プレゼント

プレゼント

小説・文芸
775円 (税込)

3pt

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と、娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは――。間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    他の作家なら最後の謎解きをもっと長く書くと思うのだがさにあらず。スパッと終わる物語にもう少し読みたいと思わせられるのがまた魅力。

    0
    2023年01月29日

    購入済み

    90年代の葉村

    後にシリーズが続く葉村晶(と御子柴君)
    が初登場する作品だか、紙の本は90年代
    に発刊され、電子化されたのは2010年代の
    終わりと結構間が空いてしまっている。

    だが、作中でも現実の時間にほぼ同じく
    年を経る葉村だからこそ、20年以上前の
    作品を読むことて当時と違った味わい、
    彼女の周りの変化したもの、しないもの、
    を再確認するのも楽しい

    シリーズ初体験の人はすぐに「依頼人は
    死んだ」に進むのがベスト

    この二作でも結構色々変化しているのが
    わかるはず

    0
    2019年11月20日

    Posted by ブクログ

    しばらく葉村晶シリーズを休んでいたので再開しようと思い、手に取りました。『依頼人は死んだ』と『悪いうさぎ』を読んでたんだけど、この『プレゼント』が最初だったみたい。

    『プレゼント』には、葉村晶シリーズと御子柴刑事シリーズの短編が交互に出てきます。御子柴刑事シリーズは知っていたけど、読んだことはないのでまた読んでみたいと思います。小林警部補とコンビを組んでいるのだけど、どっちが主人公なんだろうか?小林警部補が面白いんだけど。

    葉村晶は本当にツイてないね。不幸ばかり。でもいつも危ない目に遭っても、問題解決。そこがすごいと思う。先に読んだ2作品でもツイてない探偵と思ってたけど、最初からだったということが分かり、ホッとしたのとかわいそうという気持ちが…。葉村晶には長生きしてほしいけど、長生き出来るかな…。葉村晶の不幸の原因は作者の若竹七海さん。若竹さんは、どんな不運にしようかと思い巡らせて書いているらしい…。

    若竹さんは、人間の嫌な部分を書くのが上手だと思います。こういう人いるよね、と読んでて嫌な感じになってしまう。結末も後味が悪くてモヤモヤする話が多い。いつもならこういう後味が悪い話はあまり好きではないのだけど、不思議と引き込まれます。

    0
    2026年05月26日

    Posted by ブクログ

    葉村晶シリーズ1作目。
    と言っても8篇ある短編のうち、葉村晶が単独で主役を務めるのは4篇のみ。当初はシリーズ化の予定はなかったとのこと。
    淡々とした文体で綴られる情景描写や心理描写が上手くとても読みやすい。ユーモアも◯。取り扱われる事件は日々のワイドショーで流れてくるような身近なものばかりで妙なリアリティがあってゾクッとする。トリックはミスリードを誘う叙述が多めで大半は予想できてしまったけど、あー、こういう人いるよなぁ…という共感が先立ってつい物語にも没入してしまう。

    0
    2026年01月30日

    Posted by ブクログ

    他の方も書いてらっしゃいましたが、葉村晶を読む順番が逆になり、姉のことが最後の短編で分かりました。
    この短編集では、葉村晶と小林警部補を中心に事件経過がまわり、最後の短編で二人が邂逅するのです。
    「再生」などでは犯人がうっかりして、バレてしまい分かる展開です。
    一話一話なるほどという展開でした。少し頭がこんがらがりましたが。
    順番ですとつぎは長編の「悪いうさぎ」です。葉村晶シリーズ、追っていこうと思います。また、御子柴刑事シリーズも気になりますね。

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    若竹七海の連作ミステリ短篇集『プレゼント』を読みました。
    若竹七海の作品は、先月に読んだ『殺人鬼がもう一人』以来ですね。

    -----story-------------
    ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。
    トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と、娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。
    二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは――。
    間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる!
    -----------------------

    1996年(平成8年)に刊行された短篇集……葉村晶が初めて登場する作品で、当初は単発の予定だったが葉村晶のキャラクターが予想外の好評を博したことからシリーズ化されたようですね。

     ■海の底
     ■冬物語
     ■ロバの穴
     ■殺人工作
     ■あんたのせいよ
     ■プレゼント
     ■再生
     ■トラブル・メイカー

    トラブルメイカーのフリーターとピンクの子供用自転車で現場に駆けつける警部補……間抜けで罪のない隣人たちが起こす事件はいつも危険すぎる!

