ノンフィクション・ドキュメンタリー作品一覧

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  • スポーツ独白録
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    盟友・川淵三郎氏も推薦! スポーツ界最大の功労者 息を呑む「交渉」の舞台裏 著者の森喜朗は首相経験者からスポーツ界のトップに上り詰めた ラグビーワールドカップ2019、2020東京オリンピックパラリンピック 組織委員会の中枢メンバーとして巨大スポーツイベントの準備に追われる日々 次々と降りかかってくる難題とトラブル処理に奔走する最中、肺ガンに襲われる 命を削っての激務。何かミスがあれば、責任問題で追及したいメディアとの攻防 オリンピックという華やかな舞台裏では、様々な思惑が飛び交い 些細な判断ミスが文字通り命取りとなりかねない ラグビーワールドカップ開催国を決める宗主国との対立 予算なきワールドカップ開催のウルトラC 国立競技場建て替え案の白紙撤回 オリパラ開催会場を巡る駆け引き 病魔から奇跡の復活 オリンピック予算を巡る国と都との軋轢 膨らんだオリンピック予算の全面見直し 新型コロナウイルスの世界的な流行への対策 五輪パラ1年延期の密議 女性蔑視発言の真相 五輪汚職を巡る私見 スポーツジャーナリストの第一人者・二宮清純が10時間以上に及ぶインタビューで、 すべてを語り尽くした渾身の書。
  • 夢に恋する! ブラームスに魅せられて! 上巻
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 50歳にして指揮者を志した著者の80歳に至る道程とは。外国での活躍、外国の音楽家との交流など、夢を実現させてきた著者の人生を描いた自叙伝。 宮城敬雄 1944年大阪生まれ。一橋大学商学部卒業。50歳より指揮を白川和治、クルト・レーデルほかに学ぶ。ウィーンアカデミー指揮セミナーに参加。ホルストシュタイン、イヴァン・フィッシャー、オンドレイ・レナウト等に指導を受ける。2000年スロヴァキア・フィルを指揮しヨーロッパデビュー。以降毎年、チェコ・ナショナル響、スロヴァキア・フィル、サンクトペテルブルグ響、ハンガリー放送響、ソフィア・フィルなどを度々指揮。国内では、2001年サントリーホールにて新星日響(現・東フィル)と初協演、ミュンヘン響、ザグレブ・フィルとの日本ツアーを成功させた。スロヴァキア・フィルとは8回のコンサートを行う。2007年にはスーパーワールドオーケストラを指揮し、同年7月にはサンクトペテルブルグ響とロシア“白夜祭”に出演し聴衆を沸かせた。2008年ブダペストコンサートオーケストラ5月定期を指揮、プラハスメタナホールでチェコ・ナショナル響と“PROM IN PRAHA”に出演。国内でも北西ドイツフィル、レニングラード国立歌劇場管弦楽団と共演、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」は、オーケストラ、聴衆の共感を呼び最高の“悲愴”と称された。この名演がきっかけで2009年サンクトペテルブルグ “Musical Collection”音楽祭へ招かれ、ロシアの聴衆にも感銘を与えた。2009年ニュルンベルグ響とドイツ公演に続き、大阪・東京でのコンサートツアーを行い、2010年“ソフィア音楽祭”に招かれソフィアフィルを指揮、同年自ら創立した国立シンフォニカーのデビューを飾り、2011年東北大学萩ホールにて東日本大震災復興支援チャリティコンサートを開催。2012年春には英国エリザベス女王のオーケストラ“ロイヤルフィルハーモニック”とロンドンデビュー、6月にプラハドボルザークホールでプラハ交響楽団を指揮。2013年秋には、スロバキアのスロバキアシンフォニエッタに招かれベートーヴェンプログラムを指揮した。ブラームスゆかりの地、オーストリアのペルチャッハで開催の第20回ブラームス国際コンクールの審査員に任命され、以降8年連続して審査員を務める。2017年サントリーホールで指揮者デビュー20年を記念し、“ブラームスの夕べ”を成功させた。8月にはチェコ チェスキークルムロフ夏の音楽祭にドイツのチュービンゲンフィルと続いてブダペスト交響楽団とザルツブルグモーツアルテウムでのコンサートを成功させた。2020年以降コロナで2年間総てのコンサートが中止となる中、2022年5月紀尾井ホールにてウクライナ支援コンサートを東京シティ・フィルと行い、文化庁の支援AFF2により、大阪でのウクライナ支援クリスマスコンサートを開催する。精神性の高い人生観と美学から生まれるダイナミックな指揮は聴く者に感動を与え、世界的にも高い評価を得ている。
  • オオクワガタに人生を懸けた男たち
    4.5
    オオクワガタは男なら一度は手にしてみたい憧れの虫であり、自然界で見つけるのは極めて難しい。本書は、オオクワガタ採集家集団「インフィニティ・ブラック」のメンバーたちと行動をともにし、その活動を追った著者によるノンフィクション。幻とまで呼ばれるような存在に、いかにストイックに向き合っているかを克明に書き記す。解剖学者・養老孟司氏とチームリーダによる対談も収録。
  • 狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部
    4.0
    公安捜査官「実名」ノンフィクション。  50年にわたって逃亡を続けた桐島聡が死の間際に名乗り出たことで改めて注目されることになった「東アジア反日武装戦線」。  1974年、東京・丸の内、三菱重工ビル。昼休みを終えようとするオフィス街に轟音と爆風が駆け抜けた。瞬く間に立ち込めた白煙、正視に耐えない遺体、身動きできない重傷者の上に容赦なく砕けたガラスの破片が降り注いだ。  現場に駆けつけた捜査官は、爆発の衝撃でコンクリートに生じたすり鉢状の孔に向かって心の中で語りかけた。  おまえら、やるのかよ。こんなことやっても世の中はなんにも変わりゃしないんだよ。なんでこんな罪もない人たちを殺すんだ。俺たちが「受けて立たなきゃいけない」じゃないか――。  犯行声明を出したのは「東アジア反日武装戦線“狼”」。11件に及ぶ連続企業爆破事件の嚆矢だった。  史上最大のテロ「三菱重工業爆破事件」を引き起こした謎の犯人グループは、天皇暗殺まで企てていた。「狂気の犯罪」に警視庁公安部はどう立ち向かったのか。  捜査の指揮を執った土田國保警視総監の日記を初公開。日本で初めての公安捜査官「実名」ノンフィクション。 解説:佐々木類 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『狼の牙を折れ~史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部~』 の文庫版となります。
  • ファームシャングリラ 農業で叶える人と自然が共生する未来
    -
    人間と自然が共生する未来へ―― 農業こそ人間本来の生き方 すべての生物と共生する自然農法へのこだわり 農業を通して幸せな社会をつくる 「ファームシャングリラ構想」とは 競争社会では、必ず勝者と敗者が生まれます。他者と争い、比べ合い、奪い合うことに没頭するうち、人々はやがて自分らしさを見失い、生きづらさを感じて追い詰められてしまいます。 著者はかつて、利益を出すことが商売のすべてだと考えて起業した経営者の一人でした。しかし、利益の追求だけに必死になっている自分を振り返り、シェアや利益を他社と競い奪い合っていても誰も幸せにはなれないと気付いて、利益重視の考えを改め、幸せを追求する事業の構想をもつようになりました。 「ファームシャングリラ」は、農業を通して自然の一部としての人間の生き方に立ち返ろうという、著者の抱く理想の実現に向けた活動です。この理想のもと、著者は自身が経営する会社の新規事業として、淡路島に農地を構え、知識も経験もゼロの状態から自然農法の実践に取り組み始めました。 著者の立ち上げた農園では、従来の「貸し農園」などとは違い、個人が区分所有するのではなく参加者全員が共同で同じエリアの栽培に従事しています。自分のために活動することが周囲の人のためにもなり、ほかのメンバーが活動することによって自分も恩恵を受けることができます。 理想に共感してくれる仲間たちとともに農業に取り組むうちに、世の中やお金に対する著者の見方は変わっていきました。みんなで手掛けた作物が育つ喜びは格別のもので、利益や競争を第一に考え他者から奪い勝ち取ったものとはまったく別の達成感と幸福感を与えてくれる――著者はこのファームシャングリラを通して、人間らしさや生きることの意味について考えを深めることができたといいます。 本書では、利益を追求する生き方や社会に対して著者が抱いた課題と、その解決策として著者が実践しているファームシャングリラの活動について詳しくまとめています。人間らしい生き方とは何か、立ち止まって考えてみるきっかけとなる一冊です。

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  • 高校野球と人権
    4.0
    甲子園から「丸刈り」が消える日―― なぜ髪型を統一するのか なぜ体罰はなくならないのか なぜ自分の意見を言えないのか そのキーワードは「人権」だった 人権の世紀と言われる今、どこまでが許され、どこまでが許されないのか 高校野球で多くのヒット作を持つ中村計氏が、元球児の弁護士に聞いた 日本人に愛される「高校野球」から日本人が苦手な「人権」を考える 知的エンターテインメント 【目次】 はじめに ~人権の手触り~ 第一章 丸刈りと人権 第二章 逃走と人権 第三章 表現と人権 第四章 体罰と人権
  • 雪解けの尾根 JAL123便の墜落事故
    -
    遺族の立場に甘えない、やさしくも厳しい目で綴った渾身の手記  どんなに騒がれた大事故でも、時がたつとともに世間から忘れられていきます。しかし、この事故の裏側には、決して忘れてほしくない事実や、人のやさしさがありました。私は、日航機事故のその後を、多くの人に伝えたいと思いました。(本文より)  雪解けの尾根を登る日航社員、上野村の村民、マスコミの人たちとの交流を重ねるうちに生まれた人間ドラマを、筆者のやさしくも厳しい目とココロが追う。「日本航空123便墜落事故」の遺族が自らペンを取った感動のノンフィクション作品。 第一章 遺族として過ぎた十一年 第二章 日航の社員たち 第三章 墜落現場の上野村と村人たち 第四章 忘れられないマスコミの人たち 第五章 尾根に散らばる遺品 第六章 遺書が取り持った友情 第七章 御巣鷹の尾根管理人 ●池田知加恵(いけだ・ちかえ) 東京都生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒。
  • 警視庁ウラ金担当 会計責任者18年間の「仕事」
    -
    組織の通常業務として犯罪行為を行っているのは、警察と暴力団ぐらいである!  書名『警視庁ウラ金担当』とは私のことである。全国の警察組織のいずれにおいてもなぜか類似した手法で行われているウラ金づくりのカラクリの一端を、警視庁事務職員として18年間会計畑を歩んできた私自身の実体験として記していく。(中略)警察が他の官庁と異なるのは、司直のメスが入らないということである。警察のウラ金づくりについても、前述のとおり内部告発やマスコミ報道が時折なされ、国会で取り上げられたこともあるが、それ以上に発展することがないのは、それらの情報を端緒として内偵から摘発に及ぶ機関が警察自身だからである。(本文より)  公務員はよく「税金泥棒」と皮肉を言われるが、警察は組織を挙げて、文字どおり税金を泥棒している。「捜査費による裏金づくりは警察の全職員が共犯になっている」とまで言われる不正経理の実態とは。さらには内部告発の潰し方、隠蔽工作まで。その驚きの手口を暴露するノンフィクション作品。 序章 暴かれた巨悪 第一章 秘密を墓場に持って行けるか! 第二章 警視庁警備部ウラ金確保プロジェクト 第三章 ウラ金は守られた 第四章 捜査に使われない捜査費 第五章 そして幹部は太る 第六章 「超伏魔殿」警察の土壌 終章 誰が警察を取り締まればいいのか! ●大内顕(おおうち・あきら) 1958年、東京都に生まれる。1982年、中央大学法学部卒業。警視庁職員となり、葛飾区本田警察署の警務課会計厚生係員として2年間勤務。1989年、北沢警察署の会計厚生係長、東大和警察署の同係長を経て、1997年、警備部警備第一課庶務係主任に。2000年、18年間勤めた警視庁を退職し、フリージャーナリストに転身。雑誌の取材、TVコメンテーターや講演活動などで幅広く活躍中。
  • 語られざる昭和史
    4.0
    太平洋戦争によって被害を受けた人々による証言など、これまで語られなかった記憶を集め、戦後日本の知られざる昭和の姿を描き出す。
  • 自民党の大罪
    3.3
    自民党の変容と日本の凋落 東西冷戦の終結が迫り、「政治改革元年」という掛け声に 人々が浮かれたのが平成元(1989)年。 しかし、皮肉にもその年が自民党、 日本の明暗を分ける分岐点になった。 以降の35年で日本は国力を失い、 腐敗と不正が蔓延る人治国家へと成り下がることになる。 本書では、自民党の政治家を個別に検証することで、 変容した党の本質を炙り出そうとするものである。 著者は、「小沢一郎がまいた種を小泉純一郎が悪用し、 安倍政権という悪夢に結実した」と指摘する。 支持率が20%にも満たない政権、 政党が権力を牛耳ることができる理由は何か?  思考停止した大衆が“悪党”を支え続ける社会の 歪な構造が明らかになる。
  • がんばらないミニマリズム モノ・時間・暮らしのゆとりをつくる
    3.8
    ┏ ───────────────── ┓ 掃除、洗濯、自炊、整理整頓……  いつも何かに追われているあなたへ ズボラなミニマリストが紹介する 「モノ・家事・ストレスの手放し方」 ┗ ───────────────── ┛ 学校、仕事、家事などでくたくたな毎日。 帰ってきても料理をする気力もなく、洗濯物が山積みになっている……。 休日もお昼過ぎまで寝てしまって、散らかった部屋を横目にダラダラ……。 好きこのんでこんな生活をしているわけじゃないし、 何とかしたいとは思うけれど、うまくできない。片付かない。 そんなあなたを「がんばらないミニマリズム」がお助け! SNS総フォロワー約16万人の大人気ミニマリストが、 自身の経験をもとにした具体的な方法を伝授します。 <この本を読むと、こうなります> ○「片付けなきゃ」「掃除しなきゃ」という慢性的なストレスから解放されます ○「浅く、広い片付け方」ではなく、「とりあえず1箇所から」気軽に 整理できるようになります ○無理なく、モノと家事を手放せるようになります ○頑固な汚れを防ぐ「掃除しないための掃除」習慣が身に付きます ○定期的な「モノの手放しパトロール」ができるようになります 「いいのいいの、これでいいの」のマインドを大切に、 完璧を目指さず、「あなた自身の快適」を目指しましょう。 ズボラでめんどくさがりなミニマリスト、 mai minimalismさんの初めての書籍が、あなたの一歩を後押しします!
