集英社作品一覧
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4.3誰でもマネできる新時代の仕事術をストーリー漫画で! 今からでも間に合う!人生が変わる!と大反響を呼んだMB氏のビジネス啓発書『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』が漫画になって登場! 才能もスキルも学歴もない――自らも「持たざる者」と明言するMB氏はなぜファッションブロガー・起業家として、年商数億超えを達成できたのか。――中堅印刷会社で己を「社畜」と嘆きつつも行動を起こせないサトシと、エシカルコンサルタントとして起業したものの何ら実績をつくれないアキラ。どこにでもいそうな二人の主人公が、起業して成功を収めている高校の先輩あかねと再会し、その刺激を受けながら、少しずつ成長していく……ストーリー仕立てで、わかりやすくMB氏の仕事術を学べるビジネスコミック。「ビジネスとは『幸せの循環』です」(MB)――「好き」を仕事に毎日を幸せに生きるヒントとメソッドが満載!
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4.0【フルカラー版!】レトロモダンなねこねこ横丁。観光案内所の“ねこ長”が案内するのは、様々な町で愛され続ける実在のお店と縁あって共に暮らす可愛い看板猫たち。登場キャラクターは全て猫姿!?という不思議で素敵な猫スポット巡りにアナタも出かけてみませんか? 描き下ろしの番外編と、魅力的な総勢16匹の取材猫写真つきインタビューも同時収録の取材を元にコミック化した猫愛あふれる一冊。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高校3年生の彩、和久、ひかるの3人は、ジャーナリスト池上彰さんによる特別講義「君たちの日本国憲法」に参加していた。憲法と法律の違い、現行憲法の成り立ち、立憲主義とはなにか、国民の権利と義務――。これまで漠然としか理解していなかった憲法という存在に俄かに関心を抱く。講義のエッセンスと憲法の歴史、現役高校生の素朴な疑問や感想をもとにストーリーを構成。解説のわかりやすさだけでなく、ドラマとしての面白さも追求した、日本国憲法を身近なものにさせる漫画作品。
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5.0全2巻710円 (税込)西暦2205年。「歴史修正主義者」による過去への攻撃が始まった。歴史の改変を防ぐため、時の政府により「審神者(さにわ)」が過去に遣わされた。審神者によって励起されたのは、刀剣に宿る付喪神「刀剣男士」。彼らは歴史を守るため戦いへと身を投じて行くのだった。審神者から刀剣男士たちに出陣の命が下った。蜂須賀虎徹を隊長に加州清光、大和守安定、和泉守兼定、堀川国広、長曽祢虎徹という編成が組まれる。
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-真珠湾攻撃から4カ月後。アメリカ合衆国カリフォルニア州オーウェン郡マンザナ。そこに日系人を隔離する強制収容所があった。移民として、そしてアメリカ合衆国市民として、血のにじむような苦労の末に築き上げた財産と名誉を突然、政府によって奪われ、敵国日本の血を引くという差別的理由だけで強制収容された数万の人々――。そんなマンザナ収容所内で情報宣伝のため、職歴をもとに集められ、奇妙なプロパガンダ劇『マンザナ、わが町』を演じるように命じられた5人の日系女性たち――アマチュア劇団の演出家兼ジャーナリスト・ソフィア岡崎、浪曲師・オトメ天津、ステージマジシャン・サチコ斎藤、歌手・リリアン竹内、映画女優・ジョイス立花。彼女たちは数日後の上演に向けて、戸惑いながらも稽古を始めるのだが……。彼女たちの葛藤を通して、民族とは、国家とは、そして人間の尊厳とは何か、が鮮やかに浮かび上がってくる。上質なユーモアにくるんで、井上ひさしが現代に遺した熱いメッセージ。泣けて笑えて、胸を打つ傑作戯曲。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自身や家族のゲスな爆笑話。食べられるという父の主張に押され、大量のザリガニを茹でた結果。包茎手術を受けた弟の変化と、そこから巻き起こる大事件。あまりに赤裸々な暴露っぷりとシュールな描写に、同業者までもが嫉妬を隠さない。文芸界の話題をも席巻した「小説すばる」での連載エッセイに、ブログ連載のまんがを追加。さらにはおまけでも笑わせてくれる、電車の中で読むのはキケンな本。
