【感想・ネタバレ】回樹のレビュー

あらすじ

日本SF大賞ノミネートの奇想小説集

真実の愛を証明できる物体『回樹』をめぐるありふれた愛の顛末ほか、誰も思いつけないアイデアと、誰でも思いあたる感情の全6篇

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Posted by ブクログ

6篇のSF短編集。
色々考えされるお話ばかりだった。斜線堂先生のSFは初めて読んだけどとても面白かったです。天才。
『回樹』『回祭』では、何を持って真実の愛とするのか、が描かれていて人間の関係・感情って複雑だなぁと思った。『回祭』の終わり方が切なすぎる。
人間の死体が腐らなくなりやり場に困り始める世界のお話『不滅』も、大切な人の遺体をどう扱うかは人によって違うし倫理を取るか未来を取るかで考え方は分かれるし難しい問題ではある。自分が当事者だったらどういう気持ちになるだろうと考えさせられた。
白人と黒人と宇宙人の人種差別を超えた友情が育まれていく『奈辺』はハートフル?で好きだった。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

6つの短編集
最初と最後は表題作とその続編

表題作の『回樹』
PSYCHO-PASSの
シヴィラシステムを思い出した
あちらは数値化されたもので
設定も話も全く違うけど、
何を持って判断されるのか
心や気持ちとは何かを突きつけられた

BTTFって何だと思ったら、
あの名作映画の略でしたか〜笑

『奈辺』、こういう話も書けるんだ〜と
守備範囲の広さにびっくり

今回もどれも良かった!
『本の背骨が最期に残る』もだけど、
物語の完成度が高いなぁ
短編しかまだ読んだことないけど、
長編も読んでみたいなぁ
『恋に至る病』とか気になる

0
2025年12月10日

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