国内ミステリー - 講談社 - 講談社文庫作品一覧
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4.0法科大学院の教授、平手理沙子が都内の運河で水死体となって発見される。平手教授の遺品に 「密告の件、水戸Lへ」と書かれたメモが見つかり、弁護士の水戸裕介に警視庁の刑事が事情を訊きにくる。 水戸は「密告の件」について、心当たりがなかった。 才色兼備で世間から注目を浴びている弁護士の丘野ヒロ子が、水戸がパートナーを務める法律事務所を訪れる。 丘野が扱う交通訴訟の依頼人が弁護士会に懲戒請求し、弁護士会から「業務停止六ヵ月」の処分を宣告されたという。 処分に納得がいかない丘野は、日弁連に異議を申し立てるため水戸への助力を求めてきたのだ。 弁護士業界に潜む苦々しい実態に、水戸は怒りを隠せない。さらにその丘野弁護士が平手教授殺害の容疑で逮捕されてしまう! ふたりの女性の間に何があったのか? 気鋭の若き弁護士が法曹界の腐敗に切り込む、熱きリーガルサスペンス! 『法廷弁論』を文庫化に際し、改題。
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4.0「全ては樹木が語ってくれました」 『闇に香る嘘』『生還者』で注目の乱歩賞作家が挑む新境地。 樹木トラブルの裏には、人の“想い”が隠れている! 笑って泣ける、人の心と樹木をつなぐ6つの連作ミステリー 新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。 えっ…、それって切符を買うところじゃ……。 疑問を抱いたのも束の間、「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。 そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった! 花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野。 しかし、そこにはスギを愛でる先客が。 「柊紅葉といいます。樹木医です。」 清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが、事態は意外な展開を見せ……。
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-森博嗣自選短編集『僕が秋子に借りがある』、森博嗣シリーズ短編集『どちらかが魔女』を合本でおとどけします! ◆収録作品1:『僕が秋子に借りがある』 初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。彼女が僕にどうしても伝えたかった思いとは? 胸が詰まるラストの表題作ほか、「小鳥の恩返し」「卒業文集」など、文学的な香りが立ちのぼる、緻密で美しい13の傑作短編集。 ◆収録作品2:『どちらかが魔女』 西之園家のキッチンでは、ディナの準備が着々と進んでいる。ゲストは犀川、喜多、大御坊、木原。晩餐の席で木原に続き、大御坊の不思議な体験が語られた。その謎を解いたのは――(表題作)。ほかに「ぶるぶる人形にうってつけの夜」「誰もいなくなった」など、長編シリーズのキャラクタが活躍する8編を収録。