【感想・ネタバレ】あなたは、誰かの大切な人のレビュー

あらすじ

メキシコを代表する建築家の邸までやってきたのは、かつてのビジネスパートナーの「目」になるためだった──建築事務所を営むキャリア女性の生き方を描いた『皿の上の孤独』を含む、六つの小さな幸せのストーリー。

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Posted by ブクログ

私は私の、大切な人!
自分との時間を、孤独をやさしく大事にしながら生きることができる人は、豊かな人。

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

最後に劇的な変化が起きるわけではなく、誰かの少しづつ移ろいいく日常を垣間見せてもらった気がした。その誰かに自分の心情を重ねてみたり、そういった考えもあるよなって思ってみたり。これからの自分の人生を考えるきっかけを与えてくれる本だと思う。私も誰かにとって大切な人。きっとそうでありたいと願う。誰かの一番じゃなくても、大切な人。昔は一番にこだわってた気がする。でも大人になって思うのは、一番なんてそうそう選べないということ。この部分では一番だけど、全てにおいての一番はいない。人となればそれこそ。そう思うし、そうありたい。欲張りかもしれないけど、自分の大切なものは全て守りたいし、大切に持っていたい。

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2026年05月06日

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母も父も黙って仕事頑張ってくれているのだな稼いでくれているのだなと思った。
自分の人生と重ねて考えさせられる部分が多々合った。

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2026年04月18日

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特別"良い話"ってわけじゃないのに心が温まる6つの短編集。
パワーをもらえる!って感じではなく読むとそれとなく前向きになれる本。

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2026年03月22日

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「月夜のアボカド」が特に良かったです。
大切な人を想うこと、支えること。こんな風に生きられたら素敵だな、と思います。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

タイトル通りの⋯家族,友達,仲間との思いやりや絆をテーマにした短編集、どの物語も品格とユーモアが有ってどれもあたたかい物語です

メキシコ料理とトルコ料理⋯⋯⋯美味しいのかなぁ

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

自分は、自分の大切な人。物語を全て読んで、そのことを忘れずにいたいと思った。人は結局はひとりだけど、だからこと誰かと心から繋がれることは、奇跡で、それを改めて思わせてくれる。
10年後、20年後に読み返したらまた違ったステージにいる自分にとって、刺激のある一冊になりそう。

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2026年02月22日

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原田マハさんの書く本は、どれを読んでも涙してしまう瞬間がある。
4編読み進めたが、どれもとても素敵な話。
特に1編目が良かった。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

二十代に手にした一つの額縁は、時を経るごとに、どこかしっくりこなくなった。あの時は、この額縁の中に私の人生を描くと悟ったのに。あれから二十年経ち、私はその額縁を手放し、全く新しい額縁を手に入れた。それはとても質素に見えるけれど、大らかで、この外側にも描いてもいい、と言われているかのような器の大きさがある。そう、人生は必ずしも額縁の中に描き切れるとは限らないほど未知の可能性を備えている。一度決めたことで私を縛らず、行くと決めたときにその一歩を踏み出す勇気を信じること。それは私自身を信じるとゆうこと。私自身を大切な人だと認識すること。それは孤独と隣り合わせかもしれない。でも、私にしか描けない、色とりどりの絵でもある。

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2026年01月21日

購入済み

やわらかな女流小説

読後にやわらかな気持ちになれます。一話目と二話目は人目につかない自室などで読むことをオススメします。

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2020年01月23日

Posted by ブクログ

audible☆
6つの物語それぞれにホッとする場面があった。
中でも1つ目の"最後の伝言"が良かった〜

トッコ妻 美容室経営 2人の娘を育てる
さぶちゃん旦那 放浪癖のあるイケメン
        映画俳優並みの色男

何度もよそで女をつくり家をあけるさぶちゃん。
何度も離婚しようとしたトッコ。
そんな夫婦だったけどお互いに世界中で1番愛した人だった。
最後に"可愛いもんよ、男ってやつは"っとトッコのセリフがある。波瀾万丈な人生だったけど最後にそう思える心根の深さにジーっんときた♡

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

原田マハ初めて読んだ。短編集。
旅行と美術、芸術に作者が精通しているのだろうとわかる。
最後の伝言の父親が泣くシーン、読みながら泣いてしまった。
波打ち際のふたりもこんな友人が欲しいと思える心温まる話。
人間最後は一人で生きていくとわかっていながらも一人が辛くならなくなれる気にさせてくれる良書。再読するときが来るかも。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

ほっと一息つける話が多く、とても温かい気持ちで読みました。温泉に友達と行く話と、アボカドのエスターの話がとても好きです。人間の間で、擦られ揉まれ疲れる毎日の合間に、大事な人との思い出や会話を切り取った本を読むのは癒されますね。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

