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Posted by ブクログ 2018年02月24日
伊東潤の別の短編集「国を蹴った男」がたいそう面白かったので本書を買ってみがのだが,期待に違わず満足感の得られる一冊.
「見えすぎた物見」関東で北条と上杉の間で苦悩する佐野家が智恵で戦国を生き抜き,その智恵のために江戸幕府に取りつぶされるまで.
「鯨の来る城」秀吉軍を迎え撃つ北条家の家臣の籠城戦.
「...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月01日
タイトルは「城を噛ませた男」だけど、短編集なので
ここの感想とかそうゆう類のものを書こうかな、と。
見えすぎた物見…
小さい集落である佐野家。そんな佐野家の筆頭家老である宝衍の話。
当時の各勢力に、のらりくらりと応対しているのに対してお家を守るという義の塊なのではないかと。
外様大名として生き残っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月25日
個人的に、真田昌幸という武将が好きなのだが、表題作で昌幸がとてつもなく卑怯な人間として描かれていたのに衝撃を受けた。確かに戦乱の世のおいては、騙されるのが悪い、という価値観はあったのだろうけれど、本書では義もへったくれもなく、単に嘘をついて騙しただけであったので、読後感が極めて悪かった。収録されてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月31日
腹の底にズーンと響く懸命で骨太な生き方の数々。それは上下の身分を問わない。
自分の生き方や信念を貫いて、結果、それぞれの役目を完遂した人たちの清々しい余韻が残る「鯨のくる城」と「江雪左文字」の読後は快感。
あっさりとしか触れられていないが、「見えすぎた物見」の宝衍の弟の生き様然り、表題作登場の主水然...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月01日
「見えすぎた物見」(下野国人・佐野家)
「鯨のくる城」(雲見 「小田原攻め」)
「城を噛ませた男」(猪俣能登守邦憲、真田昌幸 「名胡桃城奪取」「小田原城攻め」)
「椿の咲く寺」
「江雪左文字」(板部岡江雪、徳川家康。「関ヶ原の戦い」)
「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。」乱世に雄飛するため、...続きを読む
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