ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~

990円 (税込)

4pt

1966(昭和41)年、日本の出生数が統計史上最低を記録した。原因となったのは迷信。60年に1度めぐってくる干支、丙午(ひのえうま)にまつわる俗言のためだった。高度経済成長の只中、たった1年、なぜ迷信がそこまでの出生減をもたらしたのか? 昭和のひのえうま生まれの計量社会学者が、迷信の成立した江戸期にまでさかのぼり、拡散・浸透のタイムラインをつぶさに追いながら、日本でだけ生じた特異な「社会現象」を読み解く。

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ひのえうま~江戸から令和の迷信と日本社会~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母がひのえうまで、この本を買ってきました。
    子の私が先に読み切ってしまいました。

    やはり「メディア」の影響は凄まじいな、と。
    特に明治〜大正の新聞、反省してほしいです。

    そして、近代化が進み多様性が尊重される社会とともに「ひのえうま」の在り方が変わっていくのが興味深く思いました。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    私も1967年生まれ。67コアグループの次の早生まれ集団に入る。干支が立春を境に替わることを知ったのは社会人になってから。私の両親も私の干支を未年と言っていたくらいだ。江戸、明治、昭和と、丙午にまつわる迷信(悲惨な子減らし、当該女性の差別)により当年人口が減少したことを検証しながら、令和の丙午がどう

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    今から40年ほど前、丙午の人たちが成人式を迎える頃にメディアで取り上げられ、話題となっていたのを覚えている。
    母に「丙午って何?」と聞いたら、迷信としか思えない謂れについて教えてくれた。

    今ならネットなどで根拠のないこととすぐに調べられるだろうが、そこまで昔のことではないはずなのに伝聞がまことしや

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    年末から妊活を始める予定なので、丙午に女子を出産する可能性があり、学ぶために手に取った。

    結論、おもしろかった〜!
    メディアが「迷信ではあるけれど〜」と注意喚起をする様はさながら先日の参院選を思い起こさせる。
    結局何も変わっていない。
    けれど、子どもを検討する世代は60年ごとに鮮やかなくらい変化を

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    いよいよ来年暦が還る。わたしたちの暦に還ってくる。おかえり、ひのえうま。もうあの年のような事態にはならないと著者も言っている。そりゃそうだよ。だってわたしたちが証明したもの。ちょっとお得でなんだか妙に団結してたくましくてまあまあHAPPYな人生送れたよ。むしろひのえうま印はちょっと得意げにわたしたち

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    1906年明治の丙午
    1966年昭和の丙午
    そして、来年が2026年令和の丙午

    「丙午」は、何の根拠もない迷信や陰謀論的なものなのですが、来年はどうなるでしょうか。

    日本は既に少子化が根付いています。
    川柳にするなら「毎年が ひのえうまかな 令和の世」とは、言い得て妙です。

    1966年昭和の丙

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    普通に面白かった。
    文章も平易で読みやすく、図解やグラフもわかりやすい。
    サブタイトルが『江戸から令和の迷信と日本社会』とあったので、てっきり民俗学的な話かなと思ったら、違った。
    社会学の本だった。
    ひのえうまについての基礎知識と、60年ごとにあるこの年に生まれた女性についての理不尽な言説についての

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    ひのえうまがどのように社会に浸透したかをデータから検証する本。
    前半の検証は面白かったが、後半はデータの紹介は退屈だった。研究者にとっては重要なデータなのかもしれない。

    0
    2025年07月23日

    Posted by ブクログ

    丙午とは、干支の組み合わせで60年おきにやってくる。この年生まれの人は気性が激しいといった民俗的迷信によって出生数が減る傾向にあり、実際に1966年には前年比で40万人もの減少が見られた。そして2026年がその年に当たり、明治・昭和と続いた出生数減少の影響が発生するのだろうか。

    丙午生まれの女性は

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    ひのえうま迷信の始まりから、過去この干支はどのように社会的に扱われてきたのか、1966年生まれのひのえうまの人達の人生は他と比べて得だったのか損だったのか等をエビデンスを元に説明されている。そして2026年はどうなるか、の予測も。

    1966年の狂乱に関するところが、ザ・昭和という感じでおもしろい。

    0
    2025年05月24日

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