【感想・ネタバレ】鬼平犯科帳(一)のレビュー

あらすじ

斬り捨て御免の権限を持つ、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵。その豪腕ぶりは、盗賊たちに“鬼の平蔵”と恐れられている。しかし、その素顔は「妾腹の子」として苦労をし、義理も人情も心得ている。昔は大いに遊び、放蕩無頼の限りを尽くしたことも。テレビに舞台に、人気絶大の鬼平シリーズ第一巻は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」を収録。

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Posted by ブクログ

普段まったく本を読まない夫が最近読書を始めまして、手に取ったのはこの作品。
私も鬼平は読んだことがなかったので読んでみました。

主人公はもちろん鬼平なんだけれど、影の主役は個性溢れる盗賊たち。
短編集なのでサクサク読めるし、当時の江戸の市井の雰囲気も感じられてとても面白かったです。ちょうど今大河ドラマでも若かりし鬼平が出てきているので、あんな感じだったんだなあと、読みながらニヤニヤしちゃいました笑

長いシリーズなので、夫と一緒に気長に読んでいこうと思います。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時代劇って勧善懲悪が多いけど
鬼平は違う

むしろ盗人が主人公だったりする

悪いやつは悪いやつなりに、心に正義と悪があり、それがとても人間臭く描かれているのが面白い

江戸時代に生きたこともないのに、目の前に江戸の街並みや食べ物の匂いまでもが広がるようで、本当にこの著者の表現力は鮮やかだなぁと感じます

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2024年12月22日

購入済み

名作揃いの第1巻。どの話も人間というものを深く考えさせられる。「唖の十蔵」と「桜屋敷」は切なかったなぁ。

#深い

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2022年01月29日

購入済み

すごく面白いです

鬼平犯科帳はドラマでは観ていて、好きなドラマだったので、小説も読んでみようと思いました。軽い気持ちで購入したのですが、読み始めると話に引き込まれてしまい、「面白い!」と思いました。この調子で次巻と、どんどん読んでいきたいと思います。ありがとうございました。

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2018年10月05日

Posted by ブクログ

啞の十蔵
本所・桜屋敷
血頭の丹兵衛
浅草・御厩河岸
老盗の夢
暗剣白梅香
座頭と猿
むかしの女

「本所・桜屋敷」剣友、岸井左馬之助との再会。
「血頭の丹兵衞」小房の粂八が初めて密偵として動く。

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2018年09月15日

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すっごく久しぶりに再読。昔読んだときにはあまり感じなかったけれど、鬼平って問答無用切り捨てごめん的な結構凄い裁きかたなんだなって。時代には流されてないつもりでも世間に染まっていることを痛感。

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2017年08月03日

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「鬼平犯科帳」シリーズ3度目の読み直しです。啞の十蔵、本所・桜屋敷、血頭の丹兵衛、浅草・御厩河岸、老盗の夢、暗剣白梅香、座頭と猿、むかしの女の8編。鬼平シリーズ事実上の第一作である。

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2016年07月11日

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ネタバレ

ついに去年末に全巻揃えたのですが、それまで読み終えてなかった本を読んでいたら、手を出すのが遅くなりました。

さすがは一巻。
粂八との出会い、大好きな彦十との再会。
酒井さんは元々盗賊改めだけど、前上司の組だったのかあ。
などなど、おなじみの方々の始まりが面白かったです。

TVシリーズ第一話も入ってました!!
本とは関係ないですが、TVシリーズでは今大人気の遠藤さんが演じられていて、一話を見直したときに気づいて感動しました。

二巻では忠吾出るかな、おまさの話あるかな。
あえて、あらすじを読まないように、全てにブックカバーをつけているので、わくわくです。

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2016年01月27日

Posted by ブクログ

面白かった!短編集みたくなってて、読みやすかった☆前の話で出てきた人物がその後の話に出てきたり。続編も読もう。

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2014年03月01日

購入済み

さすがは池波正太郎ワールド

文庫本を毎年読み返すなかで劣化しました。
なので今回は色褪せない電子書籍にしました。
少し物足りなさを感じますが、読み出すと笑ったり、泣いたり…。
言葉・文字遣いや人情、加えて料理などどれをとっても最高!(^^)!
電子版も全巻揃えていきます。

