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昭和5年7月、豪華客船・箱根丸(はこねまる)は横濱(よこはま)港を出港、倫敦(ロンドン)へ向かった。出港早々、殺人事件の容疑者が乗船していることがわかり、大騒動に。その後も、男爵令嬢(だんしゃくれいじょう)の逃亡騒ぎ、幽霊船の出現など、奇妙な事件ばかりが起こって……。じゃじゃ馬令嬢から意外な名探偵まで、魅力的な登場人物たちが大活躍。ミステリーの楽しみがギュッと詰まった、傑作オムニバス・ストーリー!
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Posted by ブクログ
痛快、爽快。 人物入り乱れて、誰が誰やら???というはなしが多かったけれど、それがまさにトリック。 短編の点と点がつながって線になるとき、物語は大団円を迎える。
昭和初期、豪華客船「箱根丸」を舞台に次々と起こる事件を描いたオムニバス形式の短編集。 横浜から倫敦までの長い船旅中、殺人事件や令嬢の逃亡騒ぎや密航騒ぎなど、個性的な乗客たちが起こす魅力的な事件はそれぞれ趣向が凝らされていて、まったく退屈しません。 少し不思議で奇妙な話もあれば後味の悪い話もあり、...続きを読むロジックできちんと解決される話もあり…。 ひとつひとつの密度の濃い謎もさることながら、全編を通した仕掛けもあり、豪華な気分にさせてくれます。 自分も旅をしているかのような、昭和初期のゆったりとした旅情ムードに浸りつつ、サスペンスフルな気持ちも味わわせてくれるという、なんともお得感あふれる短編集でした。
軽くドタバタ読めるミステリーでした。 面白かったです。 航海中の客船という密室で起こる様々な事件。探偵役がいる訳でもなく。 でも、猫はすごかったです。 あと、怖い話を順々に言っていくお話も好きでした。あんなオチとは。 一番好きなのは、ピサの斜塔の仮装です。 七海で好きなのは、皆川七海さん。
最初はゆるい物語の流れに少々退屈気味だったが、終盤の「幽霊船出現」や「船上の悪女」は若竹ワールドの毒気を堪能出来た。 人生は船旅だと言われるが、なるほど、誰かが病気になっても亡くなってもう、船は予定通り進行し人々は自分の生活をまっとうする。
時代は昭和初期。横浜からロンドンまでの船旅で次々に起こる事件が案外のんびり描かれているが…ただ「名探偵は密航中」の割には、いったい誰が名探偵なのかよくわからなかった…(苦笑)視点がしょっちゅう変わるので入り込みづらい。話はまあ楽しめたかな…
豪華客船の旅路で起きる事件の数々。 色とりどり鮮やかな登場人物の活躍が良いww ミステリの楽しみがぎゅっと詰まったオムニバス・ストーリー。
昭和五年七月。豪華客船・箱船丸は倫敦に向けて横濱港を出港した。 しかし、出港早々、殺人事件の容疑者が船に乗船してるという。 船の中では大騒動。船は、神戸港・門司港と進んで行く・・・。 さらに日本を離れてから男爵令嬢の逃亡騒ぎ、幽霊船の出現などなど・・・。 奇妙な事件が起こる中船は、倫敦に向けて進んで...続きを読む行く・・・。 オムニバスで進んで行く長編ミステリーです。
時代は昭和初期。 舞臺は横濱から倫敦へ向ふ豪華客船。 そこで發生する奇妙な事件。 多彩な登場人物たちが氣ままに振る舞ふ、氣樂なミステリーである。 2004年5月28日讀了
好きな作者だったので。 再び船内ミステリー。 前回の氷川丸に対して、今回は箱根丸、 でも乗り込むのは似たような極楽とんぼ…、 と見せかけて異なるお話。 殺人犯や嫁入り予定の令嬢、猫と様々な乗客の話が続くが、 面白かったのは、 みんなで怪談をすると見せかけて、 乗客のひとりを精神的に追い詰め、 毒...続きを読むをもったかのようにふるまう復讐の話。 財産を手に入れるため、 子供を殺しそれを父親からの感染だと思わせた男は、 毒ではなく、心臓発作で亡くなってしまう。 ちょっと、オリエンタル急行殺人事件を思わせるお話だった。
≪内容覚書≫ 豪華客船、箱根丸。 横濱港を出航し、世界をまわりながら、倫敦を目指す。 殺人事件の容疑者の乗船疑惑や、 令嬢の駆け落ち騒ぎ、幽霊船の出現にさらには殺人事件まで。 昭和の時代の様々な人々を乗せ、船は倫敦を目指す。 ≪感想≫ 人物がドドッと登場するので、最初は混乱。 特徴を掴んで、誰が...続きを読むどれかわかる2、3話目から、 グッと面白くなって引き込まれた。 それにしても、龍三郎さんの影が薄いな、と思ったら、罠だった。 なにかおかしぞ、とは思いつつも、次々と起こる事件の展開に うっかり彼の存在を忘れさせられていた。 中途半端な推理小説より、よほど見事に騙してくれた。 一話一話も、小気味よく驚きを提供してくれる。 一冊でいろんな騙し方をしてくれるお手頃な作品。
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