【感想・ネタバレ】暗黒星のレビュー

あらすじ

まっ赤に染まった浴槽の中であおむけに浮かぶ全裸の女。目を抉られ、心臓部から鮮血が噴き出す凄惨な死体に、人々は思わず顔をそむけた。突然、大富豪伊志田家の家族を襲った血の惨劇は、悪魔のような犯人が奏でる殺人交響曲の序章だった。明智小五郎をあざ笑うように起こる第二、第三の殺人。だが、面子にかけて犯人を追う明智は凶弾に倒れてしまった……。怪奇とロマンあふれる江戸川乱歩の傑作本格推理。他4篇収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

江戸川作品の中で一番好き。
トリックは決して派手ってわけじゃないけど、だからこそスムーズでスマートでかっこいい。
事件背景や設定も何となく怪しくて、おどろおどろしい雰囲気を漂わせているのがいい。
小学生の時にドラマ版を見たけど、映像やセリフや演出を今でも鮮明に覚えているぐらいの傑作だった。
実写が原作を超えた珍しい作品かも。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

短編集。というか中編+掌編集?
暗黒星。明智小五郎はこの話だけ。途中からうすうす犯人がわかってしまうのは昔なのでご愛敬。ホラータッチは流石。
お勢登場。胸糞。
目羅博士。作者が出てる。不思議な話。
木馬は廻る。犯罪がない珍しい話らしい。
幽鬼の塔。
素人探偵河津三郎の異常とも呼べる好奇心と悪戯心に最初は不快さを感じたが、途中殺されかけたこともあり、だんだん気に入った。
最後にあっさりと手を引くのもよかった。

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2017年05月20日

Posted by ブクログ

中身は中編、短編合わせた5作。
タイトルになっている「暗黒星」は明智探偵が主人公の話である。資産家伊志田家を襲う連続殺人なのですが、犯人はなんとなく読める人には読めてしまうのではないかなぁと思います。
個人的には「幽鬼の塔」のほうが、なぜ事件が起こったのかが気になって面白かった。

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2012年03月11日

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