今夜、世界からこの涙が消えても
  • 最新刊

今夜、世界からこの涙が消えても

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

僕の大学生活は平凡だった。綿矢先輩と出会うまでは――。
「先輩って大恋愛とかしたことなさそうですよね」「君が知らないだけだよ」。そんな会話から始まった勢い任せの告白。
しかし先輩は“私を本気で好きにならないこと”を条件に告白を受け入れるという。
そうして始まった儚い恋人ごっこ。浮かれていた僕はやがて知る――先輩が“忘れられない恋”を抱えていることを。時折見せる悲しい表情のわけをどうしても知りたくなった僕は、偶然出会った、先輩の高校時代の親友・日野真織に声をかけるのだが……。

映画化で話題沸騰、世界中で感動の声続々の恋と記憶の物語『今夜、世界からこの恋が消えても』の続編がついに登場。
原作でも物語の鍵を握るキャラクター・綿矢泉を中心に描かれる、誰にも気づかれることのなかった“もう一つの切ない恋”。

◆目次◆
さよならの仕方を教えて
知らない彼女の、知れない彼女
この世の光の只中で
終氷
拝啓、あなたへ

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  • 映画化

    「今夜、世界からこの恋が消えても」

    2022年7月29日公開
    出演:道枝駿佑、福本莉子、古川琴音

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今夜、世界からこの恋が消えても の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 今夜、世界からこの恋が消えても
    737円 (税込)
     僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは――。  クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。  そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。 「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」  日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。 唐突にやってくる衝撃の瞬間。その先に待つ驚きの結末に、読む人すべてが感動に包まれる! 第26回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作!
  • 今夜、世界からこの涙が消えても
    715円 (税込)
     僕の大学生活は平凡だった。綿矢先輩と出会うまでは――。 「先輩って大恋愛とかしたことなさそうですよね」「君が知らないだけだよ」。そんな会話から始まった勢い任せの告白。  しかし先輩は“私を本気で好きにならないこと”を条件に告白を受け入れるという。  そうして始まった儚い恋人ごっこ。浮かれていた僕はやがて知る――先輩が“忘れられない恋”を抱えていることを。時折見せる悲しい表情のわけをどうしても知りたくなった僕は、偶然出会った、先輩の高校時代の親友・日野真織に声をかけるのだが……。  映画化で話題沸騰、世界中で感動の声続々の恋と記憶の物語『今夜、世界からこの恋が消えても』の続編がついに登場。  原作でも物語の鍵を握るキャラクター・綿矢泉を中心に描かれる、誰にも気づかれることのなかった“もう一つの切ない恋”。 ◆目次◆ さよならの仕方を教えて 知らない彼女の、知れない彼女 この世の光の只中で 終氷 拝啓、あなたへ

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今夜、世界からこの涙が消えても のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作品が持つ「透明感のある美しい文章」や「生と死、記憶という重いテーマへの真摯な向き合い方」が、どこか純文学のようなノーブル(上品)な雰囲気を醸し出している。
    大衆小説(エンタメ)ではありますが、ただ軽いだけの日常系ではなく、人間の感情の揺れ動きを丁寧に描いた「非常に文学的で質の高いエンタメ小説」であると思います。

    ―前作からのバトン―
    前作『今夜、世界からこの恋が消えても』は、神谷透という一人の少年の死と、前向性健忘を患う日野真織の切ない恋の結末を描いた衝撃的な作品だった。あまりに美しく、そして残酷な幕切れに、私はしばらく涙が止まらなかった。だからこそ、その「その後」を描く本作を手に取るのには少しの勇気がいった。しかし、読み終えた今、私の心を満たしているのは悲しみではなく、温かい救いと、前を向くための静かな勇気だ。

    ―遺された側の物語―
    本作の主人公は、前作で透と真織を一番近くで見守り、二人を支え続けた親友の綿矢泉である。前作の終盤、透の記憶を日記から消すという「優しい嘘」を一人で背負い込んだ彼女の苦悩は、想像を絶するものだった。
    本作は、そんな泉が大学に進学し、新たな出会いや葛藤を通じて、自分の人生と「透の死」にどう決着をつけるかを描いている。
    読んでいて胸が締め付けられたのは、泉が抱える深い罪悪感だ。親友の恋人を守るためとはいえ、親友が生きた証を自らの手で改ざんしてしまったことへの葛藤。自分だけが透を覚えているという孤独。前作が「記憶を失う恐怖」を描いた物語なら、今作は「記憶を一人で抱え続ける重圧」を描いた物語であり、より大人びた、深い人間ドラマが展開されている。