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3.5「マンション」と呼ばれる鉄筋コンクリート造の集合住宅に日本人が本格的に住み始めて約60年。今や都市部では主流の住形態だ。だが、形あるものはいつかは朽ちる。郊外のニュータウンでは住人の高齢化と共にマンションの老朽化が大きな問題にもなっている。そもそも日本人はなぜマンションに住み始めたのか、分譲マンションの区分所有という権利形態に潜むリスク、高層階に住むことは健康にどう影響するか、など誰も気付かなかった「そもそも論」から、業界の儲けのカラクリ、さらには未来のマンションの風景まで、この道30年の住宅ジャーナリストが、住まう人たちを幸せに導くマンションのあり方を探る。【目次】プロローグ――マンションが日本人にもたらした「正と負」の側面/第一章 マンションは日本人を幸せに導いてきたか?/第二章 マンションの黎明期/第三章 管理組合と民主主義/第四章 儲けるためのマンション/第五章 繰り返される不動産バブル/第六章 マンション、この不完全な住まい/第七章 マンションは日本人の健康を損なうか?/第八章 マンションの未来を拓くために/エピローグ――二つのマンションの奇跡/おわりに
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2.7禁断の愛に堕ちた人妻・柿内園子。年下の令嬢・徳光光子と出逢った一年半前の大阪天王寺から破滅の物語は始まった。四人の男女が絡みあう情欲の恋模様。昭和の文豪が綴った傑作がコミカライズによって甦る。
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3.5【第157回芥川龍之介賞候補作】“四歳の私は、世界には二つのことばがあると思っていた。ひとつは、おうちの中だけで喋ることば。もうひとつが、おうちの外でも通じることば。”台湾人の母と日本人の父の間に生まれ、幼いころから日本で育った琴子は、高校卒業後、中国語(普通語)を勉強するため留学を決意する。そして上海の語学学校で、同じく台湾×日本のハーフである嘉玲、両親ともに中国人で日本で生まれ育った舜哉と出会う。「母語」とはなにか、「国境」とはなにか、三人はそれぞれ悩みながら友情を深めていくが――。日本、台湾、中国、複数の国の間で、自らのことばを模索する若者たちの姿を鮮やかに描き出す青春小説。
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5.0自称、“平均よりちょっと弱い”ヴァンパイアのアルトに、身に覚えのない手紙が届いた。宛名は、『魔王軍四天王・最古のヴァンパイア・アルト様』。人違いじゃないかと思いつつも、迎えに来た美少女ヴァンパイアと共に、魔王軍の幹部会議に参加することになったのだが・・・。 ――俺って四天王最強なの? 自分の知らない武勇伝が語られる中、今後の方針は勇者討伐に決定! だけど勇者が知り合いで!? なぜか畏怖され、尊敬され、大変な事態に巻き込まれていく。そんなとき、伝説のドラゴンが復活し、世界の危機が訪れる! ――いや、俺は知らないけども。平和主義ヴァンパイアの勘違い系最強ファンタジー、開幕!!
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4.3【ページ数が多いビッグボリューム版!】夕暮れの商店街で、全裸の男が怪死を遂げた。検死の結果、体から新種の寄生虫が発見される。ベテラン刑事・溝口とその部下・井上は事件を追う内、ひとつのマンホールへとたどり着く。暗闇の中、そこには謎の“施設”の存在が…!? 加速する恐怖、戦慄のバイオ・ホラー!!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【FIX型電子書籍・永久保存版】『万葉集』は、5世紀初頭から8世紀中葉まで、およそ350年にわたる4500余首の歌を収める。本書第一巻は、白鳳期(629~710年)、いわゆる万葉第一・二期の中核的古撰集である巻一と巻二とを収める。宮廷の儀礼・行幸などにまつわる「雑歌」(巻一)と、万葉びとの愛と死を奏でる「相聞」「挽歌」(巻二)とは、『万葉集』の基本的な三大部立で、以下の巻の規範となった。額田王、柿本人麻呂たちの作品が天皇の代ごとに配列され、躍動的な白鳳歴史絵巻を繰り広げる。
