光文社文庫の検索結果

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  • 嵯峨野 光源氏の里殺人事件
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    かみさんと保津川(ほづがわ)下りに興じる赤かぶ検事の目の前で、女性が殺された! 何者かにクロスボーで、首を射抜かれたのだ。船に同乗していた被害者の恋人は、現代の光源氏と称されるプレイボーイ。彼の妻、もう一人の愛人……美女たちを巡り次々と起こる連続殺人事件に、赤かぶ検事と行天燎子(ぎょうてんりょうこ)警部が挑む! 息もつかせぬ展開で一気に読ませる、傑作推理サスペンス!
  • 仮面舞踏会~新装版~
    3.0
    杉田あるのは、別人のような顔にメークされた。人気アイドルが誰にも気付かれない「普通の人」になったのだ。TV局を抜け出して過ごした一夜が波紋となって……。(「消えたアイドル」) 大事故で整形手術を受けた女子大生・真知子。違う顔立ちになった彼女に、元恋人が声をかけてきた。(「見知らぬ恋人」) 別の顔を持った「もう一人の私」が事件を巻き起こすミステリー5編。
  • 箱根古道殺しの宴
    5.0
    時価六十億円とも言われる北条氏の埋蔵金。その所在を記した古地図が、詐欺まがいの手口で売られているという。さっそく箱根へと調査に向かう赤かぶ検事だったが、そこで女性の惨殺死体に出くわしてしまう! 直後、現場近くで逮捕された男は被害者の夫。そして、問題の古地図の持ち主だった……。欲望渦巻く古美術界の暗部を抉(えぐ)る、法廷劇の行方は!?
  • 法廷の可憐な魔女
    -
    名門女子大の人気教授・藤野新一郎(ふじのしんいちろう)が、教え子をレイプしたとして告訴された。事情聴取した赤かぶ検事は、物的証拠が全くないことから、不起訴を主張。ところが、地検上層部は彼を担当から外し、起訴に踏み切ってしまった。果たして危惧(きぐ)は的中。辣腕(らつわん)弁護士によって、被害者の供述は覆(くつがえ)される。そして起こった殺人事件。レイプ騒ぎの裏に隠された驚愕の真相とは?(『あやかし法廷』改題)
  • 倉敷殺人案内
    -
    国際的にも有名な画家・遠山三彩(とおやまさんさい)の絵「向日葵(ひまわり)」が贋作(がんさく)と鑑定された。売り主である倉敷の画廊に内偵に入った赤かぶ検事は、思いがけない事件に出くわした。展示中の三彩の絵を、一人の男がズタズタに切り裂いたのだ! しかも、現場に居合わせた若い画家は、その男を亡くなったはずの三彩自身だという――。 謎が謎を呼ぶ贋作事件は、ついには凄惨(せいさん)な連続殺人へ!
  • 十津川警部 千曲川に犯人を追う
    -
    都内で発生した幼女連続殺人。容疑者として捜査線上に上ったのは、プロ棋士・宗方功だった。長野県上山田温泉で名人と対局中、謎の手紙を受け取った彼は、信じられない悪手を指し敗北する。執拗に彼を追い、犯人だと告発する週刊誌記者が握る秘密とは? さらに上山田では、宗方の愛人が行方不明となり、また一人幼女が犠牲に! 十津川警部が驚くべき真相を暴く。
  • 東京・山形殺人ルート
    2.0
    東京・荒川で発見された身元不明の女性のバラバラ死体。胃の中からは、結ばれたサクランボのくきが見つかった。一方、神奈川でも同様の殺人事件が。連続猟奇殺人なのか!? わずかな手がかりを元に、十津川と亀井は山形へ向かう。目撃者の証言から浮上した容疑者は、怖ろしいほど狡猾な男だった。捜査陣を嘲笑うように翻弄する犯人を、十津川の執念が追いつめる!
  • びわ湖環状線に死す
    3.0
    東京都荒川区。行き倒れなど、帰る家のない重病患者を収容する施設で、末期ガンだった森本が死亡した。職員の柴田は、遺品を手がかりに、遺族を捜しに滋賀へ。ところが、調査初日の夜から謎の脅迫電話を受ける。すぐに帰らなければ死ぬことになるぞというのだ。やがて起こる殺人の連鎖! 森本の過去に何があったのか? 琵琶湖周辺に渦巻く闇に、十津川警部が迫る!
  • 愛と悲しみの墓標
    -
    独身の実業家、五十嵐恭が毒殺された。容疑がかけられたのは、残された3人の愛人だった。相続権はなくても、彼の子供を妊娠していれば、莫大な遺産が転がり込むのだ。十津川警部と亀井刑事は愛人の一人、モデルの藤原さつきを追うが、さらに、第2、第3の事件が起こり……。やがて十津川は、裏で糸を引く狡猾な真犯人の存在に気づく。手に汗握るサスペンス長編!
  • 城を噛ませた男
    3.9
    「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。」乱世に雄飛するため、希代(きたい)の謀略家・真田昌幸(さなだまさゆき)が仕組んだ秘策とは?(表題作) 強大な豊臣水軍を前に、城に籠もる鯨取りの親方が仕掛けた驚愕の大反撃!(「鯨のくる城」) 戦国の世、大勢力がぶつかる狭間で、ある者は平身低頭し、ある者は乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に出る。生き残りをかけ、なりふり構わず戦う人間を熱く描いた渾身作全5編!
  • 茉莉花(サンパギータ)
    -
    尽誠会(じんせいかい)巴組(ともえぐみ)組長・水谷優司(みずたにゆうじ)は、抗争で妻を失った過去を持つ。仁義に篤い彼を慕うフィリピン人留学生シェリーは、家族同然の存在だ。ある日、謎めいた言葉を残して幼馴染の神楽武雄が殺された。優司は事件を追うが、武雄とシェリーの背後に国境を越える巨大な犯罪の影がちらつき始める。暗躍する犯人に優司は辿りつけるか? 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
  • サクラ咲く
    4.2
    塚原(つかはら)マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを? やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。(「サクラ咲く」)輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題作含む3編の傑作集。
  • 真夜中の使者~新装版~
    4.0
    一流商社に勤める夫・克二と結婚して2年、倉本英子は満ち足りた新婚生活を送っていた。一本の電話を受けるまでは――。英子が札幌のソープランドで働いていたことを知る男が2千万円を要求してきたのだ。その忌まわしい過去を封印するため、英子は黒幕を探り出した。破滅へと導く脅迫者を相手に、美貌と官能的な肉体を武器にした復讐劇の幕が開く!