  • ガングロ族の最期 ギャル文化の研究
    3.7
    ビーチイズムからギャルは生まれた。 かつて渋谷には、ヤマンバ、マンバなどと呼ばれた極端に肌を黒く焼いた「ガングロ・ギャル」がいた。彼女たちはどのようにして生まれ、そして消えていったのか。 戦後日本のメディア環境と日焼けスタイルの歴史から、ギャル文化の源流をスリリングに読み解く! 2020年代現在、メディアを席巻するギャル文化の源流は、90年代からゼロ年代にかけて渋谷に特異点のようにして現れた「ガングロ・ギャル」にある。 彼女たちはなぜ、突如現れたのか? 90年代、デジタル・テクノロジーが大きく発展し、コミュニケーションの場がリアル空間からバーチャル空間へと移行する中、渋谷を砦にリアル・コミュニケーションの美意識を最後まで守ろうとしたのが彼女たちだった。その後、世界はバーチャル・コミュニケーション中心の新しい時代を迎え、ガングロ・ギャルは消えた。彼女らが残した記録と証言、新しいコミュニケーション・テクノロジーを詳細に取材し、「ビーチイズム」からギャル文化の成立を大胆に読み解く。 【目次】 ●序章 インターネットのせい インターネット前夜 一九九〇年代後期の渋谷 「ガングロ・ルック」の歴史 ●第一章 ガングロ・ルックの源流 ・第一節 フランス・ガングロ・ルック 一九七〇年代のガングロ・ルック ビーチ・バカンス 西洋のビーチの歴史 西洋の日焼けの歴史 日本のビーチ 洋装とガングロ・ルック ガングロ・ルックの幾何学 白っぽいリップの出現 ビーチ・コミュニケーション ・第二節 カリフォルニア・ガングロ・ルック アメリカ人になりたい ビーチパーティ映画 ティーン・ピクス アメリカのサーフィンブーム ロスアンゼルスのビーチ スターになれるかもしれない 外見の大量生産システム ・第三節 東京・ガングロ・ルック 東京のディスコ ゴーゴーダンス ビーチとしてのゴーゴー 青春ア・ゴーゴー 東京ヤンキー 港区の若者文化 渋谷の兆し ユニオンの紙袋 ●第二章 渋谷・ガングロ・ルックの変遷 ・第一節 一九七〇年代後期の渋谷・ガングロ・ルック―サーファー・陸サーファー 日本のサーフィンブーム 日本のサーフィンの歴史 『ポパイ』とサーフィン 髭とマッシュルームカット サーファーカット サーファー・ディスコ 日焼けサロン革命 「見立て」のビーチ アメリカン・グラフィティ アメリカ学園映画 読者モデル誕生 アメリカと渋谷 ・第二節 一九八〇年代中期の渋谷・ガングロ・ルック―ロコガール ビーチに通う高校生 ギャルはお化粧しない ロコガール・ルック 都外からの侵略 ヒップホップ・ルック ・第三節 一九九〇年代初期の渋谷・ガングロ・ルック―ポスト・ロコガール 渋谷の大きな高校生集団 ミージェーンとアルバローザ ロコガール・コミュニケーション 渋カジの高校生 カルチャーの渋谷 ・第四節 一九九〇年代中期の渋谷・ガングロ・ルック―コギャル 「コギャル」の出現 海の波より渋谷の波 ボディコンの終焉 元祖カリスマ店員 ・第五節 一九九〇年代後期の渋谷・ガングロ・ルック―ガングロ スターに会える街渋谷 ストリート雑誌 渋谷・ガングロ・ルック SHIBUYA109リニューアル エゴイストの化粧 欧米人憧れの終着点 ビーチイズムの肌 ・第六節 二〇〇〇年代の渋谷・ガングロ・ルック―ゴングロ・ヤマンバ・マンバ ガングロからゴングロへ ブリテリとゴングロ ガングロ道 外見に託す「願い」 オープンソースな外見 渋谷の祭り どこでもカメラ ネット・サーフィン ガングロのアイコン化 ●終章 ハロウィンの渋谷 ハロウィンの集会 渋谷クロッシング インターネットが盗んだもの 脚注 関連年表 関連地図 【関連ワード】 ギャル ガングロ ゴングロ egg 渋谷 109 都市論 アラン・コルバン 浜辺の誕生 アメリカ 東急 盛り アート
  • がん患者学Ⅰ 長期生存患者たちに学ぶ
    4.0
    肺が胸水に漬かったための背中の鈍痛、深い咳き込み、さらに腹水による膨満感で衰弱の果てに運び込まれた大学病院への緊急入院。赤ん坊の頭大の卵管がん原発巣と、左右の子宮、卵巣、腹膜への播種状の転移が発見され、47歳でがん患者となった著者。検査、手術、抗がん剤治療……。延べ8ヵ月の長い入院暮らしで無数の患者たちの語りを聞き続け、死を敗北として扱う医療現場で彼らが深く傷ついていることを知る。「がん患者としていかにして生きていけばいいのか?」その答えを求め、医療の予測に反して長期生存をとげた18人のがん患者たちを訪ね、克明な体験談を聞いた記録。
  • 百万回の永訣 がん再発日記
    4.0
    さわやかな秋晴れの朝、がんが再発。左右両葉の肝臓に、最大5センチ15個の肝転移巣の影が見つかったのだ。5年生存をはたした祝いを受けた、1年半後。誰もが完全治癒を楽観していた6年半前の卵管がんだった。この日から、「試されている。いかに生き、いかに抗い、いかに達観し、いかに諦め、いかに死んでゆくのか、を」と記した著者の彷徨が始まる。絶望と孤独の中から、信じる医師とめぐり合うまで――がん医療のあり方を問い続けた650日の記録。
  • 甲子園優勝監督の失敗学
    4.0
    仙台育英・須江航監督も、慶應義塾・森林貴彦監督も、 甲子園を制した誰しもが、忘れられない失敗を経験していた。 そこから何を学び、克服して、日本一まで上り詰めたのか。 初めて明かされる名将の失敗学。 負けたときにしか変わるチャンスはない―― 【目次】 仙台育英  須江 航 監督 慶應義塾  森林貴彦 監督 創志学園  門馬敬治 監督 花咲徳栄  岩井 隆 監督 ENEOS    大久保秀昭 監督(特別インタビュー) 前橋育英  荒井直樹 監督 東洋大姫路 岡田龍生 監督 日大三   小倉全由 前監督
  • 世界争乱 2024 揺れる世界をフランスから見る
    -
    目 次 はじめに 序 章     第一章 ウクライナの戦争  第二章 プーチンの怨念 第三章 アフリカ争奪戦   第四章 イスラエル・ハマス戦争 第五章 古い世界、新しい世界   終 章
  • 三浦春馬 死を超えて生きる人
    -
    月刊『創』で2020年11月号から特集し、大反響を巻き起こしている「三浦春馬さん『死』の波紋」のこれまでの記事を収録したうえに、新たな記事を大幅掲載。いまや社会問題となりつつある三浦春馬さんの死をきっかけにした女性たちの衝撃と自殺の増加、それに対して声をあげるようになった女性たちのメッセージを集大成した。この本自体がグリーフケア、死の衝撃からの回復をめざす人たちへのサポートだとして大きな話題になっている。
  • 脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還
    4.3
    13歳の少年は密航者としてシベリアに送られた。 彼が故国の地を踏むまでに40年以上が過ぎていた。 敗戦後、ソ連に占領された南樺太。日本に帰ろうとする人、逆に家族との再会を目指し樺太に行く人は密航者とされた他、不当逮捕された人も多い。彼らは如何に生き延びたか? 8年強の取材で明かされる“この国”の秘史。 鉄道員、炭鉱夫、大工、運転手……。敗戦後の南樺太で彼らは突然逮捕された。彼らや密航者は囚人としてラーゲリに連行され、苛酷な労働の刑期が明けてもソ連各地に強制移住させられる。 更に組織も名簿も持たないため引揚げ事業の対象外となり、生き延びるためにソ連国籍を取得すると、日本政府は数百人にのぼるシベリア民間人抑留者を「自己意思残留者」として切り捨てた。 ソ連崩壊後、彼らは“発見”される――。 国がなくとも何者でなくとも生き抜いた男たちとその家族の、格闘と尊厳の軌跡。 【目次】 はじめに 荒野に四七年、名前の漢字だけは覚え続けたーー小関吉雄 序章 もうひとつの抑留史――南樺太から囚人としてシベリアに抑留された民間人 第一章 “幽霊”からの帰還――植木武廣 第二章 “再会”という苦悩、女たちの抑留――木村鉄五郎 第三章 母親は一三年間「戦時死亡宣告」を拒み続けた──佐藤弘 第四章 六六年を経て日露の家族がひとつになった日――結城三好 第五章 一三歳の密航者、カザフスタンで「サムライ」となる──三浦正雄 第六章 たった独りの日本人収容者──伊藤實 第七章 決死の脱走、KGBの監視下に置かれ続けた男――熊谷長谷雄 第八章 受け入れなかった故国、死去二四年後の死亡届――圓子賢次 終章 シベリア民間人抑留者群像 おわりに  シベリア民間人抑留者未帰還者一覧 主要史料・論文・参考文献・映像一覧
  • ムクウェゲ医師、平和への闘い 「女性にとって世界最悪の場所」と私たち
    4.0
    それは,遠いアフリカで起きている悲劇ではない――コンゴ民主共和国で武器としての性暴力と闘い,傷つけられた女性たちを救い続けてノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師.その背後にある歴史と紛争鉱物問題は,日本で私たちが使うパソコンやスマートフォンにもつながっている.知って,考え,行動するための一冊.

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  • 沖縄の歩み
    4.8
    米軍占領下の沖縄で,圧政への抵抗運動に理論・実践の両面で献身した著者が,沖縄の日本復帰直後の時期に,若い世代に向けて「これだけは語り伝えておきたい」と著した沖縄の歴史.平易な表現を用いながら,構造的な把握の確かさと人間味あふれる叙述が魅力の沖縄通史として,「島ぐるみ闘争」の歴史の探究が進む中で再び注目の集まる幻の名著が蘇る.

