城を噛ませた男

城を噛ませた男

715円 (税込)

3pt

「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。」乱世に雄飛するため、希代(きたい)の謀略家・真田昌幸(さなだまさゆき)が仕組んだ秘策とは?(表題作) 強大な豊臣水軍を前に、城に籠もる鯨取りの親方が仕掛けた驚愕の大反撃!(「鯨のくる城」) 戦国の世、大勢力がぶつかる狭間で、ある者は平身低頭し、ある者は乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に出る。生き残りをかけ、なりふり構わず戦う人間を熱く描いた渾身作全5編!

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城を噛ませた男 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年09月24日

    「城を噛ませた男」(伊東 潤)を読んだ。
    いいね!
    六つの物語のどれもが見事な書きっぷりな訳で、やっぱり伊東潤氏にハズレなし。
    懐の深さというか引出しの多さというかそういうところがすごい。
    1年くらい前に訪れた関ヶ原古戦場跡は、
    土地の記憶なのか、喚くように強い風が吹いていた。

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月24日

    伊東潤の別の短編集「国を蹴った男」がたいそう面白かったので本書を買ってみがのだが,期待に違わず満足感の得られる一冊.
    「見えすぎた物見」関東で北条と上杉の間で苦悩する佐野家が智恵で戦国を生き抜き,その智恵のために江戸幕府に取りつぶされるまで.
    「鯨の来る城」秀吉軍を迎え撃つ北条家の家臣の籠城戦.
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    0

    Posted by ブクログ 2014年12月01日

    タイトルは「城を噛ませた男」だけど、短編集なので
    ここの感想とかそうゆう類のものを書こうかな、と。

    見えすぎた物見…
    小さい集落である佐野家。そんな佐野家の筆頭家老である宝衍の話。
    当時の各勢力に、のらりくらりと応対しているのに対してお家を守るという義の塊なのではないかと。
    外様大名として生き残っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月30日

    戦国時代の終わり。全五編からなる短編集。乱世に様々な思いを抱いて行動する人達。色々なパターンの話があって、とても楽しめる一冊だった。

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    Posted by ブクログ 2014年11月08日

    戦国短編集。
    ひとつひとつが味わい深い。
    城を噛ませた男。という題名もいい。
    戦国モノだけど読みやすい。
    マイナーな主人公たちなのもいいわー

    0

    Posted by ブクログ 2014年07月25日

    個人的に、真田昌幸という武将が好きなのだが、表題作で昌幸がとてつもなく卑怯な人間として描かれていたのに衝撃を受けた。確かに戦乱の世のおいては、騙されるのが悪い、という価値観はあったのだろうけれど、本書では義もへったくれもなく、単に嘘をついて騙しただけであったので、読後感が極めて悪かった。収録されてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月31日

    腹の底にズーンと響く懸命で骨太な生き方の数々。それは上下の身分を問わない。
    自分の生き方や信念を貫いて、結果、それぞれの役目を完遂した人たちの清々しい余韻が残る「鯨のくる城」と「江雪左文字」の読後は快感。
    あっさりとしか触れられていないが、「見えすぎた物見」の宝衍の弟の生き様然り、表題作登場の主水然...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月19日

    戦国時代、しかも、関東が舞台である。
    それぞれの話が非常によく考え、練られている。
    主人公たちも、お馴染みの顔ぶれと違い、新鮮である。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月01日

    「見えすぎた物見」(下野国人・佐野家)
    「鯨のくる城」(雲見 「小田原攻め」)
    「城を噛ませた男」(猪俣能登守邦憲、真田昌幸 「名胡桃城奪取」「小田原城攻め」)
    「椿の咲く寺」
    「江雪左文字」(板部岡江雪、徳川家康。「関ヶ原の戦い」)

    「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。」乱世に雄飛するため、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年05月11日

    真田丸やってるけど、まさにその辺のお話し。
    非情の戦国の世で、さまざまな策をめぐらせる人たちの生き方を描いている。
    真田昌幸の読み筋の恐ろしいこと。

    0

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