  • 津和野殺人事件~〈日本の旅情×傑作トリック〉セレクション~
    3.8
    浅見光彦(あさみみつひこ)の母が東京・駒込の霊園で殺人事件の第一発見者となった! 被害者は、山陰の小京都・津和野で隠然たる勢力を誇る旧家・朱鷺(とき)一族の長老・勝蔵(かつぞう)だった。事件の真相を追って津和野に向かう光彦は、「赤いトンネル」の記憶に呼び寄せられて津和野を訪れた樋口(ひぐち)母娘とともに、連続殺人事件に巻き込まれてゆく! 歴史を背負った町の光と影を描く旅情推理の傑作!
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~
    3.8
    幕末から明治を生き、横浜の地に名を残し、易聖と呼ばれるまでになった男、高島嘉右衛門。江戸の商人であった彼は、商売の手違いから投獄され、牢内で「易経」とめぐりあう。上下2巻を暗誦するほどに熟読し、彼は天来の易占の才能を開花させる。後に自由の身となった嘉右衛門は、横浜に新天地を開拓し、更に伊藤博文の相談役として、その類い希なる能力を発揮する。(『大予言者の秘密』改題)
  • OKINAWA 宮古島の悪魔祓い(シーサー)
    -
    沖縄・宮古島の有名なダイビングポイントに、片腕の無い男の死体が浮かんだ! 容疑者として逮捕されたのは、被害者の元愛人。犯行現場とされる景勝地で、彼女が切断された片腕を抱きしめ泣く姿を目撃されていたのだ。弁護を引き受けた〈ひまわり弁護士〉・朝川いずみは、事件の背後にある意外な人物の陰謀に気づく――。待望の新シリーズ、ついに始動!
  • ぶたぶた洋菓子店
    3.7
    森の中の洋菓子店「コション」は、町のスイーツ好きに大人気のお店だ。可愛いぶたの顔形をしたサクサクのマカロン、ほろほろと口の中で溶ける絶品マドレーヌ。ところが、そんな魔法のようにおいしいお菓子を作るパティシエの姿を見た人はいない。どこか秘密の場所で作っているらしいのだが……。心優しきぶたぶたが甘い幸せの輪を拡げてゆく、ほのぼのファンタジー。
  • ぶたぶた図書館
    3.7
    本好きの中学生・雪音(ゆきね)と市立図書館の司書・寿美子(すみこ)は、「ぬいぐるみおとまり会」実現に奔走(ほんそう)していた。子供たちのぬいぐるみを預かり、夜の図書館での彼らの様子を撮影して贈る夢のある企画だ。絵本を読んだり、本の整理をして働くぬいぐるみたち。ポスター作りに悩む二人の前に、図書館業界では伝説的存在(?)の山崎(やまざき)ぶたぶたが現れて……。心温まる傑作ファンタジー。
  • ぶたぶたカフェ
    4.0
    カフェ“こむぎ”は、早朝オープンの人気店だ。「ぬいぐるみ」店長・山崎(やまざき)ぶたぶたが作る、とびきりおいしい朝食! ふんわりパンケーキに熱々フレンチトースト、自家製ソーセージにたっぷり野菜のスープ……。不眠症が続き、会社を辞めた泰隆(やすたか)は、夜はバーに変身するこの店で働き始めた。ぶたぶたとの不思議な交流が、彼の疲れた心を癒(いや)してゆく――。傑作ファンタジー。
  • ぶたぶたは見た
    4.0
    40代の主婦・手島苑子(てしまそのこ)は、交通事故で入院する羽目(はめ)に。夫と子供たちのためにやって来たハウスキーパーは、なんとぶたのぬいぐるみだった! 心優しき中年男・山崎(やまざき)ぶたぶたは、スーパー家政「夫」にして名探偵。家族につきまとう怪しげな老人、不審な電話……苑子の事故にも疑惑が!? ぶたぶたが事件解決へと乗り出してゆく。家族の絆を温かく描く傑作ファンタジー。
  • 再びのぶたぶた
    3.8
    小池信江(こいけのぶえ)は、亡き夫との思い出の公園を訪れていた。まさに桜が満開の季節。桜吹雪の中、つい眠り込んでしまった信江に話しかけてきたのは、可愛い点目のぶたのぬいぐるみだった。熱を出して倒れたことから、彼女と彼の不思議な同居生活が始まる……(「桜色七日」)。ほか、心優しきぶたぶたが人々に温かな波紋を拡げてゆく、ハートウォーミング・ストーリー全5編を収録。
  • 訪問者ぶたぶた
    4.0
    ホストのコウは焦(あせ)っていた。ナンバーワンは引き抜かれ、オーナーは病に倒れ……。そんなとき耳にした“伝説のホスト”の噂。不滅(ふめつ)の売上記録を持つ謎の男とは?(「伝説のホスト」)もう〆切に間に合わない――。アシスタントたちに逃げられ、独り泣く少女マンガ家の元にスゴ腕の助っ人がやって来た!(「ふたりの夜」) 笑いの後にじんとくる、人気シリーズ!
  • バベル島
    3.6
    イギリス・ウェールズ北西部。彼の地の伯爵は長年「バベルの塔」建設に取り憑(つ)かれていた。60年の歳月をかけて完成した日、悪夢の惨劇が――。(表題作) 残業の夜、男は急停止したエレベーターに閉じこめられてしまう。中にはもう一人、髪の長い女が。そのビルには幽霊が出るという噂があって……。(「上下する地獄」) 鮮やかなプロットが光る単行本未収録作11編。
  • 上野駅13番線ホーム
    3.5
    失意を抱いて、郷里の美唄(びばい)に帰るために向かった上野駅で、本田剛(ほんだつよし)は、同郷の成功者・小池をはずみで殺してしまう。そして、再び上京した本田は、同じ上野駅13番線ホームで、第二の殺人事件に遭遇した。本田を助ける謎の女・江川麻里(えがわまり)。事件の背後には、熾烈(しれつ)な企業間戦争があるのか。北へ向かう夜行列車の終着駅を舞台に、十津川(とつがわ)警部の推理が冴える傑作長編推理!
  • 北リアス線の天使
    3.7
    看護婦・田代由美子の協力を得て、生涯最後の大作を描くために、三陸海岸の名勝・浄土ヶ浜に向かった老画家・篠崎源一郎。その周辺を調べる私立探偵が東京のホテルで殺され、十津川警部が三陸へ飛んだ。篠崎の妻、謎の美少女、そして女画商。篠崎の作品をめぐって、女たちの欲望が渦巻く! ロマン溢れる筆致で、人生の愛と裏切りを描く、旅情ミステリーの傑作!
