【感想・ネタバレ】推しの殺人のレビュー

あらすじ

2024年 第22回『このミステリーがすごい!』大賞
文庫グランプリ受賞作

行き着く先は破滅か、ステージか!
待ち受けるどんでん返し!

(あらすじ)
大阪で活動する三人組女性地下アイドル「ベイビー★スターライト」は、様々な問題を抱えて危機的な状況にあった。尊大な事務所社長、グループ内での人気格差、恋人から暴力を受けているセンター……そのような中で、“ベビスタ”はさらに大きな問題に見舞われる。メンバーのひとりが事務所で人を殺してしまったのだ。彼女の罪を隠蔽するため、三人は死体を山中に埋めることを決意して――。

【著者について】
遠藤かたる
1988年生まれ。愛媛県松山市出身。甲南大学法学部卒業。現在、化粧品メーカー勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

仲が悪かったアイドル3人組がある事件を起こし絆が深まった。味方と思っていた人間が悪魔のような人で敵と思っていた人が味方だった。ハラハラするところもあり、友情もあり、アイドルの難しさや楽しさなどもあり読み応えがあった。

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2025年06月10日

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ネタバレ

低迷中の地下アイドル3人組。ルイは惰性で続け、センターから外されたテルマ、実は暴力的な彼氏がいるイズミ。
芸能界のドロドロした場面もある中、イズミが社長を殺してから3人が一致団結するという皮肉さ。
死体の隠し方や興信所の調書など、すぐバレるのではないかという展開がヒサヒサさせた。芸能界の闇の部分なのか、感じの良い人の残虐な面を見せられたのがしんどかった。
展開が早くてどんどん読めた。

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2025年06月09日

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作品のグロさがいい意味でとてつもない
ドラマ化するので改めて見直したが、
ドラマでは更にグロさが増していてとても怖い!

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2025年11月24日

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テンポの良い物語で、あっという間に読めてしまう。主人公は3人、と言っても間違いではないであろう、その3人が魅力的。
彼女たちの名前から、「テルマ&ルィーズ」のオマージュ?と、ちらりとよぎったのですが、ホントにそうだったようです。
絶望感いっぱいの出来事を経験しながら、なんとかしてこの二人との関係を続けて行きたい、と一生懸命になるルイが素敵。だからこちらも応援したくなる。
どんでん返しとまでは言えないけれど、ラスト近くで判明する、真の黒幕と、土井さんの見え方がこれまた魅力的。
あくまでルイの目線を通して描かれているのですが、その心理的描写が独りよがりなものではなく、冷静に、ときに客観的に落ち着いた文章で綴られていく。
映像化したら面白いのでは?と思ってたらまさかのドラマ化されましたね。そちらは未視聴ですが。

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2025年11月09日

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シンプルで面白かった。好き。
解説を読むと、オリジナリティとしては低いのかなと思ったけど(映画や他の小説をオマージュしている節がある)、文体も時系列の構成もすごく読みやすかった。

売る

以下、ネタバレ














結末はハッキリ書かれてないけど、どうなるにせよ、最悪な状況の中で主人公のルイは1番欲しかったもの(家族のような、大切な存在)が手に入れられて、よかったと思う。
河都やばい。病んでる。

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2025年10月05日

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ネタバレ

「このミステリーはすごい」の文庫グランプリを受賞した作品。
泣かず飛ばずのアイドル「ベイビー★スターライト」のメンバーの一人が会社の社長を殺害してしまい、その死体を隠す...という物語。
コンパクトにまとまりながらも、濃いストーリーとサクサクと進む展開裏切りに次ぐ裏切りで映画を見ているかのような感覚でした。
倒叙形式で進み、いつバレるのだろうか、バレた後はどうなるのだろうかというスリル満点でとても面白かったです。最後の描写はハッピーエンド?に落ち着きつつもバッドエンドやビターエンドを想起させるような描写で続きがあれば読みたくなりました。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
ルイ:夏吉ゆうこ
テルマ:伊藤彩沙
イズミ:羊宮妃那
河都:鳥海浩輔
土井:石川界人
下谷:遊佐浩二