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  • 校歌斉唱!―日本人が育んだ学校文化の謎―(新潮選書)
    4.5
    校歌こそは、時代を映す音楽の機微を最も体現しているジャンルである――このような視座から、全国の校歌やその歌われ方を分析。旧制中学校・高等女学校でそれぞれの進化を遂げた後、戦後の男女共学化でどう変容し、いかに学校文化として歌い継がれてきたのか。校史や学校新聞などの資料を読み込んだ、瞠目の音楽社会史。
  • メトロポリタン美術館と警備員の私
    3.5
    全米+韓国で24万部突破! 知られざるメトロポリタン美術館の深奥に眠る秘密とは。ある男と美術館を巡る、静謐で感動的な物語。 ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信、激賞! ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、 サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍にセレクト! 秋田麻早子氏[『絵を見る技術』著者]、推薦! 「大好きな芸術作品と素直に向き合い、ただただ驚き、 惹きつけられることの喜びを思い出させてくれました。」 最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。 彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難する ことにした。その場所は――ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。 本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを 静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の最 も深奥に眠る秘密について明らかにする。 はじめに 1:正面階段 2:窓 3:ピエタ 4:数百万年 5:異国の地 6:生身の人間 7:クロイスターズ美術館 8:番人 9:クーロス 10:ベテラン 11:未完 12:日々の仕事 13:持ち帰れるだけ 謝辞 参考文献 本文内に登場した芸術作品リスト
  • 修羅の花
    完結
    -
    昭和裏社会の知られざるリアル 日本最大の広域暴力団の頂点に立った親分から、伝説の経済ヤクザまで 実家は大阪の繁華街で宝石商を営んでいた。 13歳でストリートチルドレンになった。 最終学歴は小学校卒業。 北新地や銀座でホステスになった。 3度の癌と4度の離婚も経験した――。 死ぬこと以外のすべてと闘いながら、 それでも生きることをやめなかった著者が見てきた世界は、 現代社会よりもっと男が男でいた時代。 映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の詳細から、 山口組トップ、伝説の経済ヤクザの息子、伝説のホストらの逸話まで、 戦後の日本を底から押し上げた激動の昭和を生きた男たちの知られざる姿がここに! 文庫版オリジナル原稿として、組織から足を洗ったヤクザの、 その後の生き様を書いた終章「空の味」を収録。 ■目次 ・はじめに ・第1章 神戸の社長とその仲間 ・第2章 立ちんぼうのボス ・第3章 マルサの事件 ・第4章 ボスの長男 ・第5章 歌舞伎町の鬼 ・終章 空の味 ・おわりに ■著者 生島マリカ 1971年2月に印中露韓のルーツを持つ裕福な両親のもと神戸で生まれ、 多忙な両親に代わり住み込みの乳母に育てられた在日2世。 13歳のとき、実母が他界した直後に父の再婚により 継母から生家を追われるかたちでストリートチルドレンとなった。 公園や工事現場で寝泊まりしつつ残飯で生き延びる。 街で拾われた大人に巻き込まれ、映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の当事者であり 伊丹十三が自ら取材して作品を制作した。 街で漂流しながらホステス、秘書、モデルの職に就く。 モデル時代は荒木経惟に発見され自伝を書くよう強く勧められる。 40歳から文章を書き始め50歳より歌い始めた。 3度の癌と4度の離婚を経験する真言宗僧侶の顔もあり、一児の母でもある。
  • 不死身の花
    完結
    4.0
    13歳でホームレス。最終学歴は小学校卒業。 そして北新地、銀座のホステス、アラーキー写真集のモデル、 結婚、離婚、癌、出産、レイプ――。 死ぬこと以外のすべてと闘いながら、 「それでも生きることから逃げなかった」著者が綴る、 愛と自分自身を探し続けた半生の物語であり、 居場所を求め夜の街を生き抜いた衝撃の記録 夜の街を生き抜いた元ストリートチルドレンの私 ■目次 ・序章 俺は自分で舟を漕いでここにやって来た ・第一章 十三歳。さあ、いまから浮浪児だ ・第ニ章 鑑別所に行ってこい ・第三章 銀座はどちらですか? ・第四章 原色の街 ・第五章 運命ってなに? ・第六章 パパの子供で幸せやった ・第七章 先制、あたし死ぬんですか ・第八章 本当に非常識な母です。すみません ・第九章 これを最後の戦いにしよう ・終章 あたしは、母に似ていますか ・あとがき ■著者 生島マリカ 1971年2月に印中露韓のルーツを持つ裕福な両親のもと神戸で生まれ、 多忙な両親に代わり住み込みの乳母に育てられた在日2世。 13歳のとき、実母が他界した直後に父の再婚により継母から 生家を追われるかたちでストリートチルドレンとなった。 公園や工事現場で寝泊まりしつつ残飯で生き延びる。 街で拾われた大人に巻き込まれ、 映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の当事者であり伊丹十三が自ら取材して作品を制作した。 街で漂流しながらホステス、秘書、モデルの職に就く。 モデル時代は荒木経惟に発見され自伝を書くよう強く勧められる。 40歳から文章を書き始め50歳より歌い始めた。 3度の癌と4度の離婚を経験する真言宗僧侶の顔もあり、 一児の母でもある。
  • 朝日新聞が財務省の犬になった日
    4.0
    1989年の消費税導入前から、朝日新聞は消費税(前身の売上税)には一貫して反対を表明し続けてきた。しかしある日を境に、消費税に賛同するメディアへと豹変。まるで一瞬で手のひらを返すような、驚くべき翻意だった。その裏にはいったい何があったのか? 世界各国の付加価値税と比較しながら消費税の本質に迫り、メディアが魂を売り、官僚の軍門に下った背景を、元国税調査官が詳らかに暴く。(発行:夕日書房 発売:光文社)
  • 小山田圭吾 炎上の「嘘」 東京五輪騒動の知られざる真相
    4.0
    小山田は謹慎すべきだったのか 2021年の東京五輪。コロナ禍による一年延期をはじめ、様々な問題が発生する。 直前に発覚したスキャンダルで、開会式スタッフは辞任。 急遽開会式の音楽担当となったのは、ミュージシャン小山田圭吾だった。しかし、小山田もまた、学生時代に障がい者を「いじめ」たことを語ったかつての雑誌記事が、炎上。音楽担当を降板した彼は、テレビ番組のレギュラー、ライブ活動などを失い、1年近く実質謹慎する。 だが、炎上の渦中、「週刊文春」の取材に答えた小山田は、報じられた「うんこを食わせてバッグドロップ…」といったいじめの事実を否定する。 当時の現場では何が起きていたのか――? なぜ、「ロッキング・オン・ジャパン」「クイック・ジャパン」両誌に、このような記事が出たのか。そして、小山田がここまで追い詰められねばならなかった理由とは。 小山田本人への20時間を超える取材――、開会式関係者、小山田の同級生、掲載誌の編集長と取材を進めるうちに、この「炎上」の「嘘」が見えてくる――。
  • 私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか
    5.0
    「私の祖父は、太平洋上の空母の乗組員だった時、実際に日本軍の特攻を受けました。しかし、彼らのことを敵ながらあっぱれと尊敬し、一度も悪く言ったことはありません」「英霊は、戦犯ではなく英雄です!」 YouTube再生回数151万回以上。2019年8月15日に靖国神社で撮影された著者の演説動画は今なお感動を呼び、視聴回数を増やしている。 靖国神社への讒言や誹謗など、今なお続く「反日キャンペーン」を、アメリカ人歴史家である著者が客観的視点から完膚なきまでに批判し、大東亜共栄圏構想の意義を改めて再評価する本書は、“グローバリズム全体主義のもたらす反人間性と疎外の本質について、歴史と西洋近代思想史を俯瞰する知と魂の旅″でもある。 メディアと教育制度の完全支配により、効率よく「反日日本人」を育ててきたアメリカ。 洗脳は、「軍の解体」「検閲」「自衛権すら認めない憲法の強制」「日の丸・君が代反対」「偽の平和教育」「パン食を軸とした学校給食」など、着々と、かつ多面的に進められたが、「靖国神社へのネガティブ・キャンペーン」こそがその根幹にあった。 A級戦犯合祀を強調することにより、全世界で許されている権利であり、義務でもある「国民と国家を守るために戦い、奉仕し、命を捧げた人への感謝や祈り」までが否定され、日本社会における共同体は破壊されようとした。 なぜ、アメリカはかほどに靖国神社の存在を憎み、そして怖れるのか? 著者は、日本に住み、日米をともに愛するアメリカ人歴史学者だが、これまで「南京事件」「慰安婦問題」「徴用工問題」などについての研究により、意図的に真実を歪めて伝えられてきた事実を知り、そうした情報統制・洗脳の根幹が、西洋近代を形成してきた「啓蒙主義思想やピューリタン思想」によるものと見做す。そして、啓蒙主義が決定的に宿す「非人間性」という弱点を最も強烈に攻撃するものこそが、靖国神社が担保してきた魂の永遠性なのだと指摘する。 著者はこう訴える。「英霊たちが戦った争いは終わっていない。地球を覆うグローバリズムというかつてと同じ敵に対して、英霊たちと魂を一つにして戦いたい」と。
  • 【分冊版】新プロジェクトX 挑戦者たち(4) 明石海峡大橋
    -
    「失われた30年」とも形容されるバブル崩壊の日本。そんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に讃えられなくても、光が当たらなくても、ひたむきな仕事がある。情熱と勇気をまっすぐに届ける人気番組が待望の書籍化! 「白昼夢」とも言われた世紀の難工事は、なぜ達成できたのか? ※『新プロジェクトX 挑戦者たち 1 東京スカイツリー カメラ付き携帯 三陸鉄道復旧 明石海峡大橋』の分冊版です。 ※「明石海峡大橋」のみ収載。
  • 【分冊版】新プロジェクトX 挑戦者たち(3) 三陸鉄道復旧
    -
    「失われた30年」とも形容されるバブル崩壊の日本。そんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に讃えられなくても、光が当たらなくても、ひたむきな仕事がある。情熱と勇気をまっすぐに届ける人気番組が待望の書籍化! 「廃線やむなし」と言われたローカル線を全線復旧に導いた社長の決断とは。 ※『新プロジェクトX 挑戦者たち 1 東京スカイツリー カメラ付き携帯 三陸鉄道復旧 明石海峡大橋』の分冊版です。 ※「三陸鉄道復旧」のみ収載。
  • 【分冊版】新プロジェクトX 挑戦者たち(2) カメラ付き携帯
    -
    「失われた30年」とも形容されるバブル崩壊の日本。そんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に讃えられなくても、光が当たらなくても、ひたむきな仕事がある。情熱と勇気をまっすぐに届ける人気番組が待望の書籍化! 「弱小連合」と揶揄されたJ-PHONEとシャープが成し遂げた、執念の逆転劇。 ※『新プロジェクトX 挑戦者たち 1 東京スカイツリー カメラ付き携帯 三陸鉄道復旧 明石海峡大橋』の分冊版です。 ※「カメラ付き携帯」のみ収載。
  • 【分冊版】新プロジェクトX 挑戦者たち(1) 東京スカイツリー
    -
    「失われた30年」とも形容されるバブル崩壊の日本。そんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に讃えられなくても、光が当たらなくても、ひたむきな仕事がある。情熱と勇気をまっすぐに届ける人気番組が待望の書籍化! 世界一の電波塔建設プロジェクトに挑んだ技術者たちの知られざるドラマ。 ※『新プロジェクトX 挑戦者たち 1 東京スカイツリー カメラ付き携帯 三陸鉄道復旧 明石海峡大橋』の分冊版です。 ※「東京スカイツリー」のみ収載。
  • 新プロジェクトX 挑戦者たち 1 東京スカイツリー カメラ付き携帯 三陸鉄道復旧 明石海峡大橋
    4.5
    18年ぶりに復活の群像ドキュメンタリー、待望の書籍化第1弾! 「失われた30年」とも形容されるバブル崩壊の日本。そんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に讃えられなくても、光が当たらなくても、ひたむきな仕事がある。情熱と勇気をまっすぐに届ける人気番組が待望の書籍化! 第1弾は4つのテーマに加え、俳優・田口トモロヲ氏の特別エッセイを収載。
  • 男の落とし前 奇跡の大復活の真実
    -
    みんな愛してルー! 戻ってきたよ!――ルー語録満載! ルー語を使ってグッド・コミュニケーションをマスター! 「君のハートをキャッチできたことはデスティニーだ」 「おたくのカンパニーと弊社がトゥギャザーしたら、株価はクリビツ仰天の急上昇カーブをライトしますよ」 「バイマイセルフで支払いします」
  • 異端であれ!