  • 諏訪・安曇野殺人ルート
    4.0
    諏訪湖に沈んだ車の中で死んでいた男。そして、政財界の大物を顧客に持つクラブのホステスが刺殺された。作家を名乗り、湖畔に隠れ住む男が、捜査線上に浮かぶが、その動機は何なのか? 十津川たちの必死の捜査によって、政敵のスキャンダルを握ることで、日本の政治を壟断せんとする秘密組織の黒い野望が暴かれる! 政界の闇をテーマに、巨匠が描く傑作サスペンス!
  • 韓国新幹線を追え
    2.5
    韓国新幹線[KTX]を舞台にした、日本側特使の「暗殺計画」を阻止するために、十津川(とつがわ)と亀井(かめい)は、韓国に飛んだ。時速300キロで疾走するKTXを占拠した謎のグループの正体は何か? そして、その目的は? 精力的な現地取材の成果を生かし、険悪な日韓関係と、韓国国内の抱える社会問題をモチーフに、巨匠が描く、ファン必読、興奮のトラベル・ミステリー!
  • キッチンぶたぶた
    3.8
    高校3年生の由良(ゆら)は、幼い頃から心臓が悪く、入退院を繰り返している。いつになったら普通の暮らしができるんだろう……。ある日、「体に悪いもの」を食べに病室を抜け出した由良。そこで出会ったのは、小さな体でフライパンを振る不思議な生き物(?)の姿だった(「初めてのお一人様」)。心優しき料理人・ぶたぶたが、周囲の人々に温かな波紋(はもん)を拡げてゆく4つの物語。
  • 坊主金~評定所書役・柊左門 裏仕置(一)~
    3.7
    江戸幕府の裁判所である評定所の書役・柊左門。表向きは庶民からの訴状の始末をしているただの役人だが、裏では不採用になった中に見つけた「非道の悪」を裁く「裏仕置人」だ。御数寄屋(おすきや)坊主の道春(どうしゅん)、裏渡世に詳しい音吉(おときち)、そして神道無念流の剣客・加納紳一郎(かのうしんいちろう)も加わり、江戸の世に憚る理不尽な悪を裏で裁く。人気時代小説作家・藤井邦夫の胸のすく新シリーズ第一弾。
  • 三毛猫ホームズは階段を上る
    4.2
    直井みすずは、義母宅に向かう途中に立ち寄った雑貨店で事件に遭遇する。強盗に抵抗した店主が拳銃で撃ち殺されたのだ。その数日後、義母が何者かに呼び出され、命を奪われてしまう。2つの事件をきっかけに、みすずの日常が一変する。言いなりだった夫との関係、目撃した強盗殺人の犯人との再会……。そして、さらなる殺人事件が! 大人気シリーズ第47弾。
  • ぶたぶたさん
    3.8
    ちっちゃな手につぶらな瞳。姿はかわいいぶたのぬいぐるみなのに、声が渋くて働き者で、妻と二人の子供もいるって……なに!? 心優しき中年男・山崎ぶたぶたが、ときにパティシエ、ときにボランティア、そしてときに一人の(?)父親として、人々の心をあたため、勇気づけてゆく――。笑って笑って、最後に静かな感動が残る。疲れた心に元気をくれる11の奇蹟の物語。
  • カササギたちの四季
    3.4
    リサイクルショップ・カササギは今日も賑やかだ。理屈屋の店長・華沙々木と、いつも売れない品物ばかり引き取ってくる日暮、店に入り浸る中学生の菜美。そんな三人の前で、四季を彩る4つの事件が起こる。「僕が事件を解決しよう」華沙々木が『マーフィーの法則』を片手に探偵役に乗り出すと、いつも話がこんがらがるのだ……。心がほっと温まる連作ミステリー。
  • ポリス猫DCの事件簿
    3.6
    三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのん気に暮らす通称「猫島」。島の臨時派出所の巡査・七瀬晃の相棒は、丸顔で目つきの悪いでっかいドラ猫、DCだ。個性的すぎる島民や困った観光客が引き起こす騒動にてんてこまいの毎日。そんな中には、大きな事件も隠されていて……。お気楽だけど真面目な青年警官とポリス猫が、意外な(?)活躍を見せる傑作コージー・ミステリ。
  • 名探偵は密航中
    3.2
    昭和5年7月、豪華客船・箱根丸(はこねまる)は横濱(よこはま)港を出港、倫敦(ロンドン)へ向かった。出港早々、殺人事件の容疑者が乗船していることがわかり、大騒動に。その後も、男爵令嬢(だんしゃくれいじょう)の逃亡騒ぎ、幽霊船の出現など、奇妙な事件ばかりが起こって……。じゃじゃ馬令嬢から意外な名探偵まで、魅力的な登場人物たちが大活躍。ミステリーの楽しみがギュッと詰まった、傑作オムニバス・ストーリー!
  • 死んでも治らない~大道寺圭の事件簿~
    3.8
    元警察官・大道寺圭(だいどうじけい)は、一冊の本を書いた。警官時代に出会ったおバカな犯罪者たちのエピソードを綴(つづ)ったもので、題して『死んでも治らない』。それが呼び水になり、さらなるまぬけな犯罪者たちからつきまとわれて……。大道寺は数々の珍事件・怪事件に巻き込まれてゆく。ブラックな笑いとほろ苦い後味。深い余韻(よいん)を残す、コージー・ハードボイルドの逸品!
  • 努力しないで作家になる方法
    4.2
    僕には小説しかない、小説家になるしかないんだ――。作家を目指して早9年経つが、一向に芽が出ない。平凡な会社員の僕には過ぎた妻と幼い長男がいて、家族の生活を支える身だ。時折よぎる不安。だけど、僕には才能がある。そう信じている! 果たして作家志望の男・伊留香総一郎(いるかそういちろう)は夢を叶えられるのか!? 感涙必至! 覆面作家の虚実入り乱れたデビュー秘話小説。
  • 伊豆海岸殺人ルート
    -
    OL殺しの容疑で逮捕された男が自殺した。無実を訴える男は、アリバイを主張したが、その証人である写真家夫妻も失踪していた。死の直前に容疑者が明かした写真にまつわる謎を追う十津川警部を嘲笑うかのように、手がかりを握る人物が次々と殺されていく。一枚の写真が招いた殺人の連鎖と、その驚愕の真相! 「殺人ルート」シリーズに燦然と輝く傑作長編推理!
