軍艦島入門

軍艦島入門

1,980円 (税込)

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3.7

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三菱が作り上げた炭鉱の島。世界最高の人口密度だった島。閉山後、無人のまま数十年が経過した島。廃墟と化した今、観光上陸として人気が爆発している島。

2013年、SONYのアクションカムを搭載したラジコンヘリが空撮した動画が公開され、ほどなくGoogleのストリートビューが公開された。
2年後の世界遺産登録をにらみ、軍艦島は、いまさらなる注目を浴びている。
しかし、これまではノスタルジックな、あるいは「廃墟」を全面的に押し出した写真集しかなく、「軍艦島ってどんな島?」と思ったときに手軽に読める本がなかった。
本書は島の成り立ちから石炭業としての発展、全盛期の様子、そして閉山後までを、創業当時の写真や図版をふんだんに使い、時に元住民の話をまじえながら解説する。
行ったことがある人も、これから…と憧れている人も、軍艦島の存在した意義を深く感じることができる、写真も美しい解説本。

■第1章 黒ダイヤの島
2ページでわかる軍艦島/ 石炭・炭鉱の基礎知識/ 軍艦島クロニクル/ 黒ダイヤの島

■第2章 軍艦島 その特殊性
絶海の要塞/ 海の道/ 海底の生命線/ 岩礁の迷宮/ 緑なき島

■第3章 軍艦島 驚きの暮らし
世界最高の人口密度/ 島を飲み込む台風/ 屋上に畑と田んぼ/ 特殊な生活/ ナノシティ

■第4章 軍艦島のすごい建物
国内最古のRCアパート/ 鉄筋長屋アパート/ 戦中の大建築/ 木造+鉄筋/ 巨大小中学校

■第5章 軍艦島ミステリー
第一竪坑はどこに?/ 岩礁のダンジョン/ 謎の地下施設/ キリスト教徒の…/ 強制連行?

■第6章 知られざる秘話
元祖軍艦島・中ノ島/ 遊郭/ 戦争の記憶/ 軍艦島ならではの事故/ 理由があった娯楽施設

■第7章 軍艦島 未来へ
軍艦島の魅力/ 未来の記憶/ 産業遺産、軍艦島/ 廃墟から世界遺産へ/ 日本の縮図

■軍艦島へ行くために
軍艦島の観光/ 軍艦島観光の現状/ 上陸観光船/ 関連する周辺の見どころ

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軍艦島入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    "九州長崎県にある半島から約4キロ沖にある端島。この島を多くの人が軍艦島とよぶ。島の周囲は約1.2キロほどの小さな島に集合住宅のような建物が所狭しと隣接していて沖から眺めると確かに軍艦のように見える。
    この島では黒いダイヤとよばれる良質な石炭があり、三菱が炭鉱採掘するために作り上げた島だ。

    0
    2018年10月28日

    Posted by ブクログ

    8月の初めに長崎を旅行した。私には珍しく2か月以上前から計画を立て、航空券や宿を手配した。軍艦島クルーズのツアーも申し込んだ。そしてこの本を読んで予習した。

    長崎半島の西4㎞の海上に浮かぶ端島は、明治時代に三菱が経営母体となって本格的に採掘が開始された炭鉱の島である。最盛期の昭和30年代には周囲約

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    世界遺産に登録されることが期待されている軍艦島。
    物々しく、同時に不思議なエネルギーを秘めたその姿に至るまでの成り立ち・最盛期・現在を、解説と豊富なカラー写真とでコンパクトによくまとめ、資料性が高い内容です。
    写真集はよく目にしていましたが、「入門」の題に相応しくこの1冊で軍艦島の全体像がよく分かり

    0
    2015年07月04日

    Posted by ブクログ

    廃墟系写真集のようなものを予想していたが、軍艦島の歴史や現状(=観光資源や歴史的価値)などが綴られていて興味深かった。今となっては、昭和(という時代)にタイムスリップできる貴重な場所なのかも...。

    0
    2014年12月21日

    Posted by ブクログ

    ≪目次≫
    第1章  黒ダイヤの島
    第2章  軍艦島 その特殊性
    第3章  軍艦島 驚きの暮らし
    第4章  軍艦島のすごい建物
    第5章  軍艦島ミステリー
    第6章  知られざる秘話
    第7章  軍艦島  未来へ
    付属   軍艦島へ行くために

    ≪内容≫
    非常にコンパクトに軍艦島についてまとめられた本。写

    0
    2013年08月18日

    Posted by ブクログ

    上陸する前に読めばよかった。見所がたくさん載ってます。それ以前にどこかに行く前に予備知識があるとないとで目の付け所が変わりますね。

    どんどん朽ちてしまっている軍艦島だけど、見学通路さらに増やしていただきたいなァ。あと、今回は池島炭鉱に行けなかったけれど、これ読んでさらに行きたくなった。次は絶対行く

    0
    2022年03月09日

    Posted by ブクログ

    6月、軍艦島に初めて上陸しました。行く前に読めばよかったなあ、軍艦島のことが詳しくわかる入門書です。7章を読むと、著者の方はしみじみと軍艦島がお好きなのだろうなあと思う…(笑)。

    0
    2021年12月11日

    Posted by ブクログ

    黒いダイヤと言われた石炭。炭鉱は一大資源産業であり、その中でも最も良質な石炭を算出したのが軍艦島。昭和49年の閉山より崩れゆく無人の廃墟としてひっそりと時を刻んできた。近年、産業遺産としてにわかに脚光を浴び2009年には世界遺産の暫定リストにまで掲載されるに至った。往時は日本屈指のアーバンシティであ

    0
    2014年06月25日

    Posted by ブクログ

     かつては廃墟探索マニアの聖地であり違法侵入も関係なく足を踏み入れていた場所。

     それがいつの間にかに表に堂々と現れてきた、しかも世界遺産登録を目指してとある。

     古いものはこうも人を魅了するのかという教科書的な場所だろうとは思うがこの変わり身の早さが気に入らない。朽ちるものは朽ちるそのまま朽ち

    0
    2013年10月28日

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