    4.0
    「首都高速4号新宿線に車を走らせると、わたしが西八王子で経営する歯科医院『きぬた歯科』の看板広告が、否応なしに目に入ってくる。どれも巨大でインパクト十分な看板を、かなり目立つ位置に立てているので、見たことがある読者の方もおられるかもしれない。わたし自身、ときどき車で通ることがあるが、夜に走ると、遠くから突如として、まばゆい照明に照らされた派手な造形物が、東京上空に浮かび上がる。それは、わたしの巨大な『顔』だ。(略) 本書で述べるが、わたしの場合、徹頭徹尾、企業戦略として都内250箇所以上に看板広告を設置しているので、たかだか数個程度しか看板広告を立てていない者たちとは、考え方がまったく異なると思っている。看板広告を1、2個立てたところで、大した宣伝効果などない。(略) かつてのわたしなら、いま高速道路沿いにそびえる自分の看板を見て、こう叫ぶだろう。『どうだ、俺は成功したぞ!』と。 だが、いまのわたしは、とてもそんなことを叫ぶ気持ちにはなれない。 毎日、気持ちが晴れないのである。仕事につきものの不安や恐れも、消えることがない。後悔の念と罪悪感に苛さいなまれる日々は、いつまでも終わることなく続いていくかのようだ。わたしは大した家庭環境でも一流大学卒でもなく、強烈な挫折感だけを引きずりながら、これまで働き詰めに働いて生きてきた。そして、今日も憂鬱な気持ちが晴れないまま、ひたすら働いて生きている。 そんなわたしが、人様に語れるような話があるとは思わないが、せめてみなさんの好奇心に応えるためにも、『あのうさん臭い看板の男は何者なのか?』について書いていく」 (本書「はじめに 『わたし』は何者か?」より引用)
  • 野球翔年II MLB編2018-2024 大谷翔平 ロングインタビュー
    4.3
    雑誌Numberの掲載記事をまとめた、大谷翔平唯一のインタビュー集 「僕は絶対に世界一になりたいし、一番の選手になりたい」 大谷がメジャー入りしてから、スポーツ雑誌「Number」に7年間掲載された独占インタビューのすべて。 二刀流の危機、右ヒジ手術の真相、WBCへの想い、ドジャース入団、そして結婚までを語る。 【目次】 プロローグ ホームランの物語 新人王 ・やりたいことが多すぎるから ・肝心なのは、楽しいかどうか 復帰、そして再びの欠場 ・ブーイングが、新鮮でした ・常識への宣戦布告 ・僕が追いかけなかったら ・自然と上がっていくはずです ・「楽しい」より「正しい」を ・一番悔しいシーズンでした コロナ禍と不完全燃焼 ・絶対世界一に、と歩むが勝ち ・卵かけごはんに幸せを感じて ・僕の右腕に起きていたこと ・やりすぎくらいがちょうどいい シーズンMVP ・力を出し切れば数字は残る ・常にさらに新たな場所へ ・チームを勝たせる二刀流を目指す 104年ぶりの2桁勝利、2桁本塁打 ・最初のピークは、今年きます ・どれかひとつというのはない WBC、ホームラン王、MVP ・30年後の日本野球のために ・伝説が生まれた日 ドジャースへ ・結婚生活を語る ・大きな決断を迫られたときに エピローグ WBC優勝がもたらす渇望
  • 人生で大損しない文章術(新潮新書)
    -
    受験に就活、転職に昇進……世の中は意外なほど、文章力を問われる場であふれている。そこをうまくクリアできないと、人生を左右するチャンスを逃すことにもなりかねない。では、相手に「伝わる文章」、試験で高評価を得られる文章を書くためには、いったいどうすればいいのか? 文章指導の達人が、多くの人が陥りやすい間違いを解き明かし、まずは問題をきちんと読むことから始まる「正しい手順」を明快に伝授!
  • 慶應高校野球部―「まかせる力」が人を育てる―(新潮新書)
    4.6
    「高校野球の常識を覆す!」を合言葉に、慶應高校野球部は107年ぶりに全国制覇を成し遂げた。彼らの「常識を覆す」チーム作りとは、どんなものなのか? なぜ選手たちは「自ら考えて動く」ことができるのか? 選手、OB、ライバル校の監督等、関係者に徹底取材。見えてきたのは、1世紀前に遡る「エンジョイ・ベースボール」の系譜と、歴代チームの蹉跌、そして、森林監督の「まかせて伸ばす」革新的指導法だった。
  • 義父母の介護(新潮新書)
    4.1
    義母の認知症が八年前に始まり、義父も五年前に脳梗塞で倒れた。結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奔走する日々が始まった――。しかし、急速に進行する認知症、介護サービスを拒絶する義父に翻弄され、やがて体力と気力は限界に。介護は妻の義務なのか? 夫の出番は? 最初の一歩から悪徳業者との闘いまで、超リアルな介護奮闘記!
  • 等身大の定年後~お金・働き方・生きがい~
    3.0
    日本では急速な少子高齢化の進行を背景に60歳を過ぎても働き続けることが可能な環境整備が進んでいる。働く側も経済的理由だけでなく生きがいや健康維持などさまざまな理由で定年後の就業継続を望むケースが増えている。本書では、再雇用、転職、フリーランス(個人事業主)、NPO法人などでの社会貢献活動、そして管理職経験者のロールモデルに乏しい女性の定年後に焦点をあて、あるがままの〈等身大〉の定年後を浮き彫りにする。
  • 政権変容論
    3.8
    【橋下徹からのメッセージ】 政権「変容」? なんだそのワードは? と思われるでしょう。 それもそのはず、これは僕がつくった造語です。 普通は政権「交代」というワードを使います。 野党政治家は政権「交代」を目標にし、加えて現政権に批判的なメディア・評論家や学者たちも 口を開けば政権「交代」の必要性を説きます。 しかし、国民は本当に、政権「交代」を心底求めているのでしょうか? 漠然と政治が変わってほしいと思っているものの、自民党に政権を完全に去ってもらって、 今の野党に政権を担ってもらいたいとまで思っているのか。 ここが本書における、僕の問題意識の核心です。 【本書の内容】 3つの衆院補選と静岡県知事選で自民党が惨敗し、立憲民主党が形の上では勝利した。 それをもって「政権交代近し!」と色めきだつメディアや評論家もある。 しかし、日本の政治をめぐる状況は、はそんな単純なものだろうか? 自民党の敗北は自滅であって、野党がみずからの力で勝利したとは言いがたい。 「政権交代」の風は本当に吹いているのか? そうとは言えないことを、直近の都知事選の情勢が証明しているのではないか。 「だからこそ、交代ではなく変容だ」 橋下徹はそう主張する。 今の自民党政権には嫌気がさしているけれども、 だからといって野党に政権を託すまでは考えていない。 これが国民の感覚ではないのか。 現政権がそのまま維持されることは嫌だが、交代までは求めていない。 国民が漠然と望んでいるものの正体を、橋下は本書で「政権変容」と名付ける。 〈自公政権は「変容」すべきだが、交代までは求めていない。 では、どのような「変容」を国民は望んでいるのか。 それをこれから、本書で論じていきます。 政権変容のすべての始まりは、「自公過半数割れ」が起きることです〉 ーー本書巻頭言より 「政権変容」が劇的に新しいのは、自民党がどうであろうと関係なく、 野党が腹を括って決断しさえすれば、次の総選挙で実現できるところだ。 そして「自公過半数割れ」が起きたとき、野党はどう振る舞うべきか? どうすれば政治を大きく変えられるのか? 本書ではその道筋を緻密かつ大胆に解説している。 「政治とカネ」問題に真剣に向き合わず、 古い手法を続ける今の政治を「グレートリセット」するために、 必要なのは「政権交代」という机上の空論ではなく、 「政権変容」というリアリズムだ。
  • 万博と殺人鬼
    4.5
    1893年の万博開催間近のシカゴ。夢の祭典に邁進する建築家、難航する資金集め、襲いかかる嵐や火災、そして人知れず「殺人ホテル」を作り上げ、おぞましい猟奇犯罪を重ねる連続殺人犯……。新興国アメリカの光と闇を描き切った、エドガー賞受賞の傑作ノンフィクション『悪魔と博覧会』、待望の復刊文庫化。解説/巽孝之
  • ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    3.8
    スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていた。ハイハイも体育座りもできない保育園児。教室の「圧」に怯える小学生。クラスメイトの姓すら知らない中学生。会ったその日にベッドインする高校生――児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタルネイティブの育ち方を徹底レポート。
  • 移民・難民たちの新世界地図―ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録―
    4.5
    厳寒の森に「移民兵器」として放たれるクルド人家族、鉄の棺桶のような船で地中海に漕ぎ出すアフリカの人びと、徴兵を逃れて雪の山に消えるウクライナの青年たち……。秩序が崩れ落ちる欧州に出現した“パラレルワールド”を往還しながら、圧倒的な取材力で「新世界」のリアルを可視化する第一級の現場報告。
  • オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム 公式余韻本
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 250点以上の写真と1万4千字の密着レポート、若林×星野源の対談、春日×フワちゃん、オードリーがリスナーの質問メールに答える企画も収録。オープニング、トークゾーン、ひろしのコーナー、プロレス、DJプレイ、ラップ、死んやめ、エンディング、漫才……。全コーナーの興奮と感動の余韻に浸ってください! ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 教養の鍛錬 日本の名著を読みなおす
    4.0
    西田幾多郎『善の研究』、阿部次郎『三太郎の日記』、倉田百三『愛と認識との出発』、九鬼周造『「いき」の構造』、和辻哲郎『風土』、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』――中高生から大人まで、誰もが一度は聞いたことのある日本の教養書たち。しかし、名前だけ知っていてもページすら開いたことのない人がほとんどでは? そんな「読んだふり」をしてしまいがちな作品を、東京大学教養学部長を務めた著者が再読。自身も約半世紀ぶりに読む教養書たちは、現代を生きる私たちにどのような示唆を与えてくれるのか。名著の熱を味わいながら教養とはなにかを考える。
  • 限界突破の哲学 なぜ日本武道は世界で愛されるのか?
    4.0
    日々の鍛錬を積み重ねることで、体力と年齢の壁を超える――日本武道は今や国境を超えて世界的な注目を集め、実践者を増やしている稀有な身体、精神文化であり、人生百年時代といわれる現代に必須の実践の道だ。勝敗を超えた「品格」を身につけること、相手への感謝と反省の気持ちを忘れないこと、そして常に向上心を持って修行を続けること…。17歳で日本に留学して以来、武道に魅せられたニュージーランド人の著者は、剣道七段をはじめ、なぎなた、銃剣道等各種武道合わせて三十段を超える武道家にして関西大学教授。NHK「明鏡止水」シリーズにも出演した武道家が説く、身体と心の作法!
  • 秘密資料で読み解く 激動の韓国政治史
    5.0
    盧武鉉政権時代の2004年、軍事独裁政権下で起こった不可解な事件を調査する「国家情報院過去事件真実糾明発展委員会(真実委)」が設置され、情報部(KCIA)の秘密資料の調査や、当時の関係者へのヒアリングなどから、金大中拉致事件、大韓航空機爆破事件などに政府がどう関わっていたか、その真相が明らかになった。この資料に加え、文献・史実、さらには著者自身が金泳三、金大中と直に交流した実体験も交え、朴正煕大統領暗殺事件、光州事件、ラングーン事件、東亜日報記者拷問事件…など、民主化を勝ち取るまでの激動の韓国現代政治史を、表と裏から振り返る。
  • 贖罪 殺人は償えるのか
    4.3
    少年犯罪を取材してきたノンフィクションライターの著者のもとへ、ある日、水原紘心(仮名)という見知らぬ名前の人物から手紙が届いた。それは何の罪もない人の命を奪った長期受刑者からの手紙だった。水原は著者との文通を通して己の罪と向き合い、問いを投げかける。「償い」「謝罪」「反省」「更生」「贖罪」――。加害者には国家から受ける罰とは別に、それ以上に大切で行わなければならないことがあるのではないか。著者の応答からは、現在の裁判・法制度の問題点も浮かび上がる。さまざまな矛盾と答えのない問いの狭間で、本書は「贖罪」をめぐって二人が考え続けた記録である。
  • 暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ
    値引きあり
    4.7
    なぜ原爆は広島に落ちたのか。軍港宇品の50年を描く圧巻ノンフィクション。『教誨師』著者渾身の傑作。第48回大佛次郎賞受賞作。
  • 動物たちの可愛いウンチ
    3.7
    ウンチは愛のメッセージ、奥が深くて魅力がいっぱい!――動物大好きの動物学者が、ウンチを求めて北は礼文島から南は西表島、そしてアフリカの奥地へ。照れたような神妙な顔つきで息張っているイヌやネコ。潔癖性のナマケモノ、かぐわしいマッコウクジラのウンチ。アルマジロやオタマジャクシのあれってどんなの? 動物たちの可愛くて、ちょっと恥ずかしい姿を通して、人間のことを考えてみる一冊!!
  • バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語
    4.0
    主役=川相昌弘と「偉大なるミスター」が演じた不条理劇、原、清原、元木、一茂らが繰り広げるスラップスティック。――ハミ出し野球記者が描き切る巨人軍10年の真実!! 誰も書かなかったベンチ裏の人生模様。 痛快!「ジャイアンツ劇場」。 長嶋茂雄「おい、川相。バントの世界記録な、あといくつだったっけ?」 原 辰徳「よく地団駄踏んでるんだよ、おれ」 元木大介「ああ、今年も、野球をやる身体になってきた」 村田真一「ジイ(川相)のユニフォーム、もう用意してあるんや。おれらと同じ80番台のユニフォーム」 川相勇太(長男)「どうして江藤なんか獲るんだよ!パパが守るところがなくなっちゃうじゃないか!」 川相昌弘「残ったのはおれと桑田だけや」
  • ジャイアンツ愛 原辰徳の光と闇
    -
    原辰徳は名監督か、それとも!?――長嶋茂雄からの監督禅定劇、松井FA、桑田復活の舞台裏。水原茂、藤田元司、そして父・貢から受け継ぐ「名将」の血。 巨人軍のすべてがわかる、日本一おもしろい、ベースボール・ノンフィクション! <本書だけが知っている「原辰徳」をダイジェストで紹介!> ●昭和56年4月、プロ・デビュー戦の夜、孤独を噛みしめながらひとりで飲んだビールの味。 ●2年間の結婚生活に破れた明子に、躊躇なくプロポーズした「愛」の真実。 ●引退、監督就任……、節目節目に見え隠れする長嶋茂雄の暗い影。 ●松井が抜けペタジーニを獲得したことを、「いいニュースだ」と言い続けた真意。 ●「潰れたって構いやしない」と言わんばかりの、頑固な投手起用法のルーツ。
  • 島唄!
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おばぁといっしょに沖縄「こころの旅」へ! 美しい風景と癒しの文章で心安らぐフォトエッセイ。――「歌の島・踊りの島」沖縄。幼い頃から心に焼きついている島唄のルーツを求めて、本島ヤンバルから宮古、石垣、西表、与那国まで……「ちゅらさん」終えたおばぁが島々をめぐって綴った沖縄カルチャーガイドブック決定版!! ●島々村々いたるところに咲いている野花のような島唄の数々、そしてわたしの60年の芝居人生のなかで心に焼きついた島唄を、ヤンバルから八重山まで、一つ一つたずね歩いて、いろいろなことを勉強したいと思います――(「まえがき」より)
  • 森の鹿と暮らした男
    4.0
    「不思議で、魅惑的。この本は別世界への入り口だ」 ――ジェーン・グドール(動物行動学者) 「まさに現代の寓話」――英タイムズ紙 ひとり森に入り、シカを友として生きた青年の7年間の記録。 フランスでベストセラーとなり、世界12ヵ国に翻訳権の売れた感動の体験記! 「著者ドロームはいわば「シカになって」森で暮らし、シカと意識の交流をし、読者を感嘆させるような体験を記述している。森の中から見た自然の記述は詩のように美しく、翻訳もすばらしいものだと感じた。」 <解説/高槻成紀 より>

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  • カルパナ
    -
    レンズの前には、いつも子どもたちがいた。撮影したのは戻らぬ時間だった。ネパール取材20年。貧しい村、子どもたちとの交流、マオイスト……。様々な時と場面を撮影すると、そこには社会の移り変わりと私自身の変化が。写真で見るネパールの現代史!
  • ぼくが生きてる、ふたつの世界
    4.1
    ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。聴こえる世界と聴こえない世界。どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せと は。親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日
    4.0
    藤本さんは私の釣友達で昔から羆のことは追いかけていた。 そしてついにこんな本まで。これは読むべし。――夢枕獏(作家) 2019年夏、北海道東部で、牛を次々と襲う謎のヒグマが確認された。付けられたコードネームは「OSO18」。 捕獲に乗り出した地元の男たちの数年に及ぶ闘いを描く。 <目次> プロローグ 第一章二〇一九年・夏 襲撃の始まり 第二章 二〇二一年・秋 追跡開始 第三章 二〇二二年・残雪期 知られざる襲撃  第四章 二〇二二年・夏 知恵比べ 第五章 二〇二二年秋 咆哮 第六章 二〇二三年・春 異変 第七章 二〇二三年・夏 「OSO18」の最期 「OSO18」とは何だったのか? あとがき
  • チャップリンが見たファシズム 喜劇王の世界旅行 1931-1932
    4.0
    『街の灯』公開後、世界一周に出掛けたチャップリン。遭遇したファシズムの萌芽、来日と事件――。一次資料を元にその足跡を追う。
  • NHK「100分de名著」ブックス アレクシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない 人びとの声を紡ぐ
    4.0
    戦争を「事実」ではなく「感情」で描いた証言文学の金字塔 プロパガンダに煽られ、前線で銃を抱えながら、震え、恋をし、歌う乙女たち。戦後もなおトラウマや差別に苦しめられつつ、自らの体験を語るソ連従軍女性たちの証言は、凄惨だが、圧倒的な身体性を伴って生を希求する。そうした声に寄り添い「生きている文学」として昇華させた本作をはじめ、アレクシエーヴィチの一連の作品は「現代の苦しみと勇気に捧げられた記念碑」と高く評価され、ノンフィクション作家として初のノーベル文学賞を受賞した。原発事故、差別や自由、民主主義等、現代世界への問いを提起し続けるアレクシエーヴィチの文学的価値を親交の深い著者が語る。特別章ではロシアのウクライナ侵攻以降の状況も解説し、読書案内も収載。 【内容】 はじめに――人びとの声を紡ぐ 第1章 証言文学という「かたち」 第2章 ジェンダーと戦争 第3章 時代に翻弄された人びと 第4章 「感情の歴史」を描く ブックス特別章 逆走する歴史 読書案内
  • 任俠 愚狂に死す
    -
    ヤクザ組長から僧侶整体師へ、荒ぶる魂の彷徨! 幼少期の極貧生活、身障者の妹へのいじめ、父親の自殺などから、「俺は搾取される側でなく搾取する側になる」と決意した著者は、沖縄の裏街道を突っ走る。風俗、ヤミ金、裏カジノ、右翼団体で荒稼ぎ、スカウトされ29歳で極道入り。シノギも喧嘩も強く、ジャンケットという大口手法も編み出す才覚で、わずか3年で沖縄旭琉会(現・旭琉會の前身)の三次団体組長を継承。世の中の裏表を見てきた男は異例の出世でヤクザのエリート街道を邁進した。 だが、刑務所の懲罰で入れられた窓もない独房(厳正独居)での2年間で極限状態に追い込まれ、光に包まれる神秘体験をした結果、鎧の下の自分の弱さに気づいてしまった。さまざまな葛藤の末、一切を捨て沖縄から逃亡(組からは絶縁)し、伊勢の地で出家し僧侶となった。坐禅修行や四国野宿遍路、ミャンマー瞑想修行の末に、あの光を再体験する。沖縄ヤクザの組長から、獄中神秘体験で覚醒し、出家して整体師に。元ヤクザの数奇で波瀾万丈すぎる人生!
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地
    3.9
    今、なにが怖い? 人気作家、TVプロデューサー、映画監督、配信者など、日本のホラー文化最前線のクリエイターたちとともに考える論考集。 目次 1章 今、テレビだからこそ出せる「怖さ」 ――大森時生 2章 『近畿地方のある場所について』が明らかにしたヒットの要件 ――背筋 3章 文字の怪談、声の怪談 ――黒史郎 4章 インターネットで語られる怪談 ――かぁなっき 煙鳥 5章 回帰と拡散のホラーゲーム 2015-2024 ――向江駿佑 6章 汲めども尽きぬ「民俗ホラー」という土壌 ――澤村伊智 飯倉義之 7章 ほんとにあった! 心霊ドキュメンタリーの世界 ――寺内康太郎 心霊ビデオ研究会 8章 透明な私 ファウンド・フッテージの作り方 ――梨 9章 ブームからリバイバルへ ホラー漫画の40年 ――緑の五寸釘 【電子版特典】 テレビ東京60周年記念式典で開催されたイベント『祓除』についての座談会「『祓除』とはなんだったのか」(大森時生氏、寺内康太郎氏、梨氏、背筋氏)を収録。 ※電子版のみの特典となります
  • 食べるスポーツ フードファイターの挑戦
    -
    「69本のホットドッグ、93個のハンバーガー、110本のソーセージ……1日かけても、1週間かけても、食べられそうにない量だと思う? でもね、ぼくなら、どれもだいたい10分くらいで食べちゃうんだ。」 数々の世界記録をもち、大食いをスポーツに変えた人物として知られる著者が、食べることのふしぎと魅力について語ります。世界を旅しながら食べた、おもしろくておいしそうな料理もご紹介! 「みんなの研究」は、みんなの「知りたい」を応援する、あたらしいノンフィクションのシリーズです。
  • ぼくの好きなキヨシロー
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「お線香なんて誰があげるか! キヨシローをどう生かしつづけるかしか考えてないんだ」(泉谷しげる) 「泉谷は云ったよ『だってオレ、RCと古井戸のファンだもん!』バカっぽいけど素敵だろ。ジジーふたりが時間も空間も超え語りあったのさ、君のことを」(加奈崎芳太郎) 1970年、渋谷のライヴハウス<青い森>。 弱冠19歳の清志郎、21歳の加奈崎芳太郎、そして彼らの音楽に惚れ込んでいた泉谷しげる22歳。 自分たちへの音楽への絶対的な自信、世の中に受け入れられない苛立ち、不器用ながら音楽を通して育まれた友情を、清志郎との数々のエピソードと共に泉谷しげると元古井戸の加奈崎が綴る!
