遺品

遺品

704円 (税込)

3pt

3.8

失業中の学芸員のわたしに、金沢のホテルの仕事が舞い込んだ。伝説的女優にして作家の曾根繭子が最後の時を過ごし、自殺した場所。彼女のパトロンだったホテルの創業者は、繭子にまつわる膨大なコレクションを遺していた。その整理を進めるわたしは、彼の歪んだ情熱に狂気じみたものを感じていく。やがて起こる数々の怪異。繭子の呪い? それとも……。ひたひたと忍び寄る恐怖に次第に侵食されていく日常。絡み合う謎の正体は?! ドラマチックな長編ホラー。

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遺品 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どことなく古さを感じる90年代ホラー、大好物。登場人物に切れ者が多く、進行もサクサクでストレスフリー。結構な文量なのに、気づいたら一日で読み終えていた。
    「戯曲が再現されているのでは?」の展開(裏書きに記載されているのでネタバレじゃないハズ)はなんだか名探偵コナンの夏休みスペシャル的展開で、「これち

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    亡くなった女優にまつわるコレクションを公開する為に作業をすすめる主人公。次々と出てくる偏執的な品々。そして幽霊・・・。
    ホラーと言っても違った怖さがありました。使用済みのティッシュをも集めるコレクター・・・恐ろしいですね。
    そして人間の情念・・これも怖かったです。
    そして迎えるラスト これは切ない!

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    美術館が閉館して失業中の学芸員に、大学の先輩・大林から、彼の祖父・大林一郎による、女優兼作家である曽根繭子の収集品の整理と展示の仕事が舞い込む。

    0
    2019年02月17日

    Posted by ブクログ

    2016.12.01
    ホラー?かな。という印象。
    ストーリー的に後半は特に強引だが、
    主人公とタケルの会話も面白いし、素敵だった。
    著者のホラー作品以外も読んでみたくなりました。

    0
    2016年12月02日

    Posted by ブクログ

    若竹さんらしく一癖も二癖もあるキャラクターが次々現れ飽きない。
    ホラーなのでこの世ならざるものの存在が感じられたり不可思議な現象が起こったりするけど、あまり怖くはない。
    若竹さんの毒って逆にオカルトをマイルドにしてしまうのかもしれない。

    0
    2016年09月09日

    Posted by ブクログ

    葉崎市の美術館で孤軍奮闘で働いていたのだが、市長が変わり美術館が閉館された。職を失いどうしようか考えてると大林国際観光グループの部長の大林孝雄から電話が掛かって来た。大学時代の先輩で、特に親しかった訳ではないのに・・・。彼からの話は、昔の女優・作家だった今は亡き曾根繭子のコレクションを整理して、資料

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エピローグにどうも違和感ありで...どうしてかなと考えてたんだけど。たぶんずっと読んできた中で想像していた繭子のイメージとギャップがあった事、主人公はどうしてあそこに居続ける事にしたのか?
    っていう所だと思う。うーん。
    でも久しぶりに好きになりそうな作家さんかも!

    12/18追記
    あれから考え続け

    0
    2010年12月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    金沢市郊外に建つ銀鱗荘ホテル。そこに眠っていたのは今は亡き女優・曾根繭子にまつわる膨大なコレクションだった。五十三にものぼる木箱から次々と姿を現すコレクションは大林一郎の繭子に対する異様までの執着を物語っていた。
    コレクション公開の為にその封印を解き放った瞬間から次々と奇怪な現象がホテルを襲う。

    0
    2009年12月14日

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