6人の女性のお話…みんな独身であることが共通している。とても身近に感じてしまう。それぞれが幸せであることが嬉しくなる。
原田マハさん…良いな。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

私が今まで読んだ原田マハさんには、ハグとナガラがよく登場して今回も、自分と重ね合わせて読んでしまう部分、父親亡くして田舎で暮らす母親のこと、今は元気だけど、この先のこととか他人事とは思えない。他の作品にもお母さんが亡くなるとか、ホント自分のことと考えてしまって、読んでいて辛かった。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【好きなシーン】
『最後の伝言』より
・父は母に「化粧もしてない顔、あんたに見られたくない」と言われていたから、病室にも行けなかったのだということ
・父が葬儀場に到着し、トッコの名を叫ぶ場面

【好きな話】
『月夜のアボカド』
エスターとアンディの純粋な愛に涙腺が緩みました。


どれも上質な短編です。
人生の節目節目に読み返すと、また違った視点や感想が出てくると思います。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

言葉は足りないし、理解もたぶん完璧じゃない。

それでも、そのぎこちない距離の“間”に、ちゃんとかけがえのないものがある。

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2026年02月22日

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「無用の人」と「波打ち際のふたり」と「皿の上の孤独」がよかった。無用の人、ラストのシーンの描写が素敵で景色が目に浮かぶようだった。映画化楽しみ。

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2026年02月06日

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優しい気持ちになる短編集。辛いことや別れやわかりあえなさも、美しいものを愛でる気持ちなどふとした感情の共振で乗り越えられることがある。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

初めて原田マハの本を読んだけど、文章が柔らかくてとても温かい気持ちになった。タイトルが読み終わった後にすごい沁みたし、自分も誰かの大切な人になれてるといいな、なりたいな。そう感じる本だった。
引き続き原田マハ作品を読んでいきたい、そう思える本。

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2026年01月24日

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「誰か」それには「自分自身」も含まれているな

CMで「ひとりは好き 孤独は嫌い」ってフレーズがあるけれど、孤独は嫌いなのかな、こわいなのかな、さみしいなのかな

はたまたその人は本当に孤独なのかな

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

幸せって何なんだろう。

もちろんそれは人それぞれで。

そして、答えがあるかもわからなくて。

わからないから、人は悩んでしまって。

でも。
ふとした時に、幸せというものを感じる時がある。

何が幸せかは、言語化できない。

難しいなあ。

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2026年06月21日

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登場人物たちの、感情や環境に所々自分が重なって、胸がキュッとなった。私と年頃が近かったり、もう少ししたら近づくような女性が主人公であることが多かったからかな。私はそのとき、どんな風に思うんだろうなぁ。

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

⚫︎最後の伝言
母はしっかりもので明るくて、
周りに愛されていた太陽のような人。
父は容姿だけがとりえの、ろくでなし。
仕事もせず浮気性で、放浪癖があり、
母が危篤のときも、病室には来なかった。父曰く
母から電話で、化粧してない顔は見せたくないから
病室には来るな!と言われたかららしい。
出棺の直前、ようやく現れた父は情けない姿で
おいおい泣いたのだった。

誰よりも母を必要として愛していた、
ろくでなしであることも許せるくらい
母を逞しく居させてくれたのが父だった。
父親らしい振る舞いを、母は別に
求めていなかったのじゃないかな?
強制することで父の何かが壊れてしまうなら、
ろくでなしであることを承知で、
それでも一緒にいたんだろう。

振り返ると、父は周りみんなの憧れで、娘二人も
誇らしく思っていた思い出がたくさんあった。
良い父親でも、夫でもなかったんだろうけど、
母と娘二人にとって良い男であり続けた。
最後は三人並んで母を見送れて良かった。

⚫︎月夜のアボカド
仕事で行ったロサンゼルスで知り合ったアマンダ、
その友人のエスターは79歳、うんと年上の友人。
エスターが作るメキシコ料理はとても美味しい。
庭で採れる自家製アボカドが、
美味しさの秘訣らしい。

日本へ帰るたび、走り書きの英語のレシピを
恋人の朋生に渡して作ってもらった。
独立宣言した仕事が軌道に乗るまで、
エスターのもとへは行かないと決めたマナミは、
朋生のメキシコ料理に何度も励まされた。

あるときエスターは、5年前に亡くなった
2番目の夫、アンディの物語を話してくれた。
最初の夫は働かず酒癖が悪く、暴力を振るわれたが
美容師として家計を支えながらの子育てに、
両親の面倒まで、歯をくいしばって生きていた。
たまたまバーで隣に座ったのが、アンディだった。
エスターを運命の人だと、言ってくれた。