  • 赫眼(あかまなこ)
    3.9
    目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香(いろか)。転校生の目童(まどう)たかりは、謎めいた美少女だった。学校を休んだ彼女に届け物をしに、少年が訪れた家の奥――そこには、あまりにも禍々(まがまが)しい何かが横たわっていた……。(表題作)合わせ鏡が作り出す無限に続く映像世界。その魔力に取り憑かれた男を襲う怪異とは?(「合わせ鏡の地獄」) 書下ろし掌編(しょうへん)を含む、悪夢のような傑作12編。
  • 山内一豊の妻の推理帖
    3.3
    「ご亭主殿は、一国一城の主になるおかたです」織田家馬廻役で禄高五十石にすぎない山内一豊を内助の功で出世させた妻・千枝。「賢妻」は実は名探偵でもあったのだ! 織田、豊臣、徳川と天下人が入れ替わり、裏切りと密約が横行する戦乱の時代。次々と起こるお家の一大事を、閨の交わりの後に生まれる妻の名推理で、一豊は解決に導く。鯨流歴史ミステリの真骨頂!
  • 憎悪の化石~鬼貫警部事件簿~
    3.3
    熱海の旅館で湯田真壁(ゆだまかべ)なる男が殺された。所持品から特定の人物を脅喝していた疑惑が浮上、湯田に恨みを持つ者を絞り込む捜査陣だが、疑いのある人物にはすべてアリバイが成立していた。捜査は行き詰まり、バトンは警視庁の鬼貫警部に委ねられた。1ダースの容疑者を相手に鬼貫の執拗(しつよう)な捜査が始まったが、その真犯人とは線。第13回日本探偵作家クラブ賞受賞作。
  • 猫島ハウスの騒動
    3.6
    葉崎(はざき)半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島。その海岸で、ナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかる。さらに、マリンバイクで海を暴走する男が、崖から降ってきた男と衝突して死ぬという奇妙な事件が! 二つの出来事には繋(つな)がりが? 猫アレルギーの警部補、お気楽な派出所警官、ポリス猫DCらがくんずほぐれつ辿り着いた真相とは?
  • 古書店アゼリアの死体
    3.8
    勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ……。不幸のどん底にいた相澤真琴(あいざわまこと)は、葉崎(はざき)市の海岸で溺死体(できしたい)に出合ってしまう。運良く古書店アゼリアの店番にありついた真琴だが、そこにも新たな死体が! 事件の陰には、葉崎市の名門・前田(まえだ)家にまつわる秘密があった……。笑いと驚きいっぱいのコージー・ミステリの大傑作!
  • ヴィラ・マグノリアの殺人
    3.7
    海を臨(のぞ)むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。ヴィラの住人は一癖(ひとくせ)ある人ばかりで、担当刑事達は聞き込み一つにてんてこ舞い。捜査に手間取るうちに、ヴィラの住人が殺される第二の事件が発生! 二つの事件のつながりはどこに? 住人達の素顔も次第に明らかになって――。粒よりユーモアをちりばめたコージー・ミステリーの快作!
  • 小説あります
    3.6
    N市立文学館は財政難のため廃館が決定した。文学館に勤めていた老松郁太は、その延命のため、展示の中心的作家・徳丸敬生の晩年の謎を解こうと考える。30年前、作家は置き手紙を残して行方不明となっていたのだ……。謎解きの過程で郁太は、文学館の存続を懸けて「人はなぜ小説を読むのか」という大きな命題に挑むことに。はたして、主人公がたどり着いた結論とは!?
  • 野望契約~新装版~
    -
    新世界生命保険・大島恭平(おおしまきょうへい)が支社長に赴任して半年、中央支店の業績は急回復。36歳で単身赴任、やり手の上司に、セールスレディたちから熱視線が集まる。恭平は、営業ノルマに追われる彼女たちを心身ともにサポート。連日連夜のベッドインで、売上げはますます絶好調! 溢(あふ)れる気力と体力で、仕事に邁進(まいしん)し、部下たちとの情事に奮起(ふんき)する。爽快!「野望シリーズ」。
  • アンチェルの蝶
    4.0
    大阪の港町で居酒屋を経営する藤太(とうた)の元へ、中学の同級生・秋雄(あきお)が少女ほづみを連れてきた。奇妙な共同生活の中で次第に心を通わせる二人だったが、藤太には、ほづみの母親・いづみに関する二十五年前の陰惨(いんさん)な記憶があった。少女の来訪をきっかけに、過去と現在の哀しい「真実」が明らかにされていく――。絶望と希望の間で懸命に生きる人間を描く、感動の群像劇。
  • 神津恭介、密室に挑む
    3.7
    眉目秀麗(びもくしゅうれい)、頭脳明晰、白面の貴公子。輝かしい形容に彩られた名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。彼が挑むのは密室トリックの数々。鍵の掛かった部屋の外に残された犯人の足跡、四次元からの殺人を予告する男……。不可解極まる無数の謎を鋭い推理でクールに解き明かす! いつまでも燦然(さんぜん)とした魅力を放つ神津恭介のエッセンスを凝縮した六つの短編を収録。傑作セレクション第1弾!
  • 神津恭介、犯罪の蔭に女あり
    3.7
    貴公子然とした容姿端麗の名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。世間にも名高き彼の下(もと)に、事件は絶えず舞い込む。荒廃した劇場で偶然見つけた女性の死体、自分自身の遺骸の探索を請う女……。謎めいた犯罪の蔭に女たちの姿を垣間見た時、思慮深き神津の瞳は静かに憂愁(ゆうしゅう)をたたえる。数ある神津恭介作品の中から、「女性」にまつわる短編6作を収録。傑作セレクション第2弾!
  • 刺青殺人事件~新装版~
    4.1
    野村絹枝の背中に蠢(うごめ)く大蛇の刺青。艶美(えんび)な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。それは胴体のない密室殺人だった――。謎が謎を呼ぶ事件を解決するため、怜悧にして華麗なる名探偵・神津恭介(かみづきょうすけ)が立ち上がる! 江戸川乱歩が絶賛したデビュー作であると同時に、神津恭介の初登場作。
  • にんにん忍ふう~少年忍者の捕物帖~
    3.0
    風魔(ふうま)一族の頭目(とうもく)の跡取り・風太郎(ふうたろう)に、父からの命(めい)が下る。近ごろ江戸を騒がせる不思議な事件が抜け忍の仕業(しわざ)ならば、見つけ出して始末せよというのだ。風太郎は妹のふう子を伴い江戸にやって来るが、それは一年前に姿を消した母をさがすためでもあった。岡っ引き・伝兵衛の下で働くことになった風太郎は、次々起こる怪事件の解決に奔走する! 痛快新シリーズ開幕!
