国内小説作品一覧

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  • アップルグリーンのソックス――ネオ昭和青春ノベル シリーズ1
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    1~5巻110~330円 (税込)
    〈アップルグリーンのソックス〉……田舎っぽさが残る東京郊外に住むヒロシは小柄だが熱血野球少年。草野球を卒業し、誰もが憧れる地元のリトルリーグ・チームに入団するのが夢。信頼していた仲間の裏切り、新たな友情、強い絆の家族愛を通して、ヒロシは本当に大切なものは何かを自覚し始める。少年が少し大人への成長物語。
  • 雪のあまね 30分で読めて泣ける雪女の物語。民間伝承や伝説が好きな人にオススメの純愛ストーリー30分で読めるシリーズ
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    10分で読めるミニ書籍です(文章量32,000文字程度=紙の書籍の64ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 書籍説明文 まえがき 【雪女】  近づいてはならぬとわかりながらも、惹かれてしまう……妖艶で危険な、美しき物の怪。  そんな印象のある「彼女」にも、恋する気持ちはあるのだろうか?  もしも恋をするのなら、いったいどんな恋の軌跡を紡ぐのだろうか?  そして、また。「人ならぬモノ」からの想いを受け止める男には、いったいどんな覚悟が必要だったのか?  この物語は、そんな疑問から始まったものでした。  ──雪女の純愛を紡ぎたい。  夜の闇を失いつつある現代に埋もれていく、小さな儚さをそっと掘り起こすように。少しだけ、語らせてください。 著者紹介 万里ちひろ(ばんりちひろ) 1月5日生まれ、埼玉県在住x。 小説を書くことを自己表現とし、恋愛ものからファンタジー、ヒーローものなど、興味を持ったジャンルには、とりあえず首を突っ込んでネタ出しを試みる体質。 執筆において「ヒロインは可愛くあらねばならぬ」が理想と信じて疑わない。 著作…「年下カレシと記念日カノジョ。10分で読める恋人をもっと好きになる物語。彼女の秘密と彼氏の秘密」(まんがびと刊) その他、コミケなどオタクイベントで細々と活動中
  • 猫と針
    3.1
    1巻396円 (税込)
    高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。
  • 愛を積むひと
    4.0
    佐藤浩市主演映画ノベライズ。  北海道、美瑛。四季折々の彩り豊かな風景を見せてくれる美しい大自然のなかにたたずむ、赤い屋根のログハウス。第二の人生をこの素晴らしい景観のなかで過ごそうと、篤史と良子の夫婦は、長年住み慣れた東京から、この地にやってきた。  良子は篤史に家を囲む石塀作りを頼んだが、持病だった心臓の病を悪化させ、帰らぬ人となってしまう。失意の底に沈む篤史だったが、そんなある日、良子からの手紙を受け取る。そこには、石塀をぜひ完成させてほしい、と綴られていた。それからも、良子からの手紙は、次々と篤史のもとに届き続けた――。
  • 図書室の海
    3.5
    1巻605円 (税込)
    あたしは主人公にはなれない――。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる〈サヨコ〉伝説に関わる使命を……。少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。
  • 海街diary
    4.3
    大人気コミックの映画版を完全ノベライズ! 行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。大人以上に気丈な異母妹―すずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」 しっかり者の長女・幸。姉とぶつかることの多い次女・佳乃。マイペースな三女・千佳。そして、不倫の子であると負い目を抱えながらも鎌倉に来る決意をした四女、すず。四姉妹の生活が始まったが…。 鎌倉を舞台に、人の強さ、弱さ、優しさを温かい視点で描いた大ベストセラー・マンガ大賞2013受賞、「flowers」で連載中の大人気コミック『海街diary』を実写映画化、その完全ノベライズをお届け!  2015年6月13日公開。監督・脚本は是枝裕和、四姉妹キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。
  • 沈黙のひと
    4.0
    吉川英治文学賞受賞、小池文学の最高峰! 亡き父が遺した日記には娘への愛、家族との不仲、そして恋人との心の交流が記されていた。生と死、家族を問い直す魂を揺さぶる傑作!
  • 北海道同人雑誌作品選集 第5集
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    北海道で同人雑誌を刊行している団体が、それぞれの雑誌から推薦した一編を収録した小説集。全13編。 2010年の第1集「札幌地方同人雑誌作品選集」から5年、合計63編を世に送り出した選集の最終巻。
  • 朝日のようにさわやかに
    3.7
    1巻671円 (税込)
    葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ……(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
  • 愛しのジュエラー
    3.0
    1~2巻726~737円 (税込)
    宝石への熱い思いを描いた注目の学園小説!  花岡ジュエリー・スクールの学生喜多川北斗は、宝石業界最大手のオーナーの御曹司。しかも、東大中退という異色の経歴だった。北斗は石留めの達人として、世界技能競技大会で入賞を果たしていたが、学内のデザインコンテストではデザイン画を提出することができず、自己嫌悪に陥っていた。学内の学習の華といえるのが、独創的なデザイン力だったのである。  ある夜、酔っ払った北斗は誰かに助けられ、その家で朝を迎えた。北斗を助けたのが、同じ学校に通う皆見みな美だった。そこで、みな美の手になるという優しい表情をしたスターローズクオーツを見た北斗は、みな美が研磨の卓越した技術を持っていることを知るとともに、彼女に興味を抱く。  折しも、学校が財政的に危機に瀕しており、このままでは借入先の銀行の手に渡ってしまうことが明らかにされた。そのため、資金集めとして学生たちによるオリジナル商品のジュエリーを作って売ることが宣言される。果たして、どんなジュエリーができるのか。  みな美と北斗、日賀翔太と仁科真由那の恋愛感情も入りくんできて……。  宝石の魅力と、宝石をこよなく愛する人たちの思いを伝える、注目の学園小説! ※【ご注意】この作品にはカラー写真が含まれております。
  • 路

    4.1
    台湾でも大反響! 国を越え、溢れる想い 台湾に日本の新幹線が走る! 巨大プロジェクトに、それぞれの国の人々の個々に抱いてきた想いが繋がる。確かな手触りの感動傑作!
  • 六番目の小夜子
    4.1
    1巻737円 (税込)
    津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。
  • 史上最強の内閣
    3.8
    1~2巻759~792円 (税込)
    国家の危機に、真の内閣が立ち上がった! 北朝鮮が、日本にむけた中距離弾道ミサイルに燃料注入の報が! 中身は核なのか? それとも……。 支持率低迷と経済問題で打つ手なしの政権与党・自由民権党の浅尾総理は、本物の危機に直面し「本当の内閣」に政権を譲ることを決意した。 アメリカですら「あないな歴史の浅い国」と一蹴する京都の公家出身の二条首相は、京都駅から3輛連結ののぞみを東京駅までノンストップで走らせたかと思えば、その足で皇居に挨拶へ。何ともド派手な登場の二条内閣は、早速暴力団の組長を彷彿とさせる広島出身の防衛大臣のもと「鉄砲玉作戦」を発動する。果たしてその結末やいかに? 「こんな内閣があったら……」書店員さんたちの圧倒的支持を受けた痛快作が待望の文庫版を電子化。 笑って笑って、涙する、史上初の内閣エンタテインメント!!