  • 俳優たちのテレビドラマ創世記
    4.0
    テレビ創成期に伝説的なスター・俳優たちと数々の名作ドラマを手がけた元フジテレビプロデューサー・演出家が語る、名優たちの素顔とドラマ制作の舞台裏。 秘蔵の未公開写真・資料・エピソードを収録! ●元フジテレビプロデューサー・演出家、嶋田親一(1931-2022)の貴重な資料群と証言を収録。テレビ創成期(1950~60年代)のドラマの多くはテレビ局にも記録が残されていない。放送史を知るうえで必須の文献。 ●スター・名優たちの貴重な写真資料を多数収録。往時の姿も鮮やかな写真を見るだけでも楽しめる。 ●昭和の放送史を彩ったスターたちの列伝読み物として、テレビドラマ・名画・演劇ファンに大推薦。 【内容】 監督、脚本家、プロデューサー、カメラマン、録音・撮影技師、美術家、俳優、評論家など、映画人の評伝やインタビュー集はこれまで数多く出版されてきた。それに比べて放送人の記録は少ない。映画より放送が「格下」に扱われてきた点もさることながら、手がかりとなる放送音源と映像が満足に残されていないことも大きい。とくにテレビの本放送が始まった1950年代から70年代にかけては、映像の多くが失われ、資料も散逸した。 当時を知る関係者の多くが亡くなるなか、フジテレビの元プロデューサー・演出家の嶋田親一に取材。嶋田は得がたい放送史の「語り部」であり、数多くの貴重な資料(台本、写真、番組企画書など)を保存していた。本書は生前最後となった嶋田氏の証言と資料に基づき、俳優やスタッフたちの姿を通して戦後の放送史を描く。 【主な登場人物・作品】 島田正吾、辰巳柳太郎、佐々木孝丸、森雅之、左卜全、池内淳子、有島一郎、杉村春子、石原裕次郎、高峰三枝子、美空ひばり、林与一、佐久間良子、山本富士子、新珠三千代、司葉子、芦川いづみ、左幸子、河内桃子、二木てるみ、渡辺篤史、ジュディ・オング、加東大介、中条静夫、倉本聰、岡本喜八、香川京子…etc.  ◆取り上げる主なドラマに『三太物語』『ゼロの焦点』『小さき闘い』『6羽のかもめ』など、プロデュース映画に『ブルークリスマス』など。

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  • ルポ スマホ育児が子どもを壊す 無料お試し版
    無料あり
    3.0
    ハイハイも体育座りもできない。クラスメイトの姓すら知らない。用途によって恋人を変える高校生――保育園から高校まで、200人以上の「先生」が証言する衝撃の現場報告。 スマホとデジタルが、子どもたちの心とからだを変えていく。アプリの子守歌で眠りにつく赤ちゃん。自分の頭を支えきれずヘッドギアを着用する幼児。教室の「圧」に怯える小学生。褒められ中毒の中学生。ネッ友と会って即ベッドインする高校生――スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていた。子どもたちの現場を丹念に追ってきた著者が「デジタル・ネイティブ」の育ち方を徹底レポート。 『こどもホスピスの奇跡』(新潮ドキュメント賞受賞)や『ルポ 国語力を誰が殺すのか』など、子どものリアルへの取材を重ね、伝えてきた石井光太氏。現代の子どもたちの成長現場からのリアルな報告となる2024年7月新刊から、「プロローグ 教室から子どもがいなくなる」の全文と「Ⅰ部 保育園・幼稚園で」の「1 公園から遊びが消えた日」「2 ゲームが引き起こす感覚麻痺」「3 先生も二次元から来ている」「4 ハイハイしたことがない子ども」「5 バーチャルで漂う赤ちゃん」までを特別無料配信します。

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  • 移民・難民たちの新世界地図―ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録― 無料お試し版
    無料あり
    4.5
    ヒト・モノ・カネ・情報の流れは、地球規模でつながっている。世界のひずみが生み出す新たな奔流が、世界を変えていく――。現地での長期取材でしかわからない実態を鮮明に描き出す衝撃のルポ。 2020年に新聞社を辞めフリーのジャーナリストになった著者は、21年に欧州・オランダに拠点を移し、ユーラシア大陸やアフリカ大陸からヨーロッパ大陸へ向かう人波に身を投じた。そこにはかつてない人の流れが起きていた。欧州の東にあるベラルーシの森から突然、隣接するポーランドへ、中東やアフリカから逃れた人たちが押し寄せた。危険になり過ぎた地中海を迂回できる、欧州への新ルートが開通したのだ。あるいは、ミサイルが無差別に降り注ぐウクライナから欧州へ、数百万人規模の避難民が逃れる道ができた。その道を逆に向かって欧州からウクライナへ、物資や寄付金、ボランティアや兵器が向かう支援ルートも熱を帯びた。著者はそうした奔流の源流から下流まで陸路・海路で3万キロ超を踏破。秩序が崩れ落ちたあとに出現した“パラレルワールド”を往還しながら、圧倒的な取材力で「新世界」のリアルを可視化する第一級の現場報告。 砂漠を越え、大河をわたり、密林を彷徨って米・メキシコ国境に向かう移民たちの流れに身を投じた前作『エクソダス アメリカ国境の狂気と祈り』でボーン・上田国際記念国際記者賞(2019年度)、講談社 本田靖春ノンフィクション賞(第43回)を受賞した著者の2024年7月新刊から、「まえがき」「プロローグ」「第一章 森に放たれた兵器たち ポーランド、ベラルーシ国境」の全文と「第二章 密航の海 イタリア、地中海リビア沖」の「世界で最も危険なルート」「救助準備」「天使からタクシーへ」「白と黒の塊」「暗闇に沈みゆく船」「途方もない十七分間」までを特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • 朝日新聞宇宙部
    5.0
    長野・木曽郡の東京大学木曽観測所、ハワイ島の国立天文台すばる望遠鏡内に設置された4Kカメラからの贅沢な星空ライブ中継を広告なしで見ることができる「Asahi Astro Live」、別名、「朝日新聞宇宙部」。 2018年10月、朝日新聞YouTubeの公式サイトで藤原道長から1000年目の満月中継を成功させたことをきっかけに星空ライブ中継活動を拡大。2019年に木曽観測所からの中継を開始、2021年にはついにハワイに進出して地球上でもっとも天体観測にとって条件がいい場所のひとつと言われる4200メートルのマウナケア山頂にあるすばる望遠鏡施設内に中継カメラを設置した。 すばるのカメラは2023年に4K化され、その驚異的に美しい映像が日本だけでなく世界中の天文ファンを魅了し、チャンネル登録者数は10万人を突破した。 筆者はこの「朝日新聞宇宙部」をたった一人で立ち上げ、運営する。 名古屋大学理学部で素粒子物理学の研究室に在籍し、博士課程まで進んだものの、研究者としての能力には確信が持てず、朝日新聞社に入社。水戸や新潟支局で警察取材などを経験したあと、念願の科学記者に転じた。 小学生時代から天体写真やプラネタリウムに魅せられ、アマチュアの天体写真家としても活動してきた筆者は、2010年の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還時「天の川をバックに、大気圏に突入するはやぶさ」の写真を撮ることに成功、東京写真記者協会賞特別賞を受賞する。 朝日新聞を代表する天文記者となった筆者が、「宇宙部」を立ち上げるまでの経緯と、社内の意外な応援団の支援。 さらに、異例の10日間ハワイ出張!が認められ、カメラを4K化したドキュメント。 高精細カメラが捉えた、謎の渦巻き状の物体とは。 緑のレーザー光を定期的に発する人工衛星の正体について、NASAから朝日新聞宇宙部に問い合わせが……。 朝日新聞の中村史郎社長は2022年9月、国立天文台との協定に調印し、「宇宙部」の活動は会社公認のものとなったが、会社組織上「宇宙部」は存在せず、限られた予算のなかで、宇宙記者・ヒガシヤマの「たった一人の挑戦」は続く――。
  • 文藝春秋と政権構想
    3.7
    文春の名物編集者は、政治に嵐が吹き荒れるとき、政権幹部と密室で何を話し合っていたのか? 政界、官界のキーマンが実名でぞくぞく登場。 全ビジネスパーソン必読の、手に汗握る「政治経済裏面史」。 週刊文春、月刊文藝春秋の編集長を歴任し、 数々のスクープをものにした著者による「政治取材の全記録」。 実は著者の鈴木氏は、時の政権の「政権構想づくり」に深くかかわっていた。 本書で取り上げられるのは、四つの政権(政治家)。 第一章 安倍晋三 第二章 菅義偉 第三章 梶山静六 第四章 細川護熙 いずれも日本のターニングポイントとなった時代である。 政治は夜に動く。雑誌ジャーナリズムが政治報道において果たした役割とは。 この国の経済政策が失敗し続ける理由も、本書を読めば見えてくる。 【本書の内容】 第一章 安倍晋三 鳴り物入りで始まった経済政策「アベノミクス」。 その策定にひそかにかかわった筆者は、 次第に疑問を抱くようになる。 無制限金融緩和、ゼロ金利継続は本当に正しかったのか? 第二章 菅義偉 リアリストにしてプラグマティスト。 新型コロナに振り回されて政権は短命に終わったが、 「携帯電話の料金を豪腕で下げさせた」など、 実績が再評価される政治家・菅の本質とは。 第三章 梶山静六 銀行の不良債権を「ハードランディング」で処理すべきと主張し、 総裁選に敗れて無派閥に。 日本の政官財が「無責任のキャッチボールを続けている」と喝破した、 信念のひとだった。 第四章 細川護熙 筆者に背中を押され、月刊文藝春秋で「新党結党宣言」をして、 非自民連立政権の総理に。 戦後政治のターニングポイントと呼ばれる細川政権について、 本人はいま何を語るのか。 第五章 これからの経済政策プラン 在野の政治経済記者として取材を続けてきた筆者による、 「失われた30年を生んだ経済政策」の俯瞰による検証と、 日本が生き残るための「これからの経済政策」の提言。
  • 耳が聞こえなくたって 聴力0の世界で見つけた私らしい生き方
    4.0
    一般の小中高大学に通い、ソニーへ就職。 結婚し、難病の娘を授かり、 一念発起で「難聴児」を支援する会社を起業。 英語が話せないのにアメリカ移住を決意ーー。 読唇術を頼りを挑戦を続ける彼女の初著書が発売決定! これを読めば、孤独を恐れず自分らしく生きる勇気が湧いてくる!
  • いちゅんどー! 西原高校マーチングバンド ~沖縄の高校がマーチング世界一になった話~
    -
    沖縄の高校生が世界一になるまでの物語 沖縄県立西原高等学校マーチングバンドが、音楽のオリンピックでワールドチャンピオンになった実話から生まれたノンフィクション・ノベル。 「あぁ、マーチングってなんて楽しいんだろう!」  2022年春、東京にいる母親のもとを去り、別れた父の住む沖縄にやってきた17歳の少女・ミークは同い年の沖縄の人――ウチナーンチュ・ユーイーに出会う。  名門の沖縄県立西原高等学校マーチングバンド部に所属するメロフォン奏者のユーイーは、この年の夏、5年ぶりにオランダ・ケルクラーデ市で開催される世界音楽コンクールで世界一になることを目指していた。そして、ひょんなことからミークもマーチングバンド部に入部し、カラーガードの一員として活動することになるが――。  沖縄のまばゆい太陽の下、ワールドチャンピオンを目指した高校生たちの琉球青春ストーリー! ●著者プロフィール オザワ部長 世界でただひとりの吹奏楽作家。神奈川県横須賀市出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。 著書に『空とラッパと小倉トースト』『旭川商業高校吹奏楽部のキセキ 熱血先生と部員たちの「夜明け」』(Gakken)、『吹部ノート』(KKベストセラーズ)、『あるある吹奏楽部の逆襲』(新紀元社)など多数。 『吹奏楽部バンザイ!! コロナに負けない』(ポプラ社)は深作健太・演出、井上桂脚本で『ファンファーレ!! ~響き続けた吹奏楽部の物語~』として舞台化された。主なメディア出演に、NHK Eテレ「沼にハマってきいてみた」ほか。
  • 電子増補版 塩釜すし哲物語
    3.7
    おいしいマグロの握りを多くの人にたべてほしい。伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補した文庫版。さらに13年後の本電子書籍版では、新たに1章を増補した。
  • 黒田軍団かく闘えり ―社会部長日誌
    -
    大阪読売社会部のスクープはこうつくられた――新聞界に数々の衝撃を与え、”黒田軍団”といわれた組織の日々の動きを伝える熱気ムンムンの手記。社会部という組織がいかにして活性化しパワ-アップしたのか。摩擦を恐れず、書くべきは書き、特ダネを連発し、読者の熱い支持を獲得した、煮えたぎった編集室の全貌! 新聞づくりは闘いだ!
