのが少し残念ですが、全体的に面白く読めました。
少しの無理でやれることなら、全部やろうと思う。無理をしてもやってみたいと思えることがあることは、幸せなことだ。
言い回しは違うかもしれないけれど、そんなことを二人の男の子たちが言っているのに、静かに感じ入ってしまいました。
少しの無理。少しの背伸び。それをしたい相手がいることは、それをして喜んでもらいたい相手がいることは、確かに幸せなことなんだろうなと。
誰かを好きになること、誰かを大切にするということを改めて感じさせてくれる一冊でした。
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タイトルからして同じ人を好きになる系だと思ったけど当たりだった。内容が悪い訳では無いけど、あと出しで泉も透のことが好きだったとか知りたくなかったなー。これなら原作で同時進行にしてもらいたかった。
泉も辛かったとは思う。だけど時間と共にやっぱり忘れていく、傷は癒えていく。成瀬くんとも最後には好き同士で付き合うことになったし。
でも、真織は思い出したいのに思い出せない。真織も透のことが好きなのに。好きなままなのに。
透も泉も真織も成瀬くんみんなしんどくて辛い気持ちがあったと思うけどどうしてもやっぱりわたしは真織が1番しんどいだろうなと思っちゃうな。
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「今夜、世界からこの恋が消えても」という前作の続きで、関連した内容・登場人物となっていた。
前作を読んだのは半年程前なので思い出すのに少し時間がかかった。前作を読み直してから読めば良かったと思った。
内容については前作の方が感動した。故人を思い出す内容があまり好きではないからかもしれない。
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高校生の時に初恋の人が亡くなると言う事実が、どのような事なのか作者の表現が繊細でとてもよかったです!スピンオフと言うことで前作との比較はできませんが面白く読ませてもらいました!
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透くんにまた会いたくて、こちらのスピンオフも。
愛とはなんだろうか。
泉と同じように、その感情をフィクションのように思っていました。
自分よりも大切にしたいと思える人の存在と、大切にして生きるために頑張ることが、愛なのかなと、この物語を読んで感じました。
「全ての憂いや心配を忘れさせ、自分をただの女の子にしてくれる。ひょっとしてそれが恋愛なんだろうか。」
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「今夜、世界からこの恋が消えても」の続編。泉が今作のヒロインになるけど、透のことが好きだったとは衝撃を受けた。大切にしたかったものを諦めるよう迫られたとき、人はどうあるべきなのか深く考えさせられる物語だった。
Posted by ブクログ
恋が消えても、を読んでいた時点で私はもはや泉ちゃんだったので、全て分かっていたし、それでもなお泣けた。
大切な人のために、健康に長生きする。そんな生き方したいですね。相変わらず、優しい世界。
泉ちゃんは神谷透を大切にしながらも、一歩進んで行ったが、私はずっと、神谷透くんだけが好きです愛してます、という拗らせババアの感情が残った。
私も小説書くべきかな〜