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2013年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たくさんあるので1巻に代表して。
日本のハードボイルドの最高峰は間違いなく鬼平犯科帳でしょう。
ハードボイルドの名文句といえばフィリップ・マーロウの「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格はない」に尽きると思うのですが、長谷川平蔵は間違いなくマーロウよりもこの言葉を体現している!
マーロウのシリーズは女性に読んでもらいたいのですが、鬼平は間違いなく男子が読むべきでしょう!

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2014年04月02日

Posted by ブクログ

池波正太郎の独特な文体、地域名、組織名、字名など慣れるまでかなり時間がかかったが…
慣れてくると江戸の情景や物語をとりなす人々の風情までもある心地よさがかんじられるようになる。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

新シリーズが始まるので予習として。

鬼平役は松本幸四郎さんですが、原作中の中では小太りと表現されています。
どうギャップを埋めたものか、それも楽しみです。

時代物は読み慣れないので盗賊たちの俗称がなかなか覚えられないです…。
ちょっと色っぽい描写もありでした。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈1〉』を読みました。
池波正太郎の作品は4月に読んだ『新装版・殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)』以来ですね。

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斬り捨て御免の権限を持つ、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵。
その豪腕ぶりは、盗賊たちに“鬼の平蔵”と恐れられている。
しかし、その素顔は「妾腹の子」として苦労をし、義理も人情も心得ている。
昔は大いに遊び、放蕩無頼の限りを尽くしたことも。
テレビに舞台に、人気絶大の鬼平シリーズ第一巻は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」を収録。
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文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1967年(昭和42年)12月号から1968年(昭和43年)7月号に連載された作品8篇を収録して1974年(昭和49年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第1作です。

 ■唖の十蔵
 ■本所・桜屋敷
 ■血頭の丹兵衛
 ■浅草・御厩河岸
 ■老盗の夢
 ■暗剣白梅香
 ■座頭と猿
 ■むかしの女
 ■解説 植草甚一

斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵……盗賊からは"鬼の平蔵""鬼平"と恐れられている、、、

しかし、その素顔は義理も人情もユーモアも心得た、懐の深い人間である……新感覚の時代小説の世界を拓き、不動の人気を誇る「鬼平犯科帳」シリーズ第1巻は、同心・小野十蔵の物語から始まる……。

伝説の粋人・ジャズ評論家で、晩年は大の鬼平ファンでもあった植草甚一(1908年(明治41年)~1979年(昭和54年))が、第1巻で文庫解説を執筆。

テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! 本作品の収録作では、

平蔵が本所界隈を巡回中に、かつての道場仲間である岸井左馬之助、そして無頼漢でこの物語で密偵となる相模の彦十と再会する『本所・桜屋敷』、

野槌の弥平一味で捕縛されたが、かつての親分であった血頭の丹兵衛の名を汚す凶賊の探索を志願し放免され密偵となる小房の粂八との出会いとなる『血頭の丹兵衛』、

京都で隠居生活を送っていた元大盗賊・蓑火の喜之助が、江戸で茶汲み女のおとよと出会い、彼女のために大仕事を計画……哀しい結末を迎える『老盗の夢』……ちなみに蓑火の喜之助は『血頭の丹兵衛』でも印象に残る働きをしていましたね、

岸井左馬之助の機転が、意外なところで人の運命に影響を与える場面が印象的な『浅草・御厩河岸』、

平蔵は、金子半四郎という刺客に狙われるが、深川の船宿・鶴やの親爺が、実は半四郎の父の仇である森為之介であることが判明し、物語は意外な展開を見せる『暗剣白梅香』、

が印象的だったかな……連作短篇のカタチを取っており、1篇ずつでも愉しめるのですが、それぞれの短篇が繋がって大長篇としても読める構成なので、順番に読み進めると大河ドラマ的な愉しみがありますね。