  • ハンサムガールズ
    3.5
    八十年代を彩った森瑤子作品、復刊第一弾!  高校時代、同じ演劇部に所属していた女友だち五人。外資系の会社で働きながら劇作家を目指す聖衣子、劇団で芝居をやっているサキ、雑誌編集者で未婚のシングルマザー真利江、エステティックサロンでインストラクターをする羊子、裕福な家庭で育ったピアノバーの演奏者・伊佐子。  二十代も半ばを過ぎた今でも、つかず離れずの友情を育む彼女たちは、定期的に近況を報告し合っていた。ある春の夜、「これぞと自慢できる男を同伴して、サキの舞台を観にいく」と約束した彼女たち。男でつまずき生き方に悩み、痛みを抱えながらも、自立した女として生きていきたい――。  いくつもの出会いと別れを経験した女性たちが、いつしか知的で美しいハンサムガールへと華麗に変貌していくオムニバス長編。  各章ごとに、彼女たちそれぞれの生き方が綴られ、女性なら必ず共感出来る章、生き方があるはずです。
  • ライオンハート
    3.8
    1巻935円 (税込)
    いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ……。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って――。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。
  • トイレのピエタ
    3.7
    1巻1,119円 (税込)
    最後の夏、世界にしがみつくように、恋をした。 画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏は、突然余命三ヶ月の宣告を受ける。残された時間を知るまでは、この夏もいつものように、ただやり過ごすだけの季節になると思っていた。それが人生最期の夏に変わってしまった時、立ちはだかるように現れた女子高生の真衣。 「私が生きてるんだから生きろ」 宏は、容赦なくありのままの感情をぶつけてくる真衣に翻弄され、戸惑いながらも、生と死の間に強烈な光を見る……。 もっとも純粋で痛切なラブストーリー。 漫画家・手塚治虫氏が亡くなる3週間前まで病床で書き続けていた日記を原案とし、 カリスマ的な人気を誇るロックバンド「RADWIMPS」のヴォーカル&ギター野田洋次郎が主演を務めた映画の原作小説!
  • 思春期
    3.6
    1巻1,265円 (税込)
    「未来が明るい、なんて、だれが決めたのでしょう。」「若さはすばらしい、なんてだれが決めたのでしょう。」―。「行きたくない場所は、学校」そして、家に帰っても「ふすまのような扉がついている勉強部屋に逃げ込む」毎日。「自分には価値がなく、生きていてもしかたがないのでは」という暗い気持ちで日々を送る中学生の「わたし」。不安、後悔、劣等感、秘密、孤独、嫉妬、自己嫌悪―。小手鞠るいが描く直球思春期小説。
  • 狐さんの恋活
    3.4
    1巻1,463円 (税込)
    狐面に着流し姿の「狐さん」は、奈良公園で会った春菜に恋心を抱くが、春菜のメイド七瀬から「無職男性との交際など認めません!」と罵倒され、就活を決意。幼馴染みの烏からレクチャーを受ける。一方、以前、狐さんを振った女子大生ビンバは、その理由が勘違いだったと知り、またしても狐さんへの想いをふくらませていく。二人の女性の間で恋路は如何に? メフィスト賞作『恋都(こと)の狐さん』シリーズ完結!
  • 末枯れの花守り
    4.2
    1巻550円 (税込)
    初めて植えた朝顔に、男への想いを託す今日子。だが、最初の一輪が咲いた時に知り合った圭二郎から連絡が絶えてひと月になる。彼女の心が限界に近づいた時、永世姫、常世姫と名のる艶やかな和装姿の女たちが現れた…
  • ガラスの絆
    3.5
    美しい蔓薔薇と高麗芝の敷かれた洋館で、治子は五歳になる一人息子の信之と建材メーカーの社長である夫と明るい家庭を築いていた。だが、この家庭にも不安があった。それは、結婚後、数年たっても妊娠のきざしがないことから人工授精を受けて生まれた信之の本当の父親は、夫なのかドナー(精子提供者)なのか不明なことだった。そして、ある日――ドナーと名乗る男の出現によって平穏な家庭に大きな亀裂が生じていった……。治子の心を支えたのは脆い一本の試験管につながれた母と子の強い絆だった。表題作ほか日常生活のなかで遭遇する事件をテーマに、女性の微妙な心理を描いた作品集。
  • 神のゴミ箱
    3.0
    ある日。とあるアパートの住人、神 喜助(じん きすけ)のゴミ箱の中身が、ひとりでに増えた。ここの住人の誰かのゴミが、何故か転送されてきている。糸くず、美しい髪の毛、小説の下書き、そして『恥ずかしいポエム』。 しかし、読んでいるこちらが赤面するそのポエムは、どうやら『遺書』らしい。つまり、ここの住人の誰かが、死のうとしている? 自殺防止に奔走したり、女子中学生の援助交際を諭したり。 神(のゴミ箱)のお告げにより、退屈だった彼の人生は、ささやかに動き始めた。 これは、『どこかとつながっている』ゴミ箱を巡る、すこし不思議な住人たちの物語。
  • 石塊の衢
    3.0
    トカラ列島に住む金城昇は、スキューバ・ダイビングの世界記録に挑んだ。しかし、記録に3メートルおよばず失敗した。手造りの深海用カメラに映った謎の一葉の写真を持って上京した金城は、消息を絶ってしまい、あとを追った恋人、和子も行方不明になってしまった。捜査にあたった坊門刑事は奇書「東日流外三郡誌」を知る。写真をめぐって凌辱と殺人が……。壮大なスケールで描く伝奇ロマン傑作!
  • βの悲劇 THE DOME-ドーム-
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    二〇〇〇年八月。カナリア諸島のテネリフェ島で異常事態が発生、直ちにスペインのフリゲート艦が急航するが、同島では住民・観光客が全滅していた。調査報告によると、原因は新種のインフルエンザ・ウィルスと判明し、その特異な形状からβウィルスと名付けられる。だが、未知なるウィルスは恐るべき力で世界を恐怖に叩きこんだ。目前に迫る人類存亡の危機。その中で、再び注目を集めたのは、冷戦時に人類という種を存続させるために南太平洋上に建造された『ザ・ドーム』だった――。愛とサスペンスに満ちた感動の大作!