  • 畳の上で死にたい 「悔いなき看取り」を実現した8家族のストーリー
    3.0
    夫婦で働いているから、昼間は見てあげられない……。 毎日の食事・ケアはどうすればいいだろう……。 容態急変時は、パニックにならずに対応できるだろうか…。 家族の不安を吹き飛ばす! 大切な家族を「家で看取る」方法を在宅のスペシャリストが解説 「自分は畳の上で死にたいなあ」と、終末期の療養場所として自宅を希望する人は約6割。 しかし一方で、「最期まで自宅療養するのは困難」とも考えており、理想と現実のギャップに苦しんでいます。 その主な原因は、在宅医療がどのように行われているのか、よく知られていないことです。 また、在宅医が見つからないから、自分の病気では在宅医療が難しいからなどと、 仕方なく病院・施設への入院を選択する人も大勢います。 本書では、いま高齢者を抱える家族が、どうすれば家族を最期まで自宅で看取ることができるのか。 家族が知っておくべき知識を余すことなく解説します。

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  • 大阪の生活史
    5.0
    150人が語り、150人が聞いた大阪の人生。大阪に生きる人びとの膨大な語りを1冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。
  • ライチョウ、翔んだ。(集英社インターナショナル)
    5.0
    半世紀前に絶滅したはずの中央アルプスに、突如1羽のライチョウが現れた。絶滅危惧種に指定されているライチョウを救わんと情熱を燃やすのが、信州大学名誉教授の中村浩志(76)だ。ライチョウの知られざる生態を解明し、木枠と金網で作ったケージでヒナと母鳥を守る「ケージ保護」を考案、動物園での人口飼育、卵やヒナのヘリコプターでの移送などを指揮、難題を次々に解決していく。新聞記者だった筆者が、早期退職してまで追い続けたライチョウ奇跡の復活劇。
  • 映画になった恐怖の実話II 事実は映画より何倍も怖い全51タイトル
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 映画では語られない犯行の詳細、本当の動機、事件関係者のその後。 全51タイトルの元ネタを徹底解説 真相はそうだったのか! <主な収録作品> 「シャイニング」 「ハウス・オブ・グッチ」 「空白」 「ファーゴ」 「ボクらを見る目」 「サニー/32」 「ミザリー」 「十階のモスキート」 「13日の金曜日」 「シカゴ」 「私は確信する」 and more 本書は、 いわゆる“実録映画”の題材やモチーフになった、 実際の事件や事故の顛末をたどった1冊である。 劇中描写と史実はどこが違うのか。 映画では語られない犯行の詳細、本当の動機、事件関係者のその後。 ★全51タイトルの元ネタを解説した「映画になった実話」シリーズ第6弾! ■主な収録作品 ・ハウス・オブ・グッチ 『GUCCI』3代目社長、マウリツィオ・グッチ暗殺事件 ・シャイニング 原作者、スティーヴン・キングがスタンレーホテルの217号室で見た悪夢 ・空白 川崎・古書店中3男児万引き死亡事故 ・ファーゴ ヘラ・クラフツ ウッドチッパー殺害事件 ・ボクらを見る目 セントラルパーク・ジョガーレイプ事件の劇中では描かれない真実 ・サニー/32 佐世保小6女児同級生殺害事件 ・ミザリー 60人余りの乳幼児を葬った市の天使、ジェニーン・ジョーンズ事件 ・13日の金曜日 米テクサカーナ ムーンライト・マーダー事件 ・私は確信する スザンヌ・ヴィギエ失踪事件 ・渇き。 児童買春デートクラブ「プチエンジェル」事件の果てしなきタブー ・愛は霧のかなたに 霊長類学者、ダイアン・フォッシー殺害事件 ・さらば愛しきアウトロー 老齢の銀行強盗、フランク・タッカーの伝説 ・シカゴ ヒューラ・アナン&ベルヴァ・ガートナーの不倫相手殺人事件 ・ヤーラ イタリアの美少女、ヤーラ・ガンビラシオ誘拐殺人事件 ・イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験 ブーヘンヴェルトの悪魔、イルゼ・コッホ ・アウシュヴィッツ・レポート ナチス絶滅収容所の実態を記した「ヴルバ・ヴェッツラー報告書」の戦慄 ・最初に父が殺された カンボジア人少女、ルオン・ウンが見たクメール・ルージュの悪夢 ・白い沈黙 ジェイシー・リー・デュガード誘拐事件 ・ジャングル 南米ボリビアの密林で遭難した22歳、Y・ギンスバーグのサバイバル劇 ・モーリタニアン 米同時多発テロの容疑者、モハメドゥ・スラヒがグアンタナ収容所で体験した戦慄の尋問プログラム ほか ■著者鉄人ノンフィクション編集部
  • プロ野球アウトロー列伝 異端の男たち
    -
    あの日あの試合の一球一打、因縁のライバル、名将の素顔、引退の舞台裏…… 記録より記憶に残る「異端な野球人」23人の衝撃&禁断のインタビュー集。 俺たちが好きだった昭和平成のプロ野球シーンがいまよみがえる! 【「はじめに」より】 元号が「令和」と改まる頃、僕は50代を迎えた。この頃から無性に、自分がかつて目の当たりにした昭和、平成期のプロ野球選手に対する思いが強くなっていった。 具体的に言えば1980年代、そして1990年代の選手たちである。(中略)人選はシンプルだ。「僕が会いたい人」、ただそれだけである。 かつて見た選手たちはみなカッコよかった。命を懸けてグラウンドで闘い続けた男たちの言葉は力強く、そして熱かった。 【インタビュー収録】 野球の神様への贖罪……愛甲猛 時代に愛された男……髙橋慶彦 ミスターオープンスタンス……八重樫幸雄 王さんに褒められたくて……駒田徳広 人生を幸せに生きる達人……里崎智也 あの素晴らしい夏をもう一度……G.G.佐藤 ミスター『プロ野球ニュース』……佐々木信也 バット一本、代打稼業……大野雄次 「必殺仕事人」と呼ばれた男……大田卓司 波瀾万丈、リリーフ人生……角盈男 ドラフト外から、GMに……鹿取義隆 自称「一流じゃない」男……広瀬哲朗 ゴルフ発、野球経由、ゴルフ行き……金澤次男 近鉄バファローズ最後の投手……近藤一樹 目立ちたい男……ギャオス内藤 竜宮城での5年間……パンチ佐藤 規格外の男……高橋智 阪神暗黒時代の希望の光……川尻哲郎 ビールとサイダー……新浦壽夫 スピードガンの申し子……小松辰雄 絶望の淵から見えたもの……橋本清 「見られる側」の男……松永浩美 不屈の野球人……佐野慈紀
  • 読めない人が「読む」世界 読むことの多様性
    4.0
    「正常」な読み方なんてない。難読症(ディスレクシア)、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症といったニューロダイバージェントな人々の読み方を歴史的にたどり、改めてとらえなおす「文字を読む」ということ。

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  • ツチノコ撮影日誌 令和の「幻のヘンビ」伝説
    -
    神出鬼没、幻の蛇にほんろうされながら、懲りない人びと。その夢とロマンの世界を写し出す。 映画『おらが村のツチノコ騒動記』の撮影で僕は、ツチノコの目撃者や、長年捜索活動を続けてきた人たちの話を聞いて回った。ツチノコはいまだ謎の多い生き物だ。 10年前、僕はかつて村で盛んに行われていたというカスミ網猟の映画、『鳥の道を越えて』を発表している。故郷がそれまでと違って見えた。 僕の故郷、岐阜県東白川村はツチノコで村おこしを行うところなのだが、僕はそのことをずっと恥ずかしく思っていた。ツチノコの正体を明かそうとカメラを向けているうちに、僕の中で変化が起きた。 【目次】 序 章 ツチノコって何モノ [参]つちのこの里 東白川村MAP/『おらが村のツチノコ騒動記』取材地MAP 第1章 「おる」との確証? 第2章 伝承とブーム 第3章 捜索は今も続く 第4章 ツチノコがいなくなる日 第5章 終わりなき旅に幕 終 章 その連なりの先へ 4コマ漫画「ふるさと小景―僕のツチノコ物語―」 ツチノコが気になる ツチノコの映画を作るきっかけ 第1回捜索イベント 幼少期の夢 ようこそ先輩―ふるさとを語る― 異聞奇譚①②③ 姫田さんのめい言①②③ デビュー作『鳥の道を越えて』は失敗作!? ヤマカガシを探す 親子のきずな 同級生のキツイ一言 老若男女に効く〝夢、ロマン〟 など21遍 【著者】 今井友樹 1979年岐阜県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。2004年に民族文化映像研究所に入所し、所長・姫田忠義に師事。2010年に同研究所を退社。2014年に劇場公開初作品・長編記録映画『鳥の道を越えて』を発表。2015年に株式会社「工房ギャレット」を設立。 一般社団法人民族文化映像研究所理事、日本映画大学指導講師をつとめる。 山村基毅 1960年北海道苫小牧市生まれ。獨協大学外国語学部卒業。ルポライター。人物インタビューを基軸としたルポルタージュを執筆している。著書に『認知症とともに生きる』『ルポ 介護独身』『民謡酒場という青春―高度経済成長を支えた唄たち―』『戦争拒否―11人の日本人―』『森の仕事と木遣り唄』『はじめの日本アルプス―嘉門次とウェストンと館潔彦と―』など。
  • 漂流世代のメッセ―ジ
    -
    さまざまな人生模様を綴る著者の視点と想い。ノンフィクションとは何か――取材の途上で出会った人々への共感と哀感を丹念な筆致で温かく描写。柳田邦男、本田靖春、鎌田慧、黒田清の四氏との対談を収録。 「出会いの数だけ人生がある」 ●......ぼくはこの何年間か、星空も見たことがなかったことに気がついて、その帰り道、じつは病室に閉じ込められた人のほうがはるかに充実した内面を生きておられるんじゃないか、とつくづく思ったことがあります。 他のもう一つの人生なり、困難な中で生きている人たちのことを知ることによって、自分の貧しさを知ったり、あるいは多少とも自分の人生を軌道修正していく。それは医療の取材を通して学んだような気がするし、その意味では、ノンフィクションライターを職業として選んでよかったなと思いますね。(本文より)
  • 凱旋 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話
    3.7
    ※電子書籍版には、表紙画像や中吊り画像に掲載されている一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または一部の画像が修正されている場合がありますので、内容をご確認の上、お楽しみください。 注目のプロ車いすテニスプレイヤー・小田凱人。 難病をものともせず世界一の座に登り詰めた軌跡を自ら語る初書籍 2023年6月、フランス。車いすテニスの「全仏オープン」を制した17歳の小田凱人は、史上最年少でのグランドスラム制覇と世界ランキング1位を同時に達成という華々しい偉業を成し遂げた。 小学校3年生で骨肉腫となり、サッカー選手になる夢をあきらめた小田少年は、闘病中に車いすテニスと出会い一筋の光を見出す。立ち止まることなく、新たな夢に向かってがむしゃらに進み、わずか8年で世界の頂点に立って見せた。 まるで夢物語のようなこのストーリーを、小田凱人はいかにして現実のものとしたのか? 誕生から現在まで、その道程を本人が詳細に語り下ろす。 夢を叶えるための強い意志、目標に向かって欠かさない努力、家族・友人・スタッフとの強い絆、周りを巻き込む空気、幸運を引き寄せる力、そして感謝の気持ち……。様々な要素がそろって初めて実現していく夢のカタチがそこにある。 常々「子どもたちのヒーローになりたい」と語る小田凱人。まだ道は半ばだと言う。パワーあふれる彼の姿から、この本を通して生きるエネルギーを受け取りたい。
  • アメリカ帝国消滅後の世界 大掃除される《悪魔》ハザールマフィア
    2.0
    いよいよアメリカ帝国が崩壊する。これまで人類を牛耳ってきた「ハザール・マフィア」が倒れ、世界は新たな多極世界へと向かう。アメリカ帝国は終焉を迎え、新たに北アメリカ連邦が作られるだろう。新世界は目の前だ!
  • マチズモを削り取れ
    3.8
    路上、電車、学校、オフィス、トイレなど、日本の公共空間にはびこる〈マチズモ=男性優位主義〉の実態をライターが徹底調査! ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎりの最下位――「関係ない」はもうありえない。夜道を歩くことの恐怖、通学・通勤中の痴漢被害、発言権を奪われる不条理……最も身近な日常の場面から、変わらないこの国の「体質」をあぶり出す!! 「大凡(おおよそ)日本に住む全(すべ)ての人に呼んでもらいたい一冊だ」(金原ひとみ)
  • 年収300万円で心の大富豪
    4.1
    サブスクができた時点で人間平等! 「ブラジルの人聞こえますか~!」のギャグでおなじみ 倹約家でFP資格も持つサバンナ八木真澄が 物価高、低賃金の世を生き抜く最強の術を 心構えから具体案まで余すところなく紹介 大富豪かどうかは自分が決める―― 本書の帯には、出版のきっかけとなった千原ジュニア氏が推薦文を寄稿 「この世には絶対読んだ方が良い本がある。それがコレ。絶対にこれからの貴方を豊かにしてくれる。千原ジュニア」 【目次】 はじめに 第1章 心の持ちよう 第2章 視点を変える 第3章 八木流節約術 第4章 FPとしてのアドバイス 第5章 心の大富豪 おわりに
  • 総決算 ジャーナリストの50年
    3.6
    池上彰、記者生活50年の総決算!「人が死ぬと池上が顔を出す」。NHK時代から50年にわたり記者として活動し続ける池上彰が語る、時代を経ても変わらない報道の本質とは? ロッキード事件から地下鉄サリン事件、3.11、能登半島地震まで、自らの歩みとともにつづられる激動の日本報道史!