第2作以降も順次、読んでいこうと思います。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

今更ながらこのシリーズを読もうと思う。
平蔵さんがあまり出てこない。

【啞の十蔵】夫殺しの女をかくまった同心の話。しょっぱなから暗め。粂登場。
【本所・桜屋敷】平蔵若い時の女性があんなことに。左馬之助・彦十登場。
【血頭の丹兵衛】粂、密偵になる。
【浅草・御厩河岸】立派な?盗賊を密告する苦悩。
老盗の夢】引退しておけば良かったのに。
【暗剣白梅香】平蔵、刺客に狙われるが、この刺客が敵討ちの最中で…
【座頭と猿】盗賊が女を巡ってすったもんだ
【むかしの女】強請りたかりは、死ぬよ

今回の推しは、粂と酒井。
そういや「釘ぬき屋」って、闇の狩人に出てきたアレでしょうか?

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2022年07月29日

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あまりに有名ですが、ドラマも見た事なくそもそも時代劇を見て育ってもいないので読む機会もなかったのですが。。池波氏の『散歩のときなにか食べたくなって』や『男の作法』を読む中で、その生業としている作品を読んでおかねば、、と言う理由から。
さすがに面白かった。一つ一つは短編ですが、盗賊や登場人物が繋がっていて、少しずつその生い立ちなどが明かされ、絡み合って行くところが、さすが、と思ったし、人気シリーズとなる事にも納得。
そして江戸の街並み、情緒、人情。。。今更ながら好きです。今後もちょっとずつ読み進めていこうと思います。

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

名作。時代劇を見ていたし、アニメも見ていて、原作を読んでみることに。池波正太郎さんの作品、難しいにちがいない!と、凝り固まった先入観で読み始めたが、面白い!そして、読みやすい。母が大好きな理由がわかった気がする。全作品読破目指します!

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

1982年 第14版で読んだのですが、古くてバーコードもなくて…とりあえず、こちらに感想を。

実はドラマの存在は知っているものの、一度も見たことがない。おもしろいんだろうな、とは思っていたけれど、今回、職場の方が全巻貸してくださるというので、今年は鬼平の年になりそうです!

鬼平さん、ちょっと不良だった過去があったのか!と新鮮な気持ちに。

様々な人間模様が書かれているけれど、人って変わってしまうんだな。という悲しさと、やっぱり人情だな!と思う温かさが印象的な第1巻だった。

個人的には、元盗賊が狗になるというシステムが、ものすごく好き。

まだ先は長い。どんどん読まないと、今年が終わってしまう(笑)

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2021年02月18日

Posted by ブクログ

名前は聞いたことがあるけれど、実はよく知らなかった鬼平さんの世界。

短いお話が進むにつれて、大きなお話がわかっていく構造で、これはハマるかも…。

せっかく東京に住んでいるんだから、舞台にあるあたりを涼しくなったら散策してみたいな。

今の司法と比べて悪人を証拠がなくても逮捕できるし、あっさりと処刑できるのがスゴイね。

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2018年07月22日

Posted by ブクログ

伝法でべっとりとしてケレン味たっぷりだが、しゃきしゃきとシーンをめくっていくような爽快感が持ち味だろう。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

2016年末の鬼平犯科帳ドラマを初めてみて、鬼平にはまり、今年は、全巻読んでみよー!と、思いたち、一作目。
平蔵があまり活躍をしない物語も含まれていて、ん?という感じだったけど、江戸時代の人たちの生き様を見ている感覚。

盗人の三か条を守っていた偉大な泥棒が、年齢を重ねたら、人を殺めることも厭わなくなる。自分を癒してくれた純粋な女性が、人を騙したり、殺したりすることを厭わなくなるなど、人って、変わるよね。。。
昔を知っていて、それを信じていた人にとっては、変わってしまった姿は、悲しすぎるでしょう。。