  • つばめや仙次 ふしぎ瓦版
    4.0
    本所深川(ほんじょふかがわ)の薬種(やくしゅ)問屋つばめやの次男坊・仙次は、店にも出ず遊び暮らす極楽とんぼ。怪しげな事件に首をつっこんでは、瓦版にして売り歩く変わり者だ。そんな仙次のもとに「死人を蘇らせる拝み屋がいる」というネタが飛びこむ。さえない小男で、そんな力があるとは思えないのだが……。真相を探る仙次と幼馴染みの剣士・梶之進(かじのしん)は、とんでもない事件に巻きこまれてゆく!
  • 深川まぼろし往来~素浪人鷲尾直十郎 夢想剣~
    -
    家老の命(めい)で、心ならずも友を斬った鷲尾直十郎は、故郷(くに)を捨て、江戸で無為(むい)の日々を送っていた。そんな折、風変わりな依頼が舞い込む。深川の老舗(しにせ)菓子屋の跡取りが急死したが、直十郎はその者に生き写しだという。老い先短く惚(ぼ)け始めた老父のため、替え玉を務めてほしいというのだ。店に寝泊まりするようになった直十郎だったが、やがて奇妙な出来事が起こり始めた――。
  • ちゃらぽこ 真っ暗町の妖怪長屋
    4.0
    本所業平橋(ほんじょなりひらばし)の外れの外れ。場末の中の場末の町に、一軒のボロ長屋があった。住人たちは一見普通の町人だが、一皮剥(ひとかわむ)けば、くせ者揃いの妖怪ばかり。そんな長屋に、ひょんなことから、旗本の次男坊・荻野新次郎(おぎのしんじろう)が住むことになった。一本気な性格が災いして職を失い、親から勘当された身なのだ。居合の達人・新次郎と気のいい妖怪たちが悪に立ち向かう、痛快時代活劇!
  • 指哭(しこく)~強行犯刑事部屋~
    3.3
    1~2巻649円 (税込)
    西浅草署の刑事・高杉順平(たかすぎじゅんぺい)の自宅に送られてきた身元不明の人差し指。数日後、人差し指の欠けた遺体が発見され、ズボンのポケットには猿の絵が描かれた紙が。その後も続く殺人。そして、「容疑者」は次々に殺されてしまう。真犯人は誰か。そして、「指が語る」もうひとつの事件とはいったい――。当代屈指の人気時代作家の名作警察小説シリーズ第1弾、待望の文庫化!(『指が哭く』改題)
  • 落雷の塔~夢次郎 紅毛カルタ事件帖~
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    文化年間の江戸。ある諍(いさか)いから逃れるため、英国船から飛び降りた大倉恭之介(おおくらきょうのすけ)は、深川に流れ着くと、身分を隠し夢次郎として暮らし始める。ある日、思いを寄せる芳奴(よしやっこ)が事件に巻き込まれた! 恋敵の源太郎とともに、謎の品川浜屋敷に潜入する夢次郎。得意の「紅毛カルタ(タロットカード)」を駆使し、大切な女を守れるか? 西洋占星術の第一人者が描く痛快時代小説!
  • 鳴くかウグイス~小林家の受験騒動記~
    3.5
    小林真由美(こばやしまゆみ)は家計に子育てにてんてこまいの毎日。夫の給料は半減し、長女は勉強嫌いで遊んでばかり。そんな折、長男の隆也(たかや)が中学模試を受け、予想外の好成績を収める。難関私立も夢ではない状況に、真由美は奮然と立ち上がる! 学習塾で繰り広げられるユニークな勉強法や心に染み入る温かな家族の絆など、お受験に関わった人もそうでない人も楽しめる爽快長編!
  • 黒い白鳥~鬼貫警部事件簿/鮎川哲也コレクション~
    3.3
    久喜(くき)駅手前の線路沿いで屍体が見つかった。身許は東和(とうわ)紡績の社長、死因は銃殺と判明。疑いの目は、経営側と対立する労働組合や、金で繋(つな)がる新興宗教に向けられるが、捜査は難航する。そんななか、鬼貫警部は「ある証拠」に着目して九州へ向かう。そこで得たものとは――。本格推理の巨匠・鮎川哲也の記念碑的傑作が蘇(よみがえ)る。第13回日本探偵作家クラブ賞受賞作。
  • 死ぬ気まんまん
    3.8
    ガンが転移し余命2年を宣告されながらも、煙草を吸い、ジャガーを購入し、ジュリーにときめく。そんな日常生活や、一風変わった友人たち、幼い頃の思い出などが、著者ならではの視点で語られる(表題エッセー「死ぬ気まんまん」)。併せて主治医との対談や、関川夏央氏による「『旅先』の人」などを収録。著者の思いがいっぱいに詰まった魅力的なエッセー集。
  • 誰にも書ける一冊の本
    3.5
    疎遠(そえん)だった父の死に際して故郷に帰った「私」に手渡されたのは、父が遺(のこ)した原稿用紙の束。気が乗らぬまま読み進めるうちに、過去にまつわるいくつかの謎が浮かび上がる。果たしてこれは、父の人生に本当にあったことなのだろうか? 次第に引き込まれるうち、父と子の距離は、少しずつ埋まっていく――。父親の死を通して名手が鋭く描き出す、生きる意味と、親子の絆(きずな)。
  • 七色の笑み
    -
    別荘地の洋館に六人の男たちが集まった。一人の女性ノエミの死を悼む彼らの口からぽつぽつと語られた彼女との赤裸々な性交体験。そこでわかったのは、一人の女性にしてあまりにも異なる「顔」だった。年上の男性にいたぶられる「顔」、純情な婚約者としての「顔」、淫乱な家庭教師……。そして、物語は衝撃のラストシーンへ。もはや官能小説を超えた著者の会心作!
  • 夜蝉(よぜみ)に乱れて
    -
    水泳選手として将来を嘱望(しょくぼう)される青年・憲一(けんいち)は、隣家に住む同級生の美少女・愛由子(あゆこ)に恋心を抱いていた。ある日、愛由子の父が再婚する。清楚さと妖艶さを併(あわ)せ持つその若妻・博美(ひろみ)に魅了される憲一。そして大人の女へと成熟した愛由子との思いがけない一夜……。夏の濃密な空気のなか、汗ばむ肌と蝉の鳴き声が、青年と二人の美女を性の坩堝へと追い立てる傑作官能小説。
  • うだつ屋智右衛門 縁起帳
    3.0
    “うだつ屋”と呼ばれる朝倉智右衛門(あさくらちえもん)。財政破綻で取り潰し目前の藩、不良債権で破産寸前の大店(おおだな)から、頓挫(とんざ)した橋の改修事業まで、思いもよらぬアイデアと創意工夫でうだつを上げる「再建屋」だ。飢饉や経済失政で社会が危機に瀕している天保年間に、最強の専門家チームを率いて飄々(ひょうひょう)と不可能事を成し遂げるプロフェッショナルの姿を描き、新境地を開く新シリーズ!
