畠山直哉の作品一覧
「畠山直哉」の「出来事と写真 増補版」「話す写真ーー見えないものに向かってーー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「畠山直哉」の「出来事と写真 増補版」「話す写真ーー見えないものに向かってーー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
畠山直哉を好きな写真家だと思ってきたので、この夏、金沢21世紀美術館内のショップで、この本を見つけたときは迷わずレジへと運んだ。
どの写真を見て、畠山直哉を好きだと思ったのかは、今となっては分からないが、こんなに写真について本質的な思考を展開する理論派でもあるとはついぞ知らなかった。
また、外国語の知識も豊かで、英語での講演もする人だったとは。
印象に残っていることばは、
写真術の形式に徹すれば徹するほど、他の芸術形式から離れれば離れるほど、写真は「芸術」になることができる(p342)
なるほどなと思った。
星を一つマイナスとしたのは、本文に付された写真が小さく、存分
Posted by ブクログ
最近連続して写真の本を読んでいるがその一つ。畠山直哉は自分の好きな写真家の1人で、静的な写真を撮っている印象の写真家だった。
畠山さんは「写真」について深く掘り下げていた。写真とは芸術なのか、特に誰でも写真が撮れる今の世の中で写真は芸術になりうるのか。写真的な絵画やそうでない絵画を分析することがひとつの解ではないかと提示している。
トルボットをはじめとした写真の祖、写真とはphotographyとは、明るい部屋の話や哲学の話まで
ある意味で畠山さんの言い訳にも思える(あと書きでも触れているように何度か同じ話をしているため)わけだが、そうした深い思考が彼の静的な写真につながっているのではないかと