【感想・ネタバレ】瓢箪から人生のレビュー

あらすじ

人生の妙味が詰まった傑作エッセイ集が誕生。

大人気番組『プレバト!!』でお馴染みの俳人・夏井いつきさんが綴った、愉快痛快にして心に沁みる傑作エッセイ集が誕生!

≪俳聖バショーさまは、人生を旅になぞらえたが、旅とはさまざまな人と出会い、さまざまな出来事に遭遇することでもある。我が人生において、がっぷり四つで強い影響を与えてくれた人、袖振り合っただけの人から教えられたこと等を書き留めてみるのも、還暦を過ぎ、いよいよ高齢者として歩む人生の道標となるやもしれぬ。そんなこんなの人生の徒然を記してみようと思う。≫ (本書「ケンコーさんと夏井&カンパニー」より)

夏井さんがこれまでの人生で出会った忘れ得ぬ人たちを綴った全45編のエッセイを収録。『プレバト!!』誕生の秘話、師匠となる黒田杏子さんとの出会いや父親の思い出、夢枕獏さんとの意外な交流……どの一編も、俳人ならではの観察眼と夏井さんらしいユーモアが詰まっていて深い余韻を残します。
自作の俳句をはじめ、佳句、笑句も多数紹介。俳句を作るヒントも満載で入門書の役割も果たします。

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Posted by ブクログ

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夏井いつき(なつい いつき)
1957年、愛媛県生まれ。8年間の中学校国語教諭経験を経て俳人に転身。俳句集団「いつき組」組長。創作執筆に加え、句会ライブなど「俳句のタネまき」活動を積極的に行なう。また、全国高等学校俳句選手権大会「俳句甲子園」の創設に関わる。「プレバト!!」(MBS/TBS系)をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・webなどの各メディアで活躍。2015年から俳都松山大使を務める。

瓢箪から人生
by 夏井いつき

いや、そもそも「花鳥風月」の意味するものとはなんでしょうか。   考えたことがありますか。

喉頭癌で闘病中だった句友鯛飯さんの訃報だ。調律師であった鯛飯さんは、バードウォッチングの楽しさを教えてくれた句友でもある。俳句と音楽と鳥を愛した男は、正義の人でもあった。「組長、ここは 挫けるとこやないから」と、私は何度も何度も励まされた。美しいものを美しいと讃え、正しいものを正しいと明言する。敬愛してきた句友の死が、ズシリと堪えた。

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

あったかくてかっこいい人
淡々と書かれたような文章に感じるのに、
心に響くものがあって何回か泣いてしまった。

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

夏井いつき先生の凛とした雰囲気と愛嬌がめいっぱい感じられるエッセイ。先生のやさしい俳句も身に染みる。
文体はどこか芸人さんが書くエッセイみたいだと思った。多分、不必要な部分はそいであるのに、情感を得るのに十分必要な分だけある口語体から感じるのだと思う。「結婚」にまつわる様々なエピソードが良かった。

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2023年04月12日

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プレパトで有名な夏井先生のエッセイ。
俳句の裾野を広げようとする奮闘ぶり、一期一会の出会いが取り持つ不思議な縁を大切に人生を切り開いている。
いやぁ!電車の中で人目も憚らず、泪してしまうほど濃いエピソードが盛りだくさん。いっそ「いつき組」に入ろうかな。そう思えるほど素敵なエッセイだった。

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2022年12月13日

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今勢いのある夏井いつき先生の人生記。とても興味深く読んだ。
俳句に魅せられ、草の根の活動をして生きてきた人。心の複雑骨折を繰り返しながら、自然治癒力を身につけて行くのが、人生というものなのかもしれない。この文章は奥が深い。
掲載されている子どもの俳句も凄い。

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2022年12月03日

Posted by ブクログ

読んでいて元気が出たり、毎日が違った景色に見えてくる本は5つ星をつけることにしている。

最初、テレビで見る夏井さんにきては硬い書き方?と思ったが、すぐにいつもの夏井さんの勢い。
俳句甲子園の現場でお話ししてるのを身近に見たことがあるが、ホッントウに、この人、愛があるのだ。