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2025年10月04日

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ネタバレ

読み始めはよくあるアイドルの同士の嫉妬が炸裂する小説かと思っていたが、主人公のルイがハードボイルド味がしてよかった。

個人的には河都というキャラがめっちゃくちゃ好きだ。不満は後半がよくある展開と思った。でも読みやすいし、解説などを見ると腑に落ちた。でもミステリーって言われるとなんか違う気がする。ヒューマンドラマなのかと思う。

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2025年10月03日

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ルイの過去を聞いたメンバー2人の台詞とそのリアクション、からのルイの行動までは胸がギュッとなる展開でした。

あとは皆さんの言うとおり土井さーん!!てなる一冊

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2025年08月02日

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ネタバレ

面白かった〜!!まさにノンストップサスペンス、一気読みしちゃった!☆4.5くらいの感じ!!
サスペンスとしての面白さもありつつ、アイドル活動の光と闇も見えて、ラストライブのシーンはアイドルオタクとしては泣いてしまった笑
この後どうなるんだろう?と思うけど、多くは語らない終わり方も嫌いじゃない!!

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2025年07月27日

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ネタバレ

最近クローズドサークル多めだったので他のミステリーを読みたいと思ったのと、
推しの殺人というタイトルと松井咲子のコメントに惹かれて読んでみた。

導入部分では少し暗めな展開で芸能界の闇の部分を見せつつ、社長とアイドルが付き合っていてさらに暴力という闇、からの社長の殺害と闇のオンパレード。芸能界ってこうなんだろうなってみんなが思ってることが表現されている感じ。
そのからの展開は読みやすく、スピード感もあり、どんどん追い込まれてく3人がなんとか解決していくが、どれもそこまで驚くような解決策はない印象。
最後の黒幕も、怪しいのはかなり予想通りだし、頭のおかしいキャラの表現は面白く、かなりサイコなイメージを植え付けてくる。
終わり方も全然解決してないし、むしろもう終わってる感というか、、マネージャーが結果かなり良い人そうだったので、活躍をもう少し見たかった感はある。
後味すっきりな感じではない。
ミステリーというよりも青春モノとして読めば納得できるしもっと楽しめた気がする。青春モノならそもそも読んでないけど。。(笑)
というかサスペンスか!と思って、このミスのホームページを見たら、ノンストップサスペンスと書いてあって、それなら納得!

全体的な展開としては面白いし、文章も読みやすい。主人公のルイの目線も読みやすかった。
(最後のほうの私が声を掛けたらルイとイズミが振り返ったみたいなシーンは、急にテルマ目線になったの!?と思ったが、間違いなのか、読み取り方が違うのか。。)
途中から続きが気になってどんどん読み進めたが、ラストの倉庫くらいからは結構方向性が変わり、よく考えたらルイって別に頭良いわけじゃないし、気合いだけでなんとかするなんとかするって言っていただけなんだなというのに気付く。
正直終わり方は納得いかなかったけど、ラストまでの展開と読ませ方は良かったので、他の作品が出たら読んでみたい。
推しの殺人に関しては小説よりもドラマとかで観たほうが楽しそうですね!

原題溺れる星くず。
このタイトルだとおそらく読まなかったかなと思いつつ、全部読むと元のタイトルのほうが合っている気がする。
ミステリーということもあり推しの殺人というタイトル回収を期待していたが、そうでもなかった。

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2025年07月12日

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ネタバレ

惰性でアイドルを続けていたルイ、イズミにセンターを奪われたテルマ、いきなりセンターに抜擢され人気を獲得しているイズミ。社長の死という秘密を抱えることによりバラバラだった3人がアイドルとして再度輝き出すというパラドックスが面白かった。
緊迫感ある綱渡りの日々に、思わず心がざわつく一冊でした。
あと、土井さんがめちゃくちゃ怪しかったけど結果最高のマネージャーすぎて好きになりました。笑