    ―絵画が繋ぐ奇跡―
    物語の大きな転換点となるのは、真織が透の記憶を失った状態のまま、無意識に彼を描き続けた「絵」の存在だ。
    脳の記憶は消えても、心が、そして手が透の手触りを、声を、体温を覚えている。この「身体的記憶」とも言える奇跡的な描写に、私は目頭が熱くなった。真織が真実に気づいた時、それは再びの絶望ではなく、透が確かに愛され、存在していたという証明に変わる。泉が一人で背負っていた重荷が、真織の「心」によって分かち合われた瞬間、読者である私も深い救いを感じた。

    ―この物語が教えてくれたこと―
    大切な人を失った喪失感は、時間が経てば消えるというものではない。本作の登場人物たちも、透の死を忘れて幸せになるわけではない。彼らは、透を失った「穴」を抱えたまま、それでもその穴を愛おしい記憶で満たし、新しい一歩を踏み出していく。
    「世界から恋が消えても、涙が消えても、彼らが紡いだ想いは決して消えない」――。
    この2作目を通して、ようやく『セカコイ』という物語が真の意味で完結し、登場人物たちの未来に光が差し込んだのだと確信できた。悲しみに立ち止まりそうなとき、何度でも読み返したい、私にとって大切な一冊になった。

    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ

    私も恋をしたものの諦めた経験がある。しかも、その相手をひどく傷つけて無理やり終わらせてしまった。いくら悲しんでも、いくら悔やんでもどうしようもないことはあると思う。無理やり忘れようとしていたが、無理に忘れる必要はない、その気持ちがあることを尊重して認めてもいいんだと感じることができた小説だった。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    一条岬さんの文章はすごく美しい。
    やさしさで溢れている世界が描かれていて、前作含めとっても好きな作品。
    表紙の写真もタイトルも好き。

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    透くんと真織ちゃんの横にいた綿矢ちゃん目線の物語なのが前作とはまた違ってよかった。
    前作と繋がっている部分があったり、新たな話が出てきたりで面白かった。

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    「今夜、世界からこの恋が消えても」の続きの話で、綿矢泉が主人公となる。前作では明かされなかった事実が描かれ、透に対する思いが葛藤を生み、新たな一歩を踏み出せない泉を懸命に支える成瀬の思いが彼女を前に向かせる。悲しいことがあったら忘れなければいけないと思ってしまうし、実際私もそう思っていたけれど、忘れなくてもいい。大切にしていてもいい。そんな温かさが沁みる作品だった。

    0
    2024年09月27日

    Posted by ブクログ

    どこまでも友達想いな泉ちゃんに惚れた
    決してハッピーエンドでは終わらせず登場人物がどのように成長するのか読者が考えさせられるのがよき、、

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    「今夜、世界からこの恋が消えても」のスピンオフ作品。
    「今夜、世界からこの恋が消えても」の終わり方も、悲しさはあれど、進んでいる感じで良かったが、今作も終わり方がハッピーエンドな感じで良かった。
    今度は泉が主人となっていて、複雑な心境を吐露しながらも物語が進んでいく。
    途中、泉の両親の関係性についての描写があるが、その部分を読むと、今の泉の関わり方がはっきりイメージできるようになった。
    無理に記憶を消そうとしなくていいよ、というメッセージは、個人的に印象に残った。
    生きている限り、いいこともそうじゃないことも色々覚えていくことになるが、それも含めて、自分を形成していると思うと、必要な思い出だなぁと思った。

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    愛は一番美しくて、なおかつ、1番歪んでいる。
    人にはあまり言わないけど、自分の中で忘れたくないと思う感情って、誰しもが持っていると思う。それを無理して棄てようとするのではなくて、受け入れた上でそのままでいいと思えると未来の自分が辛い想いをしなくて済むのかなと感じた。
    時間は良くも悪くも過去を置き去りにして過ぎ去っていってしまうから、つなぎ止めておきたい大切な感情を、生涯大事にしていく生き方を私はしたい。

    0
    2023年12月21日

    aki

    購入済み

    泣けます

    読み終わって 今の一瞬一瞬を大切に生きようと思いました。哀しい話でしたが 心が温かくなりましたし 前向きに 今を大切に生きようと思えて とてもよかったです。

    #泣ける #切ない #感動する

    0
    2022年10月29日

    Posted by ブクログ

    前作を読んでいる時は考えてもいなかった方向から物語が始まったので、内心びっくりしながら読み進めていました。
    視点が結構な頻度で切り替わるものの、誰の語りかが割とすぐわかるようになっていたので、読みにくくは感じませんでした。

    0
    2025年10月07日

今夜、世界からこの涙が消えても の詳細情報

  • 映画化

    「今夜、世界からこの恋が消えても」

    2022年7月29日公開
    出演:道枝駿佑、福本莉子、古川琴音

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