ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
グレーのスーツ、地味なネクタイ、きちっと刈った髪。よく独り言を呟く神経質な男。一見普通に見えるが、田中という、棒っきれのようにしか生きられないやくざ者だ。強欲な親分の下、苛立っていた。素人をいたぶり、若い衆がやるようなことをする日々。先頭に立って抗争を乗り切り、跡目をとったつもりになるが、分家を言い渡される。のし上がらねばならぬと肝を決めた。文体の実験的試みが話題を呼んだ記念碑的な連作短編集。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
全くもってハードボイルドな生き様をしていないサラリーマンが読むのも何だか恥ずかしいのですが、いつまでも「ソープに行け!」の人、的な認知をしているのも申し訳ないので、意を決して読んでみました。。 ストーリーとしては、やくざ者がのし上がっていく過程を連作短編で描いたもので、日常とはかけ離れた世界だけど...続きを読む、その中の日常と言うべき姿が淡々と描かれています。 まさにハードボイルド小説、二部構成の前半パートは特に荒涼たる記述で、解説にも「一切の心理描写を排した第三者の視点」で書かれているとの記載があります。短編の1つ「砂時計」は舞台で見ても面白そうなミニマムな構成で、「鳩」の公園のシーン等も含めて、場面毎の見せ方の妙を感じました。 読みやすい文章にもかかわらず、読んでいて儚さ、刹那さ、ままならなさをずっしりと感じる。読み終わっても上手く自分の中で消化しきれない、引っ掛かりを感じる作品でした。 ちなみに解説は、ハードボイルドとは何たるかを含めて書かれており、私のような素人としては先に読んだ方が楽しめたかなという感じで、本著の理解を助ける補助線になりました。
以前、著者のハードボイルドは現代劇になると嘘っぽくなるみたいなことを書いたけど、これはあまり嘘くささがない。やくざの世界という、完全に日常とは離れた世界だからかな。 成功した途端に死の恐怖を感じるとか、代紋take2みたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
棒の哀しみ
新刊情報をお知らせします。
北方謙三
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
史記 武帝紀(一)
チンギス紀 一 火眼
水滸伝 一 曙光の章
三国志 一の巻 天狼の星
試し読み
新装版 活路(上)
新装版 余燼(上)
逢うには、遠すぎる
明るい街へ
「北方謙三」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲棒の哀しみ ページトップヘ