  • 衛星を使い、私に
    3.8
    パーキング・エリアで、人の指先が発見された。事故? それとも……。自動車警邏隊の女性警官クロハは、ネット上に手がかりを残して消えた一人の男の存在に気づく(表題作)。夜の幹線道路で起きた凄惨な衝突事故。運転手はともに死亡していた。現場の痕跡からクロハが見抜く衝撃的な真実とは?(「雨が降る頃」)。『プラ・バロック』以前のクロハの活躍を描くシリーズの原点。
  • 二十歳の変奏曲
    4.0
    昭和18年。大学生の五十嵐聡(いがらしさとし)は、看護婦の北野由紀江(きたのゆきえ)と恋に落ちる。だが、折からの戦争が彼らを引き裂いた。聡は学徒動員で徴集され、由紀江は疎開先の病院で働く。離ればなれの日々が続くなかで、いつしか手紙のやり取りも途絶えてしまった。やがて運命に翻弄(ほんろう)された二人は紆余曲折のすえ出会うが、そこに待ち受けていたものは……。感涙に咽(むせ)ぶラブ・ストーリー。
  • 天下を善くす~御算用始末日記~
    4.0
    尊皇攘夷の風が吹く幕末。武士たちは生活の拠り所を失いつつあった。かつて、幕府御算用者として諸藩を救った生田数之進と盟友の早乙女一角。二人は、13代将軍家定御台所の天璋院篤姫から葵の御紋が記された手札を託された。徳川の時代が終わろうとする混迷の江戸で、再び彼らが「千両智恵」を駆使し、武士に生き方を指南する。「御算用日記」シリーズ新展開。
  • 煙が目にしみる
    3.0
    小金欣作(こがねきんさく)は、福岡の歓楽街・中洲(なかす)の街金業者。ヤクザ相手に一歩も引かず地上げで鳴らした時代もあったが、今は長いものには巻かれてしまう負け犬同然の日々だ。ある夜、小金は、一人の少女を救おうとして、地元暴力団幹部を敵に回してしまう。勝ち目のない敵との闘いに挑む小金と仲間の運命は!? 日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した痛快〈中洲ハードボイルド〉!
  • かがみのもり
    3.6
    中学の新米教師・片野厚介(かたのこうすけ)は、クラスの少年たちからとある写真を見せられる。立入禁止の神社の森に、金色(こんじき)に輝く豪華絢爛(ごうかけんらん)なお宮と、狛犬(こまいぬ)に似た狼像があるというのだ。森の探索を始めた厚介たちに、謎の男、怪しい白装束の集団、そしてとびきりの美少女が近づく。彼らの目的はいったい何なのか? 謎に迫る厚介たちは、やがて森の奥に哀しい物語を見つけ出す……。
  • 不思議の国のアリバイ
    3.5
    念入りに顔を焼かれていた男の死体――被害者は映画業界に巣くう業界ゴロ。特撮映画『大怪獣ザラス』から、監督をはじめ主要スタッフを別の映画に引き抜いた張本人だった! 容疑は残された撮影スタッフの一人にかけられるが……。素人探偵・森江春策弁護士は容疑者の無実を証明できるのか? アリバイトリックに新しい地平を開いた魔術的傑作!
  • 夫婦十手
    3.7
    岡っ引き・七五郎(しちごろう)が無惨(むざん)な死骸(むくろ)で見つかった。一人娘のお蝶(ちょう)は仇討を誓うが、下手人は藪(やぶ)の中。父の十手を返しにいったお蝶は、南町奉行所吟味方与力から新たに十手を拝領することになった。夫となった虎三と夫婦で事件の探索に当たっていた折、七五郎惨殺事件の糸口がつかめた。そして浮かび上がった「真相」とは――。本邦初の「夫婦目明し」シリーズ第1弾登場!
  • あなたのことが、いちばんだいじ
    5.0
    会社を辞めて小説家として新たな人生に踏み出した夫の一日を見つめる妻の視線。(「ひらひら」)ある男の浮気調査を依頼された探偵は、尾行の途中、3年間会っていない自分の娘を目撃する。まさか浮気相手は我が子なのか!?(表題作) 他に、ベストセラー『夜の果てまで』の原型となった短編「泣くかもしれない」や、16歳で執筆された幻の処女作を含む珠玉の作品集。
  • ストリート・チルドレン
    4.0
    「新宿」を舞台に、300年にわたる「生」と「性」の軌跡を描いた、盛田隆二の衝撃的デビュー作。1699年、19歳の青年が下諏訪から「内藤新宿」に出奔する。彼を一代目として流れ出た血の宿縁は、男色者、遊民、歌舞伎子、詐欺師、家出娘など、ことごとく路上の民で彩られながらも、1998年、出稼ぎフィリピーナとの間に子をなす13代目の青年まで危うく一筋に流れる……。
  • 月とシャンパン
    3.4
    乙藤波子は外資系企業に勤める42歳。パーティーで出会った芝木とつきあい始めてから2年になる。彼には妻子があったが、せつなさや苦しさを乗り越えたとき、この恋は〈永遠〉だと思えた。だが、ある日、彼の様子がいつもとは違っていた……。(表題作)異なる世代の女性たちを主人公に、年齢を重ねて変わる「恋愛へのアプローチ」を描写した短編小説集。
  • 寺侍 市之丞
    3.3
    棚橋家の次男・市之丞は、母の使いで面会した寺社奉行・阿部正精に、ある寺の復興に手を貸すよう頼まれた。寺の名は青柳山大恩寺。精彩を欠く寺だが、策を講じて興業で復興を図ろうとする市之丞。しかし、行く手には大きな壁が。御開帳の成功を阻む敵に、天真正伝香取神道流の達人・市之丞の剣が撥ねる。大恩寺の復興は成功するのか。江戸情緒溢れる新シリーズ第1弾!
  • 新緑色のスクールバス~杉原爽香四十歳の冬~
    3.5
    爽香の新たな仕事は経営不振に陥ったショッピングモールの再建。二世社長・清原(きよはら)や卑屈な社員・永松(ながまつ)らに振り回されながらも、着実に仕事をこなしていく。そんな中、名女優・栗崎英子(くりさきひでこ)は病を克服するため大手術に臨むことを決意。一方、不動産会社〈M地所〉で巻き起こった男女の愛憎劇は、思いがけず爽香の日常と交錯し…。登場人物が年齢(とし)を重ねる人気シリーズ!