  • 生きて行く私
    4.1
    山口県岩国の生家と父母、小学校代用教員の時の恋と初体験、いとことの結婚、新聞懸賞小説の入選、尾崎士郎との出会いと同棲、東郷青児、北原武夫とつづく愛の遍歴……数えて百歳。感動を呼ぶ大河自伝。
  • ドーム 人類の箱舟
    -
    東大研究生として来日したアメリカ人女性ジュディ。核実験地で幼少時に被曝し、二四歳の若さで白血病に冒された彼女の切実な願いは、全面核戦争から、人類の絶滅を防ぐことだった。そして、ジュディと設計技師・吉田司郎との愛が、現代のノアの箱舟「ドーム」を発想させた。この巨大な施設が完成すれば、地球が“核の冬”に覆われても、尊い命を救うことができる――。ジュディの死を看取った吉田の活動で、「ドーム」の建設は多くの人々の共感を呼ぶが、背後では各国のイデオロギーや陰謀が複雑に絡みあっていく……。人類存亡をテーマに描いた感動の物語。(『ドーム―終末への序曲』改題)
  • 秘密は日記に隠すもの
    3.8
    父親の秘密を見つけた女子高生の日記「トロフィー」、母の死を引きずる43歳独身男性の日記「道化師」、姉妹で同居している結婚を控えた姉の日記「サムシング・ブルー」、熟年夫婦の日常を記した夫の日記「夫婦」。まったく無関係な4人だが、本人たちも気づかぬところで、実は不思議な繋がりがあった……。急逝した著者の絶筆となった最後の作品。著者は一体、どんな秘密を作品の中に隠したのか……。
  • ハードボイルド・エッグ 新装版
    3.4
    1巻627円 (税込)
    フィリップ・マーロウに憧れ、ハードボイルドに生きいくことに決めた「私」こと最上俊平。だが、持ちこまれるのはなぜかペットの捜索依頼ばかり。そろそろ変わらなければならないと一念発起。手始めに秘書を雇うことにしたが、やって来たのはとんでもないナイスバディ(?)な女で……。60刷を越えるベストセラー、待望の新装版。
  • 十三夜
    -
    1巻220円 (税込)
    読みやすい!夭折した天才作家、樋口一葉。これまで読みにくかった作品を現代語に翻訳しました。貧しい家に育った美しい娘お関は望まれて高級官僚に嫁ぐ。しかし夫は手の平を返したようにお関を虐めるようになる。思いあまったお関は離婚を決意し子供を残したまま十三夜の夜に実家へ帰るが……。運命に翻弄される人々の悩みをせつせつと描いた作品。
  • ペンだこの治しかた
    -
    1巻220円 (税込)
    社会人になってもペンだこに悩む女の人はいるのだろうか。書き取りもテスト勉強もないというのに、ペンだこが痛む。事務職って言ったらパソコン仕事だと思うこのご時世に、マウスだこじゃなくってペンだこが痛む。もしかしてこんな悩みを持つのは私だけではあるまいか。 ぷっくりと赤くなった中指が痛いから仕事したくない。休んじゃおうかとウダウダ思いつつも身支度をして、結局いつも通りに出勤。悲しい性である。
  • 冥土めぐり
    3.7
    子供の頃、家族で行った海に臨むホテル。そこは母親にとって、一族の栄華を象徴する特別な場所だった。今も過去を忘れようとしない残酷な母と弟から逃れ、太一と結婚した奈津子は、久々に思い出の地を訪ねてみる…。車椅子の夫とめぐる“失われた時”への旅を通して、家族の歴史を生き直す奈津子を描く、感動の芥川賞受賞作。
  • 下町の女
    5.0
    かつては「新橋」「柳橋」に次ぐ格式と規模を誇っていた下谷の花柳界だが、昭和40年代に入り、人手不足と不景気で寂れゆく一方であった。そんな下谷の芸者屋「福乃家」の女主人・野崎こうは、母の代からの芸者暮らし。こうの芸者名は寿福といい、下谷一の踊りの名手の上に、ぼつぼつ50になろうというのに、どうみても40代前半の色も香も女盛りである。24歳になる娘の桐子は踊りの筋がよく、玄人筋からも将来を期待されていたが「芸者も、芸事も一切、やらない」の一点ばりであった。母娘二人暮らしの日常に、芸者をめざし新潟から出てきた田中市子という25歳の娘が住込みで見習いに入る。こうのパトロンは長年、造船会社の社長・井藤であるが、いまは妻に先立たれ、お手伝いと暮らしている。ある日、井藤は桐子に縁談を持ってくる。桐子の父は井藤なのか? こう・桐子・市子の女三人三様、日々を精一杯生きる姿が胸を打つ、平岩弓枝の花柳小説ここにあり。
  • 整形美女
    3.5
    二十歳の繭村甲斐子(まゆむらかいこ)は、大きな瞳と高い鼻、豊かな乳房とくびれたウエストを持つ女性だった。だが、彼女は名医・大曾根(おおそね)に懇願し、全身整形をする。一方、同郷の望月阿倍子(もちづきあべこ)も、社会人となった新生活を機に整形。その姿は甲斐子そっくりになった。正反対の考えのもと、整形をした二人の、整形後の運命はいかに――。美しさとは? 幸福とは? 根源を問う衝撃作。
  • すいか 1
    4.1
    1~2巻770~825円 (税込)
    伝説的ドラマの脚本、ついに電子化。 「やっと空き室でました。人気のレトロ賃貸物件。ハピネス三茶(朝夕食事付き)」東京・三軒茶屋の下宿を舞台に描かれる、血のつながりのない女性4人のなにげない日常と、3億円を横領して逃走している主人公の同僚の非日常。彼女たちが語る、等身大の言葉が胸をうつ、向田邦子賞受賞作。
  • 日本の官能小説
    3.7
    日本の官能小説に焦点を当て、戦後の表現のなかで官能・エロスがどう描かれてきたかを歴史的・具体的に見ていく。エロスをめぐる官憲とのせめぎ合い、そのなかで時代風潮を背景にエロス表現がいかに深化していったかなど「性」から見た戦後史!
  • 天国から地獄へ 旅がらす二重生活
    -
    1巻880円 (税込)
    人生一寸先は闇、何が起こるか誰にもわからない。夫からすは四十代で脳梗塞、娘のむくは中一で鬱病、休学へ。やがて二人には自閉症の診断までくだされ、運命の如く、からす一家は地獄へと落ちていった。しかし現実に翻弄されながらも闘い続けたことで、家族の絆という、かけがえの無いものを得ることができた。そして著者かもめは、自閉症の人達の素晴らしさや生きることの意味を発見したのである。人生のメッセージを受け取り、明日を信じて前進すれば、いつかきっと未来は開けるのだ!
