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Posted by ブクログ
日光東照宮、陽明門前辺りにある猿の絵は「見ざる言わざる聞かざる」が有名だ。
実際には人生の一生を象徴したような猿の絵が他にも描かれている。
指が哭いている・・・高杉の自宅に送りつけられた小さな箱に詰められた指。
犯人の強烈なメッセージなのか、それとも「指」にこだわり続ける何かを訴えようとしているのか。
暗い情念がただよってくる事件は、ひとりまたひとりと犠牲者は増え続け、高杉たちは必死に捜査を進めていく。
「警視庁捜査一課南平班」とはまた違った雰囲気を持つシリーズだ。
同じ警察ミステリーでありながら、個性的な登場人物をふたつのシリーズでしっかりと書き分けている。
変わらないのは主人公である刑事のプロ意識が高い・・・といった点だろうか。
時代小説作家として多くの作品を世に送り出している著者だが、鳥羽亮の時代小説は一冊も読んだことがない。
あまり時代小説は得意ではないけれど、鳥羽亮の作品ならば読んでみたい・・・とも思う。
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