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-戦後の万葉研究の第一人者による、初めての個人全注釈の文庫版。隣接諸学との多様な交流の成果も踏まえた、現代万葉学の集大成。一群の詩の背景、状況をいきいきと語る歌群ごとの釈注。新鮮な感動を呼び起こす充実した内容。『万葉集』は、5世紀初頭から8世紀中葉まで、およそ350年にわたる4500余首の歌を収める。本書第一巻は、白鳳期(629~710年)、いわゆる万葉第一・二期の中核的古撰集である巻一と巻二とを収める。宮廷の儀礼・行幸などにまつわる「雑歌」(巻一)と、万葉びとの愛と死を奏でる「相聞」「挽歌」(巻二)とは、『万葉集』の基本的な三大部立で、以下の巻の規範となった。額田王、柿本人麻呂たちの作品が天皇の代ごとに配列され、躍動的な白鳳歴史絵巻を繰り広げる。【文庫版:リフロー型】
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4.0今、たどりつく。万葉集の新境地。選り抜かれた100首と独自の解釈が、新たな〈万葉観〉へと導く! 長歌、短歌、旋頭歌など、全4500余首が収められた日本最古の撰歌集「万葉集」。京都、飛鳥、奈良といった古都の散策を主題とする随筆の名手が、その中から100首を厳選し、瑞々しい解釈と美しいエッセイを添える。内乱が頻発し混沌とした社会にあって、歌の作者たちは嘆きや悦び、叶わぬ願いや迸る想いを懸命に詠み上げた。そうした先の見えない時代を生き抜く逞しさに満ちた古の詩が、私たちに今ひとたびの生命力を与えてくれるはず。詩歌の来歴はもちろん、著者自身が万葉ゆかりの地で見聞きした余話に豊かな学びと温かな癒しがある。また、躍動感のある大和路の風光描写が――たとえ物理的な移動がままならない時であっても――想像力あふれる魂の旅へと誘ってくれる座右の書。
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1.0【ページ数が多いビッグボリューム版!】小村あゆみ『ライフ レス ライフ』運命の相手に出会ったのは死後300年! / 桜乃みか『キミと私の境界線』彼氏になる条件は、指一本触れない事!? / 田島みみ『君の手と瞳と』眼鏡を壊した代償は「目」になること! / あいだ夏波『フェイク×フェイク』イケメンを盗撮してたら彼氏になった!? / 葉月めぐみ『裸足のシンデレラ』校内の王子とおてんば姫の恋の行方は!? / 佐藤ざくり『半分は愛でできてます。』超ドSと付き合うノーマル女子の悲劇。
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-フィッツジェラルドに憧れる大学生の藤堂はゾンビウィルスに感染し、内臓から腐り始めていた。部室に集まる先輩たちはいつものように接してくれるが、決して仲がいいってわけじゃない。藤堂は「ゾンビの会」という自助グループに通いながら、ステージ5のゾンビになるまでの時間を過ごそうとするが、部室のみんながバラバラになって…… そして安楽死前日。スカイツリーのてっぺんでぼくたちの青春は急速に動きだすーー 居場所を求めてさまようゾンビたちのポップでせつない青春小説。/第4回ジャンプホラー小説大賞
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5.0「MARVEL」と「少年ジャンプ」が奇跡のコラボ! ジャンプの新鋭作家たちが描き出すPowerful!でComical!なヒーローの雄姿をその目で体感しよう!! 【収録作品】MARVEL×少年ジャンプコラボ記念 MARVEL編集長にインタビューしてきました!(サクライタケシ)/アベンジャーズ:ギャグリール(水野ハチ)/アベンジャーズ:インタビュー・ウィズ・ヒーローズ(荻野ケン)/デッドプール:SAMURAI(原作:笠間三四郎 作画:植杉光)/Halloween Avengers(mato)/アントマン+(羽田豊隆)
