浮遊霊ブラジル

浮遊霊ブラジル

719円 (税込)

3pt

「死にたい。死んでるけど」
ユーモラスで優しい世界にたゆたう人々。

・給水塔と亀/定年退職し帰郷した男の静謐な日々を描く川端康成文学賞受賞作。
・地獄/「物語消費しすぎ地獄」に落ちた女性小説家を待ち受ける試練。
・浮遊霊ブラジル/初の海外旅行を前に急逝した私は幽霊となり旅人たちに憑いて念願の地を目指す。
(上記ほか4篇収録)

本書で第27回紫式部文学賞を受賞。
自由で豊かな小説世界を堪能できる珠玉の短篇集。

解説・戌井昭人

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浮遊霊ブラジル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    おもしろい短編の詰め合わせ、どれを選んでもハズレなし!

    おじさん臭が伝わるような(そんなに、悪い意味じゃなく)おじさんが主人公の話。

    うわー、女の怖さ炸裂、という話。辛辣な部分もイヤな後残りなくサラッと。

    『世にも奇妙な物語』的な不思議感、満載の話。

    鋭い人間観察力でもって、独特の世界を作り

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    どのお話もクスッと笑えておもしろい
    後半の話しになればなるほど
    ワクワクしてきた
    「地獄」なんかは
    こんな地獄なら楽しいかもとさえ思える
    私もたぶん
    「物語消費しすぎ地獄」に落ちるだろうから
    それはそれで楽しみすぎる
    だって話しの主人公になれるんですから!
    こんな素敵なことはない!
    あっ、でも楽しみ

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    津村さんの本2冊目!
    おもしろかった〜。ほんわかめな短編集だから通勤やちょっとした時間に読むのに馴染む。
    じんわりした面白さ。
    変な状況を普通に楽しむ登場人物たち。
    じわじわ面白いんだけど、ハッとする文章がちょくちょくある。『運命』が一番すき。
    こんなに悲しいんだから死ぬだろ普通、みたいな文に共感し

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    これこれ!
    私が津村さんに期待する小説はまさにこの本、という感じの短編集だった。

    地獄の奇想天外なおもしろさ。
    中年のなかよし女性二人が事故に遭い、同時に死ぬ。
    小説家だった私は物語地獄に、親友のかよちゃんはおしゃべり地獄に。
    地獄では担当の鬼が一人に一人つき、それぞれの業に応じた「地獄タスク」を

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    111108さんに教えていただいて早速読む。
    全編に渡ってとぼけたユーモアが漂っているけれど、ふいに人生の真理をつくような一文があったりするのが癖になる。どうやってこんないい意味で変な小説思いつくんだろう!
    特に『地獄』『浮遊霊ブラジル 』が好きだけど、『運命』のラストの「何もかもが、簡単にいくわけ

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    面白かった〜!
    現実じゃありえないことでも、何か妙なリアリティ?があって好き。
    【地獄】が面白すぎる笑
    読んでる分には笑っちゃうような世界なのに、ちゃんと"地獄の苦しみ"が存在してて良い笑

    タイトルにもなってる【浮遊霊ブラジル】
    こちらも好き。女湯へのこだわりが好き笑
    終わり方

    0
    2022年08月31日

    Posted by ブクログ

    どのお話も不思議な世界観で面白かった。
    今まで読んだ津村さんの本では2番目に好きかな。

    「アイトール・ベラスコの新しい妻」で、小学生の頃のことを思い出した。
    「忽那さんと一緒に帰ってあげて」と言う先生。
    その辺のくだり。
    私も小学生のある時、恐らく今で言う発達障害の子の隣の席に、ずっとなってた。

    0
    2021年01月05日

    Posted by ブクログ

    作者の作品評を見るにつけ、必ずこの作者の本読んでみたいと思っていた。念願の初読。そしてやはり最高に面白い。 七つの短編から成っているのだけど、どれも面白い。仕事を辞めて故郷で一人暮らしを始める男とか、ウンチクうどん親父にキレる地味で大人しい女子を見てる男とか、どこの世界にもいるマウント取りたがる面倒

    0
    2020年04月19日

    Posted by ブクログ

    津村記久子さんの描く世界が好きだなと思った。
    主人公は定年退職したおじさんだったり、疲れたOLだったり、なんと幽霊だったりする。
    おじさんの悲哀ではなく、しみじみとした情感を描くところだったり、普通のOLが人気店の店主にキレる爽快さがあったり、幽霊が人に乗り移ってブラジルまで行くけれど、最後は無事に

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    津村さんの発想はいつも面白い。

    本作は人が生まれる前〜生きている間〜死後に渡るまでの、あらゆる世界を描いた短編集。

    今の私のお気に入りは「運命」。主人公はいつ何時でも場所を訊かれる人。「〇〇ってどこですか?」と、受験の日も、初めて訪れた場所でも、海外でも、あんな時やこんな場所でも…思わず、えぇー

    0
    2025年11月19日

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