【感想・ネタバレ】鬼平犯科帳(十二)のレビュー

あらすじ

若き日、平蔵と左馬之助は高杉銀平道場の竜虎といわれ、もう一人又兵衛を加えて三羽烏とも呼ばれたものだった。それから幾星霜…盗賊となった又兵衛、火盗改方の長官・鬼の平蔵、二十数年ぶりの凄絶な対決を描く「高杉道場・三羽烏」。彦十に五郎蔵、粂八の元・本格盗めの男たち、いまはお上の手先だが興が乗り、<昔とった杵柄>に話がまとまってしまう「密偵たちの宴」。ほか「いろおとこ」「見張りの見張り」「二つの顔」「白蝮」「二人女房」の七篇を収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2021.5.29 再読

いつもの感じですが、
最後 平蔵さんの調子がよくなさそうで
心配です。

あと 昔 盗賊でいま 平蔵さんに
密偵として大活躍のお馴染みメンバーが
企てる話は 面白かった!


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2021年05月30日

Posted by ブクログ

平蔵のために日夜働き続ける密偵たちがある日、宴を催す。酒が進み話はあらぬ方向に、真の盗めを世に見せるため密偵たちが動き出す。これが「密偵たちの宴」、若き日の平蔵と左馬之助は高杉道場の竜虎といわれ、もう一人又兵衛を加えて三羽烏とも呼ばれていた、盗賊となった又兵衛と鬼の平蔵の戦いを描く。「高杉道場・三羽烏」

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2016年12月07日

Posted by ブクログ

この巻で全体の半分。
今回収録されている話は、「いろおとこ」、「高杉道場・三羽烏」、「見張りの見張り」、「密偵たちの宴」、「二つの顔」、「白蝮」、「二人女房」の七篇。
「いろおとこ」、「高杉道場・三羽烏」、「白蝮」とレベルが高い剣士が登場するが、残念なことばかり。
火盗改には平蔵のほか酒井、沢田と剣の力のある同心がいるが、そんなに多くない。機動力があり、手に余るようならば盗人を斬って捨てることもある火盗改。捕縛も含め、剣の能力に長ける者がもっといてもいいように思うが、なかなか難しいようだ。
私としてはお気に入りの沢田が活躍してくれるので嬉しい。
「密偵たちの宴」は珍しい展開を見せる。そのまま話が進みそうでヒヤヒヤするが、楽しい一話となっている。

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2013年06月09日

Posted by ブクログ

いろおとこ
高杉道場・三羽烏
見張りの見張り
密偵たちの宴
二つの顔
白蝮
二人女房

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2011年02月09日

Posted by ブクログ

シリーズ半分の折り返し地点、12巻です。読む本がなくなったら兄の蔵書から少しずつ読んでいるんですが、折り返しか…と少し寂しくなる。
鬼平さんの信頼する密偵たちが昔取ったナントヤラで盗みを企てる「密偵たちの宴」が面白かった。思えば最強クラスの元盗人たちが集っているわけで、本気でやれば簡単にできてしまいそうだけど、それを実行してしまうと鬼平さんを裏切ることにならないかい…?とヒヤヒヤした。しかし、鬼平さんにはすべてお見通しなのであった。さすがです!最後、馬鹿な企てをした男たちにくだまいてるおまささんが可愛い(笑)
フリー・ランサーの盗人という時代小説にはなかなか登場しないワードが出てくるのがまた面白い。

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2021年05月28日

Posted by ブクログ

密偵たちの宴。
四つほどの重箱には、軍鶏を酒と醤油で煮つけたものや、蕨の胡麻あえや、豆腐の木の芽田楽などが詰めてあり、大皿には鯛の刺身がもりつけてあった。
なにげない料理のシーンにも、心惹かれるのが、また鬼平の魅力でもある。

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2020年02月08日

Posted by ブクログ

いろおとこ
高杉道場・三羽烏
見張りの見張り
密偵たちの宴
二つの顔
白蝮
二人女房

「見張りの見張り」宗平が昔なじみの長久保の佐助と再会。五郎蔵を尾行する佐助をさらに伊三次が尾行するという面白い図。
「密偵たちの宴」前からこの話は好き。今までにも足を洗った盗賊が血が騒いで再び…というのはあったけど、今回は平蔵に仕える腕利きの密偵たちの腕試し。せりふのみのシーンが新鮮で、最後のおまさの独白に笑ってしまう。
どちらもやっぱり平蔵には敵わないという印象。
「二人女房」高木軍兵衛の再登場。

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2018年09月29日

Posted by ブクログ

鬼平犯科帳 12巻目。
シリーズのちょうど半分が終わった。

今回、「密偵たちの宴」には、かなりヒヤヒヤさせられた。。
平蔵さんの勘働のすごさを侮ってはいけません。。でも、何事もなくてよかったが。。。

「二人女房」では、平蔵さんの身体が心配になった。
シリーズを重ね、きちんと、話の中で年を重ねている平蔵さん。
人間だから、いつか。が、くるのはわかっているが、それを想像したくない。
最後に、辰蔵とともに、悲しい気持ちになってしまった。。

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2017年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安定の面白さ。 『密偵たちの宴』は特に面白かったです。今ではすっかり足を洗って平蔵のために働いている密偵たち。でも、ついついいたずら心というか腕試ししたいという思いが顔を出し…、という話。おまさだけはそれを窘めるというのが興味深いです。女は過去を振り返らないですからね(笑) 

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2015年04月13日

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「いろおとこ」というよりも女癖
「高杉道場・三羽烏」後付け感バリ2の3人目
「見張りの見張り」密偵が密偵をつけたりする
「密偵たちの宴」おまさ、キレる
「二つの顔」素人女の遊び場が
「白蝮」女剣豪盗賊
「二人女房」軍兵衛、活躍

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2023年04月04日

Posted by ブクログ

 池波正太郎 著「鬼平犯科帳 12」、2000.8発行、7話。本巻は、やや盛り上がりに欠ける気がしました。

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2021年01月18日

Posted by ブクログ

鬼平犯科帳 (12)

鬼平さんの活躍に欠かせない密偵達。彼らも“元・盗賊”という事で、〈昔とった杵柄〉で盛り上がってしまう、「密偵たちの宴」。密偵達の台詞のみのやり取りが、読んでいて自分もその宴を覗いているような気分になりました。それにしても、すべてお見通しの鬼平さん。恐るべし。
そして、鬼平さんの息子・辰蔵さんも登場する「白蝮」。
“女好き”なお気楽同心・忠吾さんでさえ、辰蔵さんの女性趣味には若干引き気味になっているのが笑えます。この話では、凄腕同心・沢田さんが過去敵わなかった女性が出てきますが、なんとなく、沢田さんには幸せになってほしいと思ってしまう私です(あ、小柳さんも)。

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2020年05月16日

Posted by ブクログ

やや平蔵に年齢を感じる気がします。ラストでは体の疲れがとれないと熱海へ…おじいさんか。
密偵たちが昔を思い出してイタズラをする話がイイ。

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2011年06月15日

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