  • オレンジ色のステッキ~杉原爽香三十九歳の秋~
    3.4
    上司の身勝手な言動に嫌気がさした瀬沼は、会社を無断欠勤。爽香との打合せにも現れず、職を失ってしまう。リン・山崎が爽香をモデルに描いた裸婦像の公開、病に倒れた兄・充夫一家の生活費……。悩みが尽きない爽香は、瀬沼の女性問題にも係らざるをえなくなる。さらに、部下の久保坂あやめが会社で襲われ……。登場人物が読者とともに年齢を重ねる人気シリーズ!
  • ぼくたちはきっとすごい大人になる
    -
    大きらいな幼なじみに、なぜだかときめくカンナ。教室で浮いた存在の不良にあこがれる和馬(かずま)。親友の家庭事情を知った千里(ちさと)。音楽教師に心を寄せる哲平(てっぺい)。母の愛人に恋する愛(アモ)。クラスメートの死を受け止める3人の男の子。さまざまな状況に、真っ直ぐ本音でぶつかっていく子供たち。大人になって失ってしまった感覚を、鋭く冷静な視点で浮かび上がらせる6編。
  • ねずみ石
    3.8
    真ん中にひと文字「子」という漢字が入った灰色のすべすべとした楕円形の石。神支村の子どもたちが祭りの夜に探す「ねずみ石」は、願いをひとつだけ叶えてくれる――。中学1年生のサトは4年前の祭りの日、一時行方不明になった。その夜、村で起きた母娘殺人の犯人は未だに判明していない。親友セイとともに、祭りを調べていくうち、サトは事件の真相へと迫っていく。
  • 殺しはエレキテル~曇斎先生事件帳~
    3.0
    「エレキテルで昏睡状態になっていた男が、消え失せた!?」江戸後期の大坂。蘭学者・曇斎先生こと橋本宗吉の元には、摩訶不思議な事件ばかりが持ち込まれる。寺子屋の若き師匠・箕四郎と美少女・真知を助手役に、曇斎は奇々怪々な事件を鮮やかに解き明かしてゆく――。次々に飛び出す魅力的な謎に奇想天外な仕掛け。本格推理の真打ち・芦辺拓、初の捕物帖!
  • 赤死病の館の殺人
    3.0
    素人探偵・森江春策の助手・新島ともかは、旅先で奇怪な屋敷に迷い込んだ。七色に塗り分けられ、ジグザグに繋がった7つの部屋。深夜に謎の怪人が現れた翌朝、主の老資産家と孫娘が失踪し、あとには使用人の無惨な死体が残されていた……。(表題作) その他、衆人環視下の二重密室での殺人を描いた「密室の鬼」など、本格推理の魅力が横溢した、驚嘆必至の傑作4編を収録!
  • くノ一忍び化粧
    3.0
    時は元禄。人みな華美を競う時代に戦国時代から続く忍びがいた。武田信玄が重用した甲陽流忍法の末裔・薊。齢十八の美形くノ一だが、その腕は男の忍者をも時に凌ぐ。彼女に舞いこんだ仕事は、討入りを画策する「大石内蔵助を護衛」せよとの依頼だった。大石に刺客を送る大物首謀者との暗闘が始まる。人気時代作家・和久田正明渾身の新シリーズ第1弾!
  • ねむい幸福
    3.0
    橋場淳夫は妻・君香と理想的な家庭生活を送っている……と思い込んでいた。だが、些細な口論をきっかけに、妻が突然、家を出て行ってしまった。男性と暮らし始める一方で、淳夫に毎日のように電話をかけてくる。そんな妻の行動がさっぱり理解できない淳夫は、ある日、スポーツクラブで、インストラクターの祥子と出会う――。男女の心の深奥を描き出した傑作長編小説。
  • 片耳うさぎ
    3.7
    小学6年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった、とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝えがあるらしいのだ。頼りの中学3年生さゆりは、隠し階段に隠し部屋と聞いて、張り切るばかり――二人の少女の冒険が“お屋敷ミステリー”に、さわやかな新風を吹き込む。
  • 野望銀行 新装版
    -
    銀行員(バンカー)として出世コースに乗るのか、平凡な道を歩むのか。中央銀行に勤続7年目、小田切正雄(おだぎりまさお)は勝負の夜を迎えていた。二流の私大を卒業、このままでは運が良くても地方の支店長止まり。だが目の前にいるワンマン頭取の姪を口説き落とせば、話は変わる。結婚まで持って行けば、閨閥(けいばつ)を利用して一気に道は開ける! サラリーマンのストレスを吹き飛ばす傑作!
  • 和時計の館の殺人
    3.3
    田舎町の旧家・天知家で遺言が公開された夜、事件は起こった! 一人、また一人と凶行に倒れる相続人たち――。遺言の内容は決して殺人を引き起こすような内容とは思えなかったのだが……。弁護士・森江春策が、連続殺人事件の深層に切り込んでゆく! 屋敷を埋め尽くした和時計に隠された秘密とは? 魅惑的な謎と鮮やかな論理に彩られた本格推理の金字塔!
  • 散る。アウト
    4.0
    ふとした気の迷いから先物取引に手を出し、家族も仕事も無くした木崎耕平。居場所もなくした耕平の目の前に現れた男・尾形は、彼に偽装結婚を持ちかける。話に乗った耕平は、モンゴルへ。偽装結婚の相手・ダワのひたむきな姿に次第に自分の中の何かを取り戻していく耕平だったが、マフィアの抗争に巻き込まれ、ダワたちと共に極限の逃避行に身を置くことになる!
