あらすじ
夜鴉(よがらす)が鳴くのを聞いた翌日、おまさは旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられた。「頼みがある。荒神の二代目に力をかしてもらいたい。二代目は女だ。先代の隠し子さ」──荒神の先代に世話になったおまさの心が騒いだ。初蔵には得体のしれないところがある。そして二代目はどんな女なのか……平蔵の亡父・宣雄の隠し子(お園)と盗賊の隠し子(二代目)がからんで、事件は複雑な様相を呈してゆく! 長篇〈炎の色〉と、お園が初登場する「隠し子」を収録。
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連続の長編。前巻とは打って変わり安心して読めたのは、何の罪もない人が殺められるシーンがなかったせいかも知れない。おまさが大店に引き込みに入ってからの緊張感が程よく、平蔵の采配の冴えが良かった。盗人同士の会話に『二人の低い声が、さらに低くなったので、筆者の耳へ届かなくなってしまった。』なんていう書きぶりにクスッと笑い、著者自身が楽しんで筆を走らせているようすを想像した。
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シリーズも23巻。もったいなくて買ったまま本棚に並べておりました。
最終巻まで読み終わっても、最初から読み直せばすむことなのだけれど、やはり終わってしまうのが惜しまれて…。
長編の醍醐味は、長いシリーズの中から生まれた登場人物たちを贅沢に使うことにある。うさぎの忠吾へかける言葉や、役に立つようになってきた息子。
しかし、今回のお話のおまさは…。
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鬼平犯科帳 (23)
今回は短編「隠し子」と長編「炎の色」の2話構成です。
「隠し子」は「炎の色」の前座というか、連作のようになっていて、ここで登場する鬼平さんの異母妹(!)・お園さんは「炎の色」でもなかなかの活躍をしています。
で、このお園さんが味のあるキャラで、男勝りなのに、同心の小柳さんの前では“乙女”になってしまうところが微笑ましいです。
そして長編「炎の色」は、女密偵・おまさがメインです。おまさが大活躍するのは良いのですが、私まで夜鴉に不吉なものを感じたようで「これって“死亡フラグ”じゃないよね・・・?」と心配しながら読みました。とりあえず本書においては杞憂でホッとしています。
同じ隠し子でも、お園さんとは対照的な女盗賊・お夏の行方が知れないことと、それが今後おまさに影響するのかが気になるところですが、なんだかんだでこのシリーズも残り一冊となりました。
名残惜しいですが、24巻に進みたいと思います。
Posted by ブクログ
シリーズの中でも好きな作品。
お園とお夏、どちらも隠し子なんだけど
対照的。
池波正太郎の人間観がうかがわれる。
おまさとの「つなぎ」(連絡)のつけ方で
平蔵たちが悩むくだりは、
スマホ時代から見ると新鮮(笑)
Posted by ブクログ
鬼平シリーズ23巻。平蔵の異母妹・お園が初登場する短編「隠し子」と特別長編「炎の色」の2作品。「炎の色」ではおまさが旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられ助けばたらきを依頼される。
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ついにあの小柳安五郎が…!
こつこつ集め続けてきた鬼平も次巻がいよいよ
最終巻。しかも未完で終わってると思うと
なんとなく手に取るのを躊躇してしまうほどさみしい。
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いままでの長編のなかでは一番よかったかもしれない。 おまさが二重スパイとなる設定と、 ニューキャラのお園に新風を吹き込んだ。 次の巻でいよいよ終了。ちょっと名残惜しくなった。
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長谷川様の気の利かせよう、懐の広さになんかじんときます。おまさと盗賊頭領の描写にちょっとどきどき。
途中までよんでてやっと二回目読んだことに気付いた…。
Posted by ブクログ
いよいよシリーズも残り2冊だと思うと、読むのを躊躇うというか、読み終わりたくないというか…。
今回は短編と長編。短編もまるっきり別な話というわけでもなく、関連性があります。二つとも隠し子に係る話です。一人は平蔵の亡き父の隠し子、もう一人は盗賊の頭の隠し子。平蔵にとっては妹になるお園。真実を話す時がくるのか分かりませんが、彼女が幸せになれそうで良かったです。
そしてもう一人の隠し子、盗賊の二代目頭となるお夏。彼女は火盗改めの手を逃れたようですが、今後登場するのかしら。おまさのことも心配です。
Posted by ブクログ
ここにきて平蔵にまさかの異母妹発覚w
年齢20歳は違うっぽいけど。
そして特別長篇「炎の色」では、レズびあん女盗賊登場。
長篇は平蔵が危機になるような事が多かったけれど、今回のは安定して読んでいられた。
次の巻が最終巻だからだろうか!?
鬼平も終に終わりか。・゚・(ノД`)・゚・。