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2025年07月02日

匿名

購入済み

思ってもない展開に驚きました。3人の人生、上がったと思ったらすぐに落ちていったり。必死の姿に心惹かれました。何があっても仲間で助けあってる。お互い思い合う最高の仲間ですね。

#ドキドキハラハラ

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

非常に読みやすい。文章も軽く流れるように進める。
構成もシンプルで登場人物も少なく内容も頭に入りやすい。
性搾取や芸能界の闇など、現代の問題を絡めながらクライマックスに突入する所は一気読み間違いなし。

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2025年12月07日

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わかりやすい流れで読みやすく、
面白かった!
ラストは予想外の人が予想の行動にでたけど、
概ね方向性はみえたので読み終えてしっくりは
くるものの、ほんとにそれでよかったのか?
とは思ってしまう。
テレビドラマ化した時にクライマックスのシーンが
どのように描かれるのか?
そのままだとあまりにも、あまりにもではないか?
(ネタバレしないように語彙力がさがっている)
と思うのでちょっと気になる

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2025年11月30日

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面白さのギャンブル性が高いこのミステリーがすごい!作品。
ドラマも放送されてて話題の様なので読んで見ました。

読めば読む程に感じる既視感。そう、桐野夏生氏の「OUT」であり、主人公の過去の過ちや弁当工場などこれパクリじゃね?と思ったら解説でオマージュだと説明してた。

だからまぁ、大阪の地下アイドルというオリジナリティぐらいで淡々と読み進め、淡々と終わりました。ミステリーとしては薄味です。

猪のくだりいる?

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2025年11月24日

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展開のアップダウンが激しすぎたことや主人公の闇が深すぎて読むのが少し辛かったですが、一気に読み進められました。

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2025年11月22日

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どのキャラもあまり好きにはなれなかったが、最初から最後までテンポよく楽しく読めた。
深く考える余地はなくサラッと読めすぎると言うか、なんだか新鮮な読書体験をした。

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2025年11月16日

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話の流れは構成はとても面白いので最後どんな感じになるんだろうとワクワクしながら読んでたけど、そう終わるか
〜っていうなんとも期待はずれな終わり方でした
偉そうにすみません

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2025年11月15日

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危機的な状況だったアイドルグループが殺人によって絆が生まれる話。私的にはオチがイマイチでしたが、とても読みやすかったです。

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2025年10月27日

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225.101〜日テレ木曜ドラマ 田辺桃子

高宮ルイ/田辺桃子
早川テルマ/横田真悠
沢北イズミ/林芽亜里

2024年 第22回『このミステリーがすごい!』大賞
文庫グランプリ受賞作

行き着く先は破滅か、ステージか!
待ち受けるどんでん返し!

(あらすじ)
大阪で活動する三人組女性地下アイドル「ベイビー★スターライト」は、様々な問題を抱えて危機的な状況にあった。尊大な事務所社長、グループ内での人気格差、恋人から暴力を受けているセンター……そのような中で、“ベビスタ”はさらに大きな問題に見舞われる。メンバーのひとりが事務所で人を殺してしまったのだ。彼女の罪を隠蔽するため、三人は死体を山中に埋めることを決意して――。

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2025年10月17日

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ネタバレ

話そのものは読みやすく、わかりやすい。
が、とっ散らかっている感じは否めない。
いろいろ小さい謎はクローズしていくのだが、これからどうするのだろうという大問は投げっぱなしだ。

まあ、嫌なやつは成敗されていくので、その辺はスカッとするのだろうが、必殺仕業人みたいなエンタメであった。
桐野夏生のOUTにはちょっと到達しそうにない。

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2025年10月13日

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どうなるのだろうと展開が気になるのでサクサク読めたが、ミステリーとしては微妙。オチも無理矢理感ある。

