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Posted by ブクログ
「流星たちの宴」のヒロイン理子のモデルとなった女性が書いた、もうひとつの作品です。ハチャメチャな人間である「ぼぎちん」と付き合えたのはある意味ではこういう女性なのかも知れない、と思いました。
以前、白川道の『流星たちの宴』について書きましたが、何かがきっかけで、僕は後にヒロインの理子のモデルが彼女だと知った。この本は彼女の側から「ぼぎちん」こと白川道との恋愛とバブルの時代を書いた貴重な記録だと思います。この書評を書くために読み返してみましたが、白川道こと梨田雅之がほとんど狂気に近い形でバブルの相場の世界に踊っているのに対して、彼女はなんていうのか、出会ったのは「ぼぎちん」が当時勤めていた兜町のある投資顧問会社だったのですが、
短期のアルバイト感覚で入社してきているせいなのか、全編を通してすごく醒めた眼差しでものを見ている感じがするのです。
物語では、お金がなくなるときはつつましくそしてお金がジャンジャン入ってきたときはまるで湯水のように金を使っていく二人がやがて破綻していくさまがとても切なかったです。ヒロインの女性はほかの男と逢瀬を重ね、やがて、「ぼぎちん」も相場が大暴落をしてすべてが灰燼に帰す―。そういう内容です。
『流星たちの宴』は純粋な相場小説ですが、この小説は恋愛ものとしても十分に楽しめると思います。
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