  • 虹の彼方に
    4.3
    1973年夏、東京拘置所。『カール・マルクス』『ウルトラマン』等、夢見る囚人達と所長『ハンプティ・D』の間で演じられる可笑しくも悲痛な思想劇。『さようなら、ギャングたち』『ジョン・レノン対火星人』と並び著者の原点を示す秀作。
  • ジョン・レノン対火星人
    4.2
    住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」……名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと1年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の10年が沸騰点に達し、本書は生まれた。<言葉・革命・セックス>を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。
  • 春草―道なき道を歩み続ける中国女性の半生記
    完結
    -
    全1巻1,265円 (税込)
    中国の女性作家・裘山山氏のベストセラー小説で、中国でテレビドラマ化され大反響を呼んだ『春草』の日本語版。

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  • さようなら、ギャングたち
    4.1
    詩人の「わたし」と恋人の「S・B(ソング・ブック)」と猫の「ヘンリー4世」が営む超現実的な愛の生活を独創的な文体で描く。発表時、吉本隆明が「現在までのところポップ文学の最高の作品だと思う。村上春樹があり糸井重里があり、村上龍があり、それ以前には筒井康隆があり栗本薫がありというような優れた達成が無意識に踏まえられてはじめて出てきたものだ」と絶賛した高橋源一郎のデビュー作。
  • 夜明けの家
    4.0
    「老耄が人の自然なら、長年の死者が日々に生者となってもどるのも、老耄の自然ではないか。」――主人公の「私」が、未明の池の端での老人との出会いの記憶に、病、戦争、夢、近親者の死への想いを絡ませ、生死の境が緩む夜明けの幻想を語った表題作をはじめ、「祈りのように」「島の日」「不軽」「山の日」など「老い」を自覚した人間の脆さや哀しみと、深まる生への執着を「日常」の中に見据えた連作短篇集。
  • 聖耳
    3.0
    眼の手術後、異様に研ぎ澄まされていく感覚の中で、世界が、時空が変貌を遂げていく。現代文学の極北を行く著者の真骨頂を示す連作集。「夜明けまで」「晴れた眼」「白い糸杉」「犬の道」「朝の客」「日や月や」「苺」「初時雨」「年末」「火の手」「知らぬ唄」「聖耳」
  • すいか 合本版
    -
    伝説的ドラマの脚本、ついに電子化。 東京・三軒茶屋の下宿「ハピネス三茶」を舞台に描かれる、血のつながりのない女性4人のなにげない日常と、3億円を横領して逃走している主人公の同僚の非日常。彼女たちが語る、等身大の言葉が胸をうつ、向田邦子賞受賞作。10年後のハピネス三茶を描いた、書き下ろしのオマケは「すいか」ファン必見。 ※本電子書籍は、「すいか 1・2」の合本版です。
  • 槿

    槿

    4.0
    男の暴力性を誘発してしまう己の生理に怯える伊子(よしこ)。20年も前の性の記憶と現実の狭間で揺蕩う(たゆたう)國子。分別ある中年男杉尾と二人の偶然の関係は、女達の紡ぎ出す妄想を磁場にして互いに絡み合い、恋ともつかず性愛ともつかず、「愛」の既成概念を果てしなく逸脱してゆく。 濃密な文体で、関係の不可能性と、曠野の如きエロスの風景を描き切った長篇。谷崎潤一郎賞受賞。
  • ゴーストバスターズ 冒険小説
    4.0
    謎のゴーストを探し求めてアメリカ横断の旅に出るブッチ・キャシディとサンダンス・キッド。そしてBA-SHOとSO-RAもアメリカを旅し、「俳句鉄道888」で、失踪した叔父を探すドン・キホーテの姪と巡り合う。東京の空を飛ぶ「正義の味方」超人マン・タカハシは、ついにゴーストからの呼び出しを受ける……。隠されたゴーストの正体とは? 時空を超え、夢と現を超え、疾走する冒険小説。
  • 八百八寺の風鈴屋
    -
    京都に佇む風鈴専門店『風の通り路(みち)』。この店には、代々伝わる不思議な風鈴があり、お人好しの兄弟が働いている。 不思議な風鈴によって、悩みを抱える来客を知る若店長・遊佐和真は、今日も今日とて商売そっちのけで客の問題に首をつっこむ日々。一方、そんな兄を諌(いさ)めるのは、共に働く現実主義者の弟・遊佐隆司。でも、調子のいい兄のペースに乗せられて、いつもいつの間にか協力する羽目に。 そんな二人が働く風鈴屋に、亡くなった夫の想い出を巡ってある老婦人が訪れて……。 これは、風鈴によって人々の悩みを幸せに変える、お人好しな風鈴屋兄弟の物語。
  • ショコラの王子様
    3.6
    仙台駅から列車に揺られて十数分ほどの北岡駅。この無人駅の駅舎内には、ひっそりとショコラ専門店が開いている。店名は「カカオ・クリオロ」。味も見た目も絶品のショコラが売られているのに、なぜか、お客がまったく寄りついていない。 ある日、バレンタインに贈るチョコのことを考えていて自宅駅を乗り過ごし、北岡駅で降りることになった女子高生・翠は偶然、カカオ・クリオロに足を踏み入れる。そこで彼女は、店に客が入らない理由を知ることになる。 この店のショコラティエはイケメンなのに、とんでもない秘密をもっていたのだ……。
  • 彼女のトカレフ
    3.0
    新宿・歌舞伎町のビルから飛び降りて亡くなった母親の形見を整理していた女子高生の摩耶。荷物を探るうちに彼女が見つけたのは、ずっしりと重い、黒光りする拳銃。 トカレフ。 やはり母は、なにか事件に巻き込まれたのだ――。 そう確信した摩耶は母の死の真相を探ろうと、トカレフを手に歌舞伎町へと向かい、ヤクザ抗争に巻き込まれる。 不条理なルール、納得できない暴力――立ちはだかる様々な困難に心折られながらも、歯をくいしばり、死にものぐるいでぶつかっていく摩耶。 そして彼女は、新たな人生を歩き始める……。
  • 雨ときどき、編集者
    4.0
    出版不況にあえぐ大手出版社『仙葉書房』。そこに勤める中堅文芸編集者・真壁のもとに、一通の手紙が舞い込んだ。それは、新人時代からいがみ合いながら共に成長してきた担当作家・樫木重昂からの『遅れてきた遺言』。「真壁、俺の本を親父に届けてくれ――」。 樫木の父親は生粋のドイツ人。日本文学は読むことができないため、作品を翻訳する必要があった。真壁は『遺言』を胸に、超マイナー言語である日本語で書かれた『名作』を、世界に羽ばたかせる決意をする。出版業界と翻訳業界の狭間で東奔西走する文芸編集者の苦悩、その行く末は……!?