  • ありふれた魔法
    3.5
    城南銀行五反田支店の次長・秋野智之は、部下の森村茜が担当する顧客に謝罪するため、顧客の別荘がある箱根に茜とともに向かう。その帰り、ふとしたきっかけで涙を見せた茜に、智之は胸がつまるような息苦しさを覚える。次第にお互いの距離が近づいていく二人だが……。妻子ある銀行員を主人公に、リアリズムの名手が描く、心を深く打つ恋とその人生の行方……。
  • ドッグテールズ
    4.0
    半年前、ぼくたち夫婦は愛犬を事故で喪(な)くした。それ以来、関係は冷え切り、家庭内別居の状態だ。そんなある晩、ぼくは一頭の仔犬と出合った(「グッドバイ」)。災害救助犬の指導手(ハンドラー)・高津弥生(たかつやよい)。彼女はある凄惨な事故で心に疵(きず)を負い、活動できなくなっていた。遭難した幼い姉妹の捜索に出動を要請されるのだが…(「向かい風」)。犬と人の絆を温かな眼差しで描く5つの物語。
  • 千一夜の館の殺人
    3.5
    数理情報工学の天才、久珠場博士が死去。遺産は100億円にも上るという。遺産は子供3人が相続し、最新の研究成果を収めたディスクが、博士の恩人の子孫に遺されることに。遺書開示の立会弁護士・森江春策の助手・新島ともかは、ある奇縁から、遺族への潜入捜査を開始する。そこには連続殺人の惨劇が待ち受けていた……。凝りに凝ったプロットが光る、本格推理の傑作。
  • 二人静
    4.0
    困難を抱える男女が出会った。認知症の父親の世話と仕事に忙殺される町田周吾。他人との会話が困難な場面緘黙症の娘を女手一つで育てる乾あかり。介護施設での出会いを契機に二人は距離を縮めていく。しかし、彼らには幾多の苦難が待ち受けていた。真実の愛とは何かを問いかける第1回ツイッター文学賞受賞の傑作長編。
  • はやく名探偵になりたい
    3.7
    人の神経を逆撫でする無神経な言動と、いいかげんに展開する華麗な(?)推理。鵜飼杜夫(うかいもりお)は、烏賊川市でも知る人ぞ知る自称「街いちばんの探偵」だ。身体だけは丈夫な助手の戸村流平(とむらりゅうへい)とともに、奇妙奇天烈な事件解決へと、愛車ルノーを走らせる。ふんだんに詰め込まれたギャグと、あっと驚く謎解きの数々。読めば読むほどクセになる「烏賊川市シリーズ」初の短編集。
  • きみの瞳に乾杯を
    3.0
    小早川星は、アメリカで活躍する敏腕キャスティング・ディレクター。映画やCFなどにふさわしい出演者を探し出演交渉を行う仕事だ。ニューヨークで彼女を襲った悲劇。最愛の恋人を失い、傷心を抱えて日本に帰国した星を待ち受けていたのは、危険な香りただよう仕事だった……。新たなヒロインの生き方を描く、ロマンティック・サスペンス。
  • 君の夢を見るかもしれない
    4.0
    CFディレクターの流葉爽太郎は、ロスを訪れていた。13年前、恋人の里美を亡くした街。そこでふいに出会ったのが、里美の面影を持つ日系五世の大学生・レイだった。彼女が撮った一枚の写真が、思わぬトラブルを招いていた。爽太郎は、彼女を救うため、ロスの街を疾る! 次第に近づく二人の心は、いつか重なるのか? ほろ苦く心に沁みる大人のラブ・ストーリー。
  • 沈黙の函~鬼貫警部事件簿~
    3.6
    落水周吉と茨木辰二は、掘り出し物の中古品も商うレコード店を共同経営している。仕入れ担当の落水は、函館の製菓会社副社長宅で珍しい初期の蝋管レコードを見つけた。蝋管レコードには古い手紙が付いていたが解読不能、何が吹き込まれているのかも不明だった。引き取りに再度出向いた落水は、函館駅からレコードを発送したまま行方不明に。無事上野駅に到着した梱包をほどいてみると、中には落水の生首が! 鬼貫警部の名推理。
  • マナは海に向かう
    3.3
    門倉マナは漁師の祖父と2人、葉山に暮らす高校3年生。学業の傍ら、海に繰り出す日々。夏の終りのある日、1人で漁に出た祖父は戻らず、発見された船には、巨大魚との格闘の痕跡が残されていた。祖父の誇りを守るため、マナは青春を賭けた闘いに挑む! 海辺の町に暮らす人々のそれぞれの人生、ダイナミックな洋上の闘い……。いくつもの魅力に溢れた海洋青春小説。
  • 美しき敗者たち
    4.0
    流葉爽太郎の相棒、熊沢が急病で倒れた。代わりにやってきたのは、仕事はできるが、どこか謎めいた面を持つ美女だった。彼女との初仕事は、自動車会社の新車CF。流葉が起用を決めたのは、47歳の現役Jリーガーだった。一度夢をあきらめた男は、娘のため、そして自分自身の誇りをかけ、ピッチに戻ってきたのだ。男たちの夢が、女たちの想いが、いま疾走し始める!
  • 灰色の動機~ベストミステリー短編集~
    4.0
    森三郎という男性が陸橋の下で死体で発見された。しの子は、警察に過失死とされた恋人の死を不審に思い、事件として調べ始めた。しかし、容疑者は――(「灰色の動機」)。表題作をはじめ、珠玉のミステリーはもちろん、最初の小説である「ポロさん」、唯一のSFで文庫初収録の「結婚」など鮎川作品の中で異色テイストの作品を満載した贅沢な一冊。オリジナル短編集第3弾。
  • 積木の塔~鬼面警部事件簿~
    3.0
    東京・目黒の喫茶店で中年セールスマンが毒殺された。前の会社が倒産し、ようやく再就職が決まり、勤め始めた矢先の出来事だった。白昼、しかも入手困難な青酸カリを使った犯罪に、解決も時間の問題と思われた。しかし、毒を仕込んだ犯人と思われた女は、数日後、無惨な死体で発見された。仕組まれた完全犯罪、鉄壁のアリバイ……。鬼貫警部がまたも難事件に挑む。
  • きみは心にジーンズをはいて
    3.7
    中川凛、29歳。葉山で気ままなヨット暮らしを送る敏腕広告ディレクターだ。新たな仕事で対決することになったのは、米大統領選キャンペーンを陰で仕切ったと噂される大物だった。勝負は、女性100人の投票で決める「公開プレゼン」。凛がヒントにしたのは、結婚に悩む友人のひと言だった――。迷いながらも真っすぐに生きるすべての人たちにエールを送る、大人の青春小説。
  • きみがハイヒールをぬいだ日
    4.0
    数々の賞を射止めた若き女性広告ディレクター・中川凛。ある事情から広告業界に嫌気がさし、東京を脱出。葉山でヨット暮らしを送っていた。クルージングと読書、そして海に抱かれて眠る日々……。そこに新たな仕事の依頼が飛び込む。気乗りのしない彼女だったが、ある少女との出会いが、心の奥に眠る想いに火をつけた――。海風のように爽やかな、大人のための青春小説。
  • She Is Wind~彼女は風のように~
    3.0
    戦後の混乱期を爽やかな風のように駆け抜けた少女がいた。岩倉可奈。18歳。アメリカ軍将校用のゴルフ場で働き、家族を支える日々。スコットランドで幼い頃から身につけたゴルフで、米軍将校たちをきりきり舞いさせる生きのいいヤマトナデシコだ。時代の大波のなかで、凛として自分を貫き、今このときを精いっぱいに生きる――そんな姿が勇気をくれる、感動作!

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