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2017年02月15日

Posted by ブクログ

会社の方から鬼平犯科帳全24冊いただいたのでちょっとずつ楽しんでゆく。
鬼平はドラマを見たことも漫画を読んだこともないのですが、
それでも中村吉衛門の二枚目っぷり、さいとうたかお絵の強面っぷりがすぐ浮かぶくらい。
原作でもそのイメージで読もうとしたら、”小太りで笑うと深い笑窪が浮かぶ穏やかな風貌の持ち主で、市中見回りの時はどこのくたびれた浪人かと思われるような服装”だというのだから、私の吉衛門&さいとうたかおのイメージからうまく変換できずちょっと混乱(苦笑)

そんな穏やかな見かけの平蔵だが、若い頃は力に任せての暴力沙汰やら遊蕩三昧やら女遊びやら一通りの悪さは経験し、剣の技は常人をはるかに凌ぎ、盗人を捕まえれば自らが熾烈な拷問を加えて自白させるというかなりの剛健な男。
そんな鬼の平蔵、鬼平が江戸の盗人たちに睨みを利かす短編集。

===
盗賊追捕のお役目の十蔵が出会った盗人の妻。
そのころ火付け盗賊改めの新たな御頭として、鬼平の異名を持つ長谷川平蔵が赴任してきて…
 /「唖の十蔵」
市中警備の解説など、ご挨拶代わりの一作か。


鬼平は、かつて父の屋敷のあった場所で過去に思いを馳せる。
再会したかつての剣の友。そしてかつて憧れた女性は今では盗人の女房となっていた。
 /「本所・桜屋敷」
鬼平の生い立ちが紹介されるエピソード。


元盗人の粂八は、かつて自分の親分であった丹兵衛の新たな強盗の噂を聞く。かつては「人を殺さない、女を手込めにしない、貧しいものからは盗まない」の仁義溢れる盗賊だった。しかし今では目を付けた屋敷に押し入り皆殺しにし女は犯す最低のクズ野郎となっているという…。
 /「血頭の丹兵衛」
盗人集団同士で手下の貸し借りしたり、大掛かりだと数年かけて家に入り込んだり、その後の換金方法など…当時の盗人のやり口が描かれていく。


小料理屋の亭主岩五郎は、かつて盗人一味だった。
岩五郎の元に仕事の話が舞い込み…
 /「浅草・御厩河岸」
生きるために運命は過酷だったり、弱者は生きづらかったり、ちょっとの偶然で命運が崩れたり…


盗人を隠居したはずの蓑火の喜之助は、自らの血をたぎらせる女に出逢い、昔の仕事へと戻ろうと…
 /「老盗の夢」
女の私からすれば「な~にやってんだ」と思わないでもないんですが、男性からすると気持ちは分かるのでしょうか?


親の仇討のため国を出た男は、それから二十四年、殺しで生計を立てていた。
血の匂いを隠すための香油を纏い、狙うは長谷川平蔵…
 /「暗剣白梅香」


盲按摩を装う彦の市は、狙う屋敷に入り込み、中から盗人仲間を手引きする役目。
そんな彦の市は、情人としている女に間男がいると知り…
 /「座頭と猿」


鬼平は、かつての女に声をかけられる。女は昔の男たちを強請り同然で金を得ていた。そこに便乗する浪人崩れの無法者たち。
 /「むかしの女」
鬼平は、捕えた盗人たちを働かせる施設を管理してもいますが、
働かせることも改心させることもおとなしくさせることも全く不可能な悪党どももいるといいます。
P301「雷神党のような浪人崩れには打つ手がないのだよ。おそらく大丸屋へゆすりをかけたのもこいつらだろうが…そのゆすり方ひとつ見ても分かる。まるで獣だよ。世の中の仕組みが何も分かってねえのだ。獣には人間のことばが通じねえわさ。刈り取るよりほかに仕方はあるまい」
取り締まる相手の悪党たちの特性を瞬時に察し、捕えるか殺すか判断し、そして実行できるのが鬼平なんですね。