  • 土方美月の館内日誌 ~失せ物捜しは博物館で~
    3.1
    月曜日だけ探偵事務所を開いているという博物館『姫神郷土博物館』。大切なものを失ってしまった人は、不思議とこの博物館に集まるという。 名前負けコンプレックスを持つ従業員・沖田総司もそんな風変わりな博物館の縁に引き寄せられた一人。彼は就職詐欺に遭い、途方に暮れていたところを“名前だけ”で見出され、美人館主に拾われた。 「すべてのものには来歴がある」が口癖の館主・土方美月は、卓越した古物知識と新選組をこよなく愛するちょっと不思議な女性。総司は彼女と奇妙な事件を解くうちに、美月が探偵として失せ物捜しをする理由に気付いていく……。
  • 七十年の約束 ~届く宛てのない手紙~
    3.0
    新米新聞記者・仲尾晴人(なかおはると)が病床の祖父・仲尾碧(なかおみどり)からある一人の女性に渡してほしいと託された一通の手紙――それは、67年前に書かれた、祖母ではない「蓮沼閑子(はすぬましずこ)」という見知らぬ女性宛てのものだった。堅物の祖父曰く、恋人でも、ましてや愛人でもなかったという。この閑子という女性と祖父の関係に興味を抱いた孫の晴人は、新聞記者の伝手をたどって、さっそく閑子の孫の水森咲子(みずもりさきこ)と会うことに。 そして、二人はお互いの話を繋ぎ合わせ、在りし日の祖父たちの想いを探っていく……。 手紙に込められていた一つの約束が、深く切なく心に響く感動の恋愛ストーリー。
  • コントロールゲーム 金融部の推理稟議書
    3.0
    日本中から集めた天才奇才を次世代の人材に育成する幕乃宮学園で、マインドコントロールによる集団自殺事件が発生。学園の融資元である帝都銀行から派遣された陣条和久は、成績トップの冷徹な女子高生と共に、事件を調べ始める。警察や諜報員の罠を避けながら、犯人との頭脳戦を繰り広げる二人が暴いたのは、人を破綻に導く脅威の計画だった。
  • あん
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    誰にも生まれてきた意味がある。 どら焼き店の軒先から始まる、限りなく優しい魂の物語 線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。 千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。 徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが……。 偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎、ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩き始める――。 生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。
  • ウイルスファクトリー SE神谷翔のサイバー事件簿 番外編
    3.5
    1巻110円 (税込)
    海外で猛威をふるっている新型インフルエンザウイルスが、日本にも上陸したという。 枯渇している特効薬の増産のため、国内でも最新の設備を搭載した東都製薬の工場が指定され、二十四時間の増産体制に入った。 そんな折、エールシステム社で、のほほんと仕事しているSE神谷翔のところに、公安のミサキと名乗る女性から、奇妙な依頼が舞い込む。 東都製薬の工場が、コンピュータウイルスに感染したとの情報があるため、マスコミ沙汰になる前に、至急、工場に赴いて調査・駆除してほしいという。 工場のシステムのことは分からないと言う翔に、ミサキは「全て遠隔で指示を出す」という。 翔に名乗るようにと渡された名刺には、なぜか、翔の尊敬していたスーパーハッカー、黒川龍の名が。 黒川龍は、「光の道」なる怪しい宗教法人に関わって失踪したきり、表舞台に姿を現していない。 誰がどんな目的でウイルスを送り込んだのか? 無線で話しかけてきた黒川は本物なのか? 任務が完了した暁には、翔の高校時代に失踪したガールフレンドの黒川美咲にも会えるという。 翔はいよいよ美咲と再会できるのか?
  • 首都高の神様
    5.0
    1巻330円 (税込)
    東京23区を中心に、その周辺地域を結ぶ都市高速道路、通称「首都高」。まるで人体を巡る血管のように、24時間眠らない日本の首都を支える道路。その上では、日夜、様々な人が様々なドラマを繰り広げている。タクシードライバー、新人営業マン、地方から出張でやってきた青年…。そんな彼らに訪れた小さな幸せ。それはもしかすると、首都高にいる「神様」が起こした奇跡なのかもしれない…。「首都高」をテーマに綴った、読後、ほんわかと心が温かくなる珠玉の短編集をお楽しみください。この作品は二〇一三年四月二十七日~二〇一四年三月三十一日の間、首都高メールマガジン「東京Slow Style」にて連載された『首都高の神様』に、書き下ろし作品「池袋線のランナウェイ」「料金徴収所」を収録したものです。また、この作品はフィクションであり、登場する人物、および団体は、実在するものとはいっさい関係ありません。
  • 二つの山河
    3.6
    【第111回直木賞受賞作】 かれらも祖国のために戦ったのだから――。 大正初め、徳島のドイツ人俘虜収容所で例のない寛容な処遇がなされ、日本人市民と俘虜との交歓が実現した。真のサムライと讃えられた所長・松江豊寿の生涯を通して、国境を越える友愛を描いた「二つの山河」ほか、二篇収録。
  • 憤死
    3.7
    自殺未遂したと噂される女友達の見舞いに行き、思わぬ恋の顛末を聞く表題作や「トイレの懺悔室」など、四つの世にも奇妙な物語。「ほとんど私の理想そのものの「怖い話」なのである。――森見登美彦氏」
  • LIVE LOVE LIFE
    -
    1巻550円 (税込)
    悠々自適の陶芸作家、清司郎の本当の仕事は『添い寝屋』。添い寝をした相手の夢の中に入り、病気を治す仕事である。
  • ゆうすず丸 認知症からの生還
    -
    1巻550円 (税込)
    認知症の老人が施設から脱出し、美しい瀬戸内海の離島に辿りつき幼子たちと出会った。人のこころと自然が奇跡を生む。
  • パパとお父さん
    -
    1巻550円 (税込)
    同性愛者のカップルの養子になったナツは、世間の執拗ないじめの中で、常識や世間体に囚われない本物の愛を発見する。
  • 撮られたい
    2.0
    1巻550円 (税込)