知り合ってから20年、子どもたちの後押しもあり
エスターは60歳でようやくアンディと結ばれた。
明るく笑うような月を見て、
「ダーリンが、こっちを見てるみたい」
夫は色白でまんまるの顔だったのよ、
と言っていたけど、エスターの心も明るくまるく
してくれる人だったんだろうなあ、とほっこりした。
結婚生活は4年と短かったけど、そのときの思い出が
今もエスターの人生を支えている。

⚫︎無用の人
父は地味な振る舞いのせいか、昇進もせずに
安月給のまま。あげく一方的に解雇された。
母はパートで、一生懸命家計を支えた。
そんな現状に対して何の不平も言わない夫に、
気が弱い、一緒にいてもつまらない、と不満げ。

でも、読んでいて、正直なんでこんなに
無用の人とか、母親に疎まれているのか?
そこがあんまり共感できなかった。娘の職場にきて、
「こんな美しい絵に囲まれて働けるなら、きっと
いま、幸せなんだよな?」と気にかけてくれた
その最期の会話が切ない。もっと、
この人の良い一面を見てくれる人が、
周りにいたら良かったのに。

亡くなった父から、誕生日の贈り物として
鍵が送られてきた。父が独身時代を
過ごしたらしいその封筒の住所へ行ってみる。
きれいな桜並木をみて、実は、父は密やかに
美しいものを愛でる心を持った人だったのでは、
と思う。
部屋の中央には、岡倉天心『茶の本』のみ。
窓を開けると満開の桜。父は毎日、
この立派な絵を見て過ごしていたのか。
とっても豪華な贈り物だ。

⚫︎緑陰のマナ
旧約聖書に登場するマナ。飢えに苦しむ人々のために
モーセが祈り、神が天から降らせた奇跡の食物。
母の手作りの梅干しを、
あなたにとってのマナのようなものなのね、
とエミネは言ってくれた。
エミネもかつて、母を真似て作り続けた
シガラボレイ(トルコの春巻き)を父に「マナ」と
言ってもらえたことが心の支えになっているようだ。
父と妹と囲んだ最後の食卓でやっと、
母が亡くなって以来バラバラだった家族を
繋いでくれた。

⚫︎波打ち際のふたり
東京で仕事をしている私だが、姫路の実家で暮らす
母が認知症に。女二人旅の相棒、ナガラも
母が倒れるまでめったに帰らなかった。
母子二人の時間を、いま取り返しつつあるようだ。
仕事、仲間、旅、人生で大事にしたいこと多すぎる。
私は久しぶりの二人旅の夜、姫路に帰ろうと決める。

でももし、
仕事のために東京に残ることを選んだとしても
間違いじゃないと思う。どれを選んでも
後悔する部分はやっぱり出てくるだろうけど、
それでも投げやりにならずに、せめて
たくさん考えて出した答えを生きようと思う。

⚫︎皿の上の孤独
かつてのビジネスパートナー青柳くんは、緑内障を患い
目がどんどん見えなくなっていく。
私は乳房にがんが見つかったとき、
夫とも恋人とも別れ、独りで手術に臨んだのだった。
お互いどうにか生き延びている。

「人は、孤独になれる空間を必要としている」
このバラガンの言葉をあらわすように、部屋には
やわらかく包み込むような孤独の匂いがする。
小さな朝食室に飾られているお皿には
「Soledad」(孤独)の文字。自身がデザインしたもの。
結婚もあえてしなかったのかな?

私はルイス・バラガン邸のリビングで目を閉じる。
バラガンが切り取った神秘的な空間の雰囲気は、
見えなくても、感じることができる気がした。
家のところどころに
外の風景を切り取るように配置されているらしい窓は、
毎日少しずつ変わる風景画が楽しめそうで
素敵だなあと思った。

——
誰でも誰かの大切な人であること、
その人にとっての大切な人の想い方には
色んな形があること、
知らない人も苦手な人も
誰かにとっての大切な人であること
を、教えてもらった。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の伝言
栄美
十八歳で美容師の道に入った三年前に都心に自分の店を構えた。