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2025年10月10日

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可もなく不可もなく。読みやすいし、サクサク読み進められるけど物語に深みはない。ミステリー初心者とか、読書初心者にはとてもいいと思う。良くも悪くも謎はひとつしかないので、とっつきやすく、でも軽い。推し、というからにはファン目線のアイドルのストーリーかと思っていたのに逆だったのでそこが残念。ネタバレになるので詳しくは言えないけどマネージャーさんと、冒頭のルイのファンがラストに出てきたとき、胸を打たれた。ミステリーというよりいい話、という印象。

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2025年09月25日

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テンポも良くメンバーたちの掛け合いも面白かった。
ハラハラドキドキ怒涛の展開でスラスラと読むことができたが、自分のような重厚で王道なミステリーが好きな人にはあまり向かないかも。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

大阪で活躍する女性3人組の地下アイドル『ベイビー★スターライト』。

財政的にも危機的な状況にあった事務所の社長が、メンバーの1人に殺された。
果たして、3人は事件を隠蔽し、うまく逃げおおせることが出来るのか?

一種の倒叙ミステリーと言えるでしょうか。
犯人は最初から分かっていて、捜査当局が如何にして真相に辿り着くのか?

色々な真実が明らかとなって来ますね。
最後、マネージャーの土井の優しい行為にウルウルです。
最後のライブの後、事件はどうなったかは、読者に委ねるスタイルも○。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あぁ…警察呼ぼう…まず警察よぼうよ…。理解し合えずギスギスしていたけど、罪を共有しないと仲間になれない悲しいアイドルたち。【友情なんて美しいものじゃない。私たちをつなぐのは罪だ。共犯者という歪んだ関係で結ばれている。】というフレーズがとてもしっくりきた。

読み終わり:土井ーーーーー!!!!

色々気になるポイントはあったけど、テーマは推しというより青春?といった感じで、ベビスタを応援しながら読みました。個人的には後味引かない読後感すっきりミステリーという印象。彼女たちの未来が、彼女たちにとって納得のいくものでありますように。

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2025年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙が可愛くて惹かれた本。
読んでみると、自分が想像していた以上に、人を殺し隠蔽した登場人物が冷静で、またもともとギクシャクしていた関係が同じ罪を背負ったということで、3人が団結していくという描写に驚いた。
人殺しはよくないが、どん底を経験した人たちの底力はすごいと思った。

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2025年06月22日

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裏表紙に書いてあったあらすじの通り、地下アイドルのメンバーの一人が人を殺めてしまい、それを全員でなんとか隠蔽しようとする話。
ホントに最初から最後までこの通りで、一難去ってまた一難を描いていた。
みんな男をみる目がなさすぎー
ことが殺人でなければキラキラした青春の日々に見える。
やけに清々しい終わり方をしているけど、絶対にこのあとは地獄が待っていると思う。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

所々に緊迫する場面があったり、3人の絆が深まっていく場面があったりして読みやすくて面白かった。ただ、期待していたほどの大どんでん返しはなく、謎解きの要素は少ないと感じた。

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

さすがこのミスで文庫グランプリを受賞した作品で悪くなった。しかし、どうも描かれてる世界が私には理解できないような世界なので、話に入り込めなかった。現実でも殺人まではいかなくても似たようなことがいくらでもありそうな世界だよな・・・

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

アイドルにまつわる小説ということで気になり手に取った1冊。
どうしても芸能界には闇がある印象は拭えないので、この小説読んだ時も、「あーリアルでありそうだなー」っていうのが第一の感想だった。ただ、アイドルとしてまとまりがなかった女の子達が、重大な秘密を共有し犯罪にかたんするまで強固な絆に発展したのはなんでなんだろうかとも思う。
私は絶対に死体を山に埋めに行く手伝いは出来ない。最大限に譲歩して、殺人のことを黙っておく位だろうか。
その事がどうにも不思議でならなかった。

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2025年05月06日

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