    現役グラドル・今野杏南が書き下ろす、美しくも淫らなロマンス小説!現役グラビアアイドルだから書ける、リアルな世界観、美しくも儚い、男と女の情交を、女性的で繊細な筆致で書き上げた一作。さらに巻頭には、撮り下ろしのカラーページも収録!【あらすじ】性に対するトラウマを抱える、売れないグラビアアイドル・雨野はな。ある日マネージャーに「女としての色気が無いから仕事が来ない」と、解雇通告を受ける。だがある日、気鋭のカメラマン秋崎楓と出会い、彼に調教されていく度に、彼女の奥に眠っていた「女の性(さが)」が目を覚ましていく……。
  • 春狂い
    3.7
    人を狂わすほどの美しさを内包した一人の少女。父親や男たちの欲望から逃れ女子校に入学するが、教師に襲われ学園を去る。しかし転校先でも同級生からのいじめと教師からの暴行は繰り返され――。やがて少女は安息を求め、教師の前でスカートを捲り言う。「私をあと二年、守ってください」。桜咲く園は、天国か地獄か。誰もが通り過ぎた“あの春”を生きる少女の孤独を描く、美しき青春小説。
  • 途中の一歩(上)
    3.3
    1~2巻606円 (税込)
    仕事一筋なのにヒットが出ない漫画家・覚本敬彦は、独身仲間に説得されて結婚相手を探す合コンに打ち込んでいた。社内恋愛に悩む担当編集者の綾子、不倫を終わらせたい人気漫画家・優、婚活中のOL・奈留美との交流を経て、本気じゃなかった彼にも恋の予感が到来。繰り返しの毎日を変えてくれるたった一人の「誰か」を求めて奮闘する六人の物語。
  • 花嫁
    3.8
    長男が結婚することになった若松家には、不穏な空気が流れている。妹は反対し、父は息子を殴り、母は花嫁に宛てて手紙を書き始めた。花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剥がれていく。愛が契約に、兄妹が男女に、家族が単なる集団に反転し、最後に残るものとは? 信じていたものに裏切られ衝撃に襲われる、恐るべき暴走家族小説。
  • 美都で恋めぐり
    3.0
    彼氏と同じ大学を目指しながらも、受験に失敗し、従叔父(いとこおじ)のいる大阪の大学に入ることとなった友恵。挨拶へ赴くと、従叔父は「黒衣」と呼ばれ、大学教授の「殿下」、女装の大学生「サカイ」と、たこ焼きパーティをしていた。その3人らと大阪ミナミ、京都・東寺の弘法市などを巡った友恵は、美男子で頭脳明晰だが、やけに無愛想なサカイのことが気になっていく……。
  • 家族写真
    3.5
    ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ――男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。あの主人公が同年代の54歳と知って愕然とする「磯野波平を探して」。もはや見ないふりできない肥満解消のため家族でダイエットに励む「肉村さん一家176kg」他。短編の名手による、笑って泣ける7つの家族の物語。
  • 小説 島村速雄 海将伝
    4.0
    バルチック艦隊は、必ず対馬海峡に来る 東郷平八郎を名参謀として支え、日清・日露の海戦に偉大な足跡を残すも、けっして功を語らなかった不世出の海の名将の清廉な生涯
  • 小説 立見尚文 闘将伝
    3.6
    「東洋一の用兵家」と呼ばれた知られざる名将の肖像 桑名藩雷神隊から陸軍大将へ。戊辰、西南の役、日清・日露の四戦場を稲妻のごとく疾駆した名将の颯爽たる生涯を描いた傑作歴史長篇
  • ハタラクオトメ
    3.6
    会社には「男」という謎の生き物がいる――。時計メーカーに入社して五年が過ぎた北島真也子は、女性だけのプロジェクトチームのリーダーに。消費者目線に立って新製品を開発せよとのお達しだが、企画を判断するお偉方は全員男。躍起になっているのは、自慢とメンツと派閥争い……。真也子は無事にミッションを完遂できるのか? 痛快OL小説!
  • 保科正之の生涯 名君の碑
    4.2
    将軍家光の異母弟として悲運の生をうけながら、忠勤と民への慈愛身をつくした、この稀有なる会津藩主の歩んだ清洌な生涯を辿る
  • 鳥の水浴び
    -
    名作『夕べの雲』から三十五年。時は流れ、丘陵の家は、夫婦二人だけになった。静かで何の変哲もない日常の風景。そこに、小さな楽しみと穏やかな時が繰り返される。暮らしは、陽だまりのような「小さな物語」だ。庄野文学の終点に向かう確かな眼差しが、ふっと心を温める。読者待望の、美しくもすがすがしい長篇小説。
  • THE NEXT GENERATION パトレイバー TOKYO WAR 2 灰色の幽霊
    4.4
    光学迷彩を搭載する陸上自衛隊の試製戦闘ヘリ”グレイゴースト”が演習直後に失踪した。ヘリの行方が掴めぬまま、レインボーブリッジに謎の爆発が発生。特車二課関係者たちにあの幻のクーデターが甦る──。
  • 世の流れに抗って・・・
    -
    1巻330円 (税込)
    神野類治は生徒会会長選挙に立候補をしたいと考えていた。彼は新任の校長の教育方針に違和感を覚えている。学校を受験校にするというのだ。そのために、出来る生徒と出来ない生徒のクラス編成をするという。教師らで反対のひともいたのだ。 類治は人を成績で"差別"するのは間違っていると考えていた。だから、彼は生徒会長になり、校長に談判したいのだ。彼の対立候補はクラスの富士勝利であった。彼は受験戦争を認め、一流高校に入れる学校になるのに大賛成であった。彼の父親は世渡りがうまく、出世していた。母親も受験戦争には勝ち抜かねはならない、勝ち組に入るのに執着している婦人であった。 息子も親の影響を強く受けていた。 他方、理想主義的な類治はそのような"差別"を助長することは己の信念からも反対であった。それで、生徒会長に立候補し、生徒の過半数以上の支持を得て、新校長に直談判したいと思っていたのだ。 彼の助っ人には小学校からの友達、類治に好意を寄せる国島きみ子、それに学級委員で、ともに働いた東海林典子がいた。彼女を副生徒会長におし、立候補するのだ、しかし、その過程には色々、不安があった。 立会演説会を乗り切り、有利に展開していると思っていた選挙運動に、思わぬ事件が次々に持ち上がった。そして、類治らの選挙の行方は・・・。
  • 熱帯安楽椅子
    3.6
    恋をしてから、小説が書けなくなった「私」。自分を甘やかしたい。横になる寝台が欲しいのだ。そう言った私に、男友達はバリ島行きの航空券を手配してくれた。暑い国で休んでおいで。行っておいで、あの熱帯の安楽椅子に。そこで出会った男たちと愛しあううち、私の中にバリ島の熱が染み込んでゆく。豊潤で濃密な愛の物語。