眞美
妹。主婦でパート勤め。

平林トシ子
母。享年七十三歳。七十歳で持病の糖尿病を悪化させて店を畳むまで、美容師一筋。

平林三郎
父。なんの才能もなければ、働く気力もない。

横山円香
葬儀社『永訣堂』の担当係長。

たつ子
母の妹。

芳信
たつ子の夫。

八千代
芳信の妹。

東山

町内会長


月夜のアボカド
マナミ
フリーランスのアートコーディネーター。

アマンダ・コーネル
六十九歳。ロサンゼルス郡立美術館に二十年勤務。やり手の展覧会ディレクター。上海生まれの日系三世。

エスター・シモンズ
七十九歳。アマンダの友人で、主婦。両親は、メキシコ人の移民。夫には、十五年前に先立たれ、ふたりの息子たちは、それぞれ独立して、家庭を持っている。

朋生
マナミが密かに付き合っている恋人。

マナミの父
厳格な父親。「男は仕事第一」という、かなり古い考え方の持ち主。

マナミの母
専業主婦。父の言うことに従う「デキる妻」。絵に描いたような夫唱婦随、骨董品のようなカップル。

アンディ
四年間一緒に暮らしたエスターの二番目の夫。


無用の人
羽島聡美
K記念美術館学芸課。他界した父から宅配便が届く。

菅本
美術館事務局の非常勤職員。

羽島正三
聡美の父。三月一日に他界。

下村
学芸課長。

聡美の母
七十六歳。


緑陰のマナ

学生時代から旅行好きで、四十代後半になったいまも年がら年中旅をしている。旅関係の雑誌の編集部を経て、四十歳になったのをきっかけに独立し、フリーランスの物書きになった。

エミネ・バヤル
在日トルコ人。

アリ・エクシオル
エミネの友人。NPO「日本トルコ文化交流会」のメンバー。民宿のオーナー。大阪でトルコ雑貨の店を経営している。


享年七十五歳。脳梗塞を二度やって、一度目は奇跡的に助かった。二度目は姉が家族旅行に出掛けているあいだに、帰らぬ人となった。夫と四十年近くにわたって、地元の小学校の教諭を務めてきた。


定年退職後、七十歳のときに腎臓を患い、先立った。

カナン
宿の従業員。


波打ち際のふたり
波口喜美
ハグ。大手広告代理店に勤務し、肩書は広告ディレクター。課長代理の役職にもついて、結婚を意識して付き合ってきた恋人もいた。三十五歳に仕事も恋愛も失った。フリーランスの広告ディレクター。

長良妙子
ナガラ。旅友。大学時代の同級生。淡路島出身で、大阪の証券会社に勤続二十五年。総務課課長に抜擢された。

喜美の母


皿の上の孤
野中咲子
サキコ。大手都市開発企業に勤務し、開発部の課長職を務めていた頃に、青柳と出会った。

ホセ
運転手。

アマンダ
日系アメリカ人。七十一歳。ダラス在住のアートコーディネーター。

青柳透
咲子のかつてのビジネスパートナー。もともと大手ゼネコンの設計部に所属していた設計士。かなりの年収と出世コースに直結したポジションを捨て、独立した。

真奈美
咲子の友人でアートコーディネーター。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

あたたかな気持ちになる短編集
孤独を感じることもあるが、家族や友人、仕事仲間など、自分の周りの人たちとの関係を大事にしていこうと思えた。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

20代の自分には少し重く、暗い気持ちになる作品が多かったように感じた。もう少し時間が経ってからまた読み直したい。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

色々な生き方がある6つの短編集。
一回きりの人生で何を得て何を諦めるか、
その中で自分を探していく、
主人公の女性たちをかっこいいと感じた。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

なんだか旅に出たくなるような話が多くて、母が作ってくれた梅干しだったり、自分の目で見ることだったり、波打ち際だったり、夕陽だったり

些細なものを美しいと思えるような短編集だった。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

各短編を読み終わった後に、タイトルを思い出してそうだよね、って思うのを繰り返した。
ただ、ちょっとだけ読みづらかった。

短編の中では、波打ち際の二人、が好きだった。母と、老いていった祖母の関係を思い出したし、これから訪れる私と母の関係もどうなってくのかな、と少し不安になった。けど、二人ですごす時間を母に返していくっていう言葉はしっくりきた。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

解説を見て気づいた以下。

主人公は皆、未婚で自立した女性。
「いま」に至った過去を誰ひとり悔やんではいない。
あくまで自分で選択した道を自分で歩んできた。
でも、そんな彼女たちも、「誰か」を大切に思い、見返りを求めるでもない、思いを通わせた行動を取っている。
そして、「誰か」からも、大切に思われている表現が節々に読み取れた。

誰かに依存することなく、自他を尊重して生きていく。その過程で誰かを大切と感じ、誰かから大切に思われる。気づかないうちに「大切」の循環が生まれているんだな、みな、誰かの必要条件なんだなと思った本。

忙しい日々、どれだけここに立ち戻れるだろう。

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2025年11月29日

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