【感想・ネタバレ】海賊とよばれた男(下)のレビュー

あらすじ

この男の生き様は美しい。
本屋大賞の話題作。読まずに語るな。

愛する家族、社員、そしてこの国の未来のために。
この奇跡のような英雄たちは、実在した。

敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。ホルムズ海峡を突破せよ! 戦後、国際石油カルテル「セブン・シスターズ」に蹂躙される日本。内外の敵に包囲され窮地に陥った鐡造は乾坤一擲の勝負に出る。それは大英帝国に経済封鎖されたイランにタンカーを派遣すること。世界が驚倒した「日章丸事件」の真実。

若き頃、小さな日本の海で海賊とよばれた男は、石油を武器に、世界と対峙する大きな野望を持っていた。
「ゼロ」から全てが始まる。

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生涯人間尊重の信念を貫き妥協を許さず戦い続けた鋳造の生きざまには感動を通り越して畏怖の念を抱きます。
現代ではなかなか通用しない観念かもしれませんが、これこそが日本人の美徳でこれからの日本を背負っていく若い人たちには特に読んでもらいたい物語です。

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2021年09月04日

Posted by ブクログ

ホントに凄いお話だった
ため息しか出ない
巨大タンカーやコンビナートを見に行きたいと思った
人は人を呼ぶんですね

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

戦後の荒廃から日本にエネルギーを取り戻した実在の経営者・出光佐三をモデルにした実話ベースの企業小説。主人公・国岡鐡造の、どんな逆境にも屈せず社員を家族と抱き信念を貫く不屈の精神に胸が熱く震えた。令和の今、「海賊」と呼ばれようとも大海原に挑む覚悟を持てる人が一体どれだけいるのかな。今の日本人にこそ読んでほしい一冊。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

自社の儲けよりも、人間を尊重することを大切にする、この考え方は今の日本にも引き継がれているかしら...???と不安になるくらい、すごい人物のお話でした。

仕事の合間に本を読んだけれど、仕事頑張らなければ!と思ってしまいました(私は仕事が嫌い)

かっこよかった〜みんな

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

出光興産の創業者、出光佐三の物語。ものすごく良かった。
出光興産の創業までの日々、日田さんやユキの存在、満鉄への車軸油の提供、戦争後の融資、タンク底油の回収、セブンシスターズとの戦い、日章丸事件、徳山製油所の竣工、宗像丸の遭難…
どれも全身が震え上がる、鳥肌が立つストーリーで読むのが止まらなかった。感動した。
こんな人が日本人として生きていて、日本の石油や経済の発展に貢献してくれていたのだと誇らしい気持ちになった。そして、人を尊重し、魂をこめて働くことについて考えさせられた。
人に勧めたい今年1の素敵な本でした。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

日本のために生きる大変さを知った
奥さんとの別れが正解だったのか悩むところに、そこまでの生き方をしても後悔があるのかと思った。
国のためにでも国や周りに邪魔されても生きる覚悟に感動した

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

出光興産を元に書かれたと知っても、実在したことがじられないくらいの偉業に圧倒された。度重なる苦難と戦い続ける国岡商店の奮闘がどうにか報われるようにと縋るような思いで読んだ。
アバダン航海は首の皮一枚で繋がった状況をどうにか乗り越える幾つもの場面に胸が熱くなった。徳山の石油精製工場の建設も人の団結力の真髄に利他的に一生懸命になる美しさを見た。国岡鐡造が生涯掲げた「人間尊重」の信念を忘れたくないと思う。
永遠の0も然り、読んでいてこんなに心を動かされる小説は他にないと思った。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

国岡はもちろん、その周囲の人達も魅力がたくさん
今の時代、ただ私服を肥やすだけではなく国のために働く国岡さんみたいな人がいるといいんだろうなと読みながら考えていました

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2025年09月06日

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これが実話というのがすごい。
日本に生まれたこと、日本人であることを誇りに、自分も周りも大切にしていきたいです。

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2025年08月12日

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生き様がほんとに美しくてかっこいい。
先を見据える力があり、本質を見失わず、利益にとらわれず、人を心から信頼する。それをすれば人が自ずと付いてくる。多くの人の協力が、問題を解決に導き、成功につながり、良い結果をもたらす。
わたしもできる限りかっこいい生き方がしたい。

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2025年07月19日

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20世紀以降極めて重要な資源となった石油を軸にして世界がどう動いていたのか、そして当時の人々が何を感じどう生きてきたのかを垣間見ることができた気がする。

時系列順にするために1章→2章→1章→3章→4章の順で読んだ。

面白かったポイント

・鐡造や店員たちの生き様。鐡造がすごいのはもちろんだが、東雲や武知、新田などの店員たちがとてつもないバイタリティを持っていて勇気をもらえる。店員たちが鐡造を尊敬している描写や徹造が店員たちを褒める描写はグッとくる。