    葉村晶が活躍する事件と、小林警部補と部下の御子柴のバディが活躍する事件が交互に描かれ、最後話の『トラブル・メイカー』で初めて両者が顔を合わせるという構成の連作ミステリでした。

    本格ミステリ要素が強くて愉しめたのは、

    幼馴染の吉本惇に裏切られ破滅した主人公が、吉本を別荘に呼び出して殺害……計画は完璧のはずだったが、小林警部補の鋭い追及により完全犯罪が綻ぶ『冬物語』、

    三杉若葉は、親友・塩川春美の遺体を雇い主である大学助教授・片倉忠の家に運び、2人が心中したように見せかける……工作を終えた後、若葉の前に小林警部補が現れ真相を推理することで見えていた景色が反転する『殺人工作』、

    の2篇かな……刑事コロンボっぽさを感じさせる倒叙ミステリでしたね。

    葉村晶シリーズらしさが感じられたのは、

    編集者の井坂敏雄から依頼されたハードボイルド作家・赤月武市が残したホテルの一室に付いた染み(血痕)を取る仕事……葉村が、染みを取るだけでなく、失踪した赤月の謎を解く重く切ない展開の『海の底』、

    葉村のもとに知人女性の南佳代子から、恐喝絡みのトラブルに巻き込まれたので助けてほしいと連絡が入る……以前、佳代子と三角関係で揉めたことのある葉村は連絡を無視するのだが、葉村は事件に巻き込まれていく『あんたのせいよ』、

    2篇かな……スッキリしなくて後味の悪いダークな結末なんだけど、それが面白いんですよね。

    それ以外では、

    1年前、誕生日パーティ当日に殺された佐伯里梨を偲ぶため関係者らが再び集まり、誰が里梨を殺したのか? 真相を探るため事件について語り合う……その場にいきなり刑事を名乗る男が現れ 巧い叙述ミステリの『プレゼント』、

    葉村、小林警部補、御子柴刑事が揃って登場、葉村晶シリーズの続篇『依頼人は死んだ』に繋がるエピソードが満載でファンには嬉しい作品……葉村の実姉・珠洲の非人道的な行為が強く印象に残る『トラブル・メイカー』、

    が印象的でした……若竹七海らしさ満載で愉しめました! 面白かったです。

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

    <再登録>巻き込まれ型トラブルメーカー・葉山晶シリーズ第一作。行く先々でトラブルに巻き込まれる晶と、更に彼女に巻き込まれる小林警部補の二人の視点から描いた8篇を収録。
    最後に明かされる真相は晶にとって残酷なことですが、乗り越えていって欲しいです…と言ってもトラブルに巻き込まれないのは晶らしくないとも思ったり。

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    葉村晶と小林警部補。
    それぞれ事件に遭遇し、解決しているはずなのに読後に残るこの表現出来ないモヤモヤは何なのだろう。
    個人的に読むと気分が落ち込むのが分かっているのにどうしても一年に数回読みたくなってしまう、そんな不思議な物語。

    0
    2023年02月10日

    Posted by ブクログ

    犯人、身勝手率高し。なんかこう、イラっとするやつばかりです。一線を越えておきながら、「だってあいつが○○したから…」ぢゃねぇわ!
    葉村晶シリーズ一作目です。さっそく不幸に見舞われてます。でも何作か読んだあとに見返すと、「あ、全然大した目に遭ってないわ」と思ってしまいます。

    0
    2022年06月23日

    Posted by ブクログ

    著者の作品は愛読しているが、本作のみ縁がなく読む機会なかった。初出から25年以上たっているが、相変わらずキレキレで面白い。むしろシンプルに研ぎ澄まされて良い感じ。収録作の中ではトラブル・メーカーがお気に入り。

    0
    2021年12月11日

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