浮遊霊ブラジル

浮遊霊ブラジル

小説・文芸
719円 (税込)

3pt

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「死にたい。死んでるけど」
ユーモラスで優しい世界にたゆたう人々。

・給水塔と亀/定年退職し帰郷した男の静謐な日々を描く川端康成文学賞受賞作。
・地獄/「物語消費しすぎ地獄」に落ちた女性小説家を待ち受ける試練。
・浮遊霊ブラジル/初の海外旅行を前に急逝した私は幽霊となり旅人たちに憑いて念願の地を目指す。
(上記ほか4篇収録)

本書で第27回紫式部文学賞を受賞。
自由で豊かな小説世界を堪能できる珠玉の短篇集。

解説・戌井昭人

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    浮遊霊ブラジル
  • タイトルID
    :
    697125
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年01月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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浮遊霊ブラジル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とにかく独特の世界観とユーモア。面白すぎる読書体験。おそらく著者の作品らしいものではないかもしれないが、うどん屋のジェンダー、またはコルネさん良すぎる。主人公もコルネさんもリアルみがありすぎる。
    また、地獄も現世の延長線にファンタジーが組み込まれていて無駄になんかありそうなのが面白かった。他の作品も読んでみたい。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    見知らぬ人と駐輪場でなんでもない会話をちょっとするような事が、停滞していた心をちょっと動かしてくれて、それが案外大事だったりする。作者の眼差しはするどくて温かい。
    地獄の鬼の鼻毛とか、どうしてこんな面白いことを思いつくんだろう。天才だ。

    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    作者が高校の同窓だと知り、読んでみた。
    同窓と言っても、20期も離れているが。。。

    短編集で、会話文が少なく、読み始めは、うっ!ガルシア・マルケス再来か!と身構えたが、各編主人公の心情が溢れる文面に、肩の力みを抑え込んでくれる心地よさに惹き込まれた。

    力まずに読めた理由は、しばらく読み進めないと主人公が男性なのか女性なのか、はたまた死んだ後の魂なのか、わからないところかな。

    地獄というありえないシチュエーションで、作者の頭の中で独り言のように目まぐるしく繰り出される描写、きっと作者は現世では口数が少なくて、そのぶん頭の中はしゃべくりで溢れてるんやろうな、と。。。
    あ、まだ生きてる方だった。。失礼。

    タイトルになった「浮遊霊ブラジル」、作者のぶっ飛び感覚と浮遊霊に羨ましさを感じながら読んだ。

    俺も「身体」が死んだらブラジル人の耳に吸い込まれて4年過ごしたブラジルに連れて行ってもらおかな。。。

    0
    2026年08月10日

    Posted by ブクログ

    津村さんの小説を読むと普段の自分の生活が楽しくなります。日常のなかに、通勤の最中に、物語の切れ端や文学になりそうな瞬間がこんなにも散りばめられていたんだ、と思います。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    本屋でふらついていたときにたまたま目に入って、
    タイトルに一目惚れして即買いした本。

    浮遊霊ブラジル。

    字が面白いし、口にしても面白い。

    浮遊霊ブラジル。

    内容は表題作「浮遊霊ブラジル」を含む7編の短編集。

    比較的作者の津村さんの趣味嗜好が色濃く出た作風に感じた。

    どれも甲乙つけがたい、おもしろい作品だった。

    おじさんはフィクションの中で忌まれたり輝いたりするけれど、
    なんとなく等身大で、“これくらい”になりたい。

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

    本に巻かれた帯に「この一冊で、うどん屋へも、異国へも、地獄へも、自由に飛んでいける」と書いてあるのに心惹かれて、手にとりました。

    派手な事件はあんまり起きなくて、なんだか奇妙で、時々ふふっと笑えるような、読んでるうちに心がほぐれるような、短い物語が7編。

    ちょっと不思議で、心地よい。けどハッとする何かを確かに受け取った実感もある。こんな味わいの小説はあまりなくて、癖になる感じ。何年後かに、再読したくなりそう。気楽によめる内容とページ数なのもうれしい。

    あーおもしろかった! 
    津村記久子さんの他の作品も読みたい。

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

    おもしろい短編の詰め合わせ、どれを選んでもハズレなし!

    おじさん臭が伝わるような(そんなに、悪い意味じゃなく)おじさんが主人公の話。

    うわー、女の怖さ炸裂、という話。辛辣な部分もイヤな後残りなくサラッと。

    『世にも奇妙な物語』的な不思議感、満載の話。

    鋭い人間観察力でもって、独特の世界を作り上げられる津村記久子さん。どんな方なんだろう。お会いしてみたくなりました。

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    どのお話もクスッと笑えておもしろい
    後半の話しになればなるほど
    ワクワクしてきた
    「地獄」なんかは
    こんな地獄なら楽しいかもとさえ思える
    私もたぶん
    「物語消費しすぎ地獄」に落ちるだろうから
    それはそれで楽しみすぎる
    だって話しの主人公になれるんですから!
    こんな素敵なことはない!
    あっ、でも楽しみにしていたらいけなそうなので
    黙っておく!
    内緒!

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    津村さんの本2冊目!
    おもしろかった〜。ほんわかめな短編集だから通勤やちょっとした時間に読むのに馴染む。
    じんわりした面白さ。
    変な状況を普通に楽しむ登場人物たち。
    じわじわ面白いんだけど、ハッとする文章がちょくちょくある。『運命』が一番すき。
    こんなに悲しいんだから死ぬだろ普通、みたいな文に共感しまくっちゃった。
    どんなに気弱だったりしても、全員、受精のときに何億もの競争相手に勝った個体なんだよなぁ。十分すごいよなぁ、などと。
    もっと読みたい〜

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    これこれ!
    私が津村さんに期待する小説はまさにこの本、という感じの短編集だった。

    地獄の奇想天外なおもしろさ。
    中年のなかよし女性二人が事故に遭い、同時に死ぬ。
    小説家だった私は物語地獄に、親友のかよちゃんはおしゃべり地獄に。
    地獄では担当の鬼が一人に一人つき、それぞれの業に応じた「地獄タスク」をこなさなければならない。
    鬼の方にも配属される地獄に「栄転」「左遷」があり、家庭生活では配偶者の不倫にも悩まされる。
    奇想天外なのだか、意外と所帯じみているのかなんだかわからない可笑しさ。

    「運命」は構成のたくみさに驚く。
    主人公の「運命」とは、最悪の状況なのに、それにまったく気づかない赤の他人に道を聞かれてしまう、というもの。
    人生の中の驚くほど多様な場面なのに、いつもいつも、そういうめぐり合わせになってしまう。
    それぞれの場面は、いったいそれはどんな状況なのだ、と思わず突っ込みを入れたくなるようなもの。
    さすが作家というのか、すさまじい想像力。

    表題作「浮遊霊ブラジル」も面白い。
    妻に先立たれた高齢男性、三田が主人公なのだが、初めての海外旅行を町内会でしようと話し合う。
    アラン島に行くことになったところで、しかし彼は頓死するのだが、その思いが残り、浮遊霊となってしまう。
    三田は浮遊霊として、なんとかアラン島に渡ろうと画策する。
    人間ならぬ力を身につけたはずなのに、ちっとも思い通りにはいかなず、小市民的な振る舞いになっているのに何とも言えない可笑しさがある。

    「給水塔と亀」は、気持ちがしんどくなったとき、読み返したい作品。

    0
    2024年05月19日

浮遊霊ブラジル の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    浮遊霊ブラジル
  • タイトルID
    :
    697125
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年01月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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