・タンク底。周りから冷ややかに見られていても、利益が出ないとわかっても、日本のためとこれを遂行することでGHQの意識が変わっていったこと。

・アバダンでの交渉。武知や正明は秘密裏に周到な準備を進めるが、疑心暗鬼のイラン人とはなかなか交渉が上手くいかない。この辺がなかなかハラハラした。

・日章丸事件。現地の人々の歓迎の描写を読むと、石油国有化に対する各国の制裁がいかに辛いものだったかわかる。新田船長や船員たちがかっこいい。英海軍を出し抜いてイラン石油を日本に持ち帰った新田船長が1番海賊っぽいと感じた。

・製油所や国岡丸建造など、日章丸事件以降の発展。高度経済成長期の日本や国岡商店が急速に発展していく様は純粋にワクワクした。

・石油をめぐる世界情勢、石油の重要性を再認識できたこと。日本は石油で戦争を始め、石油で戦争を終えた。戦争後半では、南方からの物資や石油の輸送船が多く狙われて軍艦よりも死亡率が高かったというのが悲しくなった。

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2025年05月23日

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信念を持って貫き通す生き方の尊さ、美しさをつよく感じさせる作品。会社の利益ではなく社員の幸せ、国家にとっての利益、日本人の美徳、大きなことをなすには基本の繰り返しが必要。少しでも生き方を見習いたい。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

初めて評価5をつけます。
端的に日本人として誇りが持てる素晴らしい本だと思いました。
商売人なら誰しも、利益の事を考えるのが常だと思いますが、国岡さんは違いました。常に国民、そして、社員のこと、さらには海外の人たちにまでの生活まで考えています。自分の信念を貫き、時には政府にも反発する姿にライバル企業は不快感を覚えて見蹴落とそうとしていましたが、本心を知り手を取れば分かり合えたと思いました。
これからの人生においてとても多くの学びがある本でした。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

国岡鐡造は第一線で戦い続けた。敵は多かったが、慕い支える人も多かった。その心は常に人のため日本のため。東雲、武知、正明、新田船長、日田さん。
私達が思い出し行動しなければいけない大切な事が書かれていた。本当に読んで良かった。

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2025年04月18日

Posted by ブクログ

良すぎた。
国岡商店のどのメンバーも人間として尊敬できる素晴らしい人たちであり、その人たちの生涯を追体験できるのはなんて贅沢なんだろうか。

ここまで破天荒に生きて一世代で日本に影響を及ぼす大企業を築き上げた鐵造は本当に素晴らしい。

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2025年03月29日

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ネタバレ

小学生の時にこの作品に出会って以来、何度読み返したか分からない。でも、読み返す度に「こんな人間になりたいなぁ」と思わせてくれる。自分が一番尊敬する国岡鐡造のポイントは「絶対に己の信念を貫く」こと。どんなに苦しい状況に陥っても、死に勝るほどの苦しみに直面しようとも、自分が信じた道をただひたすらに突き進むその姿勢が本当にカッコいい。それに鐵造の信念は、どんな場面でも人間尊重(=自己中心的でない)がなされているのがまたポイント高い。物語の主人公だから若干美化されてる部分はもちろんあるだろうけど、それでもここまで他人に目を向けられるのは凄いと思う。
またいい頃合いになったらこの世界に戻ってこようかな!

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2025年03月12日

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ネタバレ

上巻の勢いそのままに下巻も面白くて大満足。
今の石油業界の中でどこが外資系、どこが民族系なのかを調べるくらいには興味が出るくらい面白い話だった。

戦後間もなくの立場の弱い日本企業でありながら、イギリス植民地のイランへと石油を買い付けに行き、後に「日章丸事件」と呼ばれる騒動を起こしたり一本の芯の通った姿勢には学ぶところが多い。

もちろん史実はもっとドロドロとしているのだろうが、リアリティを損なわない感じは『熱源』のようで面白かった。

社員は家族、出来の悪い家族だからクビを切るのか?という問いかけが痛快。

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2025年03月11日

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真の誠と忠義に生きた一大傑物の物語。
このような漢になりたいと心から願い、邁進する決意を持たされた。

そして、石油が私たちの生活を根幹から支える資源であることを再認識させられた(車、灯油、貿易に必要な燃料等)

印象に残った言葉
・國岡さんが乞食をするなら僕も一緒に乞食をする。
・國岡商店のためでは無い。日本全体のためである。
・いちばん大事なことは日本人の誇りと自信を失わないこと。それさえ失くさなければ、何も恐れることはない。
・しかし鐡造はその思いを打ち消した。人生は一度きりだ。二つの道はない。

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2025年02月23日

ネタバレ 購入済み

石油事業で生きる国岡鐵蔵

ここにある国岡鐵蔵のように戦前、戦中、戦後を通して大事業を為した実業家は多い。
特に、敗戦後の日本の復興期、主に製造品の輸出を伸ばして、人々を豊かにして社会の発展に寄与した企業は数多くある。
日本は戦後めざましい発展をした。
こうした大事業を為した実業家はいずれの方々も立派な哲学を持って会社を経営しておられた訳で、鐵蔵をそうした人の代表者としてこの小説を読めば、そうした人たちの人生、生き様を知ることが出来ると思う。
非常に感動的な物語である。