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2017年01月23日

Posted by ブクログ

いわずと知れた池波正太郎の有名作品。兄の蔵書から拝借。
時代物はどうもとっつくにくいイメージで今まで手を出してなかったのですが、読んでみたらとても読みやすくて面白かったです。もっと早くに読んでたらよかった。やはり時代劇のイメージが先行してあるので、脳内ビジュアルがはっきりしていてそれも読みやすさの一因だったかもしれません。
平蔵の人柄や捕り物の痛快さもさることながら、仁義に基づきつとめ(盗み)を行う盗人一味にも好感を持ってしまう。
噂に聞く「池波飯」が1巻ではまだあまり登場してなかったので、これからのシリーズが楽しみです。池波本は家にわんさかあるのでじっくり読んでいこうと思います。

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2014年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亡くなったおかんが好きだったシリーズで生前何度も面白いから読んでみって言われて、「また読むわ」って答えて手つかずだった本。ようやく読み始めました。「また」はあかんね。ほんといろんなシーンで後悔する。
さて、ドラマ化にもなった鬼平、どんなもんかと読み勇んでみると、なかなかシュールでこれまで読んできた時代小説のようなほっこりさがない。いや、ないこともないのだが、なんというか身も蓋もない、救いがないというか”捨ておけ”、これに限る。
まだ第一巻しか読んでないけれど、要は元悪党をイヌに仕立て美味しいところだけ鬼平が持っていき、バレたイヌは見殺しというwこれが何で人気なのかよくわからないけどしっかり登場人物の名前を憶えておかないと前の話に出た人物や盗賊団が後々に出てきたりするので相関図が分からなくなる。そのシリーズ結構続くけどずーっとこんな感じなのかなぁ...

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

〔内容〕>同心小野十蔵は助けた女に魅了された。>平蔵や剣友の岸井左馬之助が若い頃憧れていた娘おふさの今。>凶悪な盗賊団を粂八は偽物だと思った。>密偵の岩五郎は尊敬できる大盗賊海老坂の与兵衛から仕事の誘いを受ける。>大盗賊蓑火の喜之介は引退したつもりだったが最後に叶えたい夢ができた。>鬼平を狙う暗殺者金子半四郎から色っぽい匂い。>座頭・彦の市と尾君子小僧・徳太郎が大仕事の前に鞘当て。>平蔵若かりし頃に溺れた牙儈女のろくと再会したことが事件の始まり。
〔感想〕超有名作を今更ですが読んでってみようかと思ってます。テレビドラマは丹波哲郎さんのを観てたようです。岸井左馬之助が田村高廣さんで密偵に内田良平さんがいた記憶があるので。たしか「密偵たちの宴」というサブタイトルだったと思う会が印象的でした。

