【感想・ネタバレ】新・教場2のレビュー

あらすじ

「教場」映画プロジェクト原作!最新刊!

第一話 会意のトンネル
郷村秀初は、体格に優れた14歳年上の同期、岩国禾刀に何かと助けられていた。岩国は、郷村の母の中学時代の後輩だという。

第二話 不作為の鏡
成瀬幹人は、醜形恐怖症のため、一度鏡を見てしまうと離れられなくなる。招集に遅れることも多く、連帯責任を取らされる同班の若浦と宝条から苦情を言われていた。

第三話 遺恨の経路
木下百葉は、同じ教場の真鍋辰貴と交際している。真鍋は一月前まで同期の洞口亜早紀と付き合っていた。真鍋と百葉はクリスマスに会う約束をしているが、その前に犯罪捜査のペーパーテストがある。

第四話 犯意の影法師
南郷玲司と来栖研心は「警察学校生研究発表会」の予選にT県警代表として出場することになった。全国大会に進めれば卒配後はAランクの署に配属される。

第五話 黒白の極性
細沼理仁は、パチンコに大ハマりして同期に借金までしてしまった。軍資金を吐き出した土曜、ひったくり事件に遭遇する。

第六話 金盞花の迷い
卒業式が近づき警察学校では総代争いが激化していた。追掛冬和子はそのトップを走っているが、ライバルで新聞ベタ記事マニアの戌塚に図書室へ呼び出される。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『新・教場2』 の文庫版となります。

(底本 2026年2月発売作品)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

どれも個性豊かな学校生が出てくる。こんなにも警察学校に入学してくる者にいろいろな事象が起こるのかと思うが、実際の事件も世の中にはあふれている。集まり過ぎていると感じるが、警察学校ならではの事情などがあり、そこから謎を生み出している作者の創作はすごい。何もかも見通した風間が謎を説き明かし、退校または卒業へと生徒を導いていく過程がミステリーとなり、教官としての厳しさや優しさがプラスされているところに本作の魅力を感じる。千枚通しの男十崎が逮捕される様子を風間の教え子達が講師となって生徒に示しながら、卒業までを描いていくところも見事だ。しかし、十崎の事件について妹や家族のことなどが出ているが、詳細が出てこない。最新作「教場Ω(オメガ) 刑事・風間公親」に期待したい。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

映画の原作ということでネタバレは嫌かも、と思いつつ、待ちきれずに読んでしまった。でも、映画を観るのに多分、まったく問題なさそう。
巻末の横山秀夫との対談も胸熱。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

長岡弘樹『新・教場 2』小学館文庫。

木村拓哉主演の映画『教場』の原作。初めのうち、個人的には木村拓哉は風間公親の器ではないように思っていたのだが、テレビなどで何度か目にしているうちに木村拓哉の風間公親もありかなと思うようになった。本作の表紙イラストはかなり木村拓哉の風間公親に寄せている。

さて、本作であるが、プロローグとエピローグに加えて六話が収録されている。

何時ものように情け容赦無い風間公親の鋭い眼力は、警察学校に入校して来た門下生たちを次々と篩に掛けていく。ここで疑問に思うのは、全国にある警察学校で月に1ヶ月に1人が脱落するのは普通なのだろうかということだ。

ということもあるが、今回も非常に面白かった。卒業式の総代の座を狙い、しのぎを削る警察学校の生徒たち。かつての風間道場の門下生たちが如何にして風間公親の右目を奪った十崎波瑠を逮捕したのかが少しずつ明かされる。

映画では風間道場の門下生たちの活躍が描かれるようで、そのストーリーは、既刊の『映画「教場 Reunion」ノベライズ』と今月刊行予定の『映画「教場 Requiem」ノベライズ』に描かれる。


『プロローグ』。入校式の翌日、風間公親は校長の四方田秀雄に呼び出される。四方田から提案されたのは風間の右目を奪った十崎波瑠を逮捕した風間道場の門下生の中から月に1名を特別講師に呼ぶことだった。

『第一話 会意のトンネル』。そういう謎が隠されていたのかと、改めて風間公親の眼力に驚く。郷村秀初は、体格に優れた14歳年上の同期である岩国禾刀に事ある度に助けられていた。36歳の年齢制限ぎりぎりで警察学校に入校して来た岩国は、郷村の母親の中学時代の後輩だという。

『第二話 不作為の鏡』。長岡弘樹らしい仕掛けにまたも驚かされた。警察官を目指す者にサイコパスなど居ないというバイアス。醜形恐怖症のため、一度鏡を見てしまうと離れられなくなるという成瀬幹人は、度々招集に遅れることも多く、連帯責任を取らされることで、同班の若浦と宝条から苦情を言われていた。もしや、成瀬が風間から退校を勧められるのかと思えば……

『第三話 遺恨の経路』。解り易い伏線が巡らされているが、風間公親の恐ろしさと生徒への思い入れの強さを知る1作。一方で警察官を目指す者同士でこのような恐ろしい足の引っ張り合いをするのかと疑問を感じるところもある。同じ教場の真鍋辰貴と交際している木下百葉は、真鍋が1ヶ月前まで同期の洞口亜早紀と付き合っていたことを知る。そんな百葉は真鍋とクリスマスに会う約束をしていた。しかし、風間は百葉のミスを理由にクリスマスの日に全員の外出を禁止する。

『第四話 黒白の極性』。風間公親の鋭さは解るが、こうも警察官を目指す者に犯罪者が居るのだろうか。現実に悪い警察官も居るのは確かだ。細沼理仁はパチンコに大ハマりし、同期から借金までして土曜日の休日に勝負を賭けるが、軍資金全てを吐き出し、肩を落としながら寮に戻る途中で老女を狙ったひったくり事件に遭遇する。

『第五話 犯意の影法師』。こちらも解り易い伏線であった。そして、またまた警察官を目指す者に悪意を抱き、他人を蹴落とそうとする者が居ることには驚かされる。無論、世の中の会社でも同じようなことが良くある。南郷玲司と来栖研心の2人は『警察学校生研究発表会』の予選に県警代表として出場することになった。全国大会に進むことになれば卒配後はAランクの署に配属されることになり、警察官としては将来が大変有利になるのだ。

『第六話 金盞花の迷い』。最後に感動の1作を持って来た。最初は警察学校の総代になりたいがために脅迫を行う者など居るのだろうかなどと憤っていた自分が恥ずかしい。予想の遥か先をいく風間の言葉。善き警察官を創るというより、善き人を創る。卒業式が近づき警察学校では総代争いが激化していた。追掛冬和子はそのトップを走っているが、ライバルで新聞ベタ記事マニアの戌塚に図書室へ呼び出され、かつて追掛の父親が起こした死亡交通事故を皆に言わない代わりに卒業試験で手を抜いてくれるよう半ば脅迫めいたことを伝えられる。

『エピローグ』。無事、警察学校の卒業式が終わり、再び校長の四方田秀雄に呼び出された風間公親。風間は四方田に請われて四方田だけの特別講義を行う。6つの逸話の裏にあったのはそういうことだったのか。言われてみれば、その通りだ。

本体価格790円
★★★★★

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

面白かった!刑事指導官時代の話の教場0とか教場Xの方が個人的には好きだけど警察学校内の話では新教場2が1番面白かったかも、今作は教場内で起こる事件+風間公親が刑事指導官時代の教え子達が、十崎を逮捕するまでの流れを講演として話すシーンもあってそこも今までの教場シリーズとは違って新鮮で面白い部分だった、「遺恨の経路」と「犯意の影法師」が個人的には好きな話だった、遺恨の経路は途中真相に気づいてからはゾッとした

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

 十崎が逮捕された?義眼のパワハラ講師。教壇に立つに至るキッカケになった犯行はドラマで何度も拝見した。その犯人が逮捕に至った経緯を期待した。
 会意文字、知らなかった。日本で誕生した漢字。情景を表す文字の組み合わせは意味を知っている文字同士であれば自然と意味が通じる。名前でも会意を意図する親御さんも多いことであろう。
 警察学校とはいえ男女が同じ敷地内の施設で過ごせば互いを深く知りたい欲が芽生えるのは自然なことだ。相手を欲する気持ちが幾重にも重なるのも不思議ではない。行く末に嫉妬が生じるのも必然かもしれない。だが、一線を超える決断は隻眼の奥から見透かされてしまう。
 深い思慮が作り出す展開に興味を持って読み続けているシリーズ。少々ドラマありきの構成になってきた気がする。しかし指導者と生徒の関係性と隙がない緊張感は文字からも伝わってくるのが長岡さんの成せる技だ。
 巻末の対談は読み応えがある内容で興味深かった。ルパンの消息やクライマーズ・ハイを産んだ横山さんと傍聞きや本作を描いた長岡さんが交わす話題はテクニカルな内容も含まれていて互いの巧みさを共有できている。読んでいる素人でも「ですよね」と生意気な言葉を吐いてしまう。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

映画の原作も含む短編集ですが読みごたえ十分でした。
今後も活躍しそうなキャラがバッサリ斬られて退校していくのは相変わらずで、ますます風間教官のキレっぷりが増しているようです。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

人気の教場シリーズ
安定して面白いが何か物足りない
舞台が毎回一緒だから仕方ないのかな...
巻末の横山秀夫との対談は面白かった

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

『新・教場2』

T県警察学校、『風間教場』。
風間の右目を奪った、『千枚通しの男』十崎が逮捕された。警察学校長・四方田は、風間に十崎逮捕に貢献した『風間道場』の教え子たちを講師として招くことを風間に提案する。

『風間教場』で、起こる事件。
『…なら、退校してもらう』と風間が生徒に告げる…

風間はすべてお見通しである。
すべてをわかった上で、生徒たちを見ている。

風間はなぜそこまでわかるのだろうか⁇
すべてを見ているわけでもないのに…

面白いのは面白い、が、毎回パターンが同じで…
ちょっと違うシチュエーションにできないかと…
もう一度、刑事で『風間道場』でもよいのでは⁇
十崎も逮捕されたわけだから。

『風間教場』はまだ続くようである…





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2026年03月11日

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