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4.3夫の突然の腹痛、そして入院。検査を繰り返すが、原因は不明。 ようやく診断がついたときには、余命わずか数週間。 「原発不明がん」とは、いったい何なのか? 第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作 【各界から絶賛の声、続々!】 理不尽極まりない、まさに「見えない死神」。明日は我が身。震え上がりながら一気に読んだ。 ――成毛眞氏(「HONZ」代表) 哀しみの底に沈みながらも、決して諦めない。検証し続ける。その圧倒的な想いの強さに胸うたれる。 ――小池真理子氏(作家) 著者は、愛する人を「希少がん」で亡くすという個人的な体験を病の普遍的な記録にまで昇華させた。苦しみを同じくする人々や医療難民にとって必見の情報と知見がここにある。 ――加藤陽子氏(歴史学者) 【あらすじ】 ある休日、夫が原因不明の激しい腹痛に襲われた。入院して検査を繰り返すが、なかなか原因が特定できない。ただ時間ばかりが過ぎ、その間にも夫はどんどん衰弱していく。 入院から3ヵ月後、ようやく告げられたのは「原発不明がん」の可能性、そして夫の余命はわずか数週間ではないか、というあまりにも非情な事実だった。 この「原発不明がん」とは、一体いかなる病気なのか? 治療とその断念、退院と緩和ケアの開始、自宅での看取り・・・・・・。発症から夫が亡くなるまでの約160日間を克明に綴るとともに、医療関係者への取材も行い、治療の最前線に迫ったノンフィクション。 【著者プロフィール】 東えりか(あづま・えりか) 書評家。1958年千葉県生まれ。信州大学農学部卒。動物用医療器具関連会社で勤務の後、1985年より小説家・北方謙三氏の秘書を務める。2008年に書評家として独立。2011年から2024年までノンフィクション書評サイト「HONZ」副代表を務める(現在閉鎖)。日本推理作家協会会員。『週刊新潮』『小説新潮』『婦人公論』『本の雑誌』『公明新聞』『日本経済新聞』で書評を担当。文庫解説担当著書多数。
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4.5「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」 昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。胸を打つ確かな感動。著者渾身の大長編。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。 阿川佐和子氏「唸る。目を閉じる。そういえば、あの時代の日本人は、本当に一途だった」 北上次郎氏「圧倒された。この小説にはすべてがある」(「青春と読書」2016年9月号より) 中江有里氏「月の光に浮かび上がる理想と現実。真の教育を巡る人間模様に魅せられた」 驚嘆&絶賛の声、続々! 昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。
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3.7帝都に、少年スパイ現る! 誰もみたことの無い冒険物語、いざ開幕! 昭和十二年四月。一人の少年が、この国の運命を左右するかもしれない大事件に巻き込まれようとしていた。 事件は、本編の主人公・柴田英人の登校途中に起こった。美少女が何者かに襲われている場面に遭遇したのだ。正義感の強い英人少年は、その類稀なる身体能力で悪党を撃退し、美少女を救出する。しかし、助けてあげたその美少女に奪われてしまうのだ、初接吻と学生手帳を。 英人少年の前に、再び現れる例の美少女。彼女を追い、英人は、とある雑居ビルに迷い込んでしまう。待ち構えていたのは「神田商会」と銘打った、いかにも怪しい会社であった。そこで英人少年は、「帝国少年諜報部」にスカウトされるのだが…続きは、本編を読むべし!
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4.4三河吉田藩の目付役が書き残した詳細な記録から「参勤交代のリアル」を再現! 天保12年(1841)、病気の藩主に変わって江戸から国元の三河吉田(豊橋)への参勤交代を命じられた若殿・松平信宝(のぶとみ)。若殿にとっては初めてのお国入りである。この参勤交代の準備を仰せつかったのが目付役の大嶋左源太。しかし、決まらない日程、馬に乗れない老家臣、ダブルブッキング、初のお国入りの理想と財政難という現実……次々と問題が持ち上がる。左源太は、若殿を無事に出発させることができるのか? ○磯田道史氏推薦!「三河吉田藩の若殿様が参勤交代をした時の詳細な記録が発見された。この古文書をもとに参勤交代の驚くべき実情が明らかにされる」
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-公爵家の血を引く若き天才浮世絵師・千秋遠文。その版元にして、情人でもある雨宮紫朗は、遠文に対してある疑いを抱いていた。遠文が無意識のうちに描いた絵が、いま巷を騒がせている華族連続殺人事件を予告するものとなったからだ。はたして遠文に事件とどんな関りがあるのだろうか? そんな時、遠文のもとに藤堂男爵家の令嬢・香耶子をモデルに絵を描いてほしいとの依頼が舞い込み…。※イラストは収録されていません。
