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  • 黒ヘル戦記
    5.0
    反体制ハードボイルド小説! 本書は、左翼誌『情況』にて2020年1月号(冬号)から2022年7月号(夏号)まで3年にわたって連載され、好評を博した、『蒼ざめた馬』(ロープシン)や『党生活者』(小林多喜二)の系譜に連なる革命小説である。1980年代から90年代にかけて著者が経験した法政大学の学生運動をもとに、「愛」と「革命」と「暴力」に生きた過激派学生の姿を描く。
  • 黒ヘル戦記
    -
    1巻990円 (税込)
    反体制ハードボイルド小説/愛と革命と暴力の青春! 1969年創刊の反体制誌『情況』に連載されたハードボイルド小説。 日本学生運動のメッカ、外堀大学で繰り広げられる、若者たちの愛と革命と暴力の物語。 運動内部の人間しか知らない革命運動の実像を、活動歴30年の反体制作家が描いた、ロープシンの『蒼ざめた馬』、小林多喜二の『党生活者』の系譜につらなる本格革命文学。 【目次】 第一話 詐病 第二話 ランボーみたいな人 第三話 フラッシュフォワード 第四話 ボクサー 第五話 秘密党員 第六話 狼体験 【著者】 中川文人 1964年生まれ。作家、兵法家。有限会社ヨセフアンドレオン代表取締役。法政大学中退、レニングラード大学中退。 著書に『地獄誕生の物語』『ポスト学生運動史 法大黒ヘル編』『1987年の聖戦』など。

ユーザーレビュー

  • 黒ヘル戦記

    Posted by ブクログ

    1980年代半ばに学生運動はあったのか。
    社会からは学生運動活動家の存在はほとんど認知されなくなった時代だ。
    しかし、お茶の水の明治大学には新左翼の巨大な看板が駿河台の坂道を睥睨し、マスクで顔を隠した社会人活動家が成田空港拡張工事反対の街頭署名集めをしていた。
    学生運動活動家は間違いなく存在したはずだか、彼らの実態を知らない人が大半だろう。

    本書では80年代学生運動活動家の現役当時の党派間抗争や活動家引退後の中年期における人生模様が描かれる。

    党派内外の人間関係や指導者の個性や人望を攻略して小規模党派が党派間抗争を挑む。
    こうしたことは学生運動に限らず、現代人の生業や生活の営みにおいて参考

    0
    2024年03月25日

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