じわーっとこころがあっかくなって、なんかいい人に自分もなるのだなあ。すごい人だと思う。

この本を読んでいる間、私はとってもいい人になれた。機嫌良くもなれた。この気分を続けていけたらなと思う。
人には、「親切」でいることだなと思う。

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2022年10月17日

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プレバトで知った夏井いつきさんのエッセイ集。
俳句の教本?以外では初めて読む本。
他の本と同様の語り口で、俳句や自然へ真摯に向かう事楽しむ事には丁寧に、それを言葉でつまらんものへする人へ怒りを込めてとすっきりとしていて大変楽しく読める。
後から調べた際に作者が俳句の種を蒔く行為に強いバッシングがあった事は知っていたが、内容を見る限り俳句を狭い集団の中で研ぎ澄ませる芸術品だと考える人がいて、それが悪いことではないけれど作者がさることとは真反対だとなるから反感も強いだろう。作者の言葉であらならば山は高く裾野は広くの考えは良い。裾野が広くなければ誰も登ろうとはしないだろうし、登らぬ山は埋もれて忘れられてしまう。ただ遠くから昔の昇華されたものを眺めるしかない。
色も光も音も匂いも全ては私の外にある。それを十七音にする。書き手はその切り出しを真摯に、読み手はそれを受け取り自分の記憶や感情と真摯に繋ぐ。そう思うとこのやりとりがとても楽しいものに思う。

好きな俳句は
肺深く蛍ひとつを息づかす
標的にあらず春灯ぞこれは

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2024年12月12日

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おもしろい!
夏井先生の情の濃さが全編にみっしりと。
挿入される俳句も、詠んだ背景がわかるので、より鮮明に情感が立ち上がってくる。よき。

そして、あとがきにも書いてあったが、アリヤマデザインの装丁と牧野伊三夫の挿絵がすてき!

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2024年06月11日

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句集を読むにはまだまだと思ったのでエッセイを読んでみた
ラジオに寄せられた子供の何気ないひと言の句が全部素敵だった ほかの俳句もみんな良いし家族の話でホロリとさせられて読んでよかった

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2023年06月22日

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俳句番組でお馴染みの夏井先生。
俳句の種をまく活動をされているのは知っていたけれど、思った以上にエネルギッシュで驚く。本当に俳句に人生を捧げているのだなぁ。ご本人は「捧げている」と思っていないのかもしれないけれど。これだけ打ち込めるというのはすごいと思う。
番組からもうかがえるきっぷの良さ、回転の良さ、歯に衣着せぬ感じが文章からも伝わってきて楽しくなる。
かと思うと、ご両親のことなどのところではぐっときたり…
これからも元気に活動を続けていって欲しい。

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2023年01月16日

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TV番組のプレバトの俳句の先生、夏井氏の俳句にまつわるエッセイ。17音を生業にしているだけに言葉に無駄がない、しかもその奥に背景をも描いている。取り上げられた俳句に涙した章もある。
俳句だけではなく、ヒトとしての重さも感じた。

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2023年01月09日

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全国各地の句会ライブ、ラジオ「一句一遊」、TV「プレバト」等々、30年に及ぶ種蒔き活動の末に今まさに芽吹いて結実している絶頂期にある俳人のざっくばらんな語り口による振り返り記。亡き父親や廃墟になった実家のことまで包み隠さず書き綴る著者だが、「俳句甲子園」のことだけはいわれなき誹謗中傷を受けたことを繰り返すだけで内実を語ることがないのはよほどのことがあったのだろうか。

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2022年12月21日

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俳句を読み解くのは難しいな
と思いつつも
言葉ってこんなふうに繋ぐことができるんだ…と感慨深く感じた
プレバトで観ている夏井先生がそのままの姿で語っている

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2025年06月17日

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プレバトでお馴染みの夏井先生。自身が携わる句会ライブの事やら、出会った俳句の仲間たち、自身の今まで、俳句のこれから…。TVのまんまの夏井先生が、いいなぁ。

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2024年08月19日

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プレバトでおなじみの俳句の先生です。ちゃんと見た事ないのに姿も声も知っているってすごい浸透度ですね。
ちょっと内輪ネタ的なところもありますが、俳句の裾野を広げようと奮闘してきた人なんですね。それは本当にすごい。

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2023年10月04日

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プレバトで見てるまんまに切れ味最高。
面白いねいつきさん。
そして俳句にとって、何と大きな存在なんだろう。
ずいぶん前だけれど、私の投句に対しペンネームの読み方を聞いて下さったことが嬉しかったです。

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2023年04月06日

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『プレバト!』の俳句の先生としてお馴染みの夏井いつきさんのエッセイ集。30代で中学の国語の先生を辞め、俳句一筋へ。「俳句の裾野を広げる」ために奮闘!その中で出会った忘れられない人々との交流や高校生の「俳句甲子園」の立ち上げ、全国を回っての[句会ライブ]のこと。もちろん「プレバト!」出演の裏話などいろいろ…。プレバトで披露される下手な俳句を名句に変える添削の技のように、鋭い観察力と豊かな表現、ユーモアあふれる文章はさすがです。「俳句の種まき」をするという強い信念、尊敬します。夏井先生自身の俳句も多数紹介!

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2022年09月24日

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