■火付盗賊改方についての簡単な単語集

【天野甚造】平蔵の部下。与力。
【井原惣市】不逞浪士集団の雷神党首領。剣の腕は立つ。おろくの話を聞いて大店を強請ることを思いついた。
【岩五郎】佐嶋忠介の密偵。元盗賊。「豆岩」という居酒屋の主でもある。
【海老坂の与兵衛】大盗賊。
【大崎源四郎】平蔵の後任の火付盗賊改方長官。
【小川や梅吉】盗賊。野槌の弥平の一味だったが逃げ足は速い。
【小野十蔵】お先手組、盗賊改方の同心。極端な無口。顎が長い。シリーズ最初の登場人物。
【金子半四郎】仇討ちしようとしている武士だが現在は暗殺を生業としている凄腕。鬼平暗殺を依頼された。
【岸井左馬之助】平蔵と同じ高杉銀平の道場で学んだ剣友。
【蛇の平十郎:くちなわのへいじゅうろう】大盗賊。大仕事の前に平蔵を消し去ろうとしたと思われる。
【粂八】小房の粂八。盗賊・野槌の弥平配下だったが捕らわれ平蔵の激しい拷問に耐えきれずすべてを吐き弥平逮捕の役に立った。平蔵は「粂」と呼ぶ。
【小柳安五郎】平蔵の部下。同心。
【酒井祐助】平蔵の部下。同心。
【佐嶋忠介】火付盗賊改方与力。小野十蔵の上司。
【順】野槌の弥平という盗賊の一味だった助次郎とおふじの間の子。平蔵が引き取った。
【捨三】舞砂の捨三。大盗賊・夜兎の角右衛門の盗人宿の役目を務める。
【竹内孫四郎】平蔵の部下。同心。
【田沼意次】時代は田沼の失脚直後。
【血頭の丹兵衛:ちがしらのたんぺえ】凶悪な強盗。金品を奪った後皆殺しにし、自分がやったという木札を残していくのが特徴。他の役目に就くため一度解任された平蔵が呼び戻される原因となった。元一味だった粂八によると今活躍しているのは丹兵衛の偽物であり、本物は殺さず犯さずという主義らしい。
【盗賊のモラル】真の盗賊のモラル三カ条。(01)盗まれて難儀するもへは、手を出さぬこと。(02)つとめをするとき、人を殺傷せぬこと。(03)女を手ごめにせぬこと。/どうやら夜中にそっと盗み出し店の者が翌朝になって初めて盗まれたと気づくというようでないとアカンらしい。
【徳太郎】小間物屋。実は大盗賊夜兎の角右衛門配下の盗人。別称は「尾君子小僧」軽業で鍛えた身の軽さが売り。彦の市の愛人おそのに知らずに手を出した。
【盗人宿】普通の店や宿屋に見えるが盗賊団が隠れ家にしたり連絡場所にしたりする場所。ここを任されている者は盗賊仕事の最前線には出ないようで、まっとうに商売してるようだ。
【野兎の角右衛門】昔ながらのまっとうな大盗賊。
【野槌の弥平】大盗賊。
【長谷川平蔵宜以:はせがわへいぞうのぶため】第一話の途中で前任者の堀帯刀から火付盗賊改方長官を受け継ぐ。就任時42歳。小肥り体型。御先手弓頭。拷問するときは苛烈。若い頃は「本所の銕:てつ」と呼ばれブイブイ言わせてた。
【彦十】相模の彦十。平蔵の旧知で密偵のようなことをさせた。
【彦蔵】海老坂の与兵衛の手下。
【彦の市】盗賊。蛇の平十郎配下。盲人のふりをしている。ターゲットの近くに住みつきあんまの腕と語りのうまさでその家に食い込んでいき手引きする。
【久栄:ひさえ】平蔵の妻。旗本・大橋与兵衛の娘。平蔵との間に二男二女を生んだ。
【火付盗賊改方】特別警察のようなもの。奉行所の同心たちからは下に見られている。捕らえるのが難しければ斬る。
【ふじ】野槌の弥平という盗賊の一味だった助次郎の愛人。小野十蔵がかくまった。
【文次郎】日本橋鉄砲町の御用聞き。
【平蔵】→長谷川平蔵
【堀帯刀】旗本。物語開始時の火付盗賊改方長官。
【松平定信】平蔵に目をかけている。火盗改メなどではなくもっと有効利用したいようだ。
【蓑火の喜之介:みのひのきのすけ】昔ながらのまっとうな盗賊のモラルを守る大盗賊。引退して悠々自適のつもりだった。大女が好み。
【村松忠之進】平蔵の部下。与力。
【山田市太郎】平蔵の部下。同心、
【寄場】長谷川平蔵が松平定信に建言して石川島にできた施設。小粒の犯罪者、無宿人、浮浪人に職業訓練を受けさせ正常につきモノになりそうだったら釈放し世に出す。
【ろく】針売りの女。若き長谷川平蔵を虜にした牙儈女(すあいおんな)だった。牙儈女とは小間物を売り歩く体裁で色を売っていた売春婦たちのこと。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

鬼平犯科帳第1巻。「オール讀物」に昭和43年1月から7月までに連載された8篇を収録。一話一話が完結していて、しかも長篇のように物語が連続している。
長谷川平蔵が人足寄場を創設した実在の人物であることを初めて知った。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

