ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
疎遠(そえん)だった父の死に際して故郷に帰った「私」に手渡されたのは、父が遺(のこ)した原稿用紙の束。気が乗らぬまま読み進めるうちに、過去にまつわるいくつかの謎が浮かび上がる。果たしてこれは、父の人生に本当にあったことなのだろうか? 次第に引き込まれるうち、父と子の距離は、少しずつ埋まっていく――。父親の死を通して名手が鋭く描き出す、生きる意味と、親子の絆(きずな)。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
自分、こういう、父から子へっていう話に弱いんだなってことに気付かされた。 原稿の中の父と原稿を読む子の人生が重なり合うような重なり合わないような、付かず離れずな空気感からこの親子のいままでの関わり方を感じた。 家族のことはよく知っているようで、本当は何も知らないのかもしれないと思った。 短いな...続きを読むがらも、心に染み込んでくるような味わいのある作品でした。
「人が生きるというのは、自分が主人公の物語を書き続けることだ」 「だから、人生を終える時には、一冊の本が出来上がっている」 自分にも書けるだろうか。 親の人生を読んでみたら面白いだろうか。 そもそも昔の親の人生とか知らないなぁ。。
父親の死を目の前にして、若き日の父が書いた原稿を目にする場ができた主人公。最初は自己顕示欲の多い私小説だ、とタカをくくっていた部分が大きかったが、よくよく読み進めて行くと自分の知らなかった若き日の父の話が織り込まれていることに気づく。 マスコミ業界の仕事に触れながら作家を続けているという経歴の作者...続きを読むらしい着眼点が随所に盛り込まれているなあと感じる文章だった。あとタイトルの付け方とか、センス。
終わり方がいい。読み終わって本を閉じて、目を瞑り、しみじみと想いを馳せる本だった。 私も父親とはあまり話さなかった。なぜか小さい頃からむしろ避けていた。私が30過ぎの年に父が亡くなり遺品の整理をしていると、小説の原稿は出てこなかったものの父が10代の終わりから20代にかけての日記が出てきた。あの父に...続きを読むこんな時代があったのかと涙にくれた。平穏に見えて波乱万丈な人生。本当はひとりひとり全員が送っているのだろう。いま自分も終盤に差し掛かり、つまらない生き方をして来たと思っているが…
疎遠の父が遺した原稿用紙の束。生き方を迷う主人公に、親として父として人生の先輩としてのメッセージがそこにはあった。 「死様」をテーマにして競作された作品の一冊。「人生は、何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。」という言葉が胸にズシンと響いた。日々流されて生きるのではなく、何かを築く一生でありた...続きを読むい。
自分が主人公の物語、 一日一日を紡ぎ綴っているのが私たちの日常であることを、 今更ながら強く思う。
人生について考えさせられる。 おやじは何をどう思い考え生きていたのか、人生に満足してたのか、、どう思いとか、どう生きたかったのか もっと飲んで話したかったなぁ とか 父親、娘、自分、いたましい。
父が残した自伝の如き小説。フィクションも交えている、と息子は思うが葬式に現れる人たちを見て、全てが真実と悟る。題名からも、皆ドラマのような人生があるものだ、と感じる。自分も書けるか、と思わせられる。良い話ではあるがインパクトは少なかった。
本棚整理中につき再読 73 人生は何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。この一文がすべてを語っていると思う。
人生の生き方を考えさせられる中編小説。 疎遠だった父の死に際して、母から手渡された原稿用紙の束。そこには父のものと思われる物語が綴られている。しかし、そこに書かれていることは知っているようで知らないことが多く、本当に父のことなのか?と疑ってしまうことも。しかし、それを読み進めるうちに父の存在が身...続きを読む近に感じられていく。 人の縁とは不思議なもので、どこで誰と出会い、別れ、そして再び出会うのか。それが人生にどのような影響をもたらすのか、誰にもわからない。しかし、自分の人生にかかわったことだけは事実。そのような人たちに感謝しつつ生きていこうと思える作品。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
誰にも書ける一冊の本
新刊情報をお知らせします。
荻原浩
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
砂の王国(上)
明日の記憶
あの日にドライブ
「いじめ」をめぐる物語
「いじめ」をめぐる物語 サークルゲーム
愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】
試し読み
海の見える理髪店
噂
「荻原浩」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲誰にも書ける一冊の本 ページトップヘ