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3.7なぜこの国は人を粗末に扱うのか? その根本原因に迫る! コロナ対策、東京五輪強行開催、差別やハラスメント、長時間労働、低賃金……。 日本の組織はあまりにも人間を、人の命や暮らしを、軽視していないか? こうした状況と酷似するのが、先の戦争中の日本社会だ。 本書では、大日本帝国時代の歴史を追いながら、その思考の構造を明らかにし、今もなおその精神文化が社会のあちこちはびこる事実を数多くの事例を通して検証。 敗戦で否定されたはずの当時の精神文化と決別しなければ、一人一人の人間とその暮らしが尊重される「民主」社会は実現しない。 仕方ない、という思い込みとあきらめの思考から脱却するためのヒントと道筋を提示する書。 【「はじめに」より】 日本人は、なぜ死ぬまで働くのか。 日本の経営者は、なぜ死ぬまで社員を働かせるのか。 弾薬や食糧などの補給物資を送らずに「目標の達成」を前線の兵士に要求した、先の戦争における大本営(戦争指導部)と、給料を上げず休息も十分に取らせずに「成果」を現場の社員や労働者に要求する、現代の(すべてではないにせよ、無視できないほど多い)経営者たちの間には、同じ思考形態が共有されているように見えます。 それは、外国人技能実習生と呼ばれる低賃金労働者と、戦争中の東南アジア植民地で徴用した「労務者」との共通点にも見られます。 彼らは共に、日本という国や日本企業の利益のために、苛酷な労働環境で道具のように酷使され、搾取される存在です。 こうした現代における社会問題を解決・改善する糸口として、本書は先の戦争における「大日本帝国型の精神文化(思考法)」に現代の視点から改めて光を当て、さまざまな角度から、その精神文化の構造を読み解いていきます。 (中略) 大きな「全体」のために奉仕や犠牲を強いられることなく、一人一人の人間が大事にされる社会を創るために、本書の論考がお役に立てれば幸いです。
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4.2「そんな……蕩けた顔で見るな――止まらなくなる」ヨゼーファはグレン――国王グレナディルの婚約者だ。周囲からは深い寵愛を受けていると思われているが、グレンが本当に想っているのはヨゼーファの姉で、彼の前妻でもあったパトリシアだ。彼女によく似た自分が身代わりにすぎないことはわかっている。パトリシアは望まぬ結婚を強いられたせいで自死しており、グレンは深い絶望と孤独を抱いている。だが実は、姉には秘密の恋人がいた。ヨゼーファがその元恋人と、姉の遺品を受け取るために会っていたところ、二人の関係を誤解したグレンが乗り込んできて……?【目次】身代わり乙女は王の腕に囚われる/【特典SS】愛する照れ屋な旦那さま/あとがき
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3.5身寄りのない少女リデル。16歳になって突然引き取り手が現れた。父だという人物はなんと国王陛下! 大国エレンドラに嫁ぐ双子の姉姫の身代わりになれというのだ。断ることも許されず、にわか仕立ての姫君として海を渡ったリデルを待っていたのは、絵に描いたような王子ルディーク。彼との初めての夜を姉のローディア(の生霊?)と一緒に迎えることになったリデルが見たものとは――!?
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3.0【目が覚めると、高貴な姫と魂が入れ替わっていて!?】平凡な町娘のリアナはある朝目覚めると、公女ファスと魂が入れ替わっていた。賢者イードにすぐさま正体を見破られたリアナは、しばらくファスの身代わりとして過ごすはめに…!?
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4.5平凡な町娘のリアナは、ある朝目覚めると、公女ファスと魂が入れ替わっていた!? どうやら何者かに呪術をかけられたらしい。ファス姫には隣国の王子との縁談が来ており、賢者イードの命令で、リアナはファスのふりをする羽目になってしまう。だが、夫となる王子は呪いによって獣の姿に変えられていて!? リアナは、ファスの身代わりとしてイードと共に隣国に嫁ぐ決意を固めるが……!?