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2020年07月14日

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初めてこのタイトルを見たとき、きっと横暴な人が暴れまわる作品なんだと思ってました。
でも、いまの民間企業でここまで社員想いの、信念を貫き通せる方がいるだろうか。
毎回毎回先見の明には驚かされますし、その先には必ず社員たちの幸せを考えていて、怒ったり喜んだりとても忙しい方の暖かい話だった。

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2025年12月25日

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次から次へと湧き上がる困難に闘い続けた主人公の、気迫にけおされ気味になりながら読みました。戦争ものはあまり好みませんが、読んでおいて良かったと思いました。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

読み応えがある物語でした。
「人間尊重」という言葉が繰り返されていて、大事にしないとなと思います。
イランに向けての航海のところはグッときました。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻の感想でも書いたが、私は歴史や時代物があまり得意ではない。
だが、そんな自分でも本作は面白いように読む手が止まらなかった。アバダンへ向かう時や、徳山に製油所を作る時はとても緊迫した貴重な体験を得ることができた。
日田が亡くなる時、鐵造が36名の店員の弔辞を読んでいる時は私も涙が止まらなかった。
国岡鐵造という日本人の鑑の一生を体験することができた。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

たしか学生時代に読んだはずなのに、8年越しに再読して雷の落ちるような衝撃を与えてくれた。

利己的な利益を顧みず常に広い視野、長い未来を見据えて判断できる鉄鏃のような人が
果たして現代にも存在しているのか不安にもなった。

とにかくこれがノンフィクションなのだから、本書でいう国岡商店の皆さんには頭が下がる。

紡いでくれた日本の今を生きる意義を与えてもらった気がする。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

もし国岡商店で働いたら、とても大変だけどやりがいを感じられそうだと感じた。
石油についてあまり知らなくても問題なく読めた。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

石油業界にはこれまで全く興味がなかったこともあり、出光がこんな由来がある特徴的な会社とは全く知らなかった。
この本ではひたすら英雄的な側面だけを描いているが、そうではない一面もあるだろう。穿った見方かもしれないが、多面的な描写があるともっと人物像に深みが出る気がすした。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

出光興産をモデルにした本だそうで、読み応えあった。
戦後の日本を石油を通じて復興への道筋を作った男。
日本人通しでも、目先の利益に走る同業他社の陰謀にも果敢に立ち向かい、昭和の先人たちの熱い息吹を感じる作品だった。
同じ生き方は自分にはできないな。先人たちの努力のおかげで、現代の日本があるのだなと改めて感じた。
また、自分たちの利益のためなら、他国を潰すことも辞さない国がある事にも驚いた。現代の戦争の礎を築いたのは、実は先進国と呼ばれる国だったりもする。

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

本書下巻は、1953年イランから石油を輸入した日章丸事件 を中心に国岡鐵三 の戦後の人生を描きます は、出光興産 創業者の出光佐三 の実話に基づく小説ですが、とても濃い人生ですね。日清の創業者安藤百福 もすごい人だと 思っていましたが、戦後間も無くは彼らのような傑物がいたからこそ日本が復興を成し遂げたのだと思いました。本書のラストで双鶴画賛が出てきましたが、わたしは指図布袋画賛が好きかな。なんだか楽しい絵じゃないですか?

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

宗像神社に祀られている三女神 遂に通産省に生産調整の早期撤廃を要求した 会社の定款を変更し 本書の主人公国岡鉄造が出光佐三氏であり、主要舞台の「国岡商店」が出光興産であるこは、作家も出版元も隠してはいない。 

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

国岡商店は、外油と契約していない数少ない民族系の石油会社に。

国岡商店のやったことがすごすぎる。
イギリスがイランの原油は買うなと言っているのに、秘密裏に契約をかわし、タンカーを遣わしたり。
“今やイラン国民にとって、「日章丸」は最大のニュースだった。一年にわたるイギリスの経済封鎖によって困窮生活を余儀なくされている国民は、今回の取り引きの成功を祈るような気持ちで見ていたのだ。”

製油所の建設を、普通は3年かかるところを10ヶ月で成し遂げたり。
上に立つ者の在り方で、こうも士気が上がるのかと。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

やっぱり難しくて、ほとんどが流し読みでした。
けど、今の時代にこんなリーダーがいてくれたと思う瞬間が何回もありました!

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

国が焼け野原となったとき何を信じて立ち上がるのか。その問いに体当たりで挑んだ男の物語である。石油を国の血液と見定め逆風に抗いながらも独立自尊の精神を貫いた主人公。戦後の混乱の中で信念と責任をもって道を切り開いた姿はただの美談にとどまらない。今、経済や価値観が揺らぐ時代にあって私たちもまた何を守り何に賭けるかが問われている。熱き心こそ未来を照らす灯となる。

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2025年06月15日

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