  • 色彩の息子
    3.9
    一人きりで目覚めてしまう明け方。私は人の声に触れたくて、知らない誰かに電話をかける。冷たいシーツの上、澄み切った夜明けの青い空気の隙間で溺れてしまわないように――(「顔色の悪い魚」)。色彩が、もし息子たちを生むのなら、五感は、常に心を親にしている。金、赤、青、紫、白、緑、橙、黄、灰、茶、黒、銀。心の中のパレットから選びだした言葉で描きだされた、12色の短編集。
  • 令嬢たちの世にも恐ろしい物語
    4.0
    国王ルイ14世の愛妾モンテスパン夫人は、輝く美貌で栄華を極めていた。そこへ女官見習いとして入ったマリアンヌは怪しい館への遣いを命じられ……。宮廷文化の花咲くパリを舞台に、女たちのどろどろとした愛と憎しみが呼び起こす名高い黒魔術事件。ギロチンで落ちたマリー・アントワネットの首が語る真実。行方不明の公爵令嬢になりすました孤児の運命。華麗にして甘美な殺人譚全四編。
  • 離婚まで
    4.3
    可奈子は、母の呪縛から逃れる為に上京、結婚。仕事と家庭を両立させ、無理解な夫にも優等生妻を続けてきた。子育てに追われる日々に舞い込んだ中学校の同窓会通知。三十年の時を経て、帰郷した彼女の胸に去来する苦い秘密――。人生半ばで過去を振り返った時、女の心に“なぜ、こんな結婚をしたのだろう”という思いが沸き上り……。人生のリセットを決意した女性の深層を描く自伝的作品。
  • 見知らぬ遊戯 鑑定医シャルル(鑑定医シャルル・シリーズ)
    3.8
    満月の夜、亜麻色の髪の被害者。遺留品は、焼いた胡桃と林檎。そして霧――これが、ノルマンディのレミ村で起きた強姦事件と、パリの連続殺人事件の共通点だった。女性憲兵隊員アニエスの要請に応え、分裂気質で人嫌いの鑑定医シャルルが、犯罪心理学を駆使して、犯人の心の暗闇に分け入る……。戦慄のサイコ・サスペンス、〈鑑定医シャルル・シリーズ〉第1弾。
  • ラビット病
    3.8
    天涯孤独で大金持ちのわがまま娘・ゆりと、横田基地に勤めるアメリカ軍人・ロバートは、何もかもまるっきり違っているけれど、心も体もぴったり馴染んだ恋人同士。怖がりで涙もろい純情青年のロバちゃんは、気分屋で素っ頓狂なゆりちゃんに翻弄されてばかり。周囲に呆れられてもへっちゃらで、いつもうさぎみたいに寄り添ってくっついている二人の日々を描いた、スイートでハッピーな連作集。
  • わたしの好きなおじさん
    3.0
    なぜか惹かれてしまう“おじさん”という生きもの。OLが英会話教室で出くわした、仕事ができると噂の課長。フリーライターが取材先で知り合った、恥ずかしがり屋の大学教授。元AV女優が人生最後の旅で声をかけられた、自称英国諜報部員……。人生に行き詰まりを感じている妙齢の女性6人と、個性豊かなおじさんたち。彼らの関わりを、ほほえましく、切なく、そしてエロティックに描く。
  • 桜の首飾り
    4.0
    烈しくも切ない、桜と人生をめぐる7つの物語。あたたかい桜、冷たく微笑む桜、烈しく乱れ散る桜……桜の季節に、人と人の心が繋がる一瞬を鮮やかに切り取った、感動の短編集。ステージママを嫌う子役の女の子(「初花」)、謎多き愛人をめぐる二人の男(「花荒れ」)、見知らぬ女性から「青い桜の刺青の標本を探して」と頼まれる大学資料館のアルバイト(「背中」)……現代に生きる男女の幻想、羨望、嫉妬、自己回復、そして成長を、気鋭の作家が描き出す。
  • 四万十川 あつよしの夏
    4.1
    1~6巻528~748円 (税込)
    四万十川の大自然の中、貧しくも温かな家族に見守られて育つ少年あつよし。その夏、彼は子猫の生命を救い、同級の女の子をいじめから守るためにたちあがった……みずみずしい抒情の中に人間の絆を問いかえした感動の名作。
  • 国道沿いのファミレス
    3.7
    【第23回小説すばる新人賞受賞作】佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など、面倒な人間関係とトラブルが次々に降りかかり……。ちょっとひねくれた25歳男子の日常と人生。
  • ノストラダムスと王妃 上
    3.4
    フィレンツェの富豪メディチ家のカトリーヌは、フランス王太子アンリ二世に輿入れしたものの、夫は寵妾ディアヌの虜。商家の娘と蔑まれ、子供にも恵まれず、宮廷で影の薄い存在だった。自分を守り、権力を握ろうとするカトリーヌは、預言者として評判になったノストラダムスに手をのばす。権謀術数の宮廷大河ロマン。
  • あの日の僕らにさよなら
    3.5
    桜川衛と都築祥子。共に17歳。互いに好意を抱きつつも、一歩踏み出せずにいた。ある夜、家族不在の桜川家を訪ねた祥子は偶然、衛の日記を目にする。綴られる愛情の重さにたじろいだ祥子。何も告げず逃げ帰り、その後一方的に衛を避け続け二人の関係は自然消滅に……。あれから11年。再会を果たした二人が出した答えとは──。交錯する運命を描く恋愛小説。『冥王星パーティ』改題。
  • マリー・アントワネットの恋人
    3.0
    フランスに革命勃発! ウィーンでは皇帝たちが、妹マリー・アントワネットの身を案じていた。美貌の青年士官ルーカスはハプスブルグ家の密命を受け、混乱のパリに潜入する。フェルセンを始めとする貴族たちや革命家、外交の思惑が錯綜し、状況が刻一刻と変化する中、幼馴染みの王妃を守ろうと奔走するルーカスに迫る影。王妃が皇帝に当てた密書とは。激動の二都を舞台に描く歴史ロマン。
  • ブルボンの封印 上
    4.0
    1643年5月の夕暮れ、フランス国王ルイ十三世は死の床にあった。その密命を受けた枢機卿マザランは、馬車に大金を積ませて王宮を出発する。だがポン・ヌフの橋までやってきた時、一人の男をはね飛ばした。これがブルボン王朝を震撼させる事件の幕開けとなったのだった。フランス史上最大の謎といわれ、バスティーユに記録を残した秘密の囚人・鉄仮面の正体をめぐる愛と陰謀の歴史ロマン。
  • 天才ハッカー安部響子と五分間の相棒
    4.0
    ネット上でのなりすましとカードの不正利用の被害に遭った肇。犯人探しの末に辿り着いたのは隣人の美女・安部響子だった。彼女に誘われ、ハッカー集団ラスクの一員として活動を始める肇。トラブルを放置する悪質企業を攻撃して謝罪と賠償を行わせる、世直しともいえる活動は世間の支持を集めるが、警察の捜査の手も迫り……。引きこもり美女と変わり者の青年が大金を狙う、スリリングな快作!