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4.2近代日本が生み出した最高の知性が、なぜこれ以上ないほど「愚か」な最期を選んだのか? そして、「究極の小説」を目指して執筆した最後の長編『豊饒の海』のラストは、なぜ支離滅裂ともいうべきものになったのか? 1970年11月25日、三島は市ヶ谷駐屯地に向かう前に、編集者へ『豊饒の海』の最後の原稿を渡すよう準備を整えている。つまりこのふたつの謎には何らかの繋がりがあると考えるべきなのだ。だが、これまで誰もそれを「合理的」に説明できていない。あの日、作家の内部でいったい何が起きていたのか? 日本を代表する社会学者が、三島の全作品を徹底的に読み解き、文学史上最大の謎に挑む! 【目次】まえがき/第一章 1970/11/25に結びついた二つの謎/第二章 仮面の無意識/第三章 時代錯誤の決起/第四章 鉄の肉体/第五章 「吃り」の告白/第六章 猫を斬ってもなお残るもの/第七章 美の現れ/第八章 ニヒリズム研究/第九章 白鳥に化す天皇/第十章 不毛の海/終章 真の<豊饒の海>へ
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-三島由紀夫の文学、思想、行動を包括的に論じる決定版批評集。エッセイでは著者自身の三島体験、作品論では『豊饒の海』四部作を中心に、その構造と思想的展開を緻密に分析。行動論では、映画への出演、政治的発言、東大全共闘との対話などを多角的に考察。又、故中上健次氏との1985年の対談を掲載し、巻末には、戦後の日本とイタリアを代表する文学者である三島とパゾリーニの架空の対話を描いた哲学小説を収録。異なる文化圏で似た運命をたどった二人の邂逅を通じて、文学と思想、歴史と偶然が交錯する想像空間が展開される。三島理解の新たな扉を開く一冊。 平野啓一郎氏推薦――「絶対」を夢見つつ、徹底した相対化を通じてこそ、却って豊かな深みを開示する不思議な作家・三島由紀夫。本書は、多年に亘り、この大仕事を取り組んできた、最適任者による渾身の一冊!
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4.0「カケイさんは、今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」――ある日、ヘルパーのみっちゃんからそう聞かれた“あたし”は、絡まりあう記憶の中から、その来し方を語り始める。母が自分を産んですぐに死んだこと、継母から薪で殴られ続けたこと、犬の大ちゃんが親代わりだったこと、亭主が子どもを置いて蒸発したこと。やがて、生活のために必死にミシンを踏み続ける“あたし”の腹が膨らみだして……。この世に生まれ落ちて、いつの日か死を迎え、この世を去る。誰もが辿るその道を、圧倒的な才能で描き出す! 著者デビュー作にして第45回すばる文学賞受賞作!!
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4.6海外ボランティア医師団の活動を終え日本へ帰国した橘和都。彼女が東京で出会ったのは、イギリス生まれで日本人女性の捜査コンサルタント・シャーロックだった! シャーロックの人間離れした観察眼と知識、推理力を武器に、次々と難事件を解決し、人間の心の闇に迫る! 史上最も美しいシャーロック・ホームズをノベライズ! ※デジタル版には「hulu 無料トライアルQRコード」は付属しません。
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3.0一九世紀末、ヴェルヘル王国第一王子のレッドと家庭教師のリリーベルは、フランスのアーブルに向かっていた。そこでベルギーの姫エレーナに会う、とレッドが予言したからだ。予言を信じて、家出同然にヴェルヘル王国を飛び出してきた二人の前に、エレーナは現れるが…!! 様々な人が集まり、混沌とする港町で、不思議な力を持つ少年レッドと美少女リリーベルの未来に待ち受けるものとは…!?
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5.0※デジタル版に紙版の特典は付属しません/「煉獄の日」。 その日、世界は災厄の霧──ミストに包まれた。有史以来、最大最悪の天災に人々は恐怖した。生活圏を浸食していくミスト。そこから現れる異形の魔物。人類は、緩やかに滅亡へと向かっていった……。 「煉獄の日から70年」。 しかし、残された僅かな人類は諦めなかった。ミストを研究し続け、中和し、力と変える「ミストギア」を開発し、世界の謎を探るべく調査部隊「GEARS」を結成。主人公・ウェズはある事件をきっかけに、凛とした美少女・ディアに出会い、「GEARS第7小隊」通称“クズナナ”に入隊することに。この出会いから、理不尽な世界に懸命に抗おうとするひとりの少年の、運命の歯車が回り始める――!!