学生時代に出会ってしまった鬼平。辛い時に何度読み返して、何度、平蔵さんたちに助けられたことやら。二十数年ぶりの再読。火付盗賊改方・長官の就任が42歳。丁度脂の乗った年頃か。何度、読んでも、やっぱり鬼平はいい。と、再確認した。火付盗賊改方も盗賊たちも普通で個性的で、それぞれにいい。捕物帳ではあるが、謎解きではない。盗賊にも市井にも火付盗賊改方にもそれぞれに生き様や言い分がある。娯楽も悲しみも楽しみもそれぞれにある。それがいい。あと解説の植草甚一がめっちゃいい。

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

ついにかの名作を初読。
最近の佐伯泰英氏のシリーズと比べると問答無用で悪人を斬るところなどは人情味に欠ける印象だけど、居眠り磐音も吉原裏同心も初巻はほぼ舞台設定に終始した印象があったことを考えると、この先平蔵を中心とした主要人物が個性を見せ始めるのだろうと期待したい。
故・池波氏と同じ台東区民としては、家の近所が頻繁に登場するので、当時の様子を想像するだけでも楽しいです。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

テレビ版なども見たことが無かった私は、
鬼平こと長谷川平蔵が悪人をやっつけてめでたしめでたし。みたいな話を想像してました。
そこには長谷川平蔵を中心にした江戸の民の生活があり、そこで起きる事件が1エピソードごとの短編になっている。
長谷川平蔵が中心にいる訳ではなく、エピソードごとのメインの人物がいる
エピソードを跨いで出てくる登場人物もいて、他のエピソードに出てくるとなぜか嬉しい。
物語の最後は少し寂しい終わり方をするものばかりだが、それがまた良い。

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2023年12月24日

Posted by ブクログ

鬼平犯科帳 (1)

職場の方が貸してくださるというので、ついに“鬼平”に手を出してしまいました(笑)。
個性豊かな盗賊達VS“鬼平”こと、長谷川平蔵率いる火付盗賊改方。
連作短編で、話と話がリンクしていく展開なので、スイスイ読めます。
昔はワルだったという、鬼平さんの過去も興味深かったです。

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2020年02月02日

Posted by ブクログ

連続短編集。

最初の話で、うっかり主役を忘れて読んでしまいました。
嫁に頭が上がらない人のはずでは…とw

全編通して、わき役だと思っていた人が
地味に出てきて話をつないで行ったり。
現代と違って、地域と人が狭いのですから
この状態は当然といえば当然です。

侍の矜持、盗人の矜持、色々な矜持が出てきますが
女の変わり身の早さもすごかったです。
生きていくには当然、ではありますが。
老盗の夢、は全員取らぬ狸、をしすぎです。
しかしここまで考えるのが、普通だったのやも。

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2016年10月16日

Posted by ブクログ

粂八は、妙にうるんだ声で、
「本物は、あ、あんな野郎じゃねえ……にせものですとも、にせものですとも……」
2015/04/16-05/01

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2015年08月08日

Posted by ブクログ

火付盗賊改、長谷川平蔵を人は、鬼平という。
おれも妾腹の上に、母親の顔も知らぬ男ゆえなぁ。
という鬼平。
そんな生い立ちから、若い頃にやんちゃをする。
マドンナがいたことが、軌道を変えることになる。
鬼平は、盗人に対する目が、優しく、厳しい。

池波正太郎の主人公は、いずれも勘ばたらきが良い。
その勘ばたらきが、自分の身を助け、盗人を捕まえることができる。
盗人の美学が、堂々と語られるが、それをものともしない輩が出てくる。
時代は、良きものが廃れて行く。
盗まれて難儀するものへは、手を出さぬこと。
つとめをするとき、人を殺傷せぬこと。
女を手篭めにせぬこと。という三カ条が、盗人のルール。

簑火の喜之助。年老いて、ししおき豊かな女に惚れて、
最後のおつとめをしようとするが、その結末と女の生き様が、
何とも言えぬのである。
鬼平では、いい女が少なく、悪女が多い。

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2013年04月28日

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