  • 待ってろ! 甲子園 ~青鳥特別支援学校ベースボール部の挑戦~
    4.3
    日本国際児童図書評議会「おすすめ!日本と世界の子どもの本 2025」選定図書 2023年5月。とある高校の高野連加盟が承認された。 青鳥特別支援学校―知的障がいのある子どもたちが通う学校だ。 夏の甲子園の予選にも連合チームで参戦。それは100年を超える高校野球の歴史の中でも大きな一歩だった。 障がいがある高校生が、ほかの球児たちと同じように、野球を楽しみ、挑戦する姿を描いたノンフィクション読み物。 まだまだ遠い先かもしれない。だけど、「待ってろ! 甲子園」。
  • 100%合法だが、健康によくない商品の売り方 多国籍タバコ企業の弁護士、世界を行く
    3.5
    タバコ産業は依然繁栄している。この激しい攻撃にもかかわらず――。多国籍タバコ企業の社内弁護士の魅力的な語り口によって明らかになる、タバコをめぐるビジネスのパラドックスに満ちたその内幕。主人公の在籍した企業は、JT(日本たばこ産業)が買収! イギリス、アイルランド、スペイン、カザフスタン、スイス……と世界各国事情も満載。
  • 地震と虐殺 1923-2024
    4.4
    「朝鮮人が暴動を起こした、井戸に毒を投げ込んだ……」。関東大震災の発生直後、各地で飛び交ったデマによって多くの朝鮮人が命を奪われた。非常時に一気に噴き上がる差別と偏見。東京で、神奈川で、千葉で、埼玉で、悲惨な事件はいかなるメカニズムで起きたか。虐殺の「埋もれた歴史」は誰によってどのように掘り起こされてきたか。100年余りが経過した現在、何が変わり、何が変わらないのか。歴史的事実を葬ろうとする者たち、人災を天災の中に閉じ込めようとする政治家、差別行為にお墨付きを与える行政……。差別やヘイトクライムの問題を長年追ってきたジャーナリストが100年余り前と現在を往還し、虐殺事件が及ぼし続ける様々な風景を描く。
  • ヤマケイ文庫 アラシ 奥地に生きた犬と人間の物語
    値引きあり
    4.0
    「アラシ、どこへ行く」と呼びかける私の声に見向きもせず、アラシは沢に架かる木の一本橋を渡って対岸へ走り、たちまち視界から消え去った。 こんなことは今までのアラシにはなかった。”もしかして、このまま帰ってこないのではないか。” 私は何故とはなしにそう思った。 (本文「アラシ」より) 川で溺れかかった今野少年を救ったクロ(1)。 嵐の夜に迷い込んできた山犬・アラシとの絆と野生の掟に従い訪れる別れ(2)。 大熊をも倒したという勇猛果敢なタキの話(3)。 人と驚くほど意思を通じ合わせることのできたノンコのこと(4)。 北海道の美しく過酷な大自然の中でそれぞれの犬と刻まれる4つの物語。 野生みなぎるノンフィクションの名作。 解説/角幡唯介。 ■内容 1 クロ 鶏小屋の侵入者/野犬の群れ/夜の山道/旅立ち/別れのとき 2 アラシ 山火事/吹雪の夜/山犬の群れ/夜襲/身近な出来事/吹雪の道で/山へ帰る 3 タキ 働きもの/大きな足跡/毒矢/野辺送り 4 ノンコ 悲鳴/心を読む/習癖/野性の戦い/離散 解説 ■著者について 今野 保(こんの・たもつ) 1917年、北海道早来町生まれ。 奥地での製炭業を経て、1937年から26年間炭鉱に勤務。 その後、室蘭にて土木会社を設立。1984年に事故で右手を負傷するが、入院中に左手で文字を書く練習を行い、その後、執筆活動を始める。 著書に『渓流の想い出』『染退川追憶』(以上、私家版)、『アラシ―奥地に生きた犬と人間の物語』『羆吼ゆる山』『秘境釣行記』がある。
  • 東京いい店はやる店―バブル前夜からコロナ後まで―(新潮新書)
    3.2
    「これは行ってみたい」とメモりたくなる店多数! 当代きっての美食家が、現代日本の外食グルメの歴史を自身の体験と共に記す。70年代から始まるフランス料理の隆盛、バブルと共にやってきた「イタ飯」ブーム、内装とサービスにこだわったエンタメレストラン、グルメメディア事情、フーディーの登場、東京再開発によって活況を呈するイノベーティブレストランまで、「グルメの現代史」を総ざらい!
  • 首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部
    3.8
    首里城地下の日本軍第32軍司令部の真実 2019年10月の火災で焼失した沖縄・那覇の首里城。焼けたのは平成に再建されたもの。だが、首里城が失われたのはこれが初めてではない。民間人含む20万人もの犠牲を出した第二次世界大戦の沖縄戦では、日本軍第32軍が首里城地下に司令部壕を構えた。抗戦の結果、米軍の猛攻で城は城壁含めほぼ完全崩壊し、古都首里もろとも死屍累々の焦土となった。 ならば、令和の復元では琉球王朝の建築だけではなく、地下司令部の戦跡も可能な限り整備、公開し、日本軍第32軍の戦争加害の実態と平和を考える場にすべきではないか? この問題意識から沖縄戦史研究者が、日米の資料を駆使して地下司令部壕の実態に迫る。 ◆目次◆ プロローグ 首里城と沖縄戦 第1章 第32軍地下司令部壕の建設 第2章 米軍の第32軍地下司令部壕作戦 第3章 米軍が見た第32軍地下司令部壕 第4章 日本軍にとっての地下司令部壕 第5章 首里城地下司令部壕の遺したもの エピローグ 戦争の予感と恐れ
  • 不倫の心理学(新潮新書)
    4.0
    男も女も、既婚者の五人に一人は不倫経験があるという――人はなぜ不倫するのか。原因は夫婦関係か、それとも生物学的本能か。発覚すると多くのカップルが破局するのに、それを乗り越えたとき、逆に絆が強くなるのはなぜなのか? パートナーシップをめぐる尽きない問いに、夫の不倫から離婚を経験した心理学者が向き合い、男と女の性と性を徹底的かつ赤裸々に描きだす。スウェーデン発、国際的ベストセラー上陸!
  • がん征服
    3.7
    平均余命15カ月。手術や抗がん剤、放射線では治せない悪性脳腫瘍「膠芽腫」に3つの最新治療法が挑む。原子炉・加速器を使うBNCT。楽天の三木谷浩史が旗を振る光免疫療法。そして「世界最高のがん治療」と礼賛されるウイルス療法。産学官を横断して取材を重ね、「がんvs.人間」の最前線をまるごと描き出すノンフィクション。
  • 奪還―日本人難民6万人を救った男―
    4.0
    太平洋戦争の敗戦で朝鮮半島北部の邦人は難民に。飢餓や伝染病で斃れゆく老若男女の前に忽然と現れ、ソ連軍の監視をかいくぐり、母国へと導く男――彼はかつて国家から断罪されたアウトサイダーだった。時間も資金も情報もない中で、頭脳と度胸を駆使した決死の闘いが始まる。見返りを求めない「究極の利他」が胸を打つ実話。
  • なつかしい本の話
    5.0
    「本とは、むしろ存在である」。『アーサー王騎士物語』『モンテ・クリスト伯』『谷崎潤一郎集』…。自身の虚弱さや母との死別といった、堪えがたい現実から幼き著者を解放してくれたのは、病床の枕元に積み上げられた本だった。昭和を代表する文芸評論家が、第二次世界大戦の戦中から戦後の重苦しい空気とともに、本だけが支えであった自身の幼少期から青年期を回想する。
  • 地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図
    3.3
    ウクライナ戦争、パレスチナ紛争、米国分断……。政治的基盤が足元から大きく揺らぐ時代における「地理」の重要性を鮮やかに論じ、縦横無尽かつ重厚な現場の体験と歴史書との対話で世界を映し出す。“地政学本の決定版”が待望の新書化。
  • ユキは十七歳、特攻で死んだ
    3.0
    死が迫ったとき、あなたは微笑むことができますか? 敗戦の破滅に追い込まれるなか、国を憂い、家族を思い、愛する者を護るために特攻死した少年の、短くも烈しく燃えた生涯とその時代。著者渾身のノンフィクション。
  • 地球上の中華料理店をめぐる冒険 5大陸15ヵ国「中国人ディアスポラ」たちの物語
    -
    ニューヨーク・タイムズ絶賛! 北極圏からアフリカまで、世界のありとあらゆるところに存在する中華料理店。中国系カナダ人の映像作家・関卓中(チョック・クワン)は、地球のそこかしこに根を張った中華料理店オーナーたちの物語を4年にわたって撮影し、ドキュメンタリーシリーズ『チャイニーズ・レストラン』として発表。華僑・華人たちの食と店を通して見えてくる国際化のリアルが話題を呼び、書籍化され、いよいよ日本でも刊行。 「純然たる中華料理」は存在しない。夢を見て、あるいは生活に窮して、政権に追われて、世界中に散らばった中国人たち。彼らが作る料理は、日本の町中華がそうであるように、世界各国の味と文化の影響を受けて変化している。だが、どのような形になろうと、それは「純然たる中華料理」であるーー北米の「チャプスイ」、マダガスカルで愛される国民食「スープ・シノワーズ」、も。著者は言う。「私のメッセージは『とどのつまり、私たちはひとつの世界の住人である』ということです」 「中国系移民が新天地に溶け込むいちばんの近道は中華料理店をひらくこと。他国人が張り合えない固有の商売は、合法にしろ違法にしろ、新参者が食べていく助けとなる」 屋台や町中華からスタートし、彼らは作って、洗って、生きて、育てた。ある者は大成功し、ある者は地道に商売を続け、ある者は「子どもには教育を受けさせたい。店の跡をついでほしくない」とつぶやく。 ●難民としてイスラエルにわたり、牧師になった中国人が教会でふるまう「広東風・豚バラ煮込み」の味は? ●なぜマダガスカルで、「ワンタンスープ」が朝食の定番になったのか? ●ノルウェーの中華料理店のシェフが”顔出しNG”の理由とは? ●アルゼンチンの大富豪が「春巻きさえ包めれば、どこででも生きていける」と豪語する理由は? ●口全体が痺れて燃える、ブラジル唐辛子を使ったアマゾン唯一の中華料理店のレシピとは? 食を通して、どこであっても生き抜く「中国人ディアスポラ」のたくましさと喜びと苦悩が活写され、私たちの前に「地球市民としてどう生きるか?」という問いが迫ってくる。世界を移り住んで育った著者は、10代を日本で過ごした。新大久保、池袋、高田馬場など、新たなチャイナタウンが誕生している日本の「最新中華料理事情」についても考察する、日本語版のための書下ろしも収録。 【登場する国々】 カナダ、イスラエル、トリニタード・ドバゴ、ケニア、モーリシャス、南アフリカ、マダガスカル、トルコ、ノルウェー、キューバ、ブラジル、インド、アルゼンチン、ペルー、そして日本。
  • 警官は実弾を込め、撃鉄を起こした
    -
    読者は本書を読み、改めて警視庁の構造的な問題とその程度の低さに驚き、組織内部の常識がどれほど異常であるかを知ることであろう。そして、これが日本警察の先頭に立ち、四万三千人もの警察職員を抱える大組織なのかとあきれ果てることだろう。(本文より)  第一線で活躍する警察官が、傲慢で残酷な組織の逸脱した裁量権の中で正義を実行しようとすると、場合によってはいかに不当に扱われ、どれほど腸が煮えたぎる思いでいるか。その現状を、元警察官ジャーナリストが実体験をもとに綴るノンフィクション。 ●黒木昭雄(くろき・あきお) 1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。
  • 秋田連続児童殺害事件
    -
    幼い子供が相次いで殺害された。母親が実子、関係のない第三者までを手にかけたという残虐極まりない事件だったが、一方で警察の捜査には不可解な点が数多く見られた。実施されなかった聞き込み捜査、外傷なしという虚偽、捏造された転落現場、早すぎる事故死の断定……。彩香ちゃん殺しは警察が意図的に「事故」にしていた!? あらゆる状況証拠は全て警察の犯罪を指し示している。隠蔽されたとしか思えない根拠を検証し、元警察官ジャーナリストが事件の恐るべき闇に迫る。  2006年に秋田県山本郡藤里町で二人の児童が殺害された事件を取材したノンフィクション。 ●黒木昭雄(くろき・あきお) 1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

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