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 遠いと思っていたきれいを身近に引き寄せる気づきの一冊。きれいにはなりたいけれど、忙しいから、疲れているから、お金がないから、元が悪いから、自信が持てないから……。そんなさまざまな事情から、きれいが遠いとあきらめていた女性たちに贈りたい。ライフステージの中で波のように近づいたり遠のいたりはするけれど、「きれい」はいつも私たちのそばにある。それを教えてくれる、知恵やテクニックを詰め込んだ心に響く美容本です。ビューティアドバイザーとして多くの女性の肌に触れてきた経験から、肌を見れば、その人がどんな生活を送り、普段どんなケアをしていて、どんな性格かさえわかるという水井真理子さん。その経験をもとに編み出した、きれいを身近にたぐり寄せる知恵やテクニックをギュッと詰め込みました。「気がついたらきれいが遠くなっていた」、「美容は敷居が高い」という人に、寄り添って、勇気づけ、「大丈夫だよ」と小さな一歩をそっと後押ししていきます。
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3.5【第38回すばる文学賞受賞作】父と二人で出かけた七歳の誕生日旅行。「サイモン」という人物を想像するゲームで一緒に遊んだあと、父が船上から姿を消し、ぼくはたったひとり、夜の海に取り残された。湖のある小さな町で暮らす伯父のもとに引き取られたぼくは、大学卒業後に港町に出て、水産物加工場で働きはじめる。楽しみは週に一度のアイスホッケー観戦だった。二十代最後の年にぼくは偶然、サイモンそっくりの人物と遭遇。やがて、中古車販売を営む「サイモン」のもとへ週末ごとに通い、ガレージで過ごすようになっていく。だがある夜、突然「サイモン」が、ぼくと父しか知らないはずの言葉を口にして――。時間と空間を自在に交差させながら、喪失の果ての光を繊細に描き出す、新しい才能の誕生。
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-30歳になると、今まで通りに生きられない!? いつも一緒の独身オンナ4人組。恋人はいたりいなかったりだけど毎日それなりに充実してる。なのに心のスキマを埋められないのはどうして? 恋愛・結婚・仕事…。私たち、何を選べばいいの!? 今を頑張るすべての人にエールを贈るラブコメディー! 女ひとりでだって生きていく! バツイチ・さつきの痛快奮闘記「リターンズ」も収録!
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4.1帰省するのはいつぶりだろう。大学進学を機に上京して十四年、忙しさにかまけて実家から足が遠のいていた私は、新幹線で金沢に向かっていた。まもなく旅立つであろうミャアを見送るために(「ミャアの通り道」)。離婚以来、自暴自棄の生活を送っていた女性の家のベランダに現れた茶トラが、生活を思わぬ方向へ変えてゆき……(「運河沿いの使わしめ」)――肉親を亡くした時、家庭のある男を愛した時、離婚して傷ついた時…… ふり返れば、いつもかたわらに猫がいた。人生の様々な場面で猫に救われてきた女性たちの心洗われる七つの物語。「犬を亡くした私を救ってくれたのは猫でした」――著者インタビューも収録!
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4.0【小説すばる新人賞出身の気鋭が放つ、令和版ハードボイルド!】 【深町秋生さん(ミステリ作家) 推薦!】 瑞々しく、怖い小説だ。 無垢な少年を情と恐怖で絡め取る半グレ集団は生々しく、 青春を呑みこむ闇の深さに戦慄した。 【杉江松恋さん(書評家) 推薦!】 裏切られ、泥を舐めた者だけが知る、本当の優しさが描かれた小説だ。 高校3年生の椎名和彦は、バイト漬けの日々を送っていた。 鬱屈した状況から逃げ出すように、同じく暗い境遇にある中高生たちが集まる大阪・道頓堀の“グリ下”で過ごす時間が長くなっていく。 そこで出会った半グレ集団「顔役」の溜まり場に顔を出すようになり、やがて大麻入り錠剤をグリ下で売り捌くように・・・・・・。 ミナミ(難波周辺)を拠点とする「顔役」は、敵対するキタ(梅田周辺)の半グレ集団らと、ことあるごとに衝突を繰り返していた。 闇深きアンダーグラウンドな世界に否応なく巻き込まれるグリ下メンバーたち・・・・・・ 令和大阪の路上(ストリート)を活写したハードボイルド×青春群像劇! 【著者略歴】 増島拓哉 (ますじま・たくや) 1999年大阪府生まれ。関西学院大学在学中の2018年に『闇夜の底で踊れ』で第31回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『トラッシュ』がある。
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4.1なかなか厳しい就活を経て、食品卸会社に入社した酒匂(さこう)ミチル。取引先にウケがよさそうな名前だという安直な理由で、“酒類”販売二課に配属されてしまったが、実はお酒はほとんど飲めない。取引先の信頼を得るためと、勧められたお酒を必死に飲んではいる。初めはこれが、大人になる通過儀礼なのだと思っていたが、どうしても美味しいと思えない。学生時代の友達との集まりも、いつしか夜のお酒の店ばかり。孤独と疲れを感じていたある日、引き継いだ取引先のひとつに、極端に注文が少ない「バー」があることに気づく。『SOBER CURIOUS』――この店は、ノンアルコールをたしなむバーであるらしく……?
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