棒の哀しみ

棒の哀しみ

440円 (税込)

2pt

4.0

グレーのスーツ、地味なネクタイ、きちっと刈った髪。よく独り言を呟く神経質な男。一見普通に見えるが、田中という、棒っきれのようにしか生きられないやくざ者だ。強欲な親分の下、苛立っていた。素人をいたぶり、若い衆がやるようなことをする日々。先頭に立って抗争を乗り切り、跡目をとったつもりになるが、分家を言い渡される。のし上がらねばならぬと肝を決めた。文体の実験的試みが話題を呼んだ記念碑的な連作短編集。

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棒の哀しみ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年02月12日

    全くもってハードボイルドな生き様をしていないサラリーマンが読むのも何だか恥ずかしいのですが、いつまでも「ソープに行け!」の人、的な認知をしているのも申し訳ないので、意を決して読んでみました。。

    ストーリーとしては、やくざ者がのし上がっていく過程を連作短編で描いたもので、日常とはかけ離れた世界だけど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月15日

    以前、著者のハードボイルドは現代劇になると嘘っぽくなるみたいなことを書いたけど、これはあまり嘘くささがない。やくざの世界という、完全に日常とは離れた世界だからかな。

    成功した途端に死の恐怖を感じるとか、代紋take2みたい。

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