  • ダ・ヴィンチの愛人
    3.4
    15世紀、ルネサンスの街フィレンツェを支配するメディチ家とそれを狙うローマ教皇庁。工房に入った若き天才ダ・ヴィンチは、豪華王と呼ばれるロレンツォの弟、美貌のジュリアーノに魅せられた。兄弟子ボッティチェルリと争いながら、恋と芸術に没頭する日日に忍び寄る陰謀の影。ダ・ヴィンチの才能を花開かせた殺戮とは。モナ・リザを持って逃れたダ・ヴィンチが語る恋と復讐の物語。
  • 令嬢テレジアと華麗なる愛人たち
    3.7
    スペインの石鹸工の娘テレジアは、その美貌で伯父を虜にし、12歳で女の歓びを知った。仏社交界へのデビュー、侯爵との結婚、出産をへて、不倫へ。男性たちを機知と色香で籠絡し、第二のマリー・アントワネットと呼ばれ、数多の有名人を愛人に贅沢な生活を送り、最後は大公后にまで成り上がった――。欲しいものを手にいれ、人生を楽しみ、長寿を全うした、史上最強の勝った女の華麗で波乱に満ちた生涯。
  • 楽園のカンヴァス
    4.6
    ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
  • ぼくと英語とニワトリと
    3.0
    養鶏を営む近郊農家のひとり息子・洋介が、町の中学校に入学して、新しい生活に戸惑い悩みなから成長していく姿を、生活感あふれる描写で追った青春ストーリー。洋介は、中学になって、勉強ことに英語ができない自分に焦りを感じる。授業についていけないだけではなく、毎日の学校生活の中でことあるごとに、小学生の頃には感じなかったサラリーマン家庭との生活感の違いも痛切に感じていた。そんな落ちこぼれかけた洋介を見かねて、クラスメイトの智子が「英語を教えてあげる」と手をさしのべてくれる。半信半疑のまま始めた英語の特訓だったが、智子のおかげでなんとか英語は克服できた。しかしその一方で、農家としてどう生き残っていったらいいか……という難問をも、両親と共に考えざるを得ない現実が洋介にのしかかっていた。現代の農業の問題や、中学生の勉強の悩み、いじめ、恋などをうきぼりにした作者渾身の感動作。

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  • 向かい風に髪なびかせて
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    「交際相手の理想に合わせている自分でいいのかな?」と悩む天然かわいい系の小春、過去の事故が原因で、ある一点を除けば完璧すぎる美貌のローティーン誌モデル・優貴、友人の叔母の影響でばっちりコスメを身につけて中学デビューした夢美、「かなりつきだしたあごをどうにかしたい」と、親を納得させてでも美容整形したい野乃……。気高き中学生の少女四人が抱く、「外見について」の苦悩と叫びを、それぞれの視点から描く。
  • ABC! 曙第二中学校放送部
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    主人公・みさとはアナウンス経験ゼロの、放送部員。しかも2人しかいない零細クラブだ。能天気な顧問と厳しい担任のせいで、毎週火曜日の昼の放送を行うこと、しかも部員を増やさなければならなくなって…。超美少女転校生・葉月の出現で、放送部が大きく変わる。気になる同級生との関係も、目が離せない。温かな描写と、キャラクターたちが美しく輝く、心優しい青春小説!
  • 悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと
    3.6
    1巻1,320円 (税込)
    本書は「猫にまつわる感動体験」を通じて、登場人物が学び、成長していく全4話からなる小説です。「電車の中では読まないで下さい。ラスト30ページ、衝撃の結末に号泣しました」(34歳・女性)の読者コメント通りの感動物語。奇妙な猫との出会いを通して、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」「働くとは?」など人生を深く哲学していく4つのストーリーで展開していきます。それぞれのストーリーは独立しながらも関連しあい、最終話まで読むと一つの大きな物語として完成されます。衝撃のラストは、涙なしには読めません。思いっきり泣いた後、本当の幸せに気づく、そんな「気づきのある物語」です。
  • 球形時間
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    鋭くも愚かしくも聞こえる問いをつねに発している高校生サヤは、ある日の放課後、喫茶店で謎のイギリス女性と出会ってひきつけられる。クラスメートのカツオは、フィリピン人の混血少年と性関係をもちつつも、太陽を崇拝する青年への興味を抑えられない。あっちへこっちへと転がりながら、はからずも核心へと向かってゆく少女と少年の日常を描く、愉快かつ挑戦的な最新長篇。
  • 四万十川 合本版
    -
    1巻3,710円 (税込)
    四万十川の大自然の中、貧しくも温かな家族に見守られ育つ少年あつよしの成長を描いた感動作。映画化された好評シリーズ全6部の合本版。 ※本電子書籍は、「四万十川 第一部~第六部」の合本版です。
  • 長く素晴らしく憂鬱な一日
    3.0
    1巻352円 (税込)
    仕事場から見える「新宿」は、不気味だ。地下鉄駅に佇む「夕子」。蛇をポケットにしのばせる詩人。スピーカーを背中にしょって説教する男。そしてぬめぬめの「新宿シルクロード」を酒場に向かって無気力に旅する男たち―。「新宿」という街は、それら孤独や喧噪や疲労をものみ込んで、また立派な朝を迎えていく。虚実の間を鋭くかつ緩やかに描く現代の「都会の憂鬱」。
  • ジョン万作の逃亡
    3.0
    1巻462円 (税込)
    度々、鎖を引きちぎり、近所の鶏を襲う飼い犬ジョン万作。ある日、必死に追いかけていった先で“真実赤眼教”といういかがわしい宗教の存在を知る。輪廻転生を説くその会に、なんと妻とジョン万作が入信しているのだという―。椎名ワールドの原点となったデビュー小説五作品を収録した夢の一冊。
  • 三ツ星商事グルメ課のあまい罠
    3.3
    桜のつぼみがほころぶ春。 三ツ星商事の悩める社員をとっておきの料理店に招き、そのトラブルを解決するはずの「グルメ課」メンバーは頭を抱えていた……。 グルメ課のリサーチ能力を買われ、人事部長に依頼された「社内の人材調査」の仕事が、実は「リストラ予備軍の粗探し」に利用されていたのだった。 この難局を彼らは一体どう【料理】するのか―――!? オマール海老の炭火焼、山岸豚のグリル、こぼれ寿司、浅草メンチ、大人のショートケーキ、花見こもち、etc。 実在の飲食店と絶品料理が、出会いと別れの季節を鮮やかに彩る、ほんわかグルメ小説! 息抜きグルメマンガも収録。
  • 1通のラブレター。
    -
    地味で目立たない美月。友達も彼氏もいないまま、高校生活も2年目になってしまった。ある日、靴箱に間違えて入れられていた匿名のラブレター。それは学校一の人気者、遊佐くんに宛てられたもの――。こっそり届けようとした美月だけど、遊佐くんに見つかってしまう。自分が書いたものじゃないと言えなかった美月に遊佐くんは――!?

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