あらすじ
まっ赤に染まった浴槽の中であおむけに浮かぶ全裸の女。目を抉られ、心臓部から鮮血が噴き出す凄惨な死体に、人々は思わず顔をそむけた。突然、大富豪伊志田家の家族を襲った血の惨劇は、悪魔のような犯人が奏でる殺人交響曲の序章だった。明智小五郎をあざ笑うように起こる第二、第三の殺人。だが、面子にかけて犯人を追う明智は凶弾に倒れてしまった……。怪奇とロマンあふれる江戸川乱歩の傑作本格推理。他4篇収録。
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Posted by ブクログ
怖い。気味が悪い、、。特に「お勢登場」。肺病に苦しむ格太郎と不倫を繰り返す妻のお勢。格太郎はある日子どもとの無邪気な遊び、かくれんぼの最中にほんの出来心で長持に入ってしまう。運悪くロックがかかってしまい、閉じ込められる。ここからがもう、恐ろしくて恐ろしくて…。格太郎がもがき苦しむ場面は薄目で読んだ。空気の入る隙間がないため、酸素が薄くなり肺病の格太郎は弱っていく。遺体が発見されたあと、蓋の裏に残されたメッセージが見つかる。病人が見せる最期の生への執着ともがき。
想像したくないのに勝手に頭が映像で再生してしまう。グロテスクで痛々しい強烈なインパクト。江戸川乱歩の作品は読んだもの全て時間が経っても内容を忘れることはない。
Posted by ブクログ
江戸川作品の中で一番好き。
トリックは決して派手ってわけじゃないけど、だからこそスムーズでスマートでかっこいい。
事件背景や設定も何となく怪しくて、おどろおどろしい雰囲気を漂わせているのがいい。
小学生の時にドラマ版を見たけど、映像やセリフや演出を今でも鮮明に覚えているぐらいの傑作だった。
実写が原作を超えた珍しい作品かも。
Posted by ブクログ
短編集。というか中編+掌編集?
暗黒星。明智小五郎はこの話だけ。途中からうすうす犯人がわかってしまうのは昔なのでご愛敬。ホラータッチは流石。
お勢登場。胸糞。
目羅博士。作者が出てる。不思議な話。
木馬は廻る。犯罪がない珍しい話らしい。
幽鬼の塔。
素人探偵河津三郎の異常とも呼べる好奇心と悪戯心に最初は不快さを感じたが、途中殺されかけたこともあり、だんだん気に入った